サスペンスドラマ2:「70」

監察官・羽生宗一(3)・毒ハブと呼ばれる男

監察官補佐・上原和也(渡辺大)は戸川良子(戸田恵子)と監察官・羽生宗一(中村梅雀)から冷やかされ、所轄・栗原刑事(尾美としのり)と三島刑事(五刀剛)らは刺殺現場で捜査本部が1課管理官・橋爪(春田純一)の指揮と聞き1課係長・南原(中本賢一)と来て、刑務課長・磯貝(阿南健治)が抜打監察を告げ羽生と上原が来て署長・五十嵐と副署長・丸山(有園芳記)と磯貝が迎え証拠保管庫で佐久間婦警が担当し、査察で羽生は不法滞在ホステス履歴書の証拠品紛失を見つけた。
栗原らは弁護士・塩崎貴一(四方堂亘)を見つけ、羽生は橋爪と会い塩崎が殺害被害者と聞き、羽生と上原は名簿から摘発したスナックのホステス・亜里沙の履歴書で栗原が指揮し経営者・藤堂とホステス5名を逮捕した証拠で、南原らは塩崎事務所で当日に対立関係のヤミ金融・港(葛山信吾)と会い亜里沙と面会予定で、羽生は管理庫入室者が持ちだした可能性で聴取とロッカー点検を求め、南原らは監視カメラで亜里沙と塩崎を見つけ、羽生は藤堂から亜里沙で無欠勤だが摘発日だけ無断欠勤で、橋爪らは亜里沙の名詞指紋から指名手配犯・伊藤菜穂子(雛形あきこ)と判り半年前に夫殺害容疑で行方不明だった。
羽生は橋爪に署内の誰かが履歴書を保管庫から持ち出しと告げ、菜穂子を聞き摘発と保管庫に出入りの刑事・栗原と三島と生活安全課・板橋刑事(林泰文)を聴取し、接点と菜穂子の夫・良樹(金児憲史)殺害事件を調べ、女性客がビジネスホテルに入り橋爪は公開捜査にし、羽生は良樹が港から借金と聞き、橋爪らはホテルの通報で行くと部屋は空で誰かが情報を漏らしたと思え、羽生と上原は湊に会い小田原の良樹への融資内容を尋ね、監察官室に「摘発情報漏洩は板橋」の密告電話が入った。
板橋は摘発情報漏洩は認め、羽生は板橋に会えず山岡警務部長(国広富之)が止めろと言うが否定し、板橋の刺殺現場で橋爪と羽生が調べ発見者・小松和則(正名僕蔵)から塩崎現場が近いと聞き同一犯と考え、羽生らは小田原で今治刑事(ベンガル)から裏付けは無く菜穂子の容疑が疑問で塩崎の車が近くに有った聞いた。
羽生と上原と良子は菜穂子の兄・相良の事故死で栗原美紀も死に、栗原刑事の娘だが菜穂子の関係は否定し、裁判所から事故者が塩崎貴一と小松和則と聞き橋爪に伝え、南原らが菜穂子を逮捕聴取し良樹と兄殺害の復讐で塩崎殺害を認め、橋爪が出頭させた小松を羽生が聴取し菜穂子に良樹の店で遇い良樹が知り小松に塩崎を尋ね、小松は塩崎から消すと聞き良樹が殺害されたと考えたと聞いた。
<以下、隠し字>
菜穂子は小松を疑い訪ね塩崎が殺したと聞き名を隠し塩崎と板橋殺害を自供し、小松は釈放され、港が来て菜穂子が犯人か問い、橋爪は板橋殺害時の菜穂子のアリバイを知り、羽生は紛失履歴書が監察官室に送られ栗原の指紋が見つかり菜穂子に小松殺害を止める様に説得し、小松を襲う港を栗原が止め逮捕し、羽生と菜穂子が来て港が良樹と親友で金を貸し菜穂子の手助けをし、菜穂子の兄に庇われ助かり良樹殺害が塩崎で小松教唆で、菜穂子を襲う塩崎と脅した板橋殺害を自供した。


監督:吉田啓一郎
脚本:安井国穂
出演者:中村梅雀・戸田恵子・渡辺大・尾美としのり・雛形あきこ・葛山信吾・正名僕蔵・春田純一・国広富之・ベンガル・四方堂亘・五刀剛・林泰文・金児憲史・有園芳記・阿南健治・中本賢一
製作年:2016年


感想: 偶然と必然が絡み合った事件でサスペンス色が濃い。
自供で真相が入れ替わり、物証が少なく実際は解決は遠いかも知れない。
過去の事件捜査がいい加減という設定は、今や定番だ。

