サスペンスドラマ2:「38」

医療捜査官 財前一二三5

横浜埠頭でブティック経営・藤田亜美(比企理恵)の溺死体が見つかり、川崎南署・六車刑事(石倉三郎)と有馬刑事と神奈川県警・五十嵐刑事(西村雅彦)に医療捜査官・財前一二三(高島礼子)は死斑から殺された後に運ばれ遺棄と推測し司法解剖を行った。
五十嵐刑事は課長・瀬戸警視(北村総一郎)と会い、解剖の結果で肺に温泉水と胃に玉砂利も有り、亜美の夫・莞治は別居中で亜美は総資産数百億の北野ホールディングス会長・北野裕一郎(藤木孝)の長女だった。
裕一郎の入院先の野比温泉が胃の温泉水と同じでキタノ温泉病院で一二三らは院長・大倉かなえ(戸田恵子)から亜美は資金繰りで訪ね、他の子供の長男・一尋(矢島健一)と次男・三晴(津田寛治)と次女・茜(猫背椿)も裕一郎が入院後は来ていて、3人は裕一郎の遺産目当てに互いをなじり、五十嵐と六車は遺産相続争いを疑い、一二三はかなえから裕一郎の恋人・柿沢美登里(一柳みる)を紹介され、温泉水を採取した。
一二三は五十嵐を母・財前百代(草村礼子)に縁談を断る口実で会わせ、裕一郎が亡くなり病院に行き、美登里が救急搬送され裕一郎の2時間後に亡くなり一二三は角膜混濁を見たが不審点はなかった。
弁護士でもあるかなえが裕一郎の子供を集め遺言を発表し、財産の5分の4を美登里に残りを子供で均等に分け、美登里に娘・柿沢真白(白羽ゆり)が居て、一二三が美登里を真白の承諾解剖し、かなえは7年前息子の事件弁護後の息子自殺後弁護活動は止めていた。
<以下、隠し字>
美登里に毒殺の疑いが見つかり、一二三と五十嵐は玉砂利を探し足湯を疑い、真白を訪ね一酸化中毒を見つけ温泉病院に緊急搬送し、殺害に来た三晴を一二三らが逮捕した。
亜美にギャンブル損失を横領で埋めたのを知られ、足湯で証拠が見つかり、美登里に自身の持病の薬をすり替えた。
一二三は美登里の死亡時間に疑問を持ち真白の証言で、かなえが美登里の犯行時間をずらす細工をし、7年前の事故の被害者が真白の父だった。


監督:赤羽博
脚本:入江信吾
原作:酒井直行
出演者:高島礼子・西村雅彦・戸田恵子・矢島健一・比企理恵・津田寛治・猫背椿・白羽ゆり・一柳みる・藤木孝・草村礼子・石倉三郎・北村総一郎
制作年:2014年


