サスペンスドラマ2:「72」

検事・朝日奈耀子(17)

東京地検・朝日奈耀子(眞野あずさ)は検察事務官・大山聡(内藤剛志)と宮崎礼子(大島さと子)の店で医師免許と検事は難しいと話し、病院長・小笠原(石丸謙二郎)は外科医・片岡(比留間由哲)から外科医・長澤結衣(平愛梨)と結衣の亡父・秀夫(新田純一)を尋ねられホステス・北原香織(小沢真珠)に片岡を紹介し、片岡は結衣に結婚式の延期を言いビルで会うと告げ、片岡が屋上から落下死し「NAGASAW」のネーム入り万年筆が見つかり目撃者が結衣を屋上に見て降りて救命処置を聞き、警察は結衣を連行した。
耀子と大山の検事室に結衣が片岡の殺人容疑で送致され黙秘し、万年筆に片岡の指紋のみ有り、結衣はビルの屋上に行ったのは転落後で犯行は黙秘し、捜査を開始し現場の防犯カメラから結衣が屋上から1階に降りた時に頭部を押さえ足がふらつくと見た、小笠原を聴取し万年筆は結衣の15年前に死んだ父・秀夫が使ったと聞いた。
小笠原は片岡の勤務データ偽装を命じ、耀子は休みが疑問で秀夫の死を調べ毒物自殺で公表されず最近に片岡が調べ、耀子は結衣の突発性難聴を疑い精密検査を指示し、熊谷の結衣の母・紀子(前田美波里)を訪問し秀夫は15年前に看護師・奥寺久美(中村綾)にセクハラで訴えられ苦に服毒自殺を図り、万年筆は片岡に譲ったと聞き、日高(大和田獏)が風邪薬を貰いに来て結衣の無実を信じていた。
耀子は結衣が難聴と知り、大山にビルの侵入方法を探らせ、片岡の担当患者・奥寺久美が直前に死んだが15年前に小笠原と写る写真に片岡が驚き、勤務データ改竄を知り、結衣を聴取しエレベータで目眩を知り登りは階段を使い時間を要すと判り不起訴にし、小笠原に久美を尋ね15年前のセクハラ疑惑と小笠原の咳き込みを気にしアリバイを聞き、香織から小笠原のアリバイを聞き咳き込み、結衣が紀子を訪ね日高が迎え片岡が15年前の真相に近づいていたと知り、耀子と大山は片岡が香織のバーを訪れたと知りアリバイを確認し曖昧で、結衣が小笠原に15年前の事件を疑うが証拠が無いと否定した。
耀子と大山は小笠原の身柄確保を指示したが毒物遺体で発見され加湿器が作動し、パソコンに遺書があり秀夫殺害と片岡殺害が書かれ、結衣を聴取し爪に形跡がなく犯行は否定し、女性の不詳指紋が見つかり捜査員の風邪症状を聞き耀子は加湿機を調べ感染菌が見つかり、紀子に毒薬保管状況を調べると小笠原殺害を自供したが否定し、結衣が毒薬を持ち出し庇うと聞き、紀子は香織の写真で秀夫の葬儀で見たと思いだした。
<以下、隠し字>
耀子は結衣を訪ね医師を辞めると知り、秀夫が死に執刀予定患者が死にその恋人が香織で、小笠原と久美との写真で揉め疑うが、香織が遺体で発見され中毒死で高熱で発症し小笠原訪問と判り、毒薬入手が疑問で高熱に感染した日高の痕跡が小笠原の家で見つかり15年前に借金で困り小笠原に頼まれ紀子より医療に専任した秀夫を殺害し、香織に小笠原を殺させ香織も殺害したと認めた。


監督:津崎敏喜
脚本:田中孝治
出演者:眞野あずさ・内藤剛志・大島さと子・平愛梨・前田美波里・石丸謙二郎・大和田獏・小沢真珠・比留間由哲・新田純一・中村綾
制作年:2016年


