サスペンスドラマ２：「２３」

警視庁特命家宅捜索班・通称「ガサ入れ班」は「ガサ姫」こと係長の姫野瑶子（戸田恵子）・竜崎昇（的場浩司）・服部浩一郎（竜雷太）・本宮明美（misono）・坂本祐樹（岩永洋昭）らで主に家宅捜索を専門にしている捜査班だった。
東京・西多摩市のワイナリーで殺人事件が発生し、社長・高岡克也（田崎トシミ）が事務室で刺殺死体を、従業員の島崎恭子（竹中里美）が発見した。
部屋にブドウの種が落ち、怒鳴り声を聞いて遺体発見まで30秒しかなく、その時ワイナリーにいた従業員・加藤（賀集利樹）と近くのレストランオーナーシェフ・安城勇司（小林隆）に容疑があるが凶器は所持しなかった。
姫野はワイナリーで安城の妻・美津子（東ちづる）に再会した、姫野の交通課の頃の同期だが、竜崎は野次馬の中に怪しい女性を目撃し、後で従業員の加藤が高岡の元妻・松田千香（遊井亮子）と浮気が判明し、千香は竜崎が見た女性だった。
姫野らは千香をマークするが、千香と高岡との継続関係や美津子と会うのを目撃し、殺害現場の裏口の指紋が千香と判ったが、その矢先に千香が不審死した。
＜以下、隠し字＞
勇司に疑いが強くなるが証拠がなく、最大はワイナリーから凶器が持ちだされていない事で、姫野らは勇司と美津子の家宅捜索を行いワイナリーからの荷物を見つけ、凶器を見つけた。

監督：藤尾隆
脚本：三上幸四郎
出演者：戸田恵子・的場浩司・竜雷太・東ちづる・遊井亮子・賀集利樹・misono・岩永洋昭・小林隆・田崎トシミ・竹中里美
制作年：2013年

感想： とかく実証拠がなく、医学やデジタル録音や自白という証拠で終わる事が多い。
裁判で有罪になるかは微妙だ。
それに反して証拠主義はむしろまともな捜査だ。

ゲームセンターから怪我女性の通報で警官が来ると姿を消しその警官が銃殺され警察は法秩序への挑戦だと捜査を始めた。
捜査一課・深町征爾（舘ひろし）は、娘・深町里緒（多岐川華子）から海外旅行を言われ餞別を贈り別れたがパトカーの音で駆けつけ警官銃殺を聞いた。
課長・北村武（田村亮）と刑事部長・高見沢彰（ベンガル）から国家公安委員長の娘・川島友梨恵（塚田帆南）の極秘捜査依頼があり、家出中の友梨恵は薬物使用疑いと脅迫に母が金を払っており、深町の相棒は転属した朝倉香澄（山本未來）だった。
バーにバイトがおりオーナーが行方不明で、朝倉が友梨恵が最後に電話した相手・小西陽菜子（藤井武美）をみつけ、深町が陽菜子と会いバーで友梨恵と会い送って来た写真で深町は警官殺し現場から消えた女が友梨恵と確信し、友梨恵と一緒に写っている男が犯人の可能性があり、警官殺しの銃が15年前に捜査4課の警部・立花（並樹史朗）射殺事件と同一と判明し、組対4課沖田秀明（池田努）が資料と捜査協力を申し出た。
友梨恵から友人に正也に殺されると電話があり、深町は撃たれ朝倉は女を見失うが拳銃は同一で、深町は富樫昌弘（誠直也）刑事に友梨恵と男の事を言い、詳細は北村と高見沢に聞くように言った。
深町は自分と浅倉の拳銃携帯許可を取り、沖田から朝倉が立花の娘と事件の内容も聞き、朝倉は陽菜子の通話を知り深町と脅した男・迫水を逮捕したが友梨恵の動画と脅迫のみ自供し、警官殺しの正也は名前しか知らなく、小西陽菜子は釈放し深町が話を聞き正也は重度の薬中毒と言い、田舎に帰るがいつか歌手になるのが夢と言った。
川島智子（宮田早苗）はATMの引き出し映像で友梨恵を確認し、朝倉は友梨恵の携帯電話が山梨・塩山で使われたと知り深町と押し込むが空で、近くで女の射殺死体が見つかるが小西陽菜子だった。
＜以下、隠し字＞
友梨恵と男が警察に出頭し正也に見張られ陽菜子に身代わりを頼んだと言い、深町は友梨恵に全てを話させ、街工場主・岸本丈一郎（中西良太）を訪ね甥の正也の行方を聞くが時々しか来ないと言い、深町は警官と少女の銃殺を話した。
矢神正也の一斉捜査が始まり、深町は岸本自身の動きの監視が必要と主張し沖田がすると言うが、深町は立花の捜査リストに岸本がいないのが不思議だった。
富樫は迫水を釈放尾行し、迫水はバーに電話し携帯電話を切り、朝倉は女から薬を受取る迫水を見張り矢神正也が現れ深町と朝倉が捕らえた。
朝倉は立花の現場に参り、深町も参ると好きな花と好きな曲の事を語り、深町は沖田に矢神正也の拳銃の過去がまもなく判ると言い、沖田が岸本に会い15年前事件の真相を語り、・・・・・。 深町は陽菜子の母・小西晃子（沖直美）に会い死を知らせ金を届けた。

