サスペンスドラマ2:「74」

警視庁さくらポリス~最強の姉妹捜査官

警視庁生活安全特別捜査隊のさくらポリス・山田小梅(大塚寧々)はストーカーや痴漢を担当し、班長・幕内飛鳥(根岸季衣)が班員・渡部草太(石黒英雄)がネット不正映像を調べ班員・池田政男(田山涼成)が防犯講習に参加と言い、小梅は帰宅し同居の警視庁捜査1課刑事の姉・山田椿(浅野ゆう子)とその息子・山田虎太郎(鈴木福)が迎えた。
ある日小梅は登下校等に男に尾行されている中学生・沢田ミチル(川島鈴遥)が母・多恵子(川田希)と来てパトロールを約束し多恵子から1月前の脅迫状を見せられ、小梅は渡部と写真を手掛りに捜査し屋台クレープ屋(林家ぺー)から目撃証言を聞き現場に向かうと椿と逢いマンションでホステスが殺害と聞き、椿は被害者・羽崎香織(丸高愛実)でメモが気になり、同僚に嫌われ金つるの社長・沢田晴臣(浜田学)を聞き、不審者に尾行されたミチルが逃げ交通事故に遇い小梅は搬送先病院で担当医・江川京子(中山忍)から無事だが精神的ショックで入院が必要と聞き、父・晴臣が来てミチルの1年前の心臓移植手術を知った。
そこに椿が来て晴臣から香織と殺害直前まで一緒でバーで飲み別れたと聞き、小梅が脅迫状を告げ、心臓移植手術を行った成和医大病院外科部長・宮本拓也(神保悟志)と主治医・葛木真理子(月船さらら)から1年前にミチルが助かったのは奇跡と聞き、椿は捜査本部で1月前に香織が沢田を脅した目撃証言で沢田の足取りを調べ、小梅はパトロールと病院でミチルに通い、京子と話し合った。
小梅は病院でミチルを尾行した不審人物を見かけ監視カメラで確認し、椿は香織が成和医大病院元看護師と判り、警察大学校時代の恩師・高橋竜二(北見敏之)に会い、小梅からミチルの手術を聞き関連を考え不審人物の写真で高橋と知り、椿と小梅は高橋からミチルと香織を知らないと聞き、椿は晴臣から心臓移植手術で真理子に多額の金でドナー順位を上げて貰ったと聞き、それをミチルが聞き自殺を図り小梅が止めた。
椿らは真理子の絞死体とワープロ遺書を見つけ、防犯カメラに高橋が写り訪問するが空で、真理子の死は疑問が残るが香織事件は被疑者死亡で送検と決まり、小梅は椿と情報交換し、さくらポリスと警務課・大平絵美(黛英里佳)に協力を頼み高橋とミチルの接点を探し養女・鈴菜とドナーカードを見つけ、心臓移植手術前日に鈴菜が交通事故で搬送され、ドナーと考えるがドナーカードの筆跡が異なった。
<以下、隠し字>
高橋が出頭し椿にドナーカードの偽造と、殴られた香織から真理子と晴臣の不正を聞き放置し、真理子に居直られ絞殺したと自供し、小梅は椿に漂白剤は花瓶の花と伝え家宅捜査し、渡部はメモの内容を調べ、小梅は鈴菜の養女理由を調べ、椿は高橋に花瓶の欠片を見つけもう1人いて真理子と争い怪我し庇うと言い、小梅は渡部からメモの暗号を聞き宮本を探し、京子が宮本に「香織から鈴菜殺しを聞き殺し、真理子を晴臣が買収し宮本の指示と聞き殺した」と告げ刺そうとし小梅が止め「京子が鈴菜の母で担当刑事・高橋が引取り、京子の真理子殺害を高橋が庇い鈴菜は京子が母と知っていた」と告げ、小梅は宮本に香織が保存した会話を聞かせ逮捕した。


