サスペンスドラマ2:「28」

事件救命医 IMATの奇跡

事件現場医療派遣チーム<IMAT>が、想定合同訓練を警視庁の特殊犯捜査係<SIT>と行い、IMAT救命医の日向晶(玉木宏)ら5人が参加し救護訓練を慣れなく、SIT隊員・影浦琢磨(田中圭)は、IMATが足手まといの心配を上司・荒井健三(高橋克典)に言った。
突然SIT隊員が倒れIMATの美山ゆかり(貫地谷しほり)・小倉優斗(矢柴敏博)らは脳血管障害と考えたが日向は手術室でも難しい心嚢から血液を抜く処置を成功した。
科捜研心理分析官・紗弓真理(水野美紀)は荒井に、影浦が父を東京スカイランド爆破事件で失った履歴と検査結果から人を殺したがり、影浦の父と同じ事件で父を失った日向の適正と心理分析を予定した。
数日後、神谷真一(小木茂光)の手術中に日向と消防士・寺田(渡辺哲)が話していると爆破事件が発生し負傷者の搬送が始まり、救助隊の顔を撮影する一団がいて、犯人・菊地は言葉を残し死亡し、美山や影浦は日向が時々妙な目をすると思い、警察の捜査で爆破犯は複数で爆弾は他にもあると判明した。
青山(戸次重幸)ら犯行グループは銀行を襲い、消防車隊員も人質に立てこもり、呼びに入った消防士・寺田が射撃され、SITとIMATに出動要請が出たが重傷の寺田に近づけなく、自力で離れた寺田を引き離し病院に搬送した。
犯人は交渉に応じず時間が経過し、SITの倉田(渡辺紘平)が電話するとネットで中継し主張を流し、妊婦・澤野真由実(西丸慶子)の開放を要求すると外に出し医者に引き取らせ日向と美山が向かい胎盤早期剥離で搬送必要だが救急車の鍵がなく車で出産を行った。
<以下、隠し字>
犯人からバス1台の要求があり、食品の差し入れに捜査員・大和田(小林正寛)が行くと拳銃と間違えて撃たれ、医者として影浦が医者に化け日向と向かうが大和田は散弾銃の破片が刺さり病院搬送が必要だが、現場での治療になった。
犯人は東京スカイランド爆破事件の犯人と同様の動機と言い、影浦をSITと疑い心嚢から血液を抜く作業を影浦にやらせ、日向は前に見た影浦は出来ると考え、2人は作業を終え、影浦の情報でSITの突入計画が練られ、院長・大磯幾多郎(伊武雅刀)ら医師が駆けつけ、バスが銀行に行き、SITがダクトから侵入し、紗弓は目的が疑問で言葉から銀行株価の下がりを利用した儲けと考えた。
犯人は人質に同じ姿にしたが影浦が判ると言い、最後の1人を日向が見つけるが人質を取り銀行周囲を爆破し始めた。
日向は爆破被害者より重傷の射撃された犯人を優先搬送させ・・・・。
犯人を撃てなかった影浦は警備課に移動し、日向は犯人を助けられ無かった。 影浦と紗弓は日向の父の事を知って・・・・。


演出:星野和成
脚本:林宏司
出演者:玉木宏・田中圭・貫地谷しほり・水野美紀・高橋克典・矢柴敏博・渡辺哲・小木茂光・小林正寛・西丸慶子・渡辺紘平
製作年:2013年


