サスペンスドラマ2:「73」

約束 いつか、虹の向こうへ

元刑事・尾木遼平(石田純一)は暴力団流星会幹部・久保と揉み合い殺し傷害致死で5年の懲役を受け出所後に暴力団に襲われ、妻・河村久美子(筒井真理子)と死んだ息子・純平を思い出し、1週後に刑事・室戸(本田博太郎)が藤岡(平泉成)に尾木を批判し、村上恭子(若村麻由美)が万引きで揉め見た尾木が助け、借金取りに追われていた。
尾木は恭子を家に連れ石渡(石橋蓮司)と柳原(中村俊太)に会わせ、「刑務所仲間」で一緒に暮らすと言い、尾木は嘘の証言をした久保の愛人・中塚美智江(青田典子)を訪ねたが警察に追われ、女子高生・高瀬早希(渋谷飛鳥)に声を掛けられ話し、翌朝に美智江が死体で見つかり室戸らが尾木を署に連れ、恭子は石渡と早希を探しアリバイが成立し尾木は釈放され、早希も尾木らの家に居つき、尾木は恭子に反対されたが捜査を続け検屍医から多くは聞けず、恭子はストーカー・宇津木(木下ほうか)に家が見つかり、藤岡が訪ね来て仕事の紹介を言われたが断り宇津木を話した。
恭子は宇津木に早希をネタに呼び出され、尾木が石渡らに恭子が宇津木に娘を殺され宇津木が出所後に脅し恭子が復讐で障害事件を起こしたと告げ、室戸が恭子を宇津木殺害容疑で同行したが釈放され、恭子は尾木の捜査を手伝い流星会が久保の死後に麻薬を始めたと聞き、美智江の交際相手を探し刑事と付き合っていたと聞き室戸に問うが組織だと否定された。
尾木は石渡らに久保が誰かに自分を襲わせたと話し麻薬ルートを探し、石渡は流星会に忍び込み金庫から麻薬ルートの書類を盗み、尾木と恭子と石渡が調べ、家が襲われ柳原が刺され入院し、尾木は流星会が何故知ったか疑い恭子と石渡に止めようと言い、久美子が来て尾木に生活が苦しく家を売りたいと言い、恭子が居なくなり喫茶店で働き新聞で警察の組織取締を見た。
<以下、隠し字>
尾木は室戸に警察内部の情報漏れで協力を求め、押収麻薬のすり替えを追うと藤岡がコインロッカーにバッグを隠し室戸らが回収し、藤岡が逃げ恭子と尾木が追い、警察が流星会を家宅捜査をし上田を美智江殺しで逮捕し、藤岡は尾木と争い美智江が久保の愛人と知らず愛し合い、見られた上田に脅され罠に嵌まり尾木のプライドが目障りで選び、以降は上田や美智江の脅しが拒めなくなったと言うと、恭子が宇津木に呼ばれ連絡した藤岡が宇津木を殺し父だと聞いたと告げ、記事にすると言った。


監督:猪崎宣昭
脚本:坂田義和
原作:伊岡瞬「いつか、虹の向こうへ」
出演者:石田純一・若村麻由美・渋谷飛鳥・石橋蓮司・平泉成・本田博太郎・中村俊太・筒井真理子・青田典子・木下ほうか
制作年:2005年


感想: 捜査側が奇妙な仲間にしたが、謎が多くとも意外性ではなく、犯罪小説風に進む。
整理が付かずもてあました感じで、矛盾も多い。
複数の仲間のハードボイルドは無理だろう。

