サスペンスドラマ2:「13」

再捜査刑事・片岡悠介5

警視庁刑事・片岡悠介(寺島進)と奥村澪(原沙知絵)の特命捜査対策室は未解決事件継続捜査部署で悠介は誘拐事件に興味を持った。
捜査一課刑事・本田勇蔵(不破万作)と警部補・榎本香織(南果歩)らは銀座クラブママ・倉田典子(遠野なぎこ)殺害現場で「ビョ・・・ケイコ・・・ミエ」の死直前の言葉を聞き、黒百合があり、関係者に病院長夫人・横山恵子と美容院オーナー・柏木美絵と、同棲中恋人の病院検査技師・田上憲一(金子昇)がいた。
片岡美知恵(吉行和子)を生徒だった松島雪子(音無美紀子)が訪れ、悠介に松島は美知恵が悠介を心配していると言った。
本田から12年前の金沢の未解決誘拐事件の再捜査を頼まれ、悠介と澪は金沢に行き石川県警・竹下から、「12年前に宮坂茜(加々美瑠菜)の溺死体が見つかり、老舗旅館社長・宮坂勇(金山一彦)と若女将・藍(佐藤藍子)のひとり娘で、犯人の電話の脅しで勇の母で大女将・澄乃(根岸季衣)が通報しなく身代金を渡したが連絡なく、勇の愛人が容疑者だが勇といたアリバイがあり、名は倉田典子だった」と聞き、悠介と澪は榎本に倉田典子の過去を話し黒百合の事を聞いた。
女将の集まりで澄乃・勇と旅館を離婚され加賀友禅作家になった旧姓「嶋村」藍が出会い、勇の死体が見つかり所轄刑事・浅野直樹(金子貴俊)と悠介と澪は黒百合を見つけ、澄乃は藍が犯人と言い黒百合は否定し、嶋村藍は金沢に帰っており悠介は茜の部屋の写真に黒百合を見つけた。
榎本は捜査本部に浅野と悠介と澪も参加し、倉田典子と宮坂勇の死に関係があり、再度悠介と澪は金沢に行き加賀友禅会館で「藍は傾きかけた老舗旅館を伝統文化と繋げ復活させたが、澄乃が不満で家庭内不和と誘拐の責任をおわせ藍を離婚し、老舗旅館は再度傾いた」と聞き澪は誘拐絡みで典子と勇を殺害なら藍が何故犯人かが疑問で、田上は榎本と本田に勇が典子を訪ね金を要求されていたと言った。
藍は悠介と澪に、「12年間誘拐犯を探し続け、解決出来ていない警察が不満で、毒やアリバイなしで疑われても納得出来ない」、黒百合の屏風の用途も話し勇から復縁を迫られ金沢に戻ったと言った。
<以下、隠し字>
悠介は「ビョ・・・ケイコ・・・ミエ」の意味で榎本に詳細を聞き、「屏風」だと考え典子の12年前の供述に時間的な穴を見つけ典子が実行犯で勇が共犯だと可能と判った。
悠介は茜の縛られた写真を科捜研の一二三祐希(吉田羊)に鑑定依頼し植木職人が使う縄かけ結びと判り典子が結んだ物も同じで、榎本は典子の部屋の屏風を思い出し悠介は藍の言葉から告白文を見つけたが、一二三は最近誰かがほどいて読んだと言った。
悠介らは、典子と合鍵を渡す関係の松島雪子と茜の墓で会い、松島が読んだ告白状で「12年前誘拐事件の犯人が典子と勇で事故で茜が死に、澄乃に打ち明けると老舗旅館の為に隠す事を命じられた」と知り、悠介は澄乃は藍の事を後悔していると語った。
雪子は典子に自首を勧めたが拒否され殺し、勇につきまとわられると藍が困ると考え勇を殺したと自供し、聞いていた藍は母が島村を追い出された事だけ知っており、・・・。