感想: 情報とイベントとが不完全に混ざった。
テーマを絞りたいが、拡散した。
最後は支離滅裂になった。

ねじれた絆

昭和52年、稲福スミ子(板谷由夏)の娘・美由紀(熊田聖亜)は6歳で幼稚園の健康診断結果を見たスミ子は美由紀の血液型が「A型」となっていて、クレーン運転士の父・稲福茂美(ゴリ)はB型で母・スミ子はO型でA型の子どもは生まれなく、家族全員が血液型検査をした結果、美由紀はA型で夫婦の子ではないと判明した。
出産病院は調査をしてネームバンドの付け間違いで、近くの町の板金業・島袋清徳(光石研)と島袋公子(西田尚美)の長女・初美(庵原涼香)と判った。
スミ子の姉・稲福礼子(朝加真由美)は茂美からスミ子は会いたがっていると聞き、他も一度会うだけと思ったが、現実は「子どもを交換するか否か」という選択肢だった。
病院の言うままに家族の交流を始めたが、情報が漏れてニュースがマスコミに広がり出版社記者・奥野修司(滝藤賢一)は取材を開始したが拒否されたり、自分ならどうするかと問われた。
子供を交換した夫婦に話を聞き、スミ子は交換する積もりと語り交流が深くしたがうまくは行かなかいが、突然に祖母の言葉で知られ明かさざるを得なくなり、美由紀は交換をいやがり小学入学を拒否し、初美も似た状態だった
昭和53年3月、実の子と生活する日が来て、名字が変わったが子供は理解出来なく、親には想像も出来なかった。
稲福では名前を変え、稲福真奈美としたが名前を書けなかった。
子供の順応力は当てにならなく、美由紀は親と呼ばず反抗し、島袋公子は酒に溺れ、島袋清徳は奥野に公子の苦悩を話した。
酒に溺れる公子を見た美由紀は家出し、稲福家に戻り真奈美と美由紀は喧嘩をし、一晩泊まり一緒に住もうというと隣りに稲福家が引っ越した。
<以下、隠し字>
島袋美由紀(未来穂香)と稲福真奈美(草刈麻有)は同じ中学に通い、美由紀は時々真奈美をうらやましくなり、美由紀は真奈美に張り合い、公子はスミ子に子供2人を取られた様だと文句を言った。
真奈美をうらやましがる美由紀に、スミ子の日記を見せ、美由紀は両親に高校進学を言い、卒業し平成2年、美由紀は皆に見送られて島を離れ、真奈美はもう自分の力で歩くと感じた。
真奈美と美由紀は37才になり、島を訪れた奥野は2人と家族に会い、スミ子も清徳も過去にとらわれず前向きに生きると言った。
平成25年、真奈美と美由紀が結婚式を一緒に挙げた。


監督:及川博則
脚本:及川博則
原作:奥野修司「ねじれた絆」
出演者:板谷由夏・熊田聖亜・ゴリ・光石研・西田尚美・庵原涼香・滝藤賢一・未来穂香・草刈麻有・
制作年:2013年


感想: ドキュメンタリーの再現ドラマだ。
登場人物の異なる目から描かれる部分があるのは記者の目よりシンプルだからであろう。子供はまだまだ途中だが、親には人生の後半だ。
記者も同様だ。

私は代行屋!2

葛城晴子(高畑淳子)は星川護(小野武彦)社長の代行屋で何でも行い、晴子に超一流料亭「重衡」から仲居代行の依頼で、骨董商主催集まりで晴子は伝統文化研究の樋口誠司(神保悟志)の目に留まった。
女将・瀧川真弓(朝加真由美)も晴子の気配りに気づき、女将が店経営で専務・瀧川昭吾(田中隆三)や娘・千尋(京野ことみ)と口論中に倒れ入院し晴子に女将代行を依頼し、晴子は車イスの次女・樹里(黒川智花)も引受け、他に先妻の子で長女・千尋と樹里の弟・直人(若葉竜也)がいて、重衡の先代は昭吾の兄で3年前に死亡し後妻の真弓が継ぎ、千尋は家を出て老舗をバイキング形式の居酒屋にする飲食会社に就職し重衡の手放しを迫り弟・直人は母親が倒れても夜遊びへ出掛け樹里は車イスで1人の世界に閉じこもった。
昭吾が瀧川家の離れの火災で死亡し、晴子の後輩・乾寛二(近藤芳正)刑事が放火といい、真弓は晴子に店の継続を指示し樹里を次期女将に望み、居酒屋社長・妹尾勝則(深沢邦之)と千尋は計画が進んだと言い、専務・瀧川昭吾の借金取立に藤城らヤクザ風の男が押しかけ、樋口が心配で来た。
乾刑事は千尋に事情を聞き、晴子が千尋に香典を返しに行き妹尾に会い、乾は事情を隠したと言い昭吾の死因から殺人事件と断定され、昭吾の密葬で経営不安で従業員に不安が拡がり、樹里の足の事故は千尋が原因といい、直人が真弓が退院まで結論は待ってと言い参列していた樋口は直人を支持した。
<以下、隠し字>
直人は千尋はやさしい姉で千尋が店を継ぐと思ったが、樹里は3年前千尋に傷つけられる恐怖を味わったといい、誰が本当か晴子は見極めがつかず晴子は千尋の勤めるチェーン店で食事し味に驚き、妹尾と千尋が現状の借金を示すが樋口は悪徳業者が関係と言った。
樋口の忘れ物を届けに自宅を尋ねると血まみれの千尋が居り、乾らに樋口が地上げ屋と気づき口論になったと自供し、昭吾殺害も自供し、晴子を脅した藤城を乾らは逮捕した。
晴子は千尋が作った居酒屋の旧持ち主にあい、千尋が老舗を救っていると知り、千尋の自供がうそと判り、樹里が遺書を残していなくなった。
千尋は樋口宅から逃げる樹里を目撃し、晴子と千尋は樹里を追い助け、真弓が緊急手術が始まり、千尋は樹里と女将にさせたかったが誤解が生じ・・・・。


