サスペンスドラマ2:「94」

電卓刑事

日枝野翔子(黒川智花)はアンティークショップで店長・夏目麻沙美(柴田浩子)と従業員・野口雅伸(六角慎司)から人間国宝の陶芸家・南川万雪(品川徹)作の2000万円の茶碗・夕笹の説明を聞き、滝森啓介(住田隆)が侵入し翔子を人質にし麻沙美が警報を鳴らした。
京都府警捜査一課・土家千佳(高島礼子)は刑事・甲斐杉也(宅間孝行)と主任・古城良夫(螢雪次朗)と刑事・畑中優子(杉浦琴乃)と大村雅也(桝本圭作)らに経費を管理し、経理畑が長くお金に換算して考え電卓を手放さなかった。
刑事らは立ち籠もり現場に行き、古城良夫や甲斐が説得するが駄目で、千佳は電卓を手に「茶碗を2000万円で売っても一生暮らせないと計算し、自首が得だ」と説得し、滝森は投降し、滝森はネットで1000万円の仕事に応募し茶碗を奪う指示を受けたと自供し、ショップの通路で店長・麻沙美の刺殺体が見つかり仕入れたばかりの万雪作の壺を抱え、千佳は帳簿を調べ残金と千円合わず、台所の包丁が兇器で疑問だった。
千佳は麻沙美は野口の解雇を考えるがアリバイがあり、夫・夏目陽三郎(山中聡)を聴取し女性関係を誤解し調査依頼したと知り、千佳と古城は置屋に芸子・小笹を訪ねると翔子で陽三郎とは男女の関係でないと聞き、千佳は滝森から「翔子はトイレに行き人質を野口にし、次に野口がトイレに行った」と聞いた。
人質のアリバイが無くなり、甲斐は陽三郎と翔子との不倫の噂を聞き、千佳と甲斐は万雪を訪問し弟子・富矢直子(井端珠里)と万雪に会い余命短く「兇器の茶碗は偽で、夕笹は昔の作だ」と聞き、置屋で後輩芸子・春菜(畦田ひとみ)から「小笹の母は伝説の芸子・笹尾(寿美乃)だ」と聞き万雪の図柄と笹が同じと知った。
滝森が受けたメールが陽三郎の会社からと判り、千佳と甲斐は陽三郎と春菜から会っていたと知り、野口のマンションを訪れるが留守で川で死体で見つかり自殺を考え、家宅捜索で盗品売買が判り相手の添島三郎(浅田祐二)から盗品の壺購入を聞いた。
<以下、隠し字>
万雪が消え千佳と甲斐は見つけ「笹尾の出産に反対した」と聞き、翔子に万雪の入院を告げ、野口の部屋の千円札の指紋が別人と判り殺害された痕跡が見つかり、翔子に容疑が掛かり自宅で家計簿を見つけ買い物でアリバイがあった。
千佳と甲斐は万雪の工房に行き、野口の盗品仲間の直子が翔子を人質にし「野口を殺害し、万雪を愛するが認められなかった」と告げ、翔子は「病気になった時に母が夕笹を売り、父の作と聞いた」と告げ病院に万雪を見舞った。


監督:濱龍也
脚本:安井国穂
出演者:高島礼子・宅間孝行・黒川智花・杉浦琴乃・桝本圭作・山中聡・六角慎司・住田隆・井端珠里・品川徹・螢雪次朗・柴田浩子・畦田ひとみ・浅田祐二・寿美乃
製作年:2017年


