サスペンスドラマ2:「88」

みなと署落とし物係 秘密捜査官危険な二人

警視庁みなと署刑事課・星野翔(遠藤憲一)ら刑事課は課長・沼田大祐から警視庁捜査1課刑事・古室佑樹(桐山漣)の極秘捜索を命じられ、エコノミスト・京極龍園(佐野史郎)死亡会場に居たと聞くが星野は疑問だった、警視庁警務部長・西郷典幸(高橋英樹)と民自党代議士・太田原慎之介(小野寺昭)がみなと署を表彰し、みなと署落とし物係で元捜査1課刑事・里崎直美(浅野ゆう子)は元上司・西郷と会った。
星野は帰宅し息子・星野進(鈴木福)から亡き妻の姉・直美を来ていると聞くがソリが合わなかった、直美は西郷に呼び出され「失踪した元部下・古室を刑事部が秘かに捜すが裏を疑い」「京極は詐欺まがい商法で富を得て、復活を講演中に死亡し、そこに古室がいた」「警視庁捜査員・塚本亜希子の偽名で捜査を命じる」と聞いた。
直美は京都で講演会館・津野田新(石橋保)から話しを聞き、星野が目撃して翌日問い、古室が長峰達也(隈本晃俊)の神戸の殺害事件現場の防犯カメラに映ると聞き、直美は現場を調べ車に襲われたが星野に助けられ、星野は西郷に会い直美に協力すると言い、直美は西郷から聞いた。
直美は星野から協力を聞き、京極の死体検案書の泥のついた旧1万円紙幣と体内の薬成分検出を気にし、星野は講演会映像を見て介抱した司会・大村エリ(森尾由美)と薬剤師・名高博敏(曾我廼家文童)とカメラマン・多田雄一(内場勝則)を聞き込んだ。
直美は成分の効用を知り星野に知らせ、星野は津野田から飲料を聞き込み直美の指示で古室の部屋を捜査して出身地・奈良の加里屋町の白毫寺のお守りを見つけ、星野は加里屋町へ行き白毫寺の僧・古川聡から「20年前に商店街で古室武がまとめ役で、ファンドに金を預けたが失い、古室一家は町を離れた」「京極と長峰が関わる」と聞いた。
直美は映像から介抱者らが京極が倒れるのを予期したと考え、星野はエリと名高と多田と津野田が消えたと知り、加里屋図書館で調べ当時の写真に4人を見つけた、直美は西郷に商店街の複数犯の犯行で京極とグルの大家を狙うと告げた。
<以下、隠し字>
古室がエリに犯行を止めたが聞かず、直美と星野が来て古室から「2月前に集まり京極を調べ、古室は逮捕しようとしたが、京極と太田原が会い手を結ぶと知り、20年前に大家・太田原に騙されたと知った」「エリが京極に近づき薬を1月飲ませ、津野田がジュースを飲ませ血圧低下させ介抱に見せかけ殺害した、古室は講演会を知るが遅く長峰殺害も止められ無かった」と言った。
逮捕から逃げた津野田が太田原を狙いが古室と星野が阻止した、西郷が太田原に犯罪を問い、直美が古室にやり直せと言い逮捕させて、西郷が直美に任務を解除した。


演出:亀井弘明
脚本:菱田シンヤ
出演者:浅野ゆう子・遠藤憲一・鈴木福・桐山漣・森尾由美・石橋保・曾我廼家文童・内場勝則・小野寺昭・佐野史郎・高橋英樹・隈本晃俊
製作年:2017年


感想: 全体が予定調和的だが、流れには破綻は少ない。
東京の刑事が、京都と神戸を調べる事は無視される。
最初からの証拠の中からに、次第に需要点を見つけるのは優秀かどうか。

