サスペンスドラマ2:「51」

大江戸捜査網2015:第1部:隠密同心誕生

田沼家上屋敷に老中・田沼意次(嗟川哲郎)を多数が訪れ賄賂が横行し、若年寄・意次嫡男・田沼意知(高知東生)が斬りつけられ数日後死に、瓦版・善太(林家三平)が伝え、米不足で天明の打ち壊しが起き北町同心・秋草新十郎(松岡昌宏)らが対応し、遊び人柵三郎こと・十文字小弥太(高橋克典)が逃がし、旗本寄合席・内藤勘解由(里見浩太郎)ら幾人かが見た。
秋草と十文字は闘うが互角で十文字は勝負を止め捕らわれ、内藤は不知火お吉(夏菜)に聞いた通りと気に入り、秋草は北町奉行・町村典膳(榎木孝明)から斬り捨て御免を許され、十文字は牢で騒ぎを起こすが内藤が世直しに働けと誘い、白河候松平定信(加藤雅也)に代わると告げ、十文字は命を預け内藤の合図で魚屋・お吉と蘭学医・榊原長庵(柄本時生)が現れ仲間と言い、内藤は隠密同心の名を与えた。
定信に代わっても悪は絶えず、十文字の長屋のお美津が母弟を残し奉公に出て、中州新地に化け物が出ると言われ、集合の合図があり飲み屋に集まり内藤は田沼の残党を疑い探索指示が出て、先に新しい仲間を送り込んだと言った。
十文字と榊原は中州でお美津に会い、茶屋で芸者玉龍こと・稲妻お竜(藤原紀香)が客の相手をし男らが絡むと浪人・井坂十蔵(村上弘明)が助け、十文字と榊原は絵草紙屋こと・田沼早苗(波瑠)会い店主こと・平賀源内(小林稔侍)と抱え絵師と言いこと後の葛飾北斎の・春朗(永井大)は絵の具の色は秘密と言い、白塗り男らが暴れ井坂と十文字と榊原が止めお吉とお竜が来て追い払い、お竜が十文字と榊原に挨拶した。
お吉は町村と白塗り男らの話しを聞き、井坂も仲間と十文字らに挨拶し、お吉は中州で誰かを探し襲うと言い、絵草紙屋が引っ越しを始め、町村と白塗り男らが火事を起こしお美津が斬られ、十文字が見つけ5人は町村と白塗り男らに斬り込み一味を殺すが町村は逃げ、秋草ら奉行所が来た。
騒ぎは奉行所が適度に片付け目的も不明で、定信に将軍の父・一橋治済(西村雅彦)が訪れ将軍・家斉(小澤亮太)が女に溺れ政治は無関心と言い、家斉の正室・近衛亮子(小芝風花)に付き人・松島(かたせ梨乃)が側室が増えたと伝えた。
定信が襲われ、隠密同心らは正体不明と話し逃げた短筒使いの男が落とした女物の根付けが手掛かりで井坂は気になるが十文字とお竜に答えず動き、秋草らの奉行所も不明で、榊原が中州の火事で拾った燃えない布を十文字に見せ作れるのは平賀源内だけだが10年前に死んだと言い、十文字は絵草紙屋を思い出し、お竜は賭場で根付けを持つ浪人(宮川一郎太)を見かけ尾行すると井坂が山川喜八郎と呼び元手下で事情を聞くと、採掘の出水で責任をなすりつけられ国を追われ、今は金に困っていると言った。
牢から出され金で腕を買われ、家族の離散と言うとお竜が現れ、井坂は逃がすが秋草に斬られ、井坂と秋草が斬り合うが奉行が来て捕らえ拷問にかけ、お竜が十文字と榊原に伝え黒幕は「奉行」と呼ばれ、3人は火事を起こし井坂を助けると秋草が来て戦うと小屋に閉じ込められ火薬に火をつけられ小屋は爆発した。
<以下、隠し字>
定信が襲われるが隠密同心らが迎え討ち首謀者の名を聞き、奉行・町村と川路左太夫(小沢正義)が待つと隠密同心らが来て奉行一味と斬り合い秋草が来て、一味に井坂が黒幕を聞くと川路に殺害され、内藤は1万両の加増は定信と一橋だけと言い、一橋は川路に娘を見つけ出せと言った。
お吉は中間部屋の賭場で一橋に定信は邪魔と聞き、隠密同心らは秋草から過去を聞き仲間に誘うが井坂は不満で、秋草は山川の供養の後と言い、お吉は将軍世継ぎの落馬死の疑問を言い馬の贈り主は一橋で定信暗殺の可能性を疑い中州の件も誰がいたか考え、早苗らも中州の火事を疑い、十文字は早苗らが忍びに襲われた所を助けたが消えた。