家裁調査官・山ノ坊晃~紛争解決100%の男

東京家庭裁判所調査官・山ノ坊晃(小泉孝太郎)は片瀬哲夫(葛山信吾)と妻・綾乃(宮本真希)の離婚調停担当で、家裁判事・芦田(小倉久寛)らは調停で遅れた晃・通称「坊ちゃん」を待ち父は東京高裁裁判官・山ノ坊賢一(石橋蓮司)で母は弁護士・山ノ坊光子(前田美波里)で姉は検察官・山ノ坊京(堀内敬子)で、晃は夫妻のひとり息子・健太(岡本拓真)と綾乃の会社社長・三枝琴美(佐藤藍子)に会い話しを聞いた。
調停で、綾乃は夫に女が居ると離婚を主張したが哲夫は否定し離婚に応じなく、晃は芦田と主任調査官・杉村こずえ(河合美智子)に健太は5年前に綾乃が病院事務員時代にシングルマザーで出産した連れ子で哲夫は実子のように可愛がり、綾乃が離婚したいのか疑問と告げ、親権を渡さない哲夫にも違和感を伝えた。 数日後に綾乃は脅迫電話を受け、晃は哲夫を尾行し馴染みの補導女性(夏緒)がタクシー運転手・磯村(湯江健幸)と揉め、磯村が哲夫と居た勝俣あずさ(大竹一重)を尾行し手配写真を見、夜にあずさが刺殺され現場で哲夫が目撃され、武蔵野中央署刑事・遠藤(尾美としのり)の取調べに哲夫は電話で呼び出され遺体発見と犯行を否認した。
晃は賢一と光子と京に片瀬夫妻を話し隠し事を突き止めると告げ、遠藤刑事はあずさの同棲相手・藤波(柳憂伶)を取調べ、晃は手配写真を見る磯村に会うが逃げられ手配写真が半年前に山梨県で見つかった身元不明女性の白骨死体と知り、磯村が哲夫に山中湖の大河原勇作を尋ね、磯村が殺害され晃は遠藤刑事に疑われ磯村とあずさと哲夫の関係と白骨死体と自分の家族を話した。
晃は賢一らの白骨は5年前殺害で大河原の転落死を話し、甲府で未亡人・大河原弥生(山口果林)にあずさと磯村が5年前の別荘の家政婦と運転手と聞き、復顔写真が住み込みヘルパー・内藤由香里(松下恵)と聞き、別荘で大河原の素行が悪く愛人で揉めたと聞き、晃は片瀬夫婦を訪ね調査結果を伝えると綾乃が調停を取り下げると言った。
晃は賢一らに調査を伝え、晃は甲府で弥生に由香里の手紙を見せられ、勇作の財産が盗まれていたと聞き遠藤刑事に勇作殺害の疑いを告げ、由香里の住所で調べ琴美の社員が綾乃が失敗が多いと話し、健太の保育園で綾乃に会い妊娠中毒の由香里を綾乃が助けたと考え健太の出生届けがあったと告げた。
<以下、隠し字>
晃は遠藤刑事から綾乃が別荘に出入りし由香里の子を奪ったと聞くが否定し、綾乃と健太が消え、琴美が綾乃に由香里から預かった物を要求すると晃と遠藤刑事が来て勇作の宝石を探しあずさと磯村を仲間にし勇作を殺害し由香里に宝石を盗ませ隠させ1人占めを狙うが由香里は気づき綾乃に託したが琴美が殺したと告げ、綾乃を雇い監視しあずさと磯村に疑われ、綾乃を離婚させようとしあずさと磯村を殺害したと自白させ、哲夫は由香里の恋人で手紙で健太を綾乃に託したと知ったと述べた。


監督:赤羽博
脚本:深沢正樹
出演者:小泉孝太郎・尾美としのり・石橋蓮司・前田美波里・堀内敬子・小倉久寛・宮本真希・葛山信吾・佐藤藍子・山口果林・岡本拓真・大竹一重・湯江健幸・宍戸美和公・栗山航・夏緒・河合美智子
制作年:2016年


感想: 丁寧な調停調査が過去の事件に繋がる。
同時に連続殺人が起き、それも関係する。
調停の結果は・・・・。

逆転報道の女(5)