刑事夫婦2

所轄刑事・加賀美太郎(石黒賢)らが丸山を窃盗犯で逮捕しようとすると、本庁刑事・加賀美涼子(鈴木砂羽)と榎本美香刑事(星野真里)らが殺人容疑で逮捕し、涼子と太郎は夫婦で部下・美香に翌日に呼ばれ大曽根建築事務所で結婚すると三上(須田邦裕)を紹介され担当・真田(古澤蓮)が来てアドバイスを求め、涼子と太郎は所長・大曽根(長谷川初範)から理想家のイラストを貰い、帰宅し大曽根が世界的な建築家と話すと、携帯が同時に鳴り殺しで涼子が傷害事件で太郎が家を出た、涼子は公園内の階段下で美香と係長・小早川(井田國彦)から被害者・篠田深雪(野村佑香)で東森商会社員で半年前に兄を亡くし、財布がなく物取りの犯行と考えられると聞いた。
太郎は涼子の現場に近い若者らのたまり場で刑事・亀田(迫田孝也)と内田(一条俊)は被害者・山本(久保酎吉)はオヤジ狩りにあったと考え、涼子が現れ同一犯の可能性も考えたが犯行時刻が異なり、翌朝に涼子と太郎は深雪の現場からドラッグストアを探し遠回りと知り、涼子と美香は深雪の部屋を調べ東森商会で隣席の杉山からストーカーを見て以前にパソコンで大曽根を調べていたと知った。
太郎らは山本を聴取し変で、涼子と美香は大曽根事務所で事務・真鍋杏子(あめくみちこ)と大曽根に会い深雪は知らず、真田から大曽根がラファエル賞の候補と聞き、大曽根が杏子を怒り取締役・野々村(佐戸井けん太)がなだめ、女優・葛城綾(根本りつ子)が来て6年前離婚と言い、帰り道に涼子と美香は尾行者・高梨(鷲尾昇)から深雪と結婚約束したが兄が下半身麻痺になり結婚を諦めた経緯を聞きストーカーを目撃していた。
太郎らは山本が深雪の財布を持ち聴取で深雪の死体から盗んだと聞き、名刺に刈谷アート設計・刈谷(長谷川公彦)がありストーカーと訪ね否定され、翌日刈谷が殺害され太郎らが臨場すると涼子と美香に会い合同捜査本部になり、涼子と太郎はコンビになり、美香らは高梨を聴取し、涼子と太郎は大曽根に刈谷を聞くが知らず杏子から同期3人の事を聞き、野々村は刈谷が報酬に不満を持つと言い30年前に大曽根が杏子にプロポーズし断られたと聞き、深雪の兄・正雄も事務所で働いていた。
<以下、隠し字>
涼子と太郎は深雪の部屋で正雄の日記を見つけ一部破られ、10年前の事故を調べ近くの建築会社で正雄がゴミを調べ事故に遇ったと考え、大曽根がラファエル賞を受賞し大曽根に会い正雄と深雪を聞くが知らず、喫茶店で深雪と女性が会い大曽根の奥さまと呼ばれたと聞き、綾は否定しアリバイが有り、涼子と太郎は授賞式で杏子に脅迫した深雪を連れ出し大曽根のスキャンダルを消そうと会ったと認めさせ、金を用意したが大曽根が許せないと態度を変え揉み合い転落死させ、強請られた刈谷から正雄にスパイを指示したと聞き殺害したと自白し、それを大曽根が聞き完成した教会に連れプロポーズした。


監督:堀場正仁
脚本:金井寛
出演者:鈴木砂羽・石黒賢・星野真里・井田國彦・迫田孝也・一条俊・佐戸井けん太・野村佑香・長谷川公彦・根本りつ子・あめくみちこ・長谷川初範・須田邦裕・久保酎吉・古澤蓮・鷲尾昇
制作年:2016年


感想: 古いタイプの刑事夫婦が、合同捜査でコンビを組む。
事件を無理に複雑にせず、夫婦の形のテーマを描く。
ドラマ特有に、物証が不足だし組織捜査も少ないが違うタイプと考える。