監督:長尾啓司
脚本:佐伯俊道
出演者:寺島進・南果歩・原沙知絵・金子貴俊・不破万作・吉田羊・佐藤藍子・根岸季衣・遠野なぎこ・加々美瑠菜・金山一彦・金子昇
製作年:2013年


感想: 個性キャラクターが活躍して、そのやり取りが見所だ。
事件は複雑さと、微妙さが重なり、じっくりと適当が混ざってしまった。
サスペンス的には整理が必要だろう。

再捜査刑事・片岡悠介(8)

料理評論家・前島美雪(瀬戸早妃)が刺殺され桜木春美(三浦理恵子)に夫・敏彦(原田龍二)の行方を聞き、5年後に警視庁再捜査班・片岡悠介(寺島進)は母・美知恵(吉行和子)と同じ班の奥村澪刑事(原沙知絵)と浅野刑事(金子貴俊)に高校時代の恋愛を笑われた。
春美に料理人・二階堂(池田政典)が言い寄り死体で発見され、本田刑事(不破万作)が春美を同行し、悠介は科捜研技官・一二三祐希(吉田羊)から事件の遺留物から5年前に死んだ春美の夫・敏彦の指紋検出の連絡があり、敏彦は5年前に美雪刺殺事件容疑者で逃亡したが、数日後飛び込み自殺を図り死体は不明だが被疑者死亡で終結していた。
二階堂殺人事件で本田刑事を訪ね取調室の春美を見て、悠介は初恋の女性と驚き戸惑う春美のクセから嘘を見抜き敏彦が生存し関わると確信した悠介は班長・姉川恵津子(あめくみちこ)の許可で5年前の美雪事件の再捜査を開始し刺殺現場を調べ敏彦の店を二階堂が次ぎ評判が悪いが、神崎涼子(黒田福美)の神崎フーズに入り5年続けたと知った。
春美が釈放され娘・里奈と悠介が迎え、春美は美雪の評論で風評が起きて涼子が乗っ取りに来たが証拠がないと言い、里奈が最近に不審な男を見て、5年前に敏彦に女性と写る写真を見せ、悠介は写真の解析を祐希に頼み、澪と浅野は美雪の評価が神崎フーズ傘下になると極端に変わると知り、祐希から写真が秩父と聞き、東酒造で銀行派遣員・川田から矢崎日名子(遊井亮子)に任せ、東早苗が5年前に消え美雪の風評で売上げが下がり、恵津子が二階堂事件の証拠品を預り手帳が破かれ祐希に持ち込み筆跡痕で言葉が出た。
美知恵が文字を語呂合わせと言い悠介は緯度と経度と知り秩父山中を掘ると白骨と万年筆が見つかり早苗と判り、日名子が早苗が敏彦といたと話し当時の新作発表会資料を借り、悠介は春美と敏彦を見かけ、美知恵から万年筆の持ち方を聞き祐希に最調査を頼んだ。
警察は涼子の部屋を家宅捜索し凶器等を見つけ、祐希が涼子の指紋を見つけたが周囲が拭き取られ疑問と言い、涼子の容疑が深まり遺体で見つかり春美が逮捕されたが否認し敏彦の可能性が生じた。
<以下、隠し字>
再捜査班は涼子の犯行の裏付け捜査したが悠介は疑問で、敏彦が逮捕され悠介は5年前に春美との信頼関係がなく偽装自殺し最近早苗の失踪を知ったと聞き、二階堂が春美に言い寄るのを見、涼子を殺したと自供を聞くが春美から敏彦の背中でないと聞いた。
再捜査班に悠介は万年筆が疑問で発表会録画で涼子が万年筆を使わされ、川田に殺害と言うと、涼子に買収され早苗に知られ殺し美雪に見られ涼子を脅し殺させ変装し涼子を殺したと自供させ逮捕させ、悠介は敏彦と春美に素直になれと説教した。


監督:伊藤寿浩
脚本:深沢正樹
出演者:寺島進・原沙知絵・金子貴俊・あめくみちこ・吉田羊・吉行和子・三浦理恵子・原田龍二・黒田福美・遊井亮子・池田政典・瀬戸早妃・不破万作
製作年:2015年


