サスペンスドラマ2:「14」

税務調査官窓際太郎の事件簿25

世田谷区南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は国税局の査察課長だったがヒラの税務署員に左遷されたが、太郎は難事件を国税局査察部長・森村(北村総一朗)の命で調べる陰の税務調査官だった。
課の慰安旅行で島崎春男(渡辺いっけい)・北島冬美(小林千晴)らと鹿児島へ来た太郎を弟・矢田秋男(出川哲朗)が訪ね、森村の紹介で福留清子(古村比呂)・絵里奈(平野綾)親子がきて鹿児島中央税務署の絵里奈は太郎が陰の税務調査官に興味を持った。
絵里奈が太郎に立合させないと身分を明かすと脅し税務相談で鮫島智子(小林綾子)のトンカツ屋に行き太郎は医療費控除の相談を明確にし、絵里奈は太郎を実家に呼び黒酢製造を見せて清子や徳重正雄(正名僕蔵)や松元邦夫(木場勝己)に会った。
東京から椿薫(麻生祐未)が森村の指令を持ち、太郎は鹿児島で調査した。
5年前、常盤総合医療が民自党代議士・大矢栄一(中田博久)に企業献金し、東京地検特捜部が家宅捜索に入るが証拠データを持つ総務部長・山本陽一(渋谷哲平)は死体で発見され証拠は見つからなく、部下・河原大輔(金子裕)も行方不明だったが最近鹿児島に潜伏の情報が入り、大矢代議士が臓器移植ネットワークの移植待ちリストの「河原篤(石田竜輝)」という10歳の子の順位を上げさせたと判った。
太郎は河原大輔を捜すと絵里奈が息子・篤を知り太郎を案内し妻・河原敬子(川村亜紀)の様子が変で東京特捜部調査を徳重が言い椿が調べ偽と判り、太郎は危険と絵里奈を外し、清子が資金繰りで合併の話を銀行としたが黒酢生産は間に合わなかった。
太郎は徳重と篤が親子と思うが名前も顔も違い、絵里奈から実家の資金繰りの相談を受け老舗の材料に拘り材料費が高く利益がでない事や3年前の使徒不明金の回収を相談した。
<以下、隠し字>
太郎は篤を訪ね心臓移植と両親の写真と父の火傷を知り、絵里奈は徳重の住所へ行き太郎が住人が名前と住民票を貸したと知るのを見た。
太郎を松元が襲うが篤が急変し、徳重が大矢に電話するのを見たが篤は死に意志で臓器移植を依頼し徳重は親と認め移植に応じデータを太郎に渡し、大矢が電話で絵里奈を誘拐しデータとの交換を要求し太郎は応じた。
東京に戻った太郎は椿から、大矢らの不正の記録を受け取り査察官が入った・・・・。


演出:山崎康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・麻生祐未・渡辺いっけい・出川哲朗・小林千晴・北村総一朗・高畑淳子・野村昭子・平野綾・古村比呂・正名僕蔵・木場勝己・川村亜紀・金子裕・仁科亜季子・石田竜輝・中田博久・渋谷哲平・小林綾子
製作年:2013年


感想: 税務や法律は変更も多いが、扱いによればテーマになる。
時に帳簿調べ、税務相談、再建相談なども入りテーマは深い。
科学的捜査が入らないテーマなら見るほうは気がつかない。

