サスペンスドラマ2:「11」

100の資格を持つ女(7)

西郷美千花(渡辺えり)は多くの資格取得に励む警察事務職員で、資格の知識で小山田刑事(草刈正雄)や課長・栗林中道(笹野高史)の手柄に貢献した。
渋谷中央署に、松本の警官殺しの件で刑事が訪ねてき、容疑者は森山鈴子(小沢真珠)で6年前に不倫相手の傷害事件で小山田が逮捕しており、当時鈴子は不倫相手の子どもを妊娠し出産を薦めた小山田は、ショックを受けた。
松本南署では、老舗そば屋「桑田庵」に勤める鈴子が女将・桑田景子(大島さと子)の弟で警察官の桑田謙一(田中隆三)から、鈴子の前科を娘・優奈(伊藤栞穂)に言うと脅され刺殺したとみていたが鈴子は否定し、課長・栗林に内緒で松本に赴き取調べの様子を見た小山田は鈴子が犯人ではないと思った。
小山田は職員の美千花に潜入捜査をたのみ、そば打ちの資格を生かして美千花が就職し西村と田中由香(遠藤久美子)と北沢八重(西尾まり)に紹介され通信販売の堂本直彦(大浦龍宇一)にも会った。
店も営業を再開し、鈴子も証拠不十分で戻るが景子は鈴子に2週間以内に出ていくよう言い、嘆く鈴子が優奈の面倒も見ないのを美千花が怒り気持を入れ替えると言った。
美千花は堂本の事務所へ期日を過ぎた売上げ金の催促で来たが、松本署の刑事が来て謙一殺害現場付近で、堂本のバイクが目撃され、謙一も月1度来ていたらしい、鈴子の前に優奈の父で鈴子の昔の不倫相手・安西保(森下能幸)が来た。
翌日も堂本からの入金はなく田中が美千花に家庭の事を相談し、鈴子が事務所に出向きファックスを目にし、その晩美千花は堂本と景子が会っているのを目撃し、連れだって病院にゆき堂本は景子を脅迫し、美千花は堂本に気づかれ帰り道にバイクに襲われた。
翌朝、美千花は堂本のバイクを目撃したが周囲を見ると堂本の死体があり小山田が駆けつけ、鈴子に事情を聞くが言わなく松本南署に連れられたが黙秘した。
<以下、隠し字>
美千花は鈴子が東京に行った事をしり小山田が調べ、景子が弟と仲が悪く弟のためにお金を渡し、美千花は病院に行き宮下牧子を見つけるが、店に戻り安西に会い昨日鈴子が行った場所を知った。
小山田がそこに行き、松本南署に宮下牧子の件でストーカーに襲われた事で申し入れを行っていると聞き、犯人が軽い刑になり原因が桑田謙一の無視の可能性を聞いた。
田中と優奈がいなくなり、景子は桑田謙一の件で堂本に脅されており、田中はストーカー被害で死んだ女性の姉で自殺を考えるが、・・・・・。


監督:吉川一義
脚本:塩田千種
出演者:渡辺えり・草刈正雄・小沢真珠・大島さと子・田中隆三・伊藤栞穂・笹野高史・遠藤久美子・西尾まり・大浦龍宇一・森下能幸
製作年:2013年


感想: ソフトでユーモアで、後半に急に話が進むという定番だ。
ただ主人公の設定が面白くかつ都合が良い。
そもそも、そんな資格があるのかと思ってしまう。

100の資格を持つ女(8)

