サスペンスドラマ2:「30」

時計屋の娘

宮原リョウ(沢尻エリカ)はヒッチハイクで埼玉まで時計の修理に行った。 時計店主の秋山守一(國村隼)は腕の良い時計職人だが、医師から目の治療が必要と言われて店じまいも考えたが、古い腕時計の修理で宮原リョウが訪ね来た。
時計は手巻きのビンテージで他の時計店では修理出来なく、秋山は調べてからと返事し、娘は母の形見と預け、時計に秋山は見覚えがあった。
数日後再び店を訪れたリョウは部品がなく動作が保証出来ないという秋山に、時計はリョウの亡き母・国木知花子が秋山なら直せると言い2年前石巻で美容師で津波で死んだ母の形見で、秋山が自分の父かと言った。
25年前美容師の知花子(木村文乃)は、秋山(中村勘九郎)と同じデパートに勤め社員旅行で親しくなり、リョウの時計は秋山が知花子にプレゼントしたものだった。
秋山にリョウは、知人の保証人となった知花子の500万円の負債で借金取に追われ、秋山は何故父と言ったか聞くとリョウは父がいなく親戚から宮原の子でないと言われ父を探し母の写真に多い秋山かと思い込み、匿いを頼んだリョウの身を案じ泊めて、翌日独居老人の早朝見回りで花村司(桐谷健太)が来て、リョウの頼みを秋山は断った。
秋山は昔、上司の娘とデートと留学の話しに魔がさし、知花子は秋山を去りそれ以来知花子は戻らなかった。
町内では文化センター建築で欅を切るか意見が分かれ、面倒見のよい植木屋・花村司はリョウを水商売に紹介し、秋山はリョウを探しキャバレーで会い母の様に一つの仕事を続けられないと言い、同居をすることになった。
秋山の生活環境は変わり、厄介な荷物を持った様だが店の雰囲気が変わり、リョウは秋山の修理日記を作りブログに載せると言うが秋山は断った。
リョウは欅の盆栽を見て、石巻の日和山の欅を思い出し、花村が斬る予定の欅を守る会に秋山を誘い、結局入会し幹事になり店で会合が始まり、木に感情があり欅はまだまだ生きると挨拶した。
<以下、隠し字>
花村は秋山にリョウは娘かと聞き秋山は判らないと答え、リョウの借金取りが来て、秋山は3日後と答え、母の負債返済のためにリョウの時計を修理してコレクターの友保(小林稔侍)に売却を提案し、難しい仕事に取組んだ。
リョウは秋山に何故母と別れたかと聞き、リョウは母らしいと答え、秋山は店じまいを話した、リョウは花村にDNA鑑定を頼んだと謝り、皆が母を良く言うが自分を置いて逝き自分は一人ぼっちと言った。
花村は時計を修理しおえ、友保はベルト交換で500万円で商談は成立したが、リョウは売るのはいやで逃げると言い秋山を石巻に誘い、花村は2人は他人と秋山だけに伝えた。
リョウは秋山の店じまいが残念と言った。
2年後・・・・。