感想: 都合よく病気が絡み犯人が特定される。
医師と向かい合う個々の考えをも描く。
偶然が多いのは仕方ないかどうかの境だ。

仮釈放の条件 出口の裁判官 岬真斗香

元警視庁生活安全課・岬真斗香(伊藤蘭)は地方更正保護委員で金沢に赴任し、委員長・松本満佐雄(竜雷太)と事務員・大場晴恵(伊藤かずえ)と会い3人の過半数合議制と聞き委員・小原秀樹(佐野史郎)と会い、最初の案件で1年半少年刑務所に服役する船川哲矢(平岡拓真)の仮釈放の審査に当たった。
真斗香は哲矢から、「飲食店客・初瀬雅則(中山峻)から脅され金を払い妹・美帆(北香那)と生活し多額になり、当日に殴られバットで撲殺と反省し」、保護観察官・守口(川野太郎)や弁護士・根津(青山勝)らへの調査で反省と聞き、初瀬の妻・佳代子(大島蓉子)は復讐を恐れ反対し、小原は疑問点を上げ松本は情報収集と言い真斗香は更生に期待し、委員会で仮釈放を決めた。
哲矢は出所し保護観察となり、亡き父の旧友で友禅作家・稲葉(名高達男)の工房で働きはじめたが1週後に哲矢が行方不明になり、真斗香は事件の前に交際した大学生・豪畑百合(冨手麻妙)から「哲矢は5年前に転落死の父・勇太(新井康弘)が直前に毎晩男女2人組が来て話し、疑問を持っていた哲矢は2人を探し男が初瀬雅則と突き止め、父の復讐で殺したと自首前に話した」と聞き、石川県警・穂積刑事(小木茂光)から佳代子の遺体発見で凶器から哲矢の指紋が検出され無責任だと責められたが調査を進め、初瀬夫妻と勇太との密談で哲矢が聞いた「金」「本町」を調べ、勇太の死の10日前に3人組が現金を積んだとされる畠森建設・ワゴン車を襲った事件で第3の人物の存在を疑った。
真斗香は畠森建設の汚職を知り、晴恵から犯人が発した言葉が鹿児島弁と聞き、稲葉に尋ね守口が稲葉の知り合いと知り、保護観察官・南田から守口が自ら担当と聞き、真斗香は稲葉の情報で小原と出かけ守口の5年前の事件に関わり借金に追われたが返済したと告げバンガローで拘束された哲矢を見つけ、守口に拉致されたと穂積に話すが無視された。
真斗香は松本が他の案件を処理を聞き、穂積を説得するが守口が首つり死し自殺と言われ、真斗香は哲矢に初瀬が2度殴られ最初が弱く美帆と告げると認め、哲矢が初瀬から勇太殺害を認め殺されかけ美帆が殴り止め逆に襲われ哲矢が殴り殺したと聞き、真斗香は小原に自身の夫を殺した前科者と哲矢の現実を重ね合わせた。
<以下、隠し字>
真斗香は小原の情報で勇太の友人を訪ね内部告発を知り、穂積に協力を初瀬夫婦に求めたと知らせ佳代子の家を調べ犯行時に入院と判り和服の写真を見つけた、真斗香と小原は稲葉に初瀬夫婦を勇太の告発に紹介し初瀬らが裏切り守口と3人でワゴン車襲撃を告げると、友禅コンクール入選不正で脅され加わり自首を求めた勇太殺害を聞いた、佳代子は真相を知らず復讐を恐れ守口が殺し、哲矢を助けたく殺害を図った守口殺害を聞いた。


監督:金佑彦
脚本:土屋保文・蛭田直美
原作:姉小路祐「セカンド・ジャッジ」
出演者:伊藤蘭・佐野史郎・伊藤かずえ・小木茂光・名高達男・川野太郎・平岡拓真・北香那・新井康弘・大島蓉子・青山勝・中山峻・冨手麻妙・竜雷太
制作年:2016年


感想: 物証なく信じるヒロインと冷静に対処する仲間の更正保護委員を描く。
元警察官の設定で、事件捜査させる。
随分といい加減な過去の事件の扱い過ぎるが、その解明はドラマ的だ。