バツイチの子持ち・西郷美千花(渡辺えり)は資格取得に励む渋谷中央署事務職員で、資格の知識で事件解決のヒントを見つけ・小山田刑事(草刈正雄)・課長・栗林(笹野高史)・関根刑事(山崎樹範)らを助けていた。
川越市の殺人事件で、迫田加奈子(手塚理美)のレストランシェフ・大牟田祐樹(森岡豊)が被害者で、加奈子は1年前の渋谷未解決殺人事件重要参考人で小山田は所轄署で担当刑事・香川(小沢和義)に追い返された。
1年前の被害者は加奈子の夫の弟の道彦と先妻の娘・星羅で、加奈子と血の繋がりはなく、加奈子の夫・俊一は重病で加奈子は治療費金策中で、道彦の家から700万円が盗まれ身近な人物として加奈子が疑われた。
美千花は加奈子のレストランへ就職し、加奈子は義弟・道彦の妻・迫田真美(国生さゆり)と義父の迫田英介(小野寺昭)とも事件以来揉め、従業員・宮島妙子(寺田千穂)は加奈子が星羅に体罰の噂を話し、レストランの閉鎖で大牟田と口論し、真美は役員の自然食品営業所を開く計画を決めていた。
店を守りたい加奈子は英介と対立し、妙子も若手シェフ・斎藤守(浜田学)も大牟田殺害時のアリバイはなく、加奈子に英介はレストランの閉鎖を通告した。
美千花は店の車から、大牟田のレシピ帳と妙子の預金通帳を見つけ1年前の事件後700万円が振り込まれ、美千花は加奈子と幼稚園長・飯島(篠崎勝)と会い2人から星羅のわがままを庇ったのが英介に誤解されたと聞き、小山田から楢崎と妙子の関係調査を指示され、斎藤は妙子から1年前大牟田にアリバイがないと聞いていた。
<以下、隠し字>
美千花が妙子の死体を見つけ、小山田が以前に斎藤と妙子が同じ店にいたと言い、小山田から呼び戻され斎藤は無関係で大牟田が楢崎と妙子の偽名口座を開き、加奈子が大牟田と妙子殺しで自首したが整合がなく美千花は誰かを庇っていると思った。
美千花は大牟田のレシピ帳から、真美と大牟田祐樹の関係を知り、木の実で美千花は犯人を知り、真美は山荘で英介に捕らわれたが警察が助け英介は自供し、加奈子に時間稼ぎを頼んでいた。


監督:吉川一義
脚本:塩田千種
出演者:渡辺えり・手塚理美・国生さゆり・小沢和義・森岡豊・浜田学・寺田千穂・小野寺昭・山崎樹範・草刈正雄・笹野高史・篠崎勝
制作年:2014年


感想: 誤解と偽証の重なりは複雑。
無関係な登場人物は殆ど登場しない。
イタリア語は判らない。

100の資格を持つ女(9)

バツイチで2人の子持ち・西郷美千花(渡辺えり)はリストラの備えで資格取得に励む渋谷中央署事務職員で、刑事・小山田(草刈正雄)や課長・栗林(笹野高史)や関根(山崎樹範)らと話し、殿山優子(川村ゆきえ)が自宅で殺害され天ぷらと餡が検出され、和菓子コーディネーターの資格を持つ美千花は福島県会津郷土食・天ぷら饅頭と推理し部屋に会津塗りの品を見て、小山田・関根は会津若松へ行った。
優子の会津塗り汁椀は老舗漆器店・ふじわら屋長男の蒔絵師・藤原良夫(東根作寿英)の作品で、店は良夫と妹・奈緒子(雛形あきこ)と母・雅子(松本留美)がいて優子の写真を知らないが小山田は疑問で、ふじわら屋の面接で美千花は不合格だが介護検定の資格を持ち車いす生活の雅子のヘルパーで藤原家に住み込む事になった。
翌日に美千花は雅子と奈緒子と奈緒子の高校後輩・野本波留(菜葉菜)の紹介で東京の市田企画社長・市田英恵(川上麻衣子)へ行き、藤原家愛蔵の漆器を売る話が進むが、良夫が来て止めたが原因は良夫が会社の金を着服し仕事もしない事だった、美千花は良夫の部屋で優子の写真を見つけ、小山田も目撃情報を入手し良夫は磯田洋子と名乗る優子と婚活サイトで知り合い1000万円を貢がされたと告白した。
良夫は優子殺害の容疑者で警察へ連行され否認し共犯も浮かび、市田が奈緒子を漆器売買で東京に誘い、板垣(蟹江一平)を警察が検問し、市田を奈緒子が訪ね礼を述べ、良夫が休み美千花は雅子を連れて参り祠で波留を発見し病院に運ばれ重体で板甫牡蛎殻が落ち波留の電話で100番電話され、男の身元が判り、美千花は奈緒子から波留や父の事を聞き、美千花が良夫に家族を頼み東京へ戻り、板垣が同行聴取で優子に騙され友人を呼び携帯で本名と住所を知り、会いに行き先に殺されていたと言った。
<以下、隠し字>
別の詐欺人から黒幕から指示と判り、小山田は優子の友人が会津と言い赤べこを言うと、美千花が波留が持つと言い板垣も波留と言い、美千花は板甫牡蛎殻販売所と市田企画が側と知り、関根が15年前の市田の父の死の事故で藤原の父も死んだと知り、小山田は市田企画で偽名リストを見つけ、美千花は板甫牡蛎殻が会津漆器の材料と知り小山田を販売所に行かせ、小山田らは奈緒子を探し、奈緒子は市田に結婚詐欺の黒幕と告げると逃げるが小山田らが逮捕し市田は父の死の藤原の父絡みの恨みを言い、美千花は身分を明かし優子殺害と波留傷害は奈緒子と言うと自供した。