感想: 金の考えが完全に異なる2人が、コンパクトな強盗殺人事件を追う。
裏に芸子と茶碗が絡む。

ヘヤチョウ

警視庁捜査一課15係部屋長・釜本宣彦(内野聖陽)は拳銃自殺した親友の刑事・森山(平野貴大)の妻・百合子(岩崎ひろみ)から忙しく電話を無視したと責められ、東中野署刑事課強行犯刑事・辻本美紀(武田梨奈)は通り魔捜査中に襲われ、釜本の父・和彦(石橋蓮司)の世話をヘルパーに任せ妻・幸江(奥貫薫)は離婚届を残し家出した。
釜本は上司・沼尻聡史(平田満)から襲われた・殉職した辻本警部補の娘の美紀の事情聴取を頼まれ美紀の係長・稲生(浜田学)に会い、東中野署署長・吉沢誠(吹越満)は美紀の責任を追及し、釜本は美紀から犯人の手掛かりを聴取した。
釜本らは現場で岡崎康夫(青山勝)が刺殺され妻・美千代(筒井真理子)はぼう然とし、東中野署の捜査本部で池端(利重剛)と沼尻と吉沢が指揮し、美紀とコンビで地取り捜査を開始し、東中野署刑事・近藤(中林大樹)と対立し、釜本らは近くを聞き込み被害者に女性が居ると聞き、百合子から森山が悩んでいたと聞いた。
稲生に美紀は通り魔捜査参加を断られ、釜本は美紀から稲生が子の病気で悩むと聞き、吉沢が目撃証言を隠し近藤は地取りは効率悪いと告げ対立した。 釜本は和彦の容体が急変し入院させ、通り魔捜査刑事と出会い目撃証言は所轄刑事・野島(細田善彦)だと知り岡崎殺害事件の捜査が行き詰まり、釜本は美紀に通り魔犯の顔を問い「検挙票争いを優先し、人相が交通違反者・黒川健次郎(加藤慎吾)に似る」と聞き、和彦を見舞い妻と森山の心が読めなかったと告げ、釜本は稲生に報告した。
新聞配達員からの目撃情報を釜本は近藤に調べさせ、野島と稲生から黒川は警察関係者息子で捜査本部解散と聞き吉沢と対立し、配達員・四方田修三(毎熊克也)に前科が有り電話先・武藤舞子への電話が途切れ潜伏し、身柄確保したが黙秘し、3時間後に釜本は男を目撃するが通報しないと聞いた。
釜本と美紀は四方田を信じ捜査に連れ花屋店員・仲島洋一(水橋研二)の目撃を聞き、仲島は花を百合子に贈り、釜本と美紀は2人の繋がりを知った、釜本は和彦が危篤と聞き病院に行き幸江に電話し謝った。
<以下、隠し字>
釜本は仲島を同行し取調べ、美千代に同情し岡崎と別れたら一緒になりたかったが岡崎は同意せず、夜に会い説得したが相手にされず刺して強盗に見せかけたと聞き出した、稲生は黒川を逮捕して警察を辞める踏ん切りが付いたと告げた。
釜本は仲島の供述を疑い美千代を取調べ「美千代は仲島に救いを求め、岡崎を刺した仲島を逃がし強盗に見せかけた」と聞き「仲島を逃がした後に岡崎を再度刺した」と告げ、「岡崎わ別れたがり、息子と自分の為に復讐した」と聞いた。


監督:猪崎宣昭
脚本:山本むつみ
原作:飯田裕久「地取り」「検挙票」
出演者:内野聖陽・武田梨奈・平田満・吹越満・奥貫薫・平野貴大・岩崎ひろみ・石橋蓮司・青山勝・筒井真理子・浜田学・利重剛・中林大樹・細田善彦・加藤慎吾・山本道子・水橋研二・毎熊克也
製作年:2017年