監督：村田忍
脚本：大川俊道
出演者：舘ひろし・山本未來・ベンガル・多岐川華子・藤井武美・中西良太・塚田帆南・沖直美・池田努・並樹史朗・田村亮
製作年：2013年

感想： 警察サスペンスよりは、拳銃が行き交うよりハードな内容だ。
新入り朝倉も深町同様の捜査スタイルで違和感がない。
朝倉と小西陽菜子がやけに印象的だ。

丸越デパートで山岡柊平（村田雄浩）は高校クラス会を初恋の篠原佐代子（藤吉久美子）と小野文明（温水洋一）と準備し天王寺珠美（泉ピン子）の下で仕事に励んだ。
元担任の大場和志（河原崎建三）もヘルパー・椎名有希（平岩紙）と出席し、転校で2ヶ月在籍の近藤みどり（比企理恵）や、男性からママに変わった森永勝男（天宮良）とIT企業社長・加賀亮輔（乃木涼介）が揉めていた。
散会後に山岡は寄書きで加賀を訪ね刺殺死体を見つけ警官の容疑を掛けられ、新聞の報道で予約キャンセルが続き、珠美まで野々村忠彦（相島一之）から責任を迫られ、山岡は加賀の側にクラス会記念ワインに似たボトル破片を見つけたが加賀はワインを貰っておらず、篠原が心配し来て離婚調整中と言った。
珠美は森永を訪ね、加賀に投資相談をして株が暴落し借金を抱え揉めたがアリバイも記念ワインもあり、珠美と山岡は加賀の離婚した妻で同級生・葉山明美（北原佐和子）と一人娘・梨奈（高部あい）に会い財産は梨奈が相続で、明美は借金に追われていた。
加賀の葬儀で参列に梨奈もおり、珠美は近藤みどりの住所や電話番号が嘘と知り素性を調べ早川と知るが死亡していた、加賀とみどりが話していてみどりは元会社社長で自殺し秘書の倉田順子（比企理恵）が名を語っていたと判り、珠美と山岡が倉田を訪問すると刺殺されており、篠原が心配して訪ねて来た。
＜以下、隠し字＞
珠美は大場の筆跡が妙と気づき訪ね椎名と病院に行くが篠原に葉書は出してなく紛失した篠原が不審で、みどりが社長の会社の事故死名に小野の妻がおり、警察も捜しており記念ワインが確認出来ないのは小野だけであり、加賀との関係を調べた。
小野から電話を受けた珠美と山岡が小野と会い、倉田順子に驚き加賀をみどりに販売させていたと脅していたのを見たと言うが警察が来てワインを確認した。
珠美と山岡は明美が借金取りに会い、珠美は篠原を疑い事情を聞いていると警察が加賀と篠原の写真の投書で連れて行き、山岡には篠原は何も言わなかった。
梨奈が珠美に、加賀とは度々会っており、加賀に恋人がいて贈り物で若い女性らしく、小野を訪ね当日の事を聞き、篠原の勘違いに気づいた。
有希は加賀と会うために大場のヘルパーになりクラス会を開かせ、・・・・。