感想: 5年前の再捜査だからまだ近い。
悠介の初恋が微妙に絡みそうで絡まない。
物証がなかなか見つからない。

再捜査刑事・片岡悠介(9)

警視庁再捜査班・片岡悠介(寺島進)は母・美知恵(吉行和子)と、奥村澪刑事(原沙知絵)と浅野直樹刑事(金子貴俊)と結婚詐欺を話し、美知恵が元妻・田所智子(床嶋佳子)と悠介の事を話し、朝に死体を本田刑事(不破万作)らが調べさゆりウエディング専務・井出(ガンビーノ小林)の名刺を見つけ社長・磯部小百合(渡辺梓)と秘書・竹之内(河合我聞)を聴取し近々結婚するが相手は紹介されていないと聞いた。
悠介と浅野をジャーナリスト・関川朋美(星野真里)が見つめ、警視庁科捜研・一二三祐希(吉田羊)は井出殺害事件の鑑定を頼まれ、悠介は朋美と会い刑事と知ると「男と女の事件簿」の協力を頼まれ、姉川恵津子班長(あめくみちこ)と澪と浅野に連れ、朋美は「5年前に同棲中の椿山太(福島彰吾)と落合久瑠実(佐藤詩子)が死亡し、椿山が久瑠実を絞殺後に自分の胸を刺し死亡となったが、関係は良好で自殺ない」と言った。
悠介は恵津子に反対されたが、澪や浅野と朋美と現場で捜査資料で調べ久瑠実の遺体の首傷跡が不思議で、一二三から久瑠実がネックレスの上からマフラーで首をしめられと推測され、傷の形状が井出のブレスレットと酷似と指摘され、悠介は本田刑事から井出事件の情報を聞き女が結婚詐欺と考え、5年前の事件発見者・村山里奈(愛原実花)から久瑠実の宝石店の知り合い井出を知り、井出の結婚相手が朋美と知るが連絡が途切れた。
悠介らは料理店「おぼろ月夜」で二瓶(大鶴義丹)から久瑠実と椿山を聞くが井出は知らず、店員・石塚から朋美が二瓶から調べ姿を消したと聞き、悠介は一二三から朋美からペンに指紋を採取し井出の遺留鞄の指紋と一致し、澪は朋美が浜松出身と考えホテルに行くと智子と会い朋美が半年前に秋野繭子(大河内奈々子)が来てから辞めたと聞いた。
悠介らは戻り繭子から朋美の7年前の恋人・原口が暴行事件容疑者で目撃者がいて会社を辞め別れ原口が自殺と聞き、被害者が久瑠実で証言が椿山と知り朋美に知らせたと聞き、小百合がミス野沢菜で原口の勤め先から独立し、小百合と竹之内に会い井出と原口は面識は有ったと聞くが朋美は知らず、竹之内が撲殺され悠介は本田らから朋美の容疑を聞き、小百合は竹之内との交際を認め、悠介は朋美から原口が井出を調べた理由を探り竹之内を尾行したが見失しなったと聞き、原口から贈られた指輪を借りたが、朋美が逮捕され悠介も聴取された。
<以下、隠し字>
悠介らは二瓶と朋美の話しの食い違いを調べ、野沢菜料理が多くポスターが1枚無く、一二三に拡大させミス野沢菜を見つけて指輪を鑑定し合成品で安価と知り、小百合が二瓶と会い20年前の出会いと野沢菜を話し殺そうとすると、悠介らが来て止め小百合が売った宝石が合成品で安価で、不正を知った原口を井出と罠に掛け自殺させたが、井出と小百合が椿山と久瑠実に金を要求され殺害し、井出に脅され続け二瓶に殺害させ、気づいた竹之内も殺させたと言った。


監督:伊藤寿浩
脚本:深沢正樹
出演者:寺島進・原沙知絵・金子貴俊・あめくみちこ・吉田羊・吉行和子・星野真里・床嶋佳子・渡辺梓・大河内奈々子・福島彰吾・佐藤詩子・ガンビーノ小林・大鶴義丹・河合我聞・不破万作・愛原実花
制作年:2016年