感想: 医療と法律と捜査が微妙にあやつる。
突き詰めすぎない方が楽しめる。
最後は定番に終わる。

守護神・ボディーガード 進藤輝3

高級マンションで住人・小坂真由が殺害され、マンションに住む会社社長・橘(金子昇)の依頼で若林が、民間ボディーガード会社PPGの進藤輝(寺脇康文)と服部社長(伊東四朗)と大崎(佐藤二朗)と和田デスク(小倉久寛)と真壁(柏原収史)と長久保吉乃(平田薫)と山本(染谷将太)は橘の妻・茜(青山倫子)と娘・結愛(安藤美優)の警護にあたることになった。
進藤らはハイプロファイルで警備し、橘は万事ビジネス主義で評判は悪く、茜が留美(紫吹淳)や加奈(伊藤つかさ)らセレブ仲間と会うときもPPGは警護し序列があった。
森崎(斉藤陽一郎)が結愛に近づき進藤が拘束し、その隙に雑賀(田中護)が茜を襲い山本が負傷し、警察は通り魔を疑い、森崎は橘の前妻の夫で進藤は通り魔の可能性が低いと考え橘は警察沙汰を避け、進藤は森崎を訪問し妻・香織(伊佐美紀)が入院で悪く、茜は元モデルで橘の会社は急成長していた。
真壁が再び姿を現した雑賀を捕えたが300万円で茜殺しを請け負い、小坂は茜と間違え殺害と自供し、橘は麻布警備を雇い久木田(倉田てつを)が指揮を取り、PPGは外廻りを担当させられたが麻布警備は杜撰で、スポーツジムで茜を不審者が襲い進藤と真壁が防ぎ、結愛が自分でタクシーで病院に迎い香織と会った。
警察の宮川(伊吹剛)が服部に犯人が又ネットでの請負と言い、茜は進藤に結愛が現実を理解していないと言い、進藤は時間は買えない話すが、若林は橘がPPGを解雇したと伝え、進藤・真壁・吉乃らは納得出来ず、進藤は犯人を捕らえる事を考え、和田が橘個人が会社の金で信用取引に失敗し、全てを見直し始めた。
<以下、隠し字>
進藤はセレブ仲間に小坂の事を聞き、茜が嫉まれていて、留美に橘や茜との関係を聞き、和田は留美の過去を調べ進藤はクラブでマダムから事情を聞いた。
進藤が茜から若林が結愛を連れ失踪と聞き、進藤は警察にNシステムの協力を頼み、山中湖で若林の死体が見つかり、橘に誘拐犯から電話が有り橘は金を渡すと破滅と言うが危険を承知で茜が出かけた。
和田から山中湖の別荘を聞いた進藤は全てが判り、茜が行くと森崎と男がいて捕らえるが結愛はいなく雇ったのは若林で、宮川と進藤と茜は山荘に留美を訪れ橘との結婚を逃し、留美は茜に蔑まれたと思い込み、・・・・、茜は全てを捨てて結愛を助け・・・・。


監督:松田礼人
脚本:友澤晃一
出演者:寺脇康文・青山倫子・紫吹淳・金子昇・柏原収史・染谷将太・平田薫・佐藤二朗・伊吹剛・安藤美優・斉藤陽一郎・倉田てつを・伊佐美紀・伊藤つかさ・小倉久寛・田中護・伊東四朗
制作年:2014年


感想: 実行犯が特定出来ない設定で、動機も歪む。
顔の見えない犯人から警備する設定に近い。
ドラマ的にまとめるが、そちらはおまけか。

刑事 ガサ姫3

歌手・サミー原田(ミッツ・マングローブ)の音楽教室で特命捜査対策室第五係・姫野瑶子(戸田恵子)と竜崎(的場浩司)が練習し、服部(竜雷太)と本宮(misono)と坂本(岩永洋昭)が芝居と話し、サミーの声と事件当時の声を比較して、姫野らは家宅捜査を始め、「ガサ姫」係長・姫野瑶子と家宅捜索専門の捜査班で物証を捜しあてた。
姫野瑶子と夫・健夫(黒田アーサー)は娘・由加里(荒井萌)が人気ブランド「プリティーハート」の読者モデルに合格しファッションショーに出演する事になり、調べるがディレクター・風間亜希子(中山忍)が忠告し、楽屋でチーフディレクター・深沢多恵(松尾れい子)が連絡違いに激怒し、アシスタント・松本春香(南明奈)は連絡を忘れ、花屋・青木紀明(田中幸太朗)を怒鳴りつけ、「プリティーハート」社長・越水(保阪尚希)が来てショーが始まった。
多恵がステージ上で倒れ死に、鑑識・荻原(木庭博光)がジャケットに毒針を見つけ殺人と断定し、越水はチーフは妬みを買うと言い、姫野は舞台で殺人の理由を考えた。
毒物がクラゲ毒で、ディレクター・亜希子はチーフだったが多恵に奪われ確執があり、元夫と多恵は恋人同士だった、多恵が副社長・門田(岡田浩暉)とも付合い門田は恨みはあるが犯行は否定し、春香がブログで多恵への殺人予告を載せストレス発散と言った。
誰も動機はあるが決め手に欠け周辺を調べ、姫野は越水が記者会見を開くと連絡があり、会見が始まるが越水は倒れ手口は同じで椅子に針が仕掛けられた。
<以下、隠し字>
姫野は会社に亜希子を訪ね、越水と多恵の婚姻届けが見つかり、姫野は春香から越水から金を強請る積もりと言い証拠は彼氏・工藤が持っていったと言い家宅捜査をすると動物マニアでイグアナや爬虫類がいたがTシャツを見つけた。
門田と亜希子が次期社長を争い、門田が毒の中毒死しそばに花束があった。
服部は5年前にパリで吉川葉月自殺事件で越水・門田・深沢多恵が同時に居て、姫野らは葉月の母・正恵に会い遺品に針がなく男と付き合っていて「NAOKI」から青木と判った。
姫野らは青木紀明の家宅捜査を行い葉月の絵と手紙を見つけが、殺人の証拠がないが姫野は葉月の好きなカサブランカの花に目をつけ証拠を見つけた。
姫野は亜希子を訪ね、業者として入れた影の共犯と言い・・・。