深層捜査 ドクター大嶋二郎の事件日誌

林田ホールディングス社長・林田祐一(本田博太郎)と妻で副社長・林田陽子(賀来千香子)と専務・黒川哲夫(風間トオル)を工場長・矢崎(永倉大輔)らが函館空港から送り、林田がオープニングイベント中に倒れて死亡した。
捜査1課係長・谷本伸次郎(西村雅彦)と主任・吉岡信吾(袴田吉彦)と刑事・宮原(井上正大)と国本(曽我の屋寛太郎)と茅場(掛田誠)と桑山喜和子(ちはる)らが調べ、医師・大嶋二郎(長塚京三)と医師・高野泰之(渡辺大)と犯罪被害者対策室長・柏木百合子(かたせ梨乃)が来て大嶋はパニック状態の陽子を診断し、高野は広報・中森杏子を診断した。
大嶋は自宅クリニックで陽子を続けて治療し、鑑識が即効性の毒物死で炭酸の代わりに渡した水を調べ監視カメラに不審人物が居て、大嶋はかつて強盗犯に殺害された妻を弔い、娘で看護師・大嶋めぐみ(岩佐真悠子)が帰宅し百合子が来た、大嶋らは陽子から記憶が曖昧と聞き、治療が必要だと吉岡らに告げた、第1回診療でHTPテストを行い深層心理を調べた、吉岡と宮原は黒川から強引な経営手法で林田を恨む人は多いと聞き、従業員からブラック企業で10年前にアルバイトの女子学生が過重労働で自殺と聞いた。
第2回診療で大嶋は絵画療法を行い子ども時代の写真持参を依頼し、陽子のアルバムに函館の写真があり剥がした写真は思い出せず大嶋は陽子の封印した過去と考え、めぐみが毒物の相互作用で効き目が変わると告げ大嶋は協力作用と拮抗作用を考え、百合子は林田の血液を調べさせ、鑑識がアコニチン以外にテトロドキシンを見つけ2-3時間前に摂取の可能性を告げ、函館の林田食品工場で主任・星野雪夫(螢雪次郎)が男と話し、吉岡と宮原は函館空港と星野を聴取し何も食べないと聞き込み、東京で矢崎から不審男が倒産会社長・東山浩司と聞き、吉岡は大嶋に意見を求め飛行機酔いと聞いた。
吉岡は黒川から林田が薬剤師免許を持つ星野が調合した酔止めを飲んだと聞き、10年前自殺が星野の娘・真理子と判り、吉岡と宮原は函館で所轄刑事と家宅捜査し探した、大嶋は陽子が函館に行ったと知った、青梅で陽子は星野から水筒を受取った。
捜査1課が星野の転落死体を調べ他殺を疑い、陽子は大嶋の診察を受け谷本らに同行し林田と星野殺害を自供した、大嶋と百合子と高野は函館に行き陽子の写真を辿り沢田写真館主(村野武範)から陽子の幼馴染み・沖田との写真と沖田の事故骨折を知り、吉岡と宮原は東山の毒殺死体を見つけ同一犯を疑った。
<以下、隠し字>
大嶋らは沖田の父から河豚を譲り性が離婚で変わったと聞き吉岡に知らせ、1課は矢崎を任意同行してが否認し、百合子と大嶋は陽子を接見して沖田との写真を見せて「林田殺害犯と知り庇う」と言い、「矢崎の横領解雇を林田から聞き、殺害を疑い星野から水筒を受取り矢崎がすり替えた」と聞いた、大嶋らと陽子は矢崎を追い函館に行き、自分で人生を捨てたと言い自首を勧め、矢崎は横領と一連の殺人を自供した


監督:香月秀之
脚本:渡辺典子・香月秀之
出演者:長塚京三・かたせ梨乃・袴田吉彦・渡辺大・西村雅彦・本田博太郎・風間トオル・賀来千香子・螢雪次郎・村野武範・岩佐真悠子・井上正大・曽我の屋寛太郎・永倉大輔・掛田誠・ちはる
製作年:2017年