監督:吉川一義
脚本:塩田千種
出演者:渡辺えり・雛形あきこ・川上麻衣子・東根作寿英・川村ゆきえ・蟹江一平・菜葉菜・松本留美・山崎樹範・笹野高史・草刈正雄
製作年:2015年


感想: 資格を知識とする主人公が、細部から真相に近づく。
思いつきが当たっても良いじゃないのミステリ。
実際のアリバイ等は検証されない。

100の資格を持つ女(10)

バツイチで子持ちの西郷美千花(渡辺えり)はリストラの備えで資格の取得に励む渋谷中央署事務職員で小山田刑事(草刈正雄)と栗林(笹野高史)と関根(山崎樹範)らは呆れ、管轄内で居酒屋チェーン勤務・神谷麻里(万善香織)が転落死し、署で所持品を見た美千花が独り暮らしだが家の鍵が無いと気づき、麻里のアパートで小山田は麻里の死亡時刻にドアが開く音がして、勤め先蔵富久渋谷店でエリア長・尾崎(中上雅巳)と副店長・小島怜子(中島ひろ子)を聴取し評判が悪く、3月後に目黒店で尾崎が強盗殺害と聞き、社長・浅岡(升毅)が会見し、目黒北署管轄で情報が少なく小山田は美千花に潜入捜査を頼み、美千花は調理場のパートとなった。
蔵富久は店舗スタッフは女性のみで、店長は昇格した怜子で板長の田中成実(中山忍)が調理場で採用し、美千花は鍵の保有者を店員から聞き、新エリア長に刈谷(金山一彦)がなり、美千花は女性に恵まれた蔵富久だが裏ではパートから社員になる工作の悪い噂があり、怜子は尾崎とホテルに行く関係だったが悪化し目黒署は疑い、怜子には入院中の息子・雄太(宮島朋宏)がいて、死亡した麻里が息子の発熱で休ませず病気が悪化し怜子は麻里を恨んでいた。
美千花は成実の調理や盛りつけで銀座で働いていたと言い当て、目黑店が売上げ上位で記念品を貰い、真由美(吉井怜)に渋谷店の様子を聞き、美千花は成実の服の汚れが落ちず記念品のハンカチを調べに若月留美(黒坂真美)の店に行き、成実から板前の父に憧れたが割烹店で男性料理人の方が客に喜ばれると聞き、美千花は典子(伊勢佳世)から刈谷と尾崎が取っ組み争ったと聞き、知った小山田は目黒署に情報を求め刈谷が聴取され、小山田は尾崎の遺留品の鍵に麻里の家もあり合同捜査になった。
美千花は早出で店で刈谷が重傷で見つけ側に根付があり、買主が田中千鶴で訪問すると轢き逃げで死に亀井戸店長で麻里と同級生で、遺留品手袋を調べ尾崎と一致し、美千花は写真でトナーのインクを見て麻里の母(久保田民絵)を訪ねると昨日に来た者がメモリーを持って行ったと聞き留美の写真を見つけ前はホステスで南と名乗り、美千花は成実が伊勢出身と知った。
<以下、隠し字>
成実が刈谷を見舞い、美千花は麻里の母から来た者が田中成実だと聞き、店で成実が辞表を出したと聞き、成実が浅岡を裏帳簿で脅し、美千花が来ると浅岡が成実を人質にしたが小山田らが逮捕し、成実は話しを聞き襲われ尾崎殺害し命じた刈谷を傷つけたと自供した。


監督:吉川一義
脚本:小木曽豊斗
出演者:渡辺えり・中山忍・中島ひろ子・金山一彦・中上雅巳・山崎樹範・升毅・黒坂真美・笹野高史・草刈正雄・万善香織・宮島朋宏・吉井怜・伊勢佳世・久保田民絵
製作年:2015年


感想: パートと正社員トラブルが主体に進む。
後半で、次々と動機が現れるが、物証がない。
最後に突然に、急展開する。

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