監督:藤尾隆
脚本:三上幸四郎・谷口純一郎
出演者:戸田恵子・的場浩司・竜雷太・中山忍・保阪尚希・岡田浩暉・misono・岩永洋昭・荒井萌・黒田アーサー・南明奈・松尾れい子・田中幸太朗・木庭博光・ミッツ/マングローブ
制作年:2014年


感想: 家宅捜査専門班で物証主義は判り易い。
それ以外は逆に特徴はない。
物証が必ず残る保証も薄い。

事件救命医2

IMAT・日向晶(玉木宏)とSIT・影浦琢磨(田中圭)が銀行立てこもり事件で会ってから1年半後、日向は港東医科大学病院でセンター長・大蔵(伊武雅刀)と美山ゆかり(貫地谷しほり)らと勤務を過ごし、心臓移植を待つ17歳の少女・橘亜紀(杉咲花)はIMATで命を助けた少女でドナーが見つかり主治医・西郡彩香(森口瑤子)と手術予定で父・橘克己(山崎一)に手順を説明した。
荒井(高橋克典)と紗弓真理(水野美紀)は大蔵に日向のIMAT適正検査を言い、影浦は上司命令違反で警備部になり、元警察官僚政治家・福沢(清水章吾)のSPを命じられ、福沢は26年前の東京スカイランド爆破事件の担当課長で迷宮入り張本人と言われ、福沢が都バスの視察にくる予定だった。
当日、亜紀の心臓移植手術は西郡が執刀を開始し助手で日向と美山も加わりドナー心蔵が届くが突然に爆発し、同時刻に福沢が急に乗り込んだバスが動き出したが、都バスの中で男が影浦に銃を突きつけ、謎の武装集団にバスは乗っ取られた。
西郡は日向と美山と大蔵に代替人工心臓の使用を提案し、手配し到着まで人工心肺でもたせ、大蔵は日向と紗弓にバスジャック事件にIMAT出動を要請し、美山が代替人工心臓を取りに向かったが、美山は犯人らに拉致された。
日向とSIT・車田(小野了)から影浦の同乗を聞き、バスジャック犯は密着取材を続けさせバスを走らせ、荒井と紗弓は目的が判らず16時まで動くとだけ答えるが、バスで病人が起き、影浦は日向がバスに乗るという言葉を聞いた。
バスは武蔵野飛行場に向かい、日向は強引に乗り移り患者を治療し追加薬品を要求し、影浦は飛び降り本部に報告し犯人・戸倉(大東駿介)を特定し指導者を見つけ外部病院に向かい、バスの通り道から福沢の春香誘拐事件が浮かびテレビで再調査要求が出た、身の代金を取られ幼児が誘拐され冤罪の可能性があり福沢が処理を急いだ。
<以下、隠し字>
美山はバスジャック車に乗せられ行く先は港東大学と言われ、福沢が脳ヘルニアを起こし、バスを止めると心臓移植は間に合わなく、日向はバスを止めず大工からドリルを借りてバス内で手術を始め助けた。
影浦と紗弓が着くと患者は昏睡状態で影浦はパソコンを調べ、バスは港東大学に着き犯人はSITが逮捕し、影浦は首謀者・西郡を探すが西郡は代替人工心臓に爆破物を起き、橘に20年前に春香事件を語り真相の告白を聞いて資料を出した。
日向は西郡に医者に殺人は出来ないと言うが、西郡は爆破させ日向に後を託し自殺し、西郡は自身の心臓が適合する診断書を残し、日向は亜紀の手術を成功させ、西郡が残したものは春香の映像だった。


監督:根本和政
脚本:林宏司
出演者:玉木宏・田中圭・貫地谷しほり・伊武雅刀・高橋克典・水野美紀・森口瑤子・杉咲花・清水章吾・大東駿介・山崎一・小野了
制作年:2014年


感想: ノンストップ・サスペンスだ。
問題が多すぎる元警察官僚故に、犯人の目的が絞れない。
伏線は多くなく、サプライズ結末を楽しむ。

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