監督:山室大輔
脚本:池端俊策
出演者:沢尻エリカ・國村隼・桐谷健太・小林稔侍・中村勘九郎・木村文乃・
制作年:2013年


感想: 孤独な老人と、若い女性のふれあいだった。
影の母と初恋の相手が、奇妙に深く関わる。
その女性に如何に近づけるか?。

刑事 澤千夏2

杉並南署交通課勤務・澤千夏(泉ピン子)は「落としの鬼」と呼ばれ事があり、放火事件の2週間後に父・澤義三(北村総一朗)に送られ千夏が出かけ、警視庁・大地警部(田山涼成)から放火殺人事件の取調官を頼れた。
警視庁で中山隆三(松澤一之)・安原麻紀(黒坂真美)・那須一茂(田島優成)・角田吾朗(乃木涼介)・福原マミ(赤井沙希)らが迎え、セレブ御用達高級レストラン「メゾン・ホンゴウ」のオーナーの本郷丈太郎(浜田晃)が自宅の火事で焼死し、当初失火と思われたが放火の疑いが出て、4人の容疑者が浮上した。
被害者の息子でレストラン専務・本郷武史(斉藤陽一郎)と被害者の愛人・川中ユカ(吉井怜)とレストランの元シェフ・篠山玲二(デビット伊東)とレストランの現シェフで被害者の妻・本郷菜穂子(とよた真帆)が一番疑わしかった。
丈太郎・菜穂子夫妻は夫婦仲が悪く遺言状の書き換えで揉めていて顧問弁護士・沢村恭介(福本伸一)も事件翌日新しい遺言書を作る予定といい、菜穂子の目撃証言などが多数あり逮捕したが失火だと言い犯行を否認していた。
麻紀が話しかけるが千夏は考え始めると没頭し、事件の日に菜穂子はフランスの賞の受賞が決まり菜穂子は本郷の浮気はあるが料理が大事で本郷も利益があり、証拠のライターは自分の物でないと言い、千夏は菜穂子の殺人に疑いを持った。
千夏は失火を言い張る事が疑問で、千夏と大地は武史へ向かうが不在で従業員・永井美咲(佐藤めぐみ)の五目ずしを食べ待ち、帰った武史は新しいシェフを呼ぶと言い、菜穂子は鬼のようで美咲への厳しさはイジメと菜穂子の犯行を示唆したが、武史は千夏たちを店から追い出し篠山に金を渡し、篠山はユカを調べろと言った。
丈太郎が当日急きょ欠席し家にいるのは菜穂子だけで捜査陣の誰もが菜穂子の犯行を主張したが、資料を見直していた千夏は料理の極意が書かれた菜穂子の大事なレシピ集・黄金レシピと挟んだ葉書と端の焼けを見つけた。
義三の再婚騒動が友人で噂の勘違いで、千夏は犯人の狙いが菜穂子と考え再捜査始め、菜穂子に黄金レシピを見せ、ユカの愛人が弁護士・沢村と判り、篠山が現場で目撃者があったが行方不明で翌朝死体で見つかり千夏は放火犯人を目撃していた可能性を考えた。
<以下、隠し字>
千夏と大地は武史を訪ね、美咲は菜穂子に憧れ、武史は愛人とアリバイがあり、沢村は菜穂子が本郷に新しい店のため3000万円の融資を頼み断れていたと言った。
千夏は菜穂子が勝手に手付けした証言が疑問だが菜穂子は安い店が夢と言い、篠山の死を伝え火事にうなされる理由を聞き黄金レシピの焼けが古いと知った。
菜穂子が突然に自供したが、千夏は大地と新店予定地を見に行き、前の購入希望者が火事で焼け死に、横浜でそれが神林龍平で従業員の菜穂子が助かっていた。
千夏は菜穂子に神林龍平の事を話し、黄金レシピが受け継ぎ16年前の火災でうなされていると指摘すると菜穂子は黙秘し、千夏は菜穂子が誰かかばっていると考え、武史に会い店の事で心配があると言い、神林を知る田中から子供・千晶の存在と思い出を知り、美咲と判った。
千夏は菜穂子に美咲をかばっていると告げ、放火が菜穂子を狙い・・・。
美咲が行方不明になり遺書で自供し、菜穂子が話し始め・・・・・。
美咲が自殺を計り、千夏は・・・・・。


監督:吉川一義
脚本:洞澤美恵子
出演者:泉ピン子・田山涼成・北村総一朗・とよた真帆・佐藤めぐみ・松澤一之・黒坂真美・デビット伊東・斉藤陽一郎・浜田晃・田島優成・乃木涼介・赤井沙希・吉井怜・福本伸一・
制作年:2013年