監督:合月勇
脚本:松本美弥子
出演者：泉ピン子・村田雄浩・天宮良・北原佐和子・相島一之・河原崎建三・平岩紙・乃木涼介・比企理恵・高部あい・藤吉久美子・温水洋一
製作年：2013年

感想： 素人捜査らしく、穴だらけでドラマ向きだ。
警察捜査の邪魔をしているのは現実的だが情けない。
勘違いで始まり終わる。

主婦・飯島瞳（高橋由美子）が殺人予告を受け、民間ボディーガード会社・ＰＰＧの進藤輝（寺脇康文）は瞳の警護を開始し真壁直史（柏原収史）が尾行し山本勇弥（染谷将太）がビルから見張り長久保吉乃（平田薫）が電波を監視し、ストーカーが襲うが進藤が捕らえ、大崎大造（佐藤二朗）や和田漠（小倉久寛）が社長・服部敬一（伊東四朗）と話をし殺人予告を伝えた。
進藤と山本は瞳を警護し、真壁と長久保らは飯島和幸（伊東孝明）ら関係者に会い、進藤と山本は盗聴器を調べたが、瞳は団地自治会長・白井隆三（三浦浩一）の妻・須美代（阿南敦子）と息子・飯島優太（横山幸汰）へのいじめと万引きのトラブルで、瞳は勝手な物言いで住人から評判が悪く孤立し夫・和幸は不安で、団地の建替えで瞳が白井と支持代議士で対立し補助金が絡む事だった。
夫も息子も瞳に反発し、須美代が階段から転落死し、瞳は警護をやめて欲しいと言うが服部は瞳の警護と犯人の捜査が重要と言い分担を決め、住人・山田を進藤が訪ねると瞳は勝手でガードに値しないと言い、担任・中村と会い録音し白井大輔が実家に戻ると言い、いじめは学校の誰も知らなく、瞳の正論には不満だった。
佐久間慎也（川野直輝）を白井が助け、それ以後父の様に慕い、瞳は進藤らを金の為と信頼せず優太が違うといい、進藤は信頼が必要と撤退し向かいに部屋を借り、警視庁の殿山誠二（深水三章）が来て須美代は他殺と言った。
＜以下、隠し字＞
瞳が優太と夜に外出し屋上から物が投げられたが進藤らが防ぎ、住人から白井の建築業者との癒着と妻の保険金等と浮気の噂を聞き、進藤は須美代の浮気相手を調べ、白井から妻とは結婚紹介所で出会い、須美代と中村が浮気していた。
ＰＰＧの車に盗聴器が仕掛けられ、白井の部屋にも盗聴器があり、須美代と息子が襲われ長久保が助け怪我をしたが瞳は警護を拒否し離婚届けを出し優太も勝手な瞳は嫌いと言った。
担任・中村が刺殺され、進藤は須美代と中村殺害犯は別で、脅迫電話は中村と判った。
進藤は山田から話を聞き、和幸と優太が誘拐され瞳が出向き佐久間が現れ、人質を爆破させようとするが、白井が進藤の要望で現れ、須美代殺害と佐久間の誤解を語った。

監督：松田礼人
脚本：友澤晃一
出演者：寺脇康文・柏原収史・染谷将太・平田薫・小倉久寛・高橋由美子・伊東孝明・横山幸汰・川野直輝・三浦浩一・佐藤二朗・深水三章・阿南敦子・伊東四朗
製作年：2013年

感想： 民間ボディーガード会社が膨大な経費がかかりそうで成立は一般的でなさそうだ。
そもそも警察が証言が信用出来ないと言うと無理になりそうだ。
日本で私立探偵がないのと似ている。