感想: 謎解き要素が強いが、不自然な伏線も多い。
全体にコミカルな作りで、パターン化を避ける。
時代性の小道具が関係しないので、古くなり難い。

再捜査刑事・片岡悠介(10)

週刊誌記者・田沼典孝(柳憂怜)が殺害され刑事・本田勇蔵(不破万作)らが調べ、再捜査班刑事・片岡悠介(寺島進)は母・美知恵(吉行和子)から聞き看護師・川越明日香(清水由紀)に「病院長・北林麻弥子(いしのようこ)の濡れ衣を晴らしてほしい」と頼まれた。
理事長・北林美鈴(左時枝)は「10年前に麻弥子の夫で前病院長・北林昭一郎(川野太郎)が河口湖近くの崖で転落し事故死で処理されたが、1月前から麻弥子が殺した噂が流れた」「1昭一郎はホステス・常盤秀美(宮地真緒)と不倫旅行し、旅館で麻弥子と秀美が大ゲンカして、昭一郎は逃走し翌日遺体で発見された」「美鈴は差出人不明手紙と血痕らしき付着岩の写真が添えられた」「昭一郎が死亡した時刻に麻弥子は警察署で事情聴取を受けていた」。
片岡は科捜研・一二三祐希(吉田羊)に岩の写真の鑑定を依頼し、田沼殺害事件の兇器を調べ容疑者・桐山竜二(石橋保)を調べ中で、姉川恵津子班長(あめくみちこ)に反対されたが奥村澪刑事(原沙知絵)と浅野直樹刑事(金子貴俊)と河口湖に行き捜査し、旅館仲居・中井から麻弥子と秀美が大喧嘩して自身が警察を呼んだと聞いた。
片岡は捜査資料から発見者が桐山竜二と知り、本田に田沼殺害容疑を問いアリバイがあると聞き桐山を聴取し、片岡は一二三から「美鈴に送られた岩の写真から田沼の指紋が検出された」と聞いた。
片岡らは美鈴と麻弥子から「田沼は麻弥子の好意的記事を何年も書いていた」美鈴が明日香から片岡に依頼したと聞き、編集者・飯塚泰敏(春田純一)に田沼を問い麻弥子が金を支払った疑いがあり、一二三から写真の撮影場所を聞き岩を見つけ死体移動を考えた。
片岡は佐竹久留美から「昭一郎と麻弥子が対立したが昭一郎が死に、麻弥子難病を助けられ」と聞き、片岡らは秀美を聴取したが否定された、夜に桐山が殺害され、本田らは秀美が桐山の部屋で目撃され調べアリバイが有った。
<以下、隠し字>
片岡は死亡時間の偽装工作を知り10年前も類似と考え、麻弥子がレンタカーを借りたと判り仲居に確認し、片岡らは麻弥子と秀美を河口湖に呼び出し「麻弥子は秀美の母を看取り、昭一郎が秀美に言い寄り揉み合い岩で頭を撃ち死に、麻弥子は連絡を受けた」「麻弥子は昭一郎を車で暖房し、2人で昭一郎が生きていると見せかけた」と告げた。
麻弥子は事故死に見せかけたが、田沼と桐山が介入し死体遺棄し、麻弥子と秀美を恐喝したが殺害は否定し、片岡は黒幕がいたと告げ、本田は飯塚を黒幕で田沼と桐山殺害と取調べた。


監督:伊藤寿浩
脚本:深沢正樹
出演者:寺島進・原沙知絵・金子貴俊・あめくみちこ・不破万作・吉田羊・吉行和子・いしのようこ・宮地真緒・左時枝・春田純一・清水由紀・川野太郎・柳憂怜・石橋保
製作年:2017年


感想: 10年前と現在の事件を関係者を調べる。
捜査的には、論理性は薄く、サスペンス色が濃い。

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