感想: 単独犯の犯行は以外と珍しい。
偽の手掛かりと容疑者は多いが、手掛かりは充分とは言えない。
状況証拠で可能性は絞れる。

特殊犯罪課・花島渉

横浜港町銀行に男(六平直政)が人質を取り立て籠もり床に火薬をばらまき、神奈川県警捜査1課管理官・藤田詩織(岡江久美子)と刑事・小笠原(阿南健治)と所(小澤亮太)は人質に美術品収集家でコメンテーター・宮川みどり(黒田福美)がいてマスコミが騒ぎ、警察庁特殊犯罪課交渉人・花島渉(内藤剛志)が太田邦宏(天野ひろゆき)と来て妻・花島祐美恵(萬田久子)に電話した。
花島は犯人は工場経営者・久保田良治で融資を断った銀行への復讐と聞き、人質のみどりや津村八重(音無美紀子)が電話を掛けたいと望み、午後3時過ぎに久保田が突然投降したが花島は疑問で太田に八重とみどりを調べさせ、警察庁警視長・神崎友香(本上まなみ)と5年前の加藤なつみ誘拐殺害事件で父で美術商・加藤義昭(佐戸井けん太)が恨むと話した。
神奈川県警が鶴見の冷凍倉庫で森下健治(菊池均也)の死体を調べた、花島は帰宅し祐美恵と娘・花島奈々(中川可菜)が揉めた、花島はみどりが人質でオークション落札を逃し久保田の知人・国枝尚人(吉満寛人)が落札と知り久保田から従業員の退職金で国枝から依頼されたと聞き国枝を逮捕した、神奈川県警本部長・島本洋一(手塚とおる)は詩織に不満と言い、花島は八重が森下殺人容疑者で逮捕と聞き、詩織に連続引ったくり事件の1つが別の犯人の偽装と言い逮捕した。
神奈川県警は八重が森下殺害と考えるが接点は不明で、花島は八重の娘・加奈子(矢田亜希子)と娘・梨緒と夫・光男(足立智充)に会い、詩織から篠原規夫(中丸新将)が森下から美人局で脅されていたと知り、友香から森下の携帯電話の通話記録に加藤義昭の名があったと聞いた。
花島は加藤に森下を問い八重を取調べ、友香から森下がなつみの近辺で目撃されていた聞き、神奈川県警が森下のアパートを調べ荒らされ加奈子を目撃し、梨緒の心臓手術入院を知り、詩織が連続引ったくり事件被害者・片岡加奈子を思い出した。
花島は森下の死後に連続引ったくり事件が途絶え犯人と知り、八重が証拠不十分で釈放され花島らは八重が「加奈子の殺害を疑い庇った」と考えた、加奈子から「森下から引ったくったDNA鑑定書で梨緒と光雄の親子関係なしで脅され、倉庫で会うが既に殺されていた」と聞き、八重は森下のバッグを隠したと言った。
<以下、隠し字>
花島らは森下のバッグから質札を見つけ、それから恐喝の証拠を見つけ篠原をなつみ殺害犯と疑うが神奈川県警から逃走した、加藤が篠原殺害容疑で逮捕されたが釈放になり、篠原と加藤がオークションに関係していた、加藤が屋上から飛び降りを図り花島が説得し、花島は加藤から聞きみどりに会い「絵の贋作を加藤にばらされて篠原になつみを誘拐させた」と疑い、「篠原の死体のDNAがみどりと一致して口封じ」と言った。


監督:猪原達三
脚本:福田卓郎
出演者:内藤剛志・萬田久子・天野ひろゆき・本上まなみ・中川可菜・手塚とおる・岡江久美子・音無美紀子・矢田亜希子・六平直政・黒田福美・佐戸井けん太・ウド鈴木・菊池均也・阿南健治・吉満寛人・小澤亮太・足立智充・中丸新将
製作年:2017年