夜に橋から男が転落し近隣で取材中の西野沙織(高島礼子)は石田翼(原田龍二)とカメラマン・梅崎忠司(朝倉伸二)と現場に行き、捜査1課警部・三上玲央(かたせ梨乃)が到着し男が紙切れを握り虐待を受けた子が書いたらしく、社員証から田中(松川尚瑠輝)と判明し遺書はなく身元確認に呼ばれた野崎彩花(岡本玲)は自殺でないと言った。
沙織と石田は大倉健(益岡徹)と江畑佳代(秋本祐希)と小久保満(近江谷太朗)らと話し、1月前に婚約した彩花の言葉で沙織は取材続行し、玲央は田中の携帯電話を探し川底の捜索し、沙織と石田は田中の社長・岡部(小野寺丈)から田中は仕事覚えの悪く臭気判定士・彩花より劣り、NPO法人理事長・森誠(田中健)の紹介と聞き、佐々木から男が来たと聞いた。
玲央は目撃者・篠原(水町レイコ)から田中の借金を知り、沙織と石田は彩花に会い父から虐待を受けたと聞き、森が区長選立候補を求められ、玲央らが彩花の傷害逮捕歴を調べ、沙織は彩花に田中の本籍が東京の荒川近くと聞き、闇金・宇田川(菊池均也)から田中が多額の借金し横浜から消えたと聞き写真を見せると田中の友人で偽名と知った。
沙織はテレビニュースで偽名を伝え情報を求め、情報で本名は青木太陽で田中の戸籍を買い岡部の会社に就職し、以前はホストでその前は大宮でカラーギャングで仲間から15歳ころに母が消えホームレス生活を送った聞き、玲央は坂口刑事(渡辺哲)から死亡者は青木太陽だが戸籍を買ったと聞き、苦しむ彩花を沙織は自分の家へと連れ母・雅子(水野久美)と娘・未来(佳音)が待った。
玲央は青木太陽を照会するが全国のどこにもいなく、太陽の母・青木美奈子(古村比呂)の存在が判り、沙織らは彩花と本籍の熱海で探し会うと美奈子は子供はいないと言い、彩花は太陽と婚約を告げ、翌朝美奈子の絞殺遺体が太陽と同じ橋の上で発見され宇田川が美奈子を同日訪ね聴取され、沙織は美奈子からの手紙で戸籍に入れなかったと知った。
<以下、隠し字>
玲央が彩花にアリバイがなく結婚し子がいると尋ね、彩花は太陽から呼び出され行き襲われ沙織が代わりに殴られ、彩花が沙織らに紙片を見せ字が苦手な太陽の文字と言い、目撃者・篠原が殺害され、証言が不審で佐々木に証言変更を尋ね、沙織らは彩花が出たと雅子から聞き臭気で気づいたと考え、沙織は佐々木から森に脅されたと聞き玲央に連絡し太陽が息子で森は選挙に邪魔な過去を消し、彩花が香水で知り復讐に向かったと告げ、彩花が森に刃物を向けると沙織らと玲央らが止め、森と岡部が罪をなすりつけあい、森は太陽が復讐に来たと思った言い手紙を見せられ本心を知った。


監督:山本大輔
脚本:友澤晃一
出演者:高島礼子・原田龍二・益岡徹・近江谷太朗・秋本祐希・朝倉伸二・渡辺哲・水野久美・岡本玲・田中健・かたせ梨乃・松川尚瑠輝・小野寺丈・古村比呂・佳音・水町レイコ・菊池均也
制作年:2016年