監督:水村秀雄
脚本:山岡潤平
出演者:大塚寧々・浅野ゆう子・根岸季衣・田山涼成・鈴木福・中山忍・神保悟志・石黒英雄・浜田学・月船さらら・丸高愛実・黛英里佳・川田希・林家ぺー・北見敏之・川島鈴遥
制作年:2016年


感想: 偶然の重なりだが、どれだけを可能性と見るか。
うさぎと亀が協力して走る。
知る強さを、どれだけ持てるかもテーマだ。

帝都大学叡古教授の事件簿

警視庁捜査一課係長・川添徳治(宇梶剛士)らが犯人を逮捕し、刑事・南波陽人(田中直樹が失敗を謝り、ある日南波は母校・帝都大学に来て捜査一課長・五十嵐修(武田鉄矢)からあらゆる学問に精通する文系の天才で「知の巨人」の異名の宇野辺叡古(藤木直人)に監修を頼んだ「犯罪捜査百年史」の制作中止の謝罪を頼まれ、手土産を持ち来ると助手・阿蘇藤太(白洲迅)と会い携帯とパソコンを使わずふぉうでもよい事に拘ると聞き案内され、叡古の1人娘の帝都大学法学部3年生・宇野辺さくら子(清水富美加)が次期学長候補の医学部教授・高寺保の遺体を講堂の舞台の天井からロープで吊るされ落下し、川添ら捜査陣が来て調べた。
叡古が現場に来て、「この事件には物語がありそうだ」とつぶやき幕を上げさせると、どん帳に謎の数字が羅列され暗号と言い、研究室で叡古と南波と阿蘇とさくら子が話し、南波の母の公安委員長・溝渕京子(高橋かおり)の不見識での出版中止と考え、副学長・戸村麻美(浅野ゆう子)に川添らが聞き込み、現場から叡古愛用のパイプ用タバコの葉が見つかるが刻み方が異なった。
医学部教授・中屋敷(国広富之)が准教授・鳥坂(宮川一郎太)に競争相手が減ったと言い、叡古は暗号の解明に阿蘇らと取り組み「祝福と呪い」と知り、捜査一課は麻美と中屋敷の次期学長候補に目を付け、捜査会議に叡古が来て暗号の意味を告げ五十嵐が捜査アドバイザーに任命し、川添から叡古のお目付け役を命じられた南波は行動を共にし経営する古書店に行き話し、客・牧原が来てさくら子が迎えた。
教授会で中屋敷の受賞を聞き行き殺害され現場で暗号を見つけさくら子が、氷川教授がと知り5年前の研究データ偽造事件が絡むと考え辞めた永瀬を探し関係が狙われると考え、鳥坂に行くと殴られ倒れていた、そこに暗号が残され叡古は「遺体安置所」と解読し行くと氷川の死体があり、麻美と永瀬を話し、暗号を解き連続性を疑い事件の順番を考え、警察は鳥坂を聴取した。
麻美が消え叡古は永瀬の旧研究室で牧原が襲い罪を被せたと言い、叡古が来て永瀬の息子・太一(福士誠治)と明かし父が3月前自殺し復讐を考えたと言うと、警察が逮捕し容疑者と考え、叡古は南波と永瀬が居た山小屋で鳥坂を待ち伏せた。
<以下、隠し字>
叡古は鳥坂に連続殺人の順序が発見順と異なり麻美に指示で導入機器を調べ不正を疑われたと連続殺害を話し、永瀬は既に自殺で死に息子・阿蘇を仲間にし、鳥坂の襲われかたは眼鏡が無事で不自然で自作自演で暗号のレベルが低いと言い、永瀬と最後に会った日の天候が違ったと言い、突発的に氷川を殺害した鳥坂は永瀬の死を利用した計画を立て太一に復讐を行わせたと逮捕した、叡古は太一に葛藤が有ったと告げ永瀬が残した手紙を見せ罪を重ねるなと言うと、麻美に爆発物を送ったと聞き止めた。