監督:猪原達三
脚本:山本むつみ
出演者:松岡昌宏・高橋克典・里見浩太郎・波瑠・小林稔侍・永井大・加藤雅也・藤原紀香・夏菜・柄本時生・村上弘明・西村雅彦・小沢正義・笹野高史・新川優愛・
製作年:2015年


大江戸捜査網2015:第2部:隠密同心、吉原に潜入

吉原で秋草は山川喜八郎の娘・智鶴(谷花音)を見つけ死を伝え、吉原田圃で男が殺され、榊原がお結に物を送ると倹約令で気が詰まると言い、花火師・信介が奉行に制約を受けたと言い、善太が定信の不満を言い、内藤が不審な死が多いと探索を指示し黒幕を探らせ、十文字とお竜は吉原を調べ様子が違い花魁道中で花魁が絵草紙屋娘・早苗と知り、秋草は智鶴の雇い主から期限を切られ、一橋は早苗の居場所を知った。
お吉と榊原にムササビの源八が斬られ来て井坂は指の汚れを見つけ、源八は「中州」と言って死に榊原が火薬を見つけ中州を疑い、お竜は早苗こと浮舟太夫に近づき阿波の旦那が迫り嫌われるが床入りを迫り中州で見かけたと言うと、巴屋(鶴田忍)が妨げ十文字が姿を現すと源内らが来て、早苗は昔の事を憶えていて吉原で働かす事にした。
石川島・人足寄場を井坂が探ると秋草と会い替え玉で金になると言い智鶴の身請けを言い秋草は時々人足がどこかへ移されると告げ旧参・孫六(近藤芳正)から中州と聞き、十文字は巴屋で働き浮舟太夫が襲われ十文字とお竜とお吉と榊原と井坂が迎え撃ち追い払い、榊原は源内を見つけた。
隠密同心らは浮舟太夫らと話し、源内が姿を現し田沼意次の残党で、隠密同心も名乗り早苗が信じ意次の娘と名乗り出生を隠していたと源内が告げ、早苗が痣を見せ中州で探していたと気づき一橋の配下の根来衆が狙い、目的は定信追い落としで早苗が鍵を握ると言い、隠密同心らは中州を疑った。
定信は島津(伊吹吾郎)が娘の家斉正室・近衛亮子から一橋の洋式銃の要求を聞き、徳川しか見えていないと話し、十文字と榊原と井坂が人足に化けて中州に忍び込み火薬と金鉱石を見つけ、人足は口外無用と言われ出ると斬られ、お竜とお吉が来て戦うと内藤が来て定信が詮索無用と言い、内藤は銃で囲むが隠密同心らは逃げ、定信は内藤に自分で始末し火薬は詮索するなと言い、自身が吉宗に似ていて将軍を継ぐ筈と早苗殺害を言った。
隠密同心らは源内らから銀は意次が貨幣統一の為に集め銀と火薬は蝦夷に運ばれロシアとの抜け荷があり、意次は抜け荷より交易を考え船に乗ったと早苗が言い蝦夷の開拓に豊かさを求めたが将軍の死後に意次が失脚し、定信の陰謀を阻む為に江戸に来て源内は蝦夷の要塞化が狙いと言った。
秋草は智鶴を身請けし一緒に暮らそうと言い集団が吉原を襲うのを見、巴屋が殺され乗り込んだ集団は隠密同心を名乗り、早苗らと十文字ら隠密同心らを襲い吉原に火薬を仕掛け火事を起こし、十文字が早苗らと逃げると内藤が来て逃げ道を伝え、秋草は智鶴と内藤が用意した船で逃げた。
早苗らは蔦屋に向かい、隠密同心らが伊兵衛(笹野高史)の店に行くと殺されていて近づいた榊原が弓で撃たれ、襲われ囲まれると秋草が助けに来て逃げるが榊原は死に、十文字ら隠密同心らがおたずね者にされ、奉行所が調べ蔦屋重三郎(山川純大)は知らないと言い役人に賄賂を渡し、からくり部屋に早苗らが隠れ源内は江戸を離れると言うが早苗は逃げないと言った。
十文字ら隠密同心らは動きが取れず仇を取りたいと思うが十文字は早苗を守るのが先決と言い、秋草を井坂が誘い秋草は智鶴を蔦屋に預け、早苗は十文字に奉行に出頭を言い抜け荷船の絵図や親書を残し、記憶を忘れない特技を言い知る定信の不正を暴くが帰らぬ時は公表を告げたが、十文字は早苗を止め先に出来る事があると言った。
<以下、隠し字>
一橋は早苗を探し、定信は内藤の始末を言い、十文字は隠密同心らが姿を変えて江戸城に忍び込み定信を討つと言い秋草も行くと言うと内藤が来て謝り蝦夷の陰謀阻止の為と言い江戸城の図面を見せ共に老中を討つと言い、定信の陰謀の隠匿を頼むが十文字は否定したが早苗が来て、定信の陰謀阻止なら隠匿も良いと言い内藤に書類を渡し、隠密同心らに任務を果たし必ず戻れと命じた。
隠密同心らは内藤断罪を謀る定信に会い雇い主は殺された人々と言い、現れた忍び一味と闘い、定信に内藤が来て闘い、隠密同心らは忍び一味を倒し残った定信は自害を見せかけ十文字を人質にしようとすると十文字は定信を斬り倒し、内藤はもう1人と言い隠密同心らは一橋に薩摩の銃を求め定信の首を残し、幕府は全てを隠し処理し、定信と一橋は失脚した。
早苗・源内らは蝦夷に向かい、隠密同心らは榊原を思い出し、秋草と智鶴が花を十文字から早苗に渡して欲しいと頼み、皆が離れ、早苗が十文字に春朗が描いた2人並ぶ絵を渡し忘れ無いから思い出す事もないと言った。