感想: 交渉人の活躍よりも、交渉後の事件捜査が中心だ。
所轄の上層とは揉めるが、担当者と捜査する。
多数の事件が次第に解決するが、再度別の繋がりで浮かび上がる。

北風と太陽の法廷

弁護士・櫻川風香(波瑠)はニッカーボッカー姿の男に声を掛けられ、法廷で離婚裁判を行いその男・麹谷陽太(岡田将生)は風香をほめハグした弁護士と名乗った、風香は帰宅して父代わりの手塚法律事務所・手塚六郎(市村正親)が迎え母・櫻川笙子(キムラ綠子)が出かけた。
六郎は原響子(川島海荷)と息子・原朗(田中レイ)から依頼され、風香はゴールドウィン法律事務所で大村真由子(内田理央)から弁護士・陽太を聞き、ボス弁護士・五十畑光一郎(大谷亮平)から大病院の院長夫人・原久子(高橋ひとみ)から息子・原正治(山本裕典)を離婚案件を頼まれ、妻・響子代理人は手塚法律事務所・麹谷陽太と聞き、陽太はこじれた案件も円満解決に持ち込む弁護士で風香に「一目ぼれした」と言った。
風香は久子と正治と会い離婚理由を尋ね、陽太は響子から尋ね「響子が子を預けてバイトと水商売で働き、正治に医学部受験勉強だけさせていた」と聞いた、風香は原康三(中原丈雄)から聞き、傍聴マニア・大垣(温水洋一)と久保(迫田孝也)と泉田(島丈明)が笙子と柴山直道(八嶋智人)に風香の裁判を話し、笙子は柴山を六郎に連れ、陽太と響子は風香を訪ねて話した。
陽太と柴山と六郎は正治の離婚理由を考え響子の友人・黒崎早苗(朝倉えりか)から聞き込み、風香は久子から探偵の調査結果を受取り真由子と結婚目的を話した、陽太と柴山は響子の家計簿や写真を見て出会い子が出来て結婚し正治が医学部受験を目指して自身の夢になったと聞いた。
裁判準備で風香は陽太と柴山から家計簿や写真を見せられ、柴山は正治が女性と会うのを目撃した、裁判準備で風香と陽太は正治と話し、裁判で風香が響子に訊問しバイトで特定の客がいると弾劾証拠を出した、柴山は正治が会った医師・岡野由香利を調べた、陽太は釣りで康三と会った。
陽太は響子の店で客から話しを聞いた、風香は久子が岡野と会うのを見た、陽太は朗が怪我して久子と康三の病院に運ばれたと聞き響子と行くが断られ、風香は正治に岡野を尋ねると、黒崎らが朗を連れに来て風香が帰れと言い響子と正治が止めて警察が来た。
<以下、隠し字>
陽太は響子を警察から引取り、朗に会い正治との約束を尋ね力を借りたいと頼んだ、裁判の本人訊問で陽太は正治が受験資料を残す訳を問い、岡野と会う目的を問い、離婚目的を問い、今年は受験していないと言い正治と朗が正治の死の病気を隠す約束をしたと言うと、正治が認め響子に言えず康三に頼むと離婚が条件と言われ呑んだと言った。
陽太は響子と朗の望みを叶えて欲しいと言い閉廷し、風香は正治から訴え取消を聞き、康三と治療を話し、久子が響子を原家に迎えた。


演出:佐久間紀佳
脚本:横田理恵
出演者:波瑠・岡田将生・大谷亮平・内田理央・市村正親・八嶋智人・伊藤麻実子・キムラ綠子・中原丈雄・高橋かおり・山本裕典・川島海荷・田中レイ・朝倉えりか・温水洋一・迫田孝也・島丈明
製作年:2017年


感想: 夫の離婚希望理由が謎となる。
伏線は少ないが、可能性の少ない。
子の絡みがポイントか。

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