ソタイ2・組織犯罪対策課

岡本和美(古村比呂)は田村幸子(芦川よしみ)と山口と工場に向かい、六本木署組織犯罪対策課=ソタイ警部補・二本松進(遠藤憲一)は相棒・比屋根真里(とよた真帆)と危険ドラッグの密売組織・勝野(辞本直樹)を追い、上司・作田(平泉成)が二本松の反対を押し切り命令し黒澤刑事(岡田浩暉)・柏原刑事(浪花ゆうじ)と西岡刑事(日向とめ吉)らと二本松らはドラッグ製造工場に突入し、パート職員らは確保したが、勝野に逃げられた。
二本松と真里は勝野の車が乗り捨てらた報告が入りトランクに男の死体を発見し捜査1課が調べ管理官・原恵(かたせ梨乃)警視が二本松らを捜査本部に加え、ソタイが確保者を聴取するが勝野の居場所は不明でパート職員らは知らず、捜査会議で遺体が元暴走族サブリーダー・吉岡(平田雄也)と判明し、現場でレシートを拾っていた二本松は勝野と吉岡が六本木の中華料理店に出入りと掴んだ。
恵らは吉岡の口の中に真珠1粒見つけ風習から中国系の人物が事件に絡むと推理し、傷の形で消化器を考えドラッグ工場で見つけパート職員らを聴取し、二本松は六本木を調べバーでSの歌手・麗麗淡(Sharo)に中国語会話の内容から龍明琳と聞き、二本松と真里は訪れ呉永漢(三浦誠己)に尋ね、二本松らは恵から防犯カメラの映像から逃走車運転者・加藤(浅見小四郎)の居所を知り貧困街で見つけ聴取し製品を六本木の事務所に運搬する役目で、家宅捜索当日に吉岡と会えず翌日行き勝野と逃走し死体を発見し勝野は見て怯えたと聞いた。
二本松と真里は恵から真珠と中国系の人物を聞き互いに隠したと言い合い、東京湾で勝野の撲殺遺体が見つかり遺留品から立入先を調べ勝野と拉致男らが見つかり、勝野の胃の内容物と龍明琳の香辛料の鑑定を依頼し一致し、二本松は自宅で元妻・深野仁美(中島ひろ子)から吉岡を取材したと記事を見せられ、麗麗淡が呉に近づき二本松の家に来て情報を知らせた。
<以下、隠し字>
恵は鑑識の報告を聞き、パート職員らが釈放され、二本松と真里は呉が行く工場を張り込み清水義幸(吉見一豊)を見つけ呉が来て、二本松が会話を録音し急ぎ工場を調べ凶器を見つけ、作田が恵と取引し一斉捜索を決め、二本松と真里は交通誘導の和美を見かけ、翌日呉を尾行し工場に踏み込み逮捕し、二本松と真里は逮捕者が勝野殺しは認めたが吉岡殺しは否認と聞き、二本松は仁美に吉岡の5年前の暴行事件を聞き、和美と会い白真珠ブレスレットを捜査後しない訳を聞くと息子を虐めた中心人物の吉岡を見つけ謝罪を要求するが否定され殺害したと自供を聞き、恵が逮捕した。


監督:皆川智之
脚本:佐伯俊道・梶原阿貴
出演者:遠藤憲一・とよた真帆・平泉成・古村比呂・岡田浩暉・中島ひろ子・吉見一豊・芦川よしみ・三浦誠己・かたせ梨乃・Sharo・斉藤悠・浪花ゆうじ・日向とめ吉・本郷壮二郎・辞本直樹・平田雄也・浅見小四郎
制作年:2016年


感想: 組対課と捜査1課の捜査方法の違いがぶつかる。
互いの捜査が噛み合うときに次第に、組織犯罪が明らかになる。
組織の最後まで届くかどうか、殺人との関係はどうかが残る。