監督:木下高男
脚本:和田清人・伊藤崇
原作:門井慶喜『東京帝大叡古教授』
出演者:藤木直人・田中直樹・清水富美加・白洲迅・宇梶剛士・浅野ゆう子・武田鉄矢・高橋かおり・国広富之・宮川一郎太・福士誠治
制作年:2016年


感想: 変わりものの教授で、知識はどの程度か不明だ。
科学捜査を廃する目的だろうか。
暗号は無理がある。

湯けむりバスツアー 桜庭さやかの事件簿7

バスガイド・桜庭さやか(萬田久子)は息子・純平(永嶋柊吾)と娘・瞳(池田光咲)と話し、高根沢伸一(河合我聞)と智子(内山理名)は結婚式を挙げ、伸一が父・高根沢良輔(綿引勝彦)と母・志乃(藤真利子)と、弟・玲二(川野直輝)とその妻・薫(小野真弓)とその息子・翔太と、叔父・塚田康一郎(河西健司)を紹介し、智子が叔父・藤崎肇(中西良太)と叔母・和代(小柳友貴美)と従姉妹・千尋(田代さやか)を紹介した。
良輔夫妻は帝東観光からクラウントラベルに出向の葉山(六角精児)に、新婚旅行は伸一の亡き妹・吉本美咲(米澤史織)の墓参りに三重県に旅行に双方の親族で貸し切りバスで行くと告げ、葉山は青島専務から同行を命じられ、バスガイドのさやかと運転手の富田林太郎(葛山信吾)らが出発した。
杉並区で川又(北代高士)の死体が発見され、杉並西署・瀬間(田中隆三)と刑事・末松真希(桂木悠希)が捜査し旅行予定で刑務所に服役し12年前の美咲殺害の前科が判り、バスは伊賀市で美咲の墓参りし智子は高校時代の親友で、美咲の夫だった吉本靖志(和田聰宏)が来て頭を下げ去り、翌日に伊勢参りへと向い伸一は智子に良輔が来たのが不思議で仕事一筋で美咲の墓参りも初めてと言った。
瀬間と真希は三重の吉本を訪れたが川又の出所を知らず事件と無関係と聞き、さやからはおかげ横丁で自由時間を取り、良輔夫妻が伸一に後を継げと言うと拒否され、天の岩戸で間瀬と真希が来て良輔・志乃・伸一・玲二に話を聞きたいと川又殺害を告げ皆が動揺し、智子がさやかと富田に事件を話し、伸一は20年前に失踪した智子の父・須田勘造(中村育二)が津市にいると突き止め智子は拒絶したが、さやかは伸一と智子を無理に勘造に連れたが、勘造に伸一と智子を突き返された。
3日目に志摩に向かい、瀬間と真希は三重県警・阿久津(市川勇)と川又の共犯の沼尾(阿目虎南)を訪れるが同じ手口で殺され、ツアーは賢島で船に乗り玲二が妻子を放り、吉本と智子が会い話し、瀬間と真希と阿久津が玲二を沼尾の部屋にあった玲二の手帳のコピーで連行し、ツアーは湯ノ山に着き良輔はツアー目的を語った。
<以下、隠し字>
良輔は「先月玲二の手帳が盗まれ賄賂の記載があり川又と沼尾に脅された」と言い、玲二は警察に「殺害を計画しツアーを考えたが川又は来ず、沼尾が犯人と思い殺害を計画したが先に殺されていた」と述べ、智子が吉本から預かった美咲の作った土鍋を渡し、さやかは智子から幼少の頃を聞き、瀬間と真希が智子にアリバイを尋ねた。
さやかは玲二らの計画を先回り出来た人物を考え、玲二から津の探偵社に頼んだと聞き須田が癌で辞め、智子と訪ねかすみ草のブーケを見つけ、川又と沼尾を殺し死ぬ積もりと志摩を訪れ会い、玲二の依頼で調査し計画を知り智子と新しい家族を守る為に殺人をしたと自白した。


