サスペンスドラマ2:「61」

トカゲの女2 警視庁特殊犯罪バイク班

現金輸送車強奪事件が発生し、警視庁捜査1課・特殊犯罪捜査係SITのバイクチーム・通称トカゲ班の生活安全課・井守響子(黒谷友香)と機動捜査隊・矢島健太(渡部豪太)と交通機動隊・郷田修平(大地康雄)が呼び出され、島岡(柴俊夫)と小杉(金児憲史)の指示で出動しバイク班は不審者を発見し、所有者・正木(東根作寿英)は1年前に依願退職した元白バイ隊員で、現場で響子は現金輸送車と白バイと人質警備員と前科3犯の工藤(檜尾健太)の死体を見つけ、強奪された7,300万円のうち5千万円が無くなり、正木は退職後に妻・冬野梢(白石美帆)と離婚していた。
島岡の指示でトカゲ班は梢と娘を監視し、梢は宅配弁当センターで社員・村田(小松和重)と話し、島岡らは警備会社長・真鍋(五代高之)と会い、警視庁は主犯として正木の名前と顔を公表し、第2の殺人が発生し被害者はケミカル工場社長・井岡(掛田誠)で薬品が盗まれ強行班係で響子の恋人・津吹新太郎(永井大)は爆弾の材料と気づき、トカゲ班は梢監視中に議員候補・岩園翼(一色采子)を見かけ、津吹らは1月前に工場を辞めた立花(斉藤祥太)が宅配弁当センターで働き、響子は家で叔母・英恵(大島蓉子)と津吹が来ていて事情を聞き情報を求められた。
響子は病院で梢と娘・絵葉(齋藤志帆)に会い1年前に心臓手術を聞き、梢の言葉で離婚の裏に事情があると考え、津吹と片桐七海(滝沢沙織)は井岡と正木が接していたと調べ、島岡は真鍋がかって正木の上司と知り、真鍋の会社が岩園を警備し、トカゲ班は梢の運ぶ弁当の数で部屋を調べ男が逃走し立花を捕らえ、梢は正木と会ったと答え、梢は絵葉の手術で渡米し費用は未定で、同じ頃に工藤と井岡も金回りが良く、響子は梢を訪ね木村美園(宮本真希)と会った。
<以下、隠し字>
郷田と響子は1年前の迷宮事件が真鍋担当で目撃者が工藤と井岡と知り島岡に報告し、響子は身分を明かし梢を聴取し絵葉か正木か片方しか選べず費用は岩園が払ったと答え、岩園の演説会場に向い、響子は美園と絵葉が居ないと知り美園宅で爆発物や村田の映像を見つけ、郷田が正木から囮で村田と美園に全て話し現金輸送車強奪の協力を求められたと自供し、響子と矢島は立花から場所を聞き、村田は岩園と真鍋を爆弾で脅し事故現場に連れ、そこに響子と郷田と正木が来て制止し美園と絵葉の居場所を尋ねると手遅れと言われたが、美園と絵葉が来た。


監督:児玉宜久
脚本:吉川次郎
出演者:黒谷友香・永井大・白石美帆・渡部豪太・大地康雄・滝沢沙織・金児憲史・大島蓉子・柴俊夫・斉藤祥太・一色采子・五代高之・小松和重・宮本真希・東根作寿英・檜尾健太・掛田誠・齋藤志帆
製作年:2015年