民間科捜研 桐野真衣の殺人鑑定

新宿法科学研究所で所長・梅原(渡辺いっけい)が桐野真衣(国仲涼子)に民間科捜研の説明を行い、殺虫剤メーカーでダニ駆除研究したがリストラと聞き、科学捜査員チーフ・緋村(細川茂樹)が出勤し警視庁科学捜査官・松島ゆかり(山口紗弥加)の紹介で即採用で当日から働き始めゆかりが来て元婚約者の妹と言い、飯塚紡績社長・飯塚憲一(下条アトム)と妻・高子(根本りつ子)が依頼に来て自社開発の天然由来生地が保管金庫から切り取られ産業スパイの社員を突き止める依頼を受けた。
真衣は緋村の鑑定に呼ばれ生地から指紋採取を始め、社員データと照合し真衣は指紋鑑定書を飯塚に提出し、数日後に真衣と緋村は鑑識課長・盛(今井雅之)に呼ばれ飯塚紡績ビルで鑑定書が死体と発見され、刑事・春日部(寺十吾)からビル屋上の柵に首を吊り紐が切れ地面に落下し身元は鑑定書記載の狭山隆(浜田大介)だった。
緋村は自殺の所見と状況で連続殺人と疑ったと聞き出し、真衣は索条痕に疑問を感じレスキュードールで検証し失敗し同僚・朝倉(宮田俊哉)に会い索条痕の溝の深さが浅く殺人の可能性を考え、真衣は盛や春日部に再捜査を訴えるが相手にされず、緋村から警察は効率で真衣の記憶だけでは動かず民間の科捜研は依頼がないと捜査できないと言われ、真衣は狭山の妻・由海(伊藤裕子)に行き緋村はドアに憲一の指紋を見つけた。
真衣は由海に調査依頼を頼むが拒絶され、緋村は狭山の保険金と由海の左手の義手を告げ、真衣は飯塚にも拒まれ、ゆかりに化学敏感肌と飯塚紡績の新製品を着て見せると肌が赤くなり、研究所で緋村は商品偽装の内部告発と疑い梅原が無機物分析は5日掛かりが真衣は依頼し、真衣は由海を訪ね隣人・矢埜(清水章吾)から夫婦仲が良かったと聞き、由海はデータを見つけ真衣は宅配便配達員・嘉川(池田一真)とすれ違い、緋村と梅原らとテレビで佐藤綾乃殺害を見て、真衣は商品偽装の結果を聞き憲一に電話するが通じなく微弱電波を辿り、緋村と真衣は憲一の遺体を見つけた。
緋村と真衣は憲一の遺体を調べ手にカーボンが付き、翌朝に現場を再調査し血痕を見つけ側の廃工場で憲一の足跡と指紋を見つけ犯行現場と考え、ダニを見つけ真衣は西伊豆堂ケ島産と知り由海の実家で共犯を考え、捜査一課係長・藤城(浜田学)がゆかりの鑑定で宅配便員を同定し嘉川を逮捕した。
<以下、隠し字>
真衣はゆかりに会い警察の真似は危険と言われたが、由海とゆかりが同僚で狭山事件で由海を見張り、憲一と由海を尾行し襲った憲一が墜落し捜査攪乱で連続犯を装い憲一殺害を自供し、真衣は証拠と憲一の血が付き切ったゆかりの髪を見せ、由海が出頭し、真衣はゆかりの対応が判らず本人に任せ・・・・。


監督:村松弘之
脚本:秦建日子
原作:秦建日子「殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣」
出演者:国仲涼子・細川茂樹・山口紗弥加・今井雅之・浜田学・宮田俊哉・伊藤裕子・寺十吾・池田一真・清水章吾・根本りつ子・下條アトム・渡辺いっけい・浜田大介
制作年:2016年