感想: 今の時代に自白捜査の話しは?だ。
実際は普通の捜査でオーソドックだ。
過去の戻る定番だ。

HAMU-公安警察の男ー

警視庁刑事部捜査1課の夏原信司警部補(滝沢秀明)らは、バラバラ殺人事件の重要参考人・牛尾亮の身柄をおさえる間際に邪魔が入り、現れた男に不意に殴られた。
急に上層部命令で捜査は止められ、公安(HAMU)の指示で夏原は公安部公安総務課へ突然異動になり、妹に異動を話すと宅配便が届き清掃会社の制服とメモがあり、翌日住川商事に行くと公安部主任・杉(陣内孝則)と桜井(原田夏希)と三木(柏原収史)と南部(高木雄也)と先日自分を殴った世良田(小澤征悦)がいた。
他も捜査妨害者で、杉は重要案件で牛尾を追い妨害せざるを得なく、牛尾は尾行で殺人犯でなく、国際会議でのテロ事件を説明し日本に侵入した疑いで牛尾に接触し確保したが何も答えないが罪の変わりにスパイになる事を要求し、爆発物の材料調達と判っていた。
世良田は夏原に目的は国益を守る事と言い、夏原が婚約者・明日奈(岡本玲)殺害犯への憎悪を指摘し、夏原は明日奈殺害現場でその親友・瑞希(星野真里)と会い、公安は牛尾の追跡を始めたが牛尾が中国人留学者に殺害され離脱命令が出た。
世良田は友沢秋保(戸田菜穂)をみはり、夏原をバラバラ殺人事件被害者遺族・加納(笠原秀幸)が訪ね、夏原が公安が不満で杉に異動を言うとテロを見逃すかと言われ、呼んだのが世良田だったが彼の情報がなかった。
中国人と接触した大学教授・岸辺(佐戸井けん太)が判り、世良田は職員・友沢をスパイにすると言い、夏原は知合で担当になり友沢と接触し別件捜査の協力者にし次ぎに岸辺の捜査協力を頼むが断られ、世良田が昔の事で応じさせた。
世良田は友沢の昔の不倫相手が岸辺で、友沢は岸辺の研究室で会い奥の部屋を調べ人間の手首を見つけ夏原はバラバラ殺人被害者・鹿島里美でセキュリティ会社勤務で認証に使用し、静脈認証を岸辺が開発と推測した。
公安は岸辺の監視を決め、予想接触現場の会員制場所に友沢潜入を決め、友沢に店で岸辺と会う事を依頼し断られるが夏原の婚約者・明日奈の死を話し何故か大金を持っていたが理由が判らないと話し頼むと、友沢は高報酬で引き受けた。
友沢は岸辺と店に潜入し、岸辺はトランクを持ち席を外し、友沢は岸辺の相手に接触しテロと判るが捕まり、SAT到着前に夏原は突入したが友沢は連れ去られ、一味の1人を逮捕した。
<以下、隠し字>
移送中に夏原がわざと逃がし工場に追うと殺され、ゴミ回収車が逃げ出し爆弾が完成されており、パトカーがゴミ回収車を止め爆発物を見つけたが起爆スイッチがなかった。
夏原は秘匿情報を持つサクラシステムが目標と気づき、ビル内で一味を見つけ主犯を追い詰めたが友沢が人質にされた、しかし世良田が撃ち解決し公安は離脱した。
夏原は友沢から主犯は別と言われ、夏原は逃亡を謀る加納を待ち伏せると世良田が来て手島秀一で海外で誘拐された男と言うと自殺した。
夏原は現場で密かに入手した情報で世良田を調べスパイの中に明日奈がいて、夏原は友沢に別れた夫の住所を渡し、世良田がスパイの瑞希と接するのを見た。


監督:都築淳一
脚本:八津弘幸
出演者:滝沢秀明・小澤征悦・戸田菜穂・柏原収史・原田夏希・高木雄也・陣内孝則・星野真里・笠原秀幸・岡本玲・佐戸井けん太・佐藤祐基・大塚千弘・
制作年:2014年


感想: 最初はしっかりした組織に見えた公安だった。
後半になると対した事がなかった。
スパイを作る以外、何もしない?。

最後の仕事

殺しを生業とし、数えきれない命を奪って生きてきた下嶋栄治(北大路欣也)は仕事を引退して、海に近い老人ホームに入居し、看護師・原口沙織(木南晴夏)から女を泣かしてきただろうと言われた。
栄治は、福原留吉(浜田晃)から声を掛けられるが断り、ドアや窓が気になるのは長年の習性だが、栄治の部屋に菊池隆(勝野洋)の幽霊が現われ、菊池は栄治に殺しを教えた兄貴分だが栄治が殺した、栄治に仕事を頼みにきたと言い内容は翌日と言った。
翌日、医師・川西静雄(萩原聖人)の診察に栄治は幽霊に会ったと言うと夢と言われ、菊池が来て医師・川西静雄を殺せと言い、栄治に看護師・沙織と川西が不倫関係で、川西は義父の病院を継ぐため結婚を迫られ、沙織を殺すだろうと言った。
栄治は沙織に聞こうとするとデートに誘われ、菊池は仕事を急かすが沙織を守ろうとする理由は言わなく、財産を渡すと言った。
栄治に沙織は姉の息子・健人と現れ、家族のない栄治には初めての事だが、沙織は健人は16才に産んだ子供で、姉に預け健人は知らなく父親は亡くなったと言い、時々は話したくなると言い、栄治の川西との不倫関係を否定しなかった。
栄治は菊池に仕事を受けると言い、菊池は川西が自殺に見せかけ沙織を殺すと言い、沙織は自分の子供で引退を決めたが油断して栄治に殺されたと言った。
<以下、隠し字>
栄治は、川西を車の中で拳銃で襲い森の中に誘い込み、沙織との不倫関係と殺害計画を話すと、川西は栄治が余命3ヶ月で家族に連れられ老人ホームに来たと言い、妻から経理一筋と言い、殺し屋は幻覚と言った。
とまどう栄治を川西が襲い、ガンマニアで人を撃ちたかったと言うが、栄治が反撃し撃った。
加代(原田美枝子)は森が好きで、その後に夫を老人ホームに訪ね、沙織と中庭に出て意識が混濁した夫・下嶋栄治と会い、川西と会い、沙織から友人・菊池が来たと言った。


監督:髙橋伸之
脚本:戸田幸宏
出演者:北大路欣也・原田美枝子・萩原聖人・木南晴夏・勝野洋・浜田晃・
制作年:2014年


感想: 夢落ちの変種。
1人称のパターンだが、時間の制約で仕方ない。
加代の登場から人称が変わるが、妄想の根拠が乏しい。

このページの先頭へ