監督:日比野朗
脚本:松本美弥子
出演者:高畑淳子・近藤芳正・京野ことみ・黒川智花・神保悟志・田中隆三・深沢邦之・朝加真由美・小野武彦・若葉竜也・
制作年:2013年


感想: 見方で誤解が複数生じ、複雑に絡まった。
代行が次第に内部が見え始めた。
捜査が併行して進むのもまともだ。

おふくろ先生の診療日記6

診療所医師として大田原花世(泉ピン子)が郡上八幡駅に降り、具合の悪い・芹沢比呂美(高橋ひとみ)と会い診療所へ連れ、看護師・坂本鮎子(古村比呂)と処置し女性は保険証を持たず現金を置き去った。
郡上おどりの季節で、役場観光課の芹沢雄策(今井雅之)と下駄屋の雄策の父・庄五郎(伊東四朗)と雄策の娘・亜衣(大後寿々花)は祭り準備に追われ、郡上おどり保存会理事の庄五郎は下駄作りと踊りの指導と準備に忙しく庄五郎は雄策と比呂美の事を話した。
1週後、腰を痛めた庄五郎を亜衣が診療所へ運び、庄五郎は軽症だが付添いの亜衣が倒れ、下駄作り手伝いの疲れの診断だった。
雄策の前に4年間いなかった妻・比呂美が来て離婚届を渡し、花世と鮎子が会い鮎子は比呂美と思い出すが、花世は比呂美は名古屋の病院に長期入院中と聞いていた。
4年前元夫のストーカー被害の亜衣を守り雄策が揉み合い、比呂美が元夫を包丁で刺し殺し刑務所に入り、出所した比呂美は亜衣を気にして正式に離婚して身を引こうとした。
幼馴染みの翔太(栗原吾郎)と鮎釣り中に亜衣が再び倒れ、花世は亜衣に岐阜の総合病院で精密検査を受けさせると再生不良性貧血で、ドナーの骨髄移植しないと約1年で20%が亡くなる難病だが、ドナーが血縁者以外は20%の拒絶反応可能性があった。
庄五郎と花世は比呂美を呼ぶが雄策は亜衣に会うのを拒否した。
庄五郎と雄策はドナー適合せず、花世は比呂美を訪れドナー検査を依頼し、病院で亜衣が出血し雄策は隠せなく、仕事が手に付かない雄策が比呂美を呼ぶが何も話せなく、比呂美は花世と会い、花世は庄五郎と雄策にドナーが見つかり手術日を伝えたが、守秘義務でドナーを教えなかった。
<以下、隠し字>
手術は無事に終わり、庄五郎と雄策はドナーが比呂美と気づくが亜衣に教えないと決め花世にも伝えたが、庄五郎は比呂美に会い自分は感謝していると伝えた。
亜衣に見舞いの雄策は事情を話すが、亜衣は反対で比呂美の気持が判らないなら自分が出て行くと言い、花世は比呂美が名古屋に戻る前に会い、亜衣にドナーを教えた事を謝り何とかならないかと言った。
雄策が山車倉庫の鍵を無くし捜すと翔太が頼まれたと返し、花世は亜衣の事を相談され雄策は仕事を守ったと打ち明け夫は失格と言い、雄策が迎えに行く前に亜衣は退院し墓参りの比呂美に一緒に暮らすと言うが比呂美は諭した。
雄策は比呂美を列車に追い、感謝を言い戻り・・・・。


監督:竹園元
脚本:関根俊夫
出演者:泉ピン子・高橋ひとみ・今井雅之・大後寿々花・古村比呂・伊東四朗・栗原吾郎・
制作年:2013年


感想: 夫妻と親子の人情話。
郡上おどりとドナーの骨髄移植とを絡めた。

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