感想: 余分ピースが少ない構成だ。
謎を解くより、展開を予想する。

検事 沢木正夫3

ホームパーティーで「東和カルチャーセンター」学長・辻川(大和田獏)の顔写真にナイフが突き刺さったケーキが送られ、1月後に辻川は男に胸を刺され死んだ。
現場に警視庁捜査1課刑事・梨本(大友康平)に連絡を受けた東京地検検事・沢木正夫(寺脇康文)が駆けつけ、被害者は辻川で顔見知りの犯行と思われ、沢木は中学時代の親友・瀬崎(中村橋之助)と再会し「東和カルチャーセンター」で歴史講師と聞き、沢木は検察庁で事務官・国松(嶋田久作)と梨本刑事から辻川はやり手だが高圧的で敵も多く女性関係も派手で、フラワーデザイン講師・藤木玲奈(高橋かおり)と深い仲で、殺害直前に現場近くの喫茶店に現れ店主・丘野(ビートきよし)から店に辻川宛ての電話があり、白いマスクの男が一緒に出て行ったと聞いた。
中野南署捜査本部に「辻川の妻・嘉穂(国生さゆり)に男がいる」タレコミ電話が入り、梨本と沢木は男が心療内科医・片桐(二階堂智)と知り、沢木は片桐から辻川のDVの相談を受けて付き合うが誰にも知られていないと聞き、沢木と国松は辻川の通夜に出向くが参列者は少なく、玲奈と瀬崎が来て結婚を考えると言い、沢木は瀬崎から事件当日は玲奈といたアリバイを聞き辻川に事件当夜に呼び出されたが玲奈と会うため約束を破ったと聞き、玲奈から瀬崎とホテルにいたがバーで瀬崎は20分ほど席を外したと聞いた。
沢木はバーでマスクした国松の顔が判らず、電話の男とマスクの男の共犯と考え、瀬崎を訪ね電話を尋ねると、不審行動は疑われると言うがわざと行っていると見えると答え、梨本が辻川の周辺の不審男の造園業者を言い、沢木と梨本は塩田で姿を消し部屋で不審物を見つけ篠田洋介(遠藤要)で、国松が瀬崎の資料をまとめ学部長の娘との結婚を断り大学を止めた後で辻川に拾われ、嘉穂と過去の交通事故で繋がりが有った。
沢木が嘉穂に25年前の交通事故と最近の再会を言い市村みどり(水木薫)が送り、沢木は嘉穂を救う為の篠田と瀬崎の共犯で篠田が心配と考え、沢木は玲奈に尋ねると瀬崎にとって嘉穂は特別で、事件の翌朝に瀬崎が先にホテルを出て玲奈が尾行すると誰かと待ち合わせ車で去ったが戻ら無かったと言った。
<以下、隠し字>
相模湖で篠田の車が発見され、沢木は瀬崎を参考人で呼ぶと決め、瀬崎は嘉穂と過去の交通事故後の再会時に愛する証を求められた事を思い出し山中を掘ると梨本らが来て篠田の遺体かと聞き、沢木は瀬崎の取り調べを始め、瀬崎は嘉穂と再会し不幸せと感じ25年前の交通事故のせいと思い、証を求められ会った篠田から辻川の暴力で可哀相と聞き、共犯で手を結び辻川を殺害させ、以降に攪乱作業し篠田を殺害したと自供した。
沢木は瀬崎は理由によらず殺害は許されないと述べ、嘉穂を取調べると奪って欲しく辻川を殺したかったと聞き、共犯だと答えた。


監督:渡邊孝好
脚本:林誠人
原作:小杉健治「検事・沢木正夫 共犯者」
出演者:寺脇康文・嶋田久作・高橋かおり・大友康平・二階堂智・水木薫・遠藤要・ビートきよし・大和田獏・国生さゆり・中村橋之助
製作年:2015年


感想: 25年前の出来事から以降結婚しない人物が求められた事。
ある人物の関連でのみ成立した共犯関係。
偽装の中から、真相を取り出す。

私は代行屋!4 事件推理請負人

葛城晴子(高畑淳子)は代行屋・はあとふるサポートのメンバーで石川県・片山津温泉の加賀観光ホテルで女将の代行をし、大手学校法人・一条会の城山理事(山崎銀之丞)が宿泊し講師・真田亮子(雛形あきこ)がトラブル対応し、晴子は来た警視庁捜査1課・乾刑事(近藤芳正)から経理部長・高村(井上智之)が東京で殺害されたと聞き、一条会・徳永君子(立石涼子)と息子・久志(筒井巧)がきて城山らと揉めかけ、一条会創始者・徳永茂が半月前に急死し後継争いで、次期理事候補は茂の娘婿・城山と茂の息子・久志で、城山が知事賞を受賞し城山の側近・高村が殺された。
仲居・小柳香里(藤澤恵麻)が客に絡まれたが晴子が助け、代行屋社長・星川護(小野武彦)の電話を受け、仲居頭の勧めで晴子は金沢観光アカデミーのボランティアガイド・おもてなし隊・山口沙絵(中村映理子)の案内を受け、途中で学長・緒方(伊藤正之)と君子を目撃し、晴子は蒔絵職人・安斎(葛山信吾)の工房を訪ねるがおもてなし隊のバッヂを見た安斎に追い返された。
ホテルの城山の知事賞の宴席で酔った緒方を亮子がなだめ、安斎が城山に襲うが晴子が止め理由を問うと「郁美」の名を言い、翌朝に緒方の死体が発見され所轄と乾が聴取し、亮子が観光アカデミーに対応し城山理事からの説明を求めに来て、晴子は安斎の恋人・本庄郁美が自殺で死んだと聞き、乾も知りアカデミーの資金着服の疑いが有り、晴子と乾は郁美を調べ、高村が着服を見つけ郁美の自殺で緒方が学長になり、緒方の爪から金が見つかり安斎の腕輪を疑うが警察を信用しなく、晴子を星川が訪ね、城山と君子と久志が一条会運営で揉めた。
星川は東京に戻り、社員・大倉真紀(宮下ともみ)と小塚(綱島鄕太郎)に事件捜査を命じ、アカデミー学生・沙絵らが城山に亮子の学長就任署名を渡し、晴子は郁美の実家で母に会い安斎が自殺を調べていると聞き、小塚から高村の着服疑いを聞き真紀から緒方が郁美を嫉妬していたと聞き、安斎の死体を発見するが殴られた。
<以下、隠し字>
晴子は重態の安斎を見舞い、乾らと現場検証で安斎の腕輪に傷がなく、晴子に沙絵らが来て安斎に謝られパーティの出席者を尋ねられたと言い、郁美の母が遺書を読んで自殺と思い安斎にだけ見せ英語が得意な教え子も知りたがったと言い、安斎の意識が戻り教え子が香里と知り、高村の横領を知り揉み合い刺し緒方を突き落とし安斎に復讐を告げたが違うと言われ、亮子が安斎と香里を襲い知った香里が狙い晴子が止め遺書の内容を知っていたと言い、乾がアリバイのない証拠を示した。