感想: 科学捜査の様で実は殆ど何もしない。
思いつき的な推理で犯人だと思うが、最後だけ人が変わった様に当たる。
情報管理が出来ておらず、とても頼めない所だ。

検事・悪玉

検事・阿久田正紀(橋爪功)は捜査を掻き回し「悪玉」と呼ばれ、大学生・庄野の遺体が発見され、捜査1課新人刑事・善田まなみ(真野恵里菜)が臨場し先輩の白岩刑事と穂積刑事に状況を尋ね上司警部・宮原(山崎一)が阿久田監視を命じ、阿久田は事務官・木暮(六角精児)と現場で、被害者の口にタオルの綿を見つけ、解剖で解剖医・桑村(佐戸井けん太)が窒息でスタンガン痕が有りと言うと、阿久田は両手首の毛が薄く犯人が被害者をベッドに縛り顔にタオルを乗せ水をかけ殺害と言い、キャッシュカードで50万円引き出され防犯カメラ映像で女が写るが特定できなかった。
阿久田をまなみが尾行するとキャバクラをハシゴし聞き込みネックレスから女を特定し、キャバクラ嬢・葛西春菜(我妻三輪子)の案内で交際相手のキャバクラ嬢・入江千香(柳ゆり菜)に会うとアザだらけで庄野から暴力を受け50万円を引き出しを認めた千香は慰謝料と言うが、阿久田は窃盗罪容疑で逮捕し同情するまなみを批判し、雑誌編集部にメモとUSBメモリが届き庄野がレイプを告白する映像が入り、スプラッシュに暴露記事が掲載され、報道でネットで庄野を誹謗中傷の書き込みが溢れた。
宮原とまなみは被害者・水野茜(遠藤瞳)宅で阿久田に会い、母・真衣子(原久美子)から事情とレイプ被害を警察に訴えても未成年の庄野の名は出なく被害者名が出ると脅されたと言われ、阿久田は茜や真衣子のアリバイを確認し批判され、まなみはキャバクラで阿久田らを見つけ木暮から千香は阿久田が庄野の遺族と交渉し不起訴で拘留中の穴埋めに通っていると聞いた。
鎌田の遺体が見つかりスタンガン痕や拘束痕は庄野殺害と似るが右手の指が潰され鎮痛剤物質が検出され、映像がスプラッシュ宛に届き鎌田が19歳時に信号無視で老婆をひき逃げの自白映像が入り、ネットに犯人を正義のヒーロー視する者が現れ、阿久田は地検で調べ、柳耕太郎(中原丈雄)が新聞記事を読み、まなみがネット動画に犯人を名乗る人物が少年法の問題点を指摘し正義の執行者で罪人を裁くと宣言を見つけた。
阿久田とまなみは鎌田の16才の殺人事件を発見し退職した刑事・柳に会い被害者・島浦殺害は複数犯で容疑者が鎌田と野崎と聞き、主婦・新井彩香がネットを見、阿久田と木暮がキャバクラで千香から庄野が殺人を言ったと聞き、春菜は諦めたバレイ関連仕事を考えていると聞き、新井彩香が撲殺強姦されネットに過去の美人局で犯人が裁いた動画が載り宮原らは同一犯と考え、まなみは動画背景から廃墟ビルの現場を見つけ、阿久田は夫・俊平を聴取し庄野との写真を見せ恋人と聞き、まなみと阿久田は柳から島浦事件で彩香と野崎との関係を聞くが庄野は知らなかった。
阿久田は3人が島浦事件関係者で狙いが復讐と考え別の犯行で目的を隠したと考え、阿久田と木川絵里を訪ね父・島浦が借金で母と別れ音信不通で加害者は最初に罪を着せられた少年で後で3人がでっち上げたと判ったと聞き、阿久田は絵里に島浦を見捨て路上生活者になり待つが探さなく殺されたと言い、絵里は屑だが父だったと悔やんだ。
宮原らは罪を着せられた少年が篠原拓也と見つけネットのデマに呆れ、まなみは阿久田のやり方が疑問で、阿久田は篠原宅で母・成美(鷲尾真知子)から拓也の死を聞き警察の調べを恨まれ、阿久田は柳に拓也を黙っていたか尋ね野崎出所を知る為に接触した人物を尋ねたが答えず、成美は息子・雅志に電話し、警察は探し、阿久田は彩香の死が疑問で、誘う木暮と千香と春菜に行き画像を見せ野崎出所日を告げ、まなみは成美に雅志を止める様に言い阿久田に言われた言葉で雅志を守って欲しいと告げた。
<以下、隠し字>
警察はネット書き込み先で今野を逮捕したが愉快犯で、阿久田は野崎出所を囮にし雅志が襲うとまなみが止め成美の気持を伝え説得し野崎に悔いるまで安住しないと言い、阿久田とまなみは春菜に3人殺害を告げ、庄野の死を事前に知り千香に案内し、使用鎮痛剤を鎌田に刺し、彩香の強姦は男と思わせる目的で、阿久田が見せた偽画像に嘘を言い、怪我で絶望した時に拓也と出会い癒やされ一方的に愛したが拓也は気持悪がりストーカーと告げ逮捕した。


監督:本田隆一
脚本:山岡潤平
出演者:橋爪功・真野恵里菜・六角精児・山崎一・中原丈雄・鷲尾真知子・佐戸井けん太・柳ゆり菜・我妻三輪子・原久美子・遠藤瞳
制作年:2016年


感想: 風変わりな捜査検事を描く、現実には無理だ。
相手をさせられる新人刑事は感情的で、表面的だが次第に検事を理解する。
犯行計画は巧妙だが、動機は意外性の代わりに説得性が弱い。
物証も少ないがドラマでは仕方ないのか。

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