マザー・強行犯係の女~傍聞き~

羽角啓子(南果歩)は秋月浩司(柄本明)から夫を恨む放火犯・牧田が出所後のお礼参りと聞き夫の遺体を見た、3年後10月15日に建設会社勤務・阿川明美(由梨乃)が10月18日にフリーター・神田朱美(木嶋のりこ)が殺害され顔に口紅で×印が描かれ、杵坂署強行犯係主任刑事・羽角啓子は新任の刑事・黒木駿(皆川猿時)に娘・菜月(濱田ここね)を心配され、啓子の自宅の2軒隣りに住む羽角フサノ(佐々木すみ江)が居空き事件被害に遭い現金と昨日拾った腕時計が無いと聞き、犯行時刻に傷の男が目撃された。
啓子は菜月に、2年前に逮捕し傷を負わせた横崎(高橋和也)の出所を告げるが家事をしないと怒られ、傍聞きを側で漏れ聞いた話しは信じ易いと言い、歌舞伎界のプリンス・桐生の恋人で読者モデルの女子大生・澤井夏蓮(瀬戸さおり)が遺体発見され鑑識課管理官・秋月と会い、顔に×印が書かれ同一犯と見られ、捜査会議で刑事課長・八生(佐戸井けん太)が管理官・田神(丸山智己)らに連続殺害と話し、啓子は夏蓮だけ×の書き順が違い別人の犯行を指摘すると、田神が朱美殺害現場の毛髪が3年前に殺人で逮捕し無罪になった木場(杉山ひこひこ)と一致し確保に自宅に行くが居なかった。
田神と八生から木場の捜査を命じられた啓子だが夏蓮の身辺調査を始め、秋月は部下から夏蓮の携帯情報を聞き、啓子らは母・澤井梓(星ようこ)を聴取し、警務課長・伊丹(田中要次)に呼ばれ留置所で警官・斎藤(松下洸平)からフサノ宅の居空きで捕まった横崎に会い、秋月は田神に夏蓮の携帯から人物探しを言うが木場の確保が先と断られ、啓子は菜月に謝罪するが口を利かず横崎の危険を告げた。
第4の殺人被害者・中村すずねに×印が書かれ、啓子は秋月に夏蓮だけ書き順が異なると話し電話情報を聞き、黒木が夏蓮のネット中傷の書き込みを見つけ現代の傍聞きと考え、小柴由香利から夏蓮の中傷と中学生時代の同級生殺害と恨む人間が多数と聞き、自殺騒ぎを知り夏蓮の当時担任・温井(日野陽仁)から須藤恵利奈が飛び降りと聞き、恵利奈の母・渡辺郁子(高橋ひとみ)に夏蓮の関わりとアリバイを尋ね、啓子は横崎を面会し斎藤同席で居空き犯が判り出所と言われ、鑑識に写真のガラスに映り込んだ人物解析を頼み、伊丹から斎藤が休みと聞き射撃のチャンピオンと知り写真の腕時計で横崎の狙いを考え居空き事件と通り魔事件が繋がった。
<以下、隠し字>
啓子と黒木はフサノが腕時計を拾った場所で監視カメラで人を見つけ、啓子は木場を遺体で掘り出し来た田神と八生に真犯人が木場に罪を着せ殺害し、夏蓮以外の殺害は斎藤で居空き事件の腕時計は斎藤が取り戻したと言い、黒木が斎藤宅から朱美の口紅を押収し、啓子と黒木は秋月から解析結果を聞き、田神が撃たれ、啓子と黒木は斎藤を逮捕し、啓子は出所した横崎から現場で斎藤を見て信頼する啓子に伝えたと聞き、郁子が温井を刃物で襲い恵利奈の死の理由を尋ねると啓子と黒木が来て夏蓮事件は1時間前に起き夏蓮が浮気隠しに作った偽のアリバイで警察が間違い、夏蓮に電話を掛けた人物の写真を見せ郁子の胸のネックレスがガラスに映り込み、郁子がネットで夏蓮のいじめを知り問うが相手にされず殺し温井が遺書を隠したと自白を聞き自殺を止めた。


監督:筧昌也
脚本:若村匡子
原作:長岡弘樹「傍聞き」
出演者:南果歩・皆川猿時・高橋和也・佐戸井けん太・丸山智己・濱田ここね・夙川アトム・星ようこ・松下洸平・瀬戸さおり・日野陽仁・田中要次・佐々木すみ江・高橋ひとみ・柄本明・由梨乃・木嶋のりこ・杉山ひこひこ・植木祥平
制作年:2016年


感想: 幾つかの「傍聞き」を含む。
4つの通り魔殺人事件と、泥棒事件と過去の事件を追う。
上司方針と、自身の考えを同時に捜査し、鑑識と協力する。

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