監督:猪原達三
脚本:山本むつみ
出演者:松岡昌宏・高橋克典・里見浩太郎・波瑠・小林稔侍・永井大・加藤雅也・藤原紀香・夏菜・柄本時生・村上弘明・西村雅彦・小沢正義・笹野高史・新川優愛・
製作年:2015年


感想: 長いドラマだが、連続と考えて見る。
やや強引な伏線が有るし、黒幕が多い。
伝奇的な設定が、見つけ憎いだろう。

再捜査刑事・片岡悠介

片岡悠介(寺島進)は再捜査班刑事で元中学教師の母・美知恵(吉行和子)と暮らし、奥村刑事(原沙知絵)と浅野刑事(金子貴俊)と3人チームで、斉藤部長指示で10年前の新聞店主・山脇(宮川一郎太)殺害を妻・和美(小沢真珠)が発見し、丸尾(泉谷しげる)が罪を認めたが、10年後に密告状が届き真犯人は花房(川崎麻世)と書かれていた。
花房はモデル・倉吉美奈子(高部あい)にデザインをさせ成功し、母・倉吉玲子(北原佐和子)と話す花房に、モデル事務所社長・加納真理(原久美子)が文句を言うが夜に真理が殺害され、捜査1課・榎本香織刑事(南果歩)と本田刑事(不破耕作)らが来て、片岡らが花房を調べ真理が密告状を送ったと判明し、丸尾は花房を知らないと言うが片岡は誰かを庇っているかを聞いた。
片岡らも美奈子に真理が言った秘密に尋ねたが不明で花房も否定し、一二三(吉田羊)は花房の声と100番通報は一致しないが加工と言った。
浅野は片岡の家に宿泊を望み、香織が美知恵といて浅野を下宿させ、香織は真理の家の監視カメラに矢野(デビット伊東)が写り、美奈子の経歴が嘘で10年前事件現場付近に住み玲子は北山浩一(梨本謙次郎)と離婚し、片岡らは北山と会うと10年前は家族が不仲と言い声は100番通報と違い、矢野は真理殺しを否定した。
花房が落下死しパソコンに遺書で山脇と真理殺害と残し、現場で凶器も見つかるが遺書内容が疑問で、片岡は10年前のポーチが付録の可能性を考え玲子が購入し指紋が一致し山脇殺害と花房殺害を自供した。
<以下、隠し字>
片岡と一二三は10年前事件の証拠品にスーパーの割引と版違いの新聞を見つけ、丸尾が100番通報しその秘密を知り、和美のアリバイが崩れたが運転者の協力が必要で都心用の夕刊に北山の指紋があり、山脇が玲子を襲い北山が目撃し脅迫した山脇を殺した。
丸尾がそれを見つけ聞き、北山と和美を庇い罪を負ったが、花房も目撃し美奈子が有名になると北山ら3人をを強請り、北山が花房をころした。
前科者の丸尾の娘・美奈子を北山と玲子が養子で育てていた。