税務調査官窓際太郎の事件簿26

民自党岡山県連・難波(清水昭博)と国会議員・大賀(六平直政)が野池建設社長・重田に10億円を10日必要と言い、あすか銀行システム変更に間に合わず、あすか銀行東京支店SE・山村政文が殺された。
世田谷南税務署・窓辺太郎(小林稔侍)はラーメン屋女将(研ナオコ)から店主(鈴木正幸)のへそくりの相談を受けマネーローダリングを説明したが競馬で得ていた。
統括官・島崎(渡辺いっけい)は北島(小林千晴)らと税務署対抗野球の出場者を選び、太郎は国税局査察部長・森村(北村総一朗)から山村が不正検知システム担当で岡山銀行と合併前にオンラインシステム導入予定で、大賀と重田に洋上風力発電施設不正入札の疑いがあり、太郎は元国税局査察課長で影の捜査官で、助手・椿薫(麻生祐未)から倉敷の資料を受け取り、母・トメ(野村昭子)と矢田(出川哲朗)を残して岡山に行った。
太郎は倉敷東税務署員・妹尾明日香(島谷ひとみ)と町を廻り、滞納店でビンテージ物を見つけ明日香の叔父・福武勇雄(山崎銀之丞)は200万円以上と言い、脱税だった。
明日香は母校・倉敷実業野球部後援会世話係で監督・中田(大久保運)に会い、エース投手・柿本一志(高畑裕太)より控投手・星島拓朗(渡辺凱)が良いが拓朗は卒業後に就職と話し、難波と大賀が取材に一志は大リーグに行くと言い、見つめる男(田中要次)がいた、
太郎は明日香と洋上風力発電予定地を視察し、疑問があり入札も疑問で岡山銀行倉敷支店長で一志の父・柿本澄夫(新井康弘)を見かけ、明日香は10億円を1000万円に分ける言葉を聞いた。
太郎は拓朗のアルバイト先の明日香の叔父の店へ行き、父親がいない拓朗は太郎と食事して母・初子(烏丸せつこ)にみやげを買い、翌日初子が病気で支店長から辞める事を打診されていた。
太郎は椿と会い、明日香は太郎が国税局員で手伝うと言い、太郎は椿と難波と大賀らを見かけ企みを聞き、森村から野池建設が海外に10億円を送金と聞いた。
<以下、隠し字>
太郎は一志が愚連隊ともめ拓朗が左手を単純骨折し、一志は父が監督を買収したと言い、中田の妻のレストランから明日香は不正融資を知り、太郎は大賀のマネーローダリングを疑い、支店長が初子に不正の手伝いを頼み難波が拓朗のプロ入り条件を言った。
明日香は初子から聞き、立ち聞いた拓朗は太郎に伝え、翌日太郎と拓朗は初子と支店長を止め、一志は肩が悪いと言った。
太郎は椿と明日香は、男がスカウト・羽田(田中要次)で拓朗指名を聞き、太郎と椿は真実を掴み、民自党岡山県連の査察を行い大賀を逮捕し・・・・・。


監督:山崎康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・麻生祐未・渡辺いっけい・出川哲朗・小林千晴・北村総一朗・野村昭子・島谷ひとみ・烏丸せつこ・渡辺凱・新井康弘・高畑裕太・清水昭博・・鈴木正幸・研ナオコ・六平直政・大久保運・田中要次・山崎銀之丞・
制作年:2014年


感想: 税務不正事件だが、刑事事件捜査物と変わりはない。
用語の説明が丁寧なのが特徴。
舞台に時事や物産等を絡める。

税務調査官 窓際太郎の事件簿27

世田谷南税務署・窓辺太郎(小林稔侍)は陰の税務調査官で、島崎(渡辺いっけい)と北島(小林千晴)が社員旅行先で揉めていると、査察部長・森村真一郎(北村総一朗)から呼び出され、査察官・斉藤武雄(長谷川純)が殺され葬儀に行き、斉藤が妻・裕美子(原田佳奈)の北海道の実家付近の土地売買取引調査で「太平洋土地開発」という会社が不正取得し、民自党代議士・水原(片桐竜次)と北海道議会・浦部(せんだみつお)の関与を突き止めたが殺され、書類も持ち去られたと聞いた。
太郎は事務官・椿薫(麻生祐未)と説得しても裕美子は実家に帰らず、太郎は自分の家に妊娠中の裕美子を連れると母・トメ(野村昭子)と矢田秋男(出川哲朗)が誤解し、トメは北海道に帰る事を進め、太郎は裕美子を北海道へ連れ馴染みの鈴木栄太(金井勇太)が迎え、父・高橋光男(田村亮)は獣医で牛の出産で葬式に行けなかったと言い、実家に送り栄太の父・啓弌(尾藤イサオ)と母・苗子(赤司まり子)に会った。
太郎は、不正疑惑の土地が外国人向けの看板を見て、札幌税務署由仁支所に研修で派遣され、勤務2年目・田上悠(高部あい)が相方になり外国資本の事を尋ね、近くの土地売り成金で悠は用途を調べ、太郎は帳簿が杜撰で健全経営を説き修正申告させ、悠は説得力があると言った。
悠は土地購入者が「太平洋土地開発」で農業振興区域で、水原と浦部を見つけソーラー発電施設が疑問と水原に言い、太郎と悠は鈴木一家と裕美子に歓迎され、太郎は薫に資料を頼み来て、悠と栄太に税務調査を口止めし協力を得た。
土地の転売相手は隠れ蓑で、悠が申告書を調べ、栄太が売りそうな佐藤を探し太郎は土地販売を止めたが、役場で地方税で無関係と言われ、太郎は光男から裕美子への接し方が判らないと聞き、栄太が車で衝突され重傷で母から都会に行きたがっていたと聞いた。
<以下、隠し字>
太郎はよそ者かと悩み、悠は薫にリストを渡し栄太の重傷を聞き、栄太の病院で裕美子に謝り、太郎は啓弌と飲み光男の事を話し信じて貰うと裏切れなく正しい誠意は通じると言われ、裕美子が影で聞いた。
太郎は悠と、水原の職権乱用を知り販売予定者に土地を売らないように頼み廻り、裕美子の家に寄り陣痛の裕美子から武雄のアルバムを知り病院に運び、裕美子の家が荒らされ光男が来て互いに謝り、太郎と悠は荒らされた裕美子の家でアルバムを探しマイクロメモリを見つけ、薫から内容の報告を受け、太郎と国税庁は水原事務所の査察を行い、水原の裏切りを暴き・・。