感想: 刑事の幾人かが家庭の事情を抱えて悩む。
刑事間の手柄競争が激しい。
捜査の障害も発生する。

ふぞろい刑事

警視庁捜査一課・比嘉兆次(田山涼成)が率いる比嘉班通称・特捜班に広報課・早乙女史朗(村上弘明)が異動し、刑事・新藤晋吉(宮川一朗太)と郷田要(須田邦裕)と屋敷瑠奈(福田沙紀)は乙女さに驚き、刑事・鬼塚桂(真矢ミキ)は比嘉に指示で出動しフリージャーナリスト・中川和也(越村友一)は転落死で、史朗は他殺を疑い「オニケイ」こと鬼塚と中川のアパートへ行き解錠して部屋を捜索した。
早乙女と鬼塚は記者・竹山から「中川は三流記者でガセネタばかりの狼少年」と聞き、弁護士・前田正臣(飯田基祐)から「逆転無罪の『ガーデンビュー美しヶ丘』の事件を取材された」と聞き、新藤と郷田は盗撮犯・田所を調べ「中川はマンションで揉め事で連行された」と聞いた。
屋敷は中川のパソコンから大量のマンション写真と前田と女性との密会写真を発見し、特捜班は中川の交友関係を洗い、早乙女と鬼塚はマンション周辺で聞き込み、主婦らから「603号・前田は505号・高林剛(尾美としのり)と揉め、高林はマンションを建てた『フレックス建設』責任者で前田と同級生」と聞いた。
早乙女は妻・高林真奈美(芳本美代子)を訪ね自宅料理教室に参加し聞き込み前田との関係を疑い、高林は料亭で清水正則(新井康弘)と阿部俊作(近江谷太朗)と会い、早乙女と鬼塚は早乙女の元妻・野坂いずみ(藤吉久美子)の料理屋に行った。
翌日ホテルで前田や逆転勝訴事件の関係者の祝勝会が行われ、前田が逆転無罪事件の被害者の娘・藤本京子(菜葉菜)に襲われ鬼塚が助け、早乙女と鬼塚は前田から密会写真を問い否定され、翌日に前田の死体が発見され、早乙女は母・前田登美江(赤座美代子)から「昨晩電話で事件を暴くと聞いた」と知り、早乙女と鬼塚は高林を調べた。
早乙女と鬼塚の強引な捜査を抑え、野坂は「早乙女は強引な捜査で仲間を殺した」と告げ、特捜班は遺留品の数字と手掛かりを探し、前田が横須賀を往復したと判り、数字がコンテナ番号と判り探し、早乙女は建築資材の裏取引と疑い「前田はマンションが違法建築と知った」と考えた。
<以下、隠し字>
鬼塚は高林を張り込むと早乙女は危険と告げ、高林が取引に行き車に襲われると鬼塚は助けようとして襲われたが写真を撮った、早乙女は真奈美から聞いたチーズケーキを作った。
マンション建設発表会に清水と阿部が出席し、鬼塚と比嘉は電話で規格外鉄筋の証拠を聞き、早乙女は「違法建築を暴こうとした中川と前田を殺害」高林が残した証拠と告発の録音を聞かせ、鬼塚が来て「清水が車で襲った」と告げ、早乙女は中川と前田を殺害したと証拠を見せ、激しく貶し屋敷がネットで配信した。


監督:麻生学
脚本:関えり香
出演者:村上弘明・尾美としのり・芳本美代子・飯田基祐・福田沙紀・宮川一朗太・須田邦裕・近江谷太朗・新井康弘・菜葉菜・赤座美代子・藤吉久美子・田山涼成・真矢ミキ・越村友一
製作年:2017年


感想: 乱暴で気が短い刑事コンビ。
状況証拠で先に進む。

忘却のサチコ

文芸雑誌「さらら」編集者・佐々木幸子(高畑充希)の結婚式に編集長・白井智昭(吹越満)と編集者・橋本玲奈(逢沢りな)と大野恭助(重岡漠)らが出席し、完璧な仕事ぶりから鉄の女と呼ぶが結婚は意外と話した。
結婚式で母・佐々木和代(ふせえり)からお色直し中に花婿の俊吾が手紙を残して失踪したと聞き、翌日に通常通り出勤した幸子は「俊吾」の名が頭から離れず街を歩いても頭から離れずショックを受けていたと気付き、幸子は定食屋へ行き定食を頼み、鯖の味噌煮定食を食べると幸子は衝撃を受け、幸子は玲奈から人間らしい食事だと聞き「俊吾」の忘却の為の手段と考えた。
数日後に幸子は和代に会い、大御所作家・松岡淳二(鹿賀丈史)と電話で打ち合わせ、坂の取材に行き写真を撮った、幸子は長崎のソウルフードのトルコライスの店に部活の中学生と運動してお腹を空かせてから行き、トルコライスをどんどん食べた。
幸子は俊吾を忘れられず、「さらら」の忘年会で幸子が司会して松岡が挨拶したが時間で止めて、進行に気を止めすぎると注意され、繁華街に松岡を送り「結婚相手に逃げられ何故何もしないか」「無駄が嫌いか」問われ、SM倶楽部に連れられ「人は筋書き通り行かない」と聞きそれが作家の仕事と思った。
<以下、隠し字>
幸子は自分の仕事を思い出して忘年会に戻り女王様になり場を仕切り進行させた、翌日に幸子は「俊吾に呼び止められた事」を思い出し、おばあちゃん(大方斐紗子)とそば屋に行き干し柿を貰い俊吾を思い出した。
新年になり幸子はまだ俊吾を忘れられなかった。


監督:山岸聖太
脚本:大島里美
原作:阿部潤
出演者:高畑充希・ふせえり・吹越満・逢沢りな・重岡漠・大方斐紗子・鹿賀丈史
製作年:2018年


感想: 無駄が嫌いな女性が主人公。

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