監督:長尾啓司
脚本:佐伯俊道
出演者:寺島進・南果歩・原沙知絵・金子貴俊・吉行和子・泉谷しげる・小沢真珠・梨本謙次郎・北原佐和子・川崎麻世・高部あい・原久美子・吉田羊・不破耕作・宮川一郎太・デビット伊東
制作年:2014年


感想: 丸尾の動機が予想出来るので構図は判る。
偶然の目撃がやや多い。
人間関係もやや強引さがある。

瀬在丸紅子の事件簿 黒猫の三角

瀬在丸家は没落し、令嬢・瀬在丸紅子(檀れい)は売却した屋敷の離れに居候し、働かず息子・へっくんと40年来の執事・根来機千瑛(長塚京三)と生活し、発明で一獲千金を狙う自称科学者だが実態はミステリーを読み近所のアパート・阿漕荘の面々と麻雀ばかりし、3年連続ゾロ目殺人が起き被害者は11歳・22歳・33歳で警視庁警部・林(神保悟志)は連続殺人事件を追い、6月6日に今年は44歳の女性の被害を危惧し区内全域を対象に警戒を強めていた。
6月6日も紅子は阿漕荘で「保呂草探偵事務所」の探偵・保呂草潤平(萩原聖人)と事務所の小鳥遊練無(千葉雄大)と香具山紫子(相楽樹)と雀卓を囲み、保呂草に屋敷の現住人の学習塾経営・小田原静江(川上麻衣子)が6月6日に44歳の誕生日を迎え、誕生日パーティーの警護を保呂草に依頼した。
紅子もパーティーに行き、静江の屋敷に根来と警備の保呂草・練無・紫子と静江の父・長治(梅野泰靖)と夫・小田原政哉(佐戸井けん太)と息子・朋也(吉家章人)と居候の東尾繁(東野佑美)と浅野美雪(鷲田詩音)などが集まりパーティーが始まり、途中に静江は書斎に中座し小鳥遊が外で見張り、静江の書斎から音がして電気が消えた。
紅子と香具山と政哉らが駆けつけると部屋に鍵がかかり、合鍵でドアを開けるとナイロンバンドで絞殺の静江の遺体があり、紅子の前の夫の警部・林ら警察とが来たが密室で、殺害方法は連続ゾロ目殺人の手口と同じだった。
紅子が林に情報を聞き、紅子と根来と小鳥遊と香具山は長治から書斎にデルタを見たと聞き、関係者を集めて事件を話す食事会を開き、林は4人の犠牲者が静江と繋がり動機がある筈と言い、紅子が政哉と美雪との関係と静江と東尾の関係を言い、政哉に2件のアリバイが有った。 <以下、隠し字>
紅子と小鳥遊が政哉を尾行し保呂草と香具山が追い、銃声がして政哉の遺体を見つけたが保呂草が外を調べると電気が切れて香具山が襲われ、紅子は林に朋也に眼をつけたが朋也が東尾を襲うと違うと言い、保呂草に5人の殺人の謎が解け犯人と指摘し、林が紅子を探し、紅子は推理を語りデルタが嘘を証明したと指摘し、あらかじめ書斎に隠れていて静江を殺害と言うと、保呂草は政哉に静江殺害を依頼され1人目だけは偶然だったと言った。
政哉から香具山殺害を言われた保呂草は芝居で香具山を襲わせ、政哉を殺し香具山を甦生させたと言い、紅子の殺害を狙うが林が来て防ぎ根来が護衛していた。


監督:星野和成
脚本:黒岩勉
原作:森博嗣「黒猫の三角」
出演者:檀れい・萩原聖人・神保悟志・千葉雄大・相楽樹・川上麻衣子・長塚京三・佐戸井けん太・吉家章人・東野佑美・鷲田詩音・笠木泉・梅野泰靖
製作年:2015年


感想: 大がかりの様だが、古典的な謎を解く。
前時代的な背景で科学捜査を排除した。
警察が絡みが不自然だが仕方ないのか。

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