監督:新村良二
脚本:坂田義和
出演者:萬田久子・葛山信吾・内山理名・河合我聞・川野直輝・小野真弓・河西健司・中西良太・田代さやか・小柳友貴美・池田光咲・永嶋柊吾・綿引勝彦・中村育二・和田聰宏・田中隆三・市川勇・桂木悠希・米澤史織・北代高士・阿目虎南・藤真利子・六角精児
制作年:2016年


感想: 観光の中にミステリーが挟まる。
時事を取り入れたために、ちぐはぐがあるが、フィクションとする。
意外と警察が真面目に捜査するのは落ち着く。。

花の鎖

前田梨花(松下奈緒)は、祖母(草笛光子)が胃がんで入院し、失業中で手術代に困り、梨花は毎年母に花束を送る男「K」がいたが誰か知らず幼少に会った記憶があった。
幼馴染の花屋・山本健太(要潤)は「K」に梨花が手紙を送る事を勧め、祖母への助けを書いたが返事がなく、祖母は治療を拒み負担をかけたくなく「K」に頼むのを止める様に言い、男が祖母の見舞いに来て「K」の会社の専務(篠田三郎)と言った。
叔父の会社に勤める和弥(筒井道隆)と結婚した美雪(中谷美紀)は悩みは子どもがないことで、和弥の夢は設計士だが、美雪の従兄・陽介(丸山智己)の建築事務所で和弥は営業で従母・夏美(佐藤仁美)は冷たかった。
大学生の高野紗月(戸田恵梨香)は、友人・小川希美子(佐津川愛美)と入部した山岳同好会で絵を描き、先輩の浩一(松坂桃李)に弱みを見せない性格と言われ、先輩・倉田遙(野村麻純)が白血病で倒れだれも型が異なるが、紗月は浩一と同じ白血球の型と判り、紗月が雨降り渓谷に向かうと浩一が同行し花を描いたが倉田の死に間に合わなかった。
和弥は仕事をしながら、「香西路夫」美術館の建設コンペに参加準備をし後輩・森山清志(阿部力)から情報を貰い雨降り渓谷に美雪と行き、代表作「未明の月」のモチーフにふさわしい美術館を設計し最終候補に残ったが名義は陽介が書き換え、抗議する美雪に和弥は変更を説明するが何故知ったかは不明と言い、和弥は建設コンペに事務所の作品が選ばれ雨降り渓谷に測量に行き事故死し、陽介や森山は和弥を批判し美雪は皆を人殺しと言った。
希美子は紗月に浩一と血が繋がっていると言い、紗月は母に父の仇の事を聞いた。
<以下、隠し字>
梨花は「K」の会社の専務を訪れ、北神夏美(高林由紀子)と北神希美子(比企理恵)とは、母・紗月と祖母が祖父の死の原因を勘違いした事を話した。
紗月は父の仇の子が浩一で、母が話せなかった理由を知り別れたが、後日浩一のドナーになる事を頼まれ母を裏切る事に悩み、整理の為紗月は浩一と山に登り山小屋に貼られた自分の絵を見て、紗月は母に相談したが父と同じでもう決めていると言われた。
夏美は美雪が許さなかっただけと言うが、陽介(勝部演之)と専務・森山(篠田三郎)は違うと祖母・高野美雪(草笛光子)を病院に訪れて、事故の原因は登山を止めた和弥では無く、会社を守るために偽ったと謝り・・・・・・。


監督:中江功
脚本:篠崎絵里子
原作:湊かなえ
出演者:中谷美紀・松下奈緒・戸田恵梨香・松坂桃李・要潤・筒井道隆・草笛光子・丸山智己・篠田三郎・比企理恵・佐藤仁美・阿部力・佐津川愛美・野村麻純・勝部演之・高林由紀子・
製作年:2013年


感想: 3世代の話と判り、顔が見えない人物で順序を見つけ、ミステリが始まる。
年代の都合で小物も警察も登場しないので謎は存在しないのと同じ程度。
いない筈の子供の存在だけが悩ましい。

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