監督:本田隆一
脚本:松本美弥子
出演者:高畑淳子・近藤芳正・雛形あきこ・藤澤恵麻・葛山信吾・山崎銀之丞・立石涼子・小野武彦・井上智之・筒井巧・伊藤正之・綱島鄕太郎・宮下ともみ・中村映理子
製作年:2015年


感想: 万能代行屋の設定で探偵も行う。
アリバイが大雑把で、証拠が後半に集中する。
まずは無難な内容だ。

SP 八剱貴志

警視庁警備部警護課のSP(Security Police)八剱貴志(舘ひろし)警部は「女性自立プロジェクト国際交流会」会場で仙堂(岡田浩暉)らと、吉峰佐和子(萬田久子)東京都知事と娘・希望(木村心結)の警護に付き、都知事秘書・里見(前川泰之)が日程を伝えシンガポールのゲスト議員を招き、希望が消え八剱が探し見つけ佐和子と喧嘩したと聞き、ガーデンパーティでライフルの銃弾で会場内はパニックで佐和子の前で希望が死んだ。
4年後に八剱は警視庁遺失物窓口係となり、佐和子が都知事に再選し公約は「新都庁検札計画」撤廃だが反発も多く脅迫文も送られ、里見が秘書になるが帰宅途中に車に襲われ、八剱は横尾(中西良太)警部部長に呼ばれ復帰を言われ、同僚の捜査1課・本郷毅(大杉漣)も賛成するが八剱は迷い、かつての部下で指揮の仙堂らは復帰に反対した。
八剱は仙堂と、里見と佐和子に会い必要以外は近づくなと言われ、SPの佐竹(金児憲史)や伊達明日香(永池南津子)や三浦(池田努)らは不満だが、佐和子は養護施設で多くの人と会い、新都庁検札計画撤廃の反対派の抗議は過激で前都知事・田崎(寺田農)に計画に変更を話すと建設会社が反対と言われ、八剱は暴動者を捕らえ極秘スケジュールがもれているのを疑った。
建設会社社長・森中が佐和子に政策変更を言うが断り、佐和子は八剱と墓に行き4年前の職務優先を許せないと言い僧が佐和子に八剱が度々来ると言い、里見が男に極秘スケジュールを渡し、佐和子が施設オープンに行き担当女性と寄付者は不明と話し、八剱は菜々子がいないと気づき、爆弾を仕掛けた電話があり菜々子が風船を持ち見つかり風船は細工されていた。
八剱らはルートの変更を佐和子に伝え、ルートが工事中で八剱は佐和子らを車から出すと爆破され、里見が佐和子に計画撤廃取消を言うが覚悟を告げられ帰り落下死で見つかり、佐竹が里見のスケジュール漏洩の疑いを伝え、葬儀に佐和子が行き家族に会うが参列を断られ、マスコミから八剱が助け出し、佐和子が希望と里見の死に責任を感じ、八剱は希望が仕事をする佐和子が好きでSPになりたく喧嘩を謝りたいと言っていたと伝えた、担当女性が佐和子に寄附が里見と伝え佐和子が八剱に里見の金の流れ調査を依頼し本郷が森中組絡みと調べ、森中が殺害され実行犯が殺し八剱は蝶々のタツ-があると言った。
<以下、隠し字>
建設会社幹部会議に佐和子が説明に出席と判り、警備計画作りに八剱やSPが調べ、佐和子は八剱を警護から外し希望の死の受け止めを知りたく苦しんで居たと知ったと言い、本郷は森中の別の女性への振り込みを知り田崎に会い森中組との癒着を言うと指示しただけで脅されたと言い実行犯・小坂の暴走を話した、佐和子は会議に向かい八剱は横尾に呼ばれ会議に向かい、佐和子が演説し八剱が来て紛れ込んだ小坂を見つけ体で防ぎ重傷を負い逮捕し、本郷が佐和子に田崎の不正を話し、回復した八剱は佐和子の会見を見た。


監督:村田忍
脚本:武井彩
出演者:舘ひろし・萬田久子・岡田浩暉・金児憲史・永池南津子・池田努・中西良太・寺田農・大杉漣・木村心結・前川泰之
製作年:2015年


感想: 適度の犯人探しとサスペンスが混ざる。
本テーマは、披警護者と他の命の比較だ。
任務で割り切れない人間が悩む。

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