感想: テレビキャスターの視点と、刑事の視点とを交互に描く。
動機の発覚がやや弱いと感じる。
戸籍絡みの事が正確かどうかが判断に迷う。

警視庁心理捜査官・明日香5

練馬西署長・鷹野(長嶋一茂)が吉村爽子刑事(雛形あきこ)のプロファイリング手法と現場でのミスを非難し柳原明日香(泉ピン子)に吉村が謝り、鷹野が上層部への責任を押しつけた吉村は本庁の閑職になった。
管内で司法修習生・山根加寿実(早坂優希)絞殺事件が起き、捜査1課・大貫刑事(佐藤B作)が捜査開始したが他の事件に呼ばれ、捜査本部に東京地検検事・横沢(谷部央年)が来て被害者を指導したと犯人逮捕を鷹野に頼み、前科者・赤坂昇(斉藤一平)を任意同行したが手口が違い、明日香は桑原泰子(田中広子)と7年ぶりに再会し昨年結婚したと聞き自宅によばれ、料理自慢の夫・桑原興一(浜田学)が来た。
明日香は事件を解決したい鷹野の弱みで吉村を呼び戻し、吉村は資料や現場を調べ警視庁鑑班係長・田辺(ベンガル)と大貫から冷やかされ、明日香と吉村はプロファイリングで顔見知りと鷹野に報告し、ある日興一が近所の吉野(エド山口)とジョギングから帰宅し居間で泰子が帽子掛けで首を吊り明日香らが捜査し、自殺と判断されたが明日香は疑問で、吉村は赤坂絡みで鷹野から本庁に戻され、明日香は大貫から興一を刑事だった明日香の亡き夫・浩一と殺人事件容疑者で追ったと聞いた。
8年前に資産家で娘と暮らしていた世良遥子(橘ゆかり)が殺害され、数日後に遥子のカードで現金を引き落とした興一を逮捕したが、カードを奪った主張を担当検事が認め窃盗で執行猶予で釈放され、警察は別の容疑者を連行し容疑者が留置所で首吊り自殺した。
明日香と大貫は吉野から泰子発見直後に髪が首に挟まっていたと聞き、鷹野は捜査員から加寿実を付きまとう司法候補生を聞き、吉村は加寿実の墓で横沢を見かけ尾行し明日香から伊豆高原に呼ばれ桑原家の別荘に行き、捜査員は容疑者を聴取し自供逮捕したが、大貫が加寿実が養女で旧姓・世良加寿実で遥子の娘と言った。
大貫が明日香から浩一の捜査ノートを見せられ、吉村が伊豆高原の捜査で興一がジャーナリストを名乗り別荘の自殺事件を取材したと知り、明日香は横沢が加寿実を教えた形跡が無く8年前の担当検事で、吉村は伊豆高原で興一が調べた山本和子自殺事件を調査し、明日香と大貫と吉村は横沢を張り込み同一人と確認し、鷹野に明日香は泰子現場の再鑑識を告げ吉村を立ち合わせた。
<以下、隠し字>
田辺らが調べ興一に吉村が和子自殺を夫が自供し殺人と告げ、泰子の死体移動跡が見つかり和子事件を模倣し殺害と告げ明日香が尿斑が消せず髪が首に掛かり他殺と判り逮捕し、鷹野が横沢からもみ消しを頼まれ、明日香のメモで8年前の事件を知り、鷹野と明日香は横沢の義理の父の警視正から横沢と妻の警視正の娘を聞くが、明日香が遥子と横沢が付き合いそれを興一に目撃され、興一の殺人を横沢が窃盗にした事を警視正の娘が知っているかと尋ね、鷹野は明日香と8年前の捜査に向かい、興一と横沢が逮捕され警察幹部にも処分があり、鷹野は吉村に感謝した。


監督:吉川一義
脚本:西岡琢也
原作:黒崎視音「警視庁心理捜査官 KEEP OUT」
出演者:泉ピン子・雛形あきこ・佐藤B作・ベンガル・長嶋一茂・早坂優希・谷部央年・斉藤一平・田中広子・浜田学・エド山口・橘ゆかり
制作年:2016年


感想: 単純な事件が捜査側の問題で複雑になる。
これは、推理ドラマでも警察ドラマでもない。
舞台が警察の犯罪ドラマだと言える。

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