監督:山﨑康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・高部あい・原田佳奈・麻生祐未・渡辺いっけい・野村昭子・小林千晴・北村総一朗・出川哲朗・長谷川純・田村亮・金井勇太・尾藤イサオ・赤司まり子・片桐竜次・せんだみつお
制作年:2014年


感想: 行政の行き届かない土地の不正利用と利権問題。
国税と地方税の区割り。
そして、地方離れと都会人との意志の食い違いの問題を描く。

税務調査官 窓際太郎の事件簿28

世田谷南税務署の窓辺太郎(小林稔侍)は窓辺トメ(野村昭子)と居候・矢田秋男(出川哲朗)に会い、太郎はもうひとつの顔があり、島崎春男(渡辺いっけい)と北島冬美(小林千晴)と話し中に国税局査察部長・森村真一郎(北村総一朗)から呼ばれ消費者庁のトクホ審査の責任者・依井が病死した件を調べる指示を受けた。
福岡の健康食品会社が発売した「OQTO」が、美容飲料で初めてトクホが認められ爆発的に売れているが、死んだのは審査に関わった人物で権藤克己(倉石功)の関わりも調べる任務で、椿薫(麻生祐未)から資料を受け取り、福岡へ行った。
太郎は「OQTO」を税務署を探し偶然に開発研究員・瀬戸尚美(中山エミリ)に会い弟・瀬戸達也(一色洋平)が働き会い担当を回り達也はITに凝るが、内容は調べず太郎は疑問を見つけ修正申告だけで治め、尚美に会いに行き権藤と社長・野村を見かけたが、尚美から「効果に確信を持つまでデータは不足」と聞き、太郎を知る厚生労働省事務次官・姫川祥吾(松村雄基)に会った。
尚美が達也と太郎を食事に誘い、達也を見守る様に頼み、太郎は薫に姫川の調査を頼み、姫川は総理大臣・阿武隈晋介(竜雷太)から指示を受け、太郎は森村から大きなターゲットと聞き権藤の書類を調べ、森村の家族が監視され薫が福岡へ行き達也が手伝うと言い、薫が森村の様子が変というと東京に戻った。
太郎と達也が尚美に会うと、企画開発・岸俊夫(山中崇)が消費者庁提出データと実験内容が異なり改竄を知り急がされてデータを渡したと言い、データ改竄の記者会見を会社が行い太郎は権藤らの関わりを言い、尚美が姿を消し自殺未遂で病院に運ばれ、社長が権藤に金を渡し、達也は社長がデータ改竄を見つけ権藤に狙われたと知った。
<以下、隠し字>
太郎は社長から権藤に渡した金の帳簿を受け取り森村に渡し、国税局が権藤事務所を査察し、太郎は岸に姫川の事を話し会社を潰そうとしたと社内情報収集を頼み、森村が阿武隈に呼ばれ脅され迷いが消えたと答え、局長・酒井初男(近藤芳正)が森村を止めようとしたが知らない事にしてくれと答えた。
太郎は岸から技術盗用と姫川の天下りを聞き開発部長を尾行し、太郎は森村に姫川の天下りの狙いを告げ、権藤からの裏金を姫川から受け取り自宅保管で査察を決め、太郎と森村は別れを知り、翌日に太郎は薫から査察令状を受け取り、姫川宅を査察し猫の毛を見つけ隠し部屋と金を見つけ、姫川は阿武隈に見放され全て話すと言い・、1月後に「OQTO」にトクホが認められ尚美が会見し、阿武隈が辞職した。


演出:山﨑康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・麻生祐未・野村昭子・渡辺いっけい・出川哲朗・北村総一朗・小林千晴・一色洋平・中山エミリ・山中崇・近藤芳正・松村雄基・竜雷太
製作年:2015年


感想: 事件が段階的に進む。
事件は大がかりの筈だが、謎は小さくなる。
協力者もやや多めだ。

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