サスペンスドラマ2:「10」

刑事シュート4

調布北警察署刑事課を定年退職した百瀬哲夫(北大路欣也)は、娘・穂香(新山千春)とその夫で同じ刑事課・千本木久(石垣佑磨)の家に毎日行き、千本木の母・辰子(岡本麗)も毎日来てにぎやかだった。
穂香はシングルマザーの羽田由美子(原田夏希)と親しく、由美子日夜働いていた。
調布の宝飾店・井原ジュエリーで強盗事件が起き、2人組が支配人・立花(河相我聞)を気絶させ左手で金庫を開け2億円の貴金属を盗んだ。
若林晃課長(神保悟志)以下捜査本部に千本木も入り、その手口から左手の魔術師といわれた羽田三郎(泉谷しげる)が浮かび若林は千本木に百瀬への嘱託協力依頼を頼んだ。
かつて羽田の仲間の棚橋(湯沢勉)が死体で発見されて宝石に一部が発見され、羽田を追い、疑問がある百瀬は協力を受けた。
百瀬と千本木は娘・羽田由美子を訪ね、息子・翔太の父が井原ジュエリーの長男で1年半前に死去した井原公彦(柴田明良)だと言ったが、百瀬と千本木をつけていた男が店名入りのライターを落とした。
井原ジュエリー社長・井原洋三郎(大石吾朗)は病気で次男の専務・井原正彦(水橋研二)は立花を栄転させ、社長の命は短いと言った。
由美子と翔太が襲われ、翔太が誘拐され百瀬は翔太の公彦の死後3年が死後認知期間と言い、ライターから調査会社を突き止め井原ジュエリーから依頼されていたと知った。
<以下、隠し字>
羽田から百瀬に人を殺したと電話があり正彦の殺害現場で見つかり、誘拐現場におり犯人を尾行していたと自供し、翔太が救われた。
千本木は正彦に多くの借金がある事を知り、百瀬は羽田の左手が麻痺していると知り、強盗事件が狂言と判った。
立花の娘が手術に入り、百瀬に強盗事件と棚橋殺しは井原正彦で、翔太殺害を命じられたが殺せず逆に正彦を殺害し、目撃した羽田に10日の身代わりを依頼したと語った。


監督:長尾啓司
脚本:安井国穂
出演者:北大路欣也・石垣佑磨・新山千春・岡本麗・河相我聞・泉谷しげる・湯沢勉・原田夏希・柴田明良・神保悟志・大石吾朗・水橋研二
制作年:2013年


感想: 刑事ドラマと家族ドラマが混ざっています。
勘の捜査がどんどん当たるという名探偵ものです。
都合の良いのはそのドラマの宿命です。

刑事シュート5 しゅうと&ムコの事件日誌

調布北警察署刑事課を定年退職した百瀬哲夫(北大路欣也)は妻・千鶴子(山本みどり)を亡くし、愛車のモーガンを走らせ、同じ刑事課・千本木久(石垣佑磨)と結婚した娘・穂香(新山千春)の孫・美穂を可愛がり、千本木の母・辰子(岡本麗)と百瀬家はにぎやかだった。
事件に久が呼ばれ、課長・若林(神保悟志)らが調べ被害者は安田(吉村明宏)で、哲夫が整備会社・柴山の所で整備工・吉本和真(竹内寿)の事を話し和真の恋人・佐藤芽亜里(中別府葵)にモーガンを見せ、久と五十嵐(住田隆)刑事は安田が殺害前に会っていた、かつての相手・吉本明美(戸田恵子)を訪れ、事業に失敗し荒れ7年前に傷害事件で哲夫に逮捕されていた。
若林からの依頼で、久が哲夫に安田の事件で嘱託を頼むが断られ明美の事を聞き、森忠彦(螢雪次朗)が明美を訪れ、目撃情報で安田の殺害現場に明美の息子・吉本和真がいて疑われ、芽亜里から頼まれ哲夫は嘱託を引き受け事件を調べ始め、哲夫は久と組み和真の幼少を聞き、和真の部屋で凶器が見つかり、哲夫と久は芽亜里から和真の部屋の鍵の保有者を聞き、哲夫は和真から安田を刺したと聞くが嘘と言うと弁護士・坂下(矢島健一)が接見し、哲夫は若林に捜査継続を頼んだ。
哲夫と久は明美に和真の自供を告げ、忠彦が明美に相談して欲しいと言いそれを森美和子(朝加真由美)が見て明美に話し10年前の男の死から知っていると言い、哲夫と久は明美に会うと酔い、授業員は和真の事がショックで今も男がいて、安田の次ぎに暮らした男も酷いと言い、その男・竹内は事故死と判り担当の森忠彦刑事は退職と聞いた。
哲夫と久は忠彦を探し、忠彦は明美に結婚を迫り男がいても逃げられないと言い、哲夫は和真の部屋で凶器が見つかる様に有ったと考え、忠彦が殺され美和子は明美が殺したと言い、哲夫と久は明美に伝えアリバイを聞き、和真に忠彦の死と竹内の事を聞くと最初だけ優しいが直ぐに暴力をふるうと話し、突き落とし母に話し忠彦が近づき警察が来なかったと言った。
哲夫と久は忠彦の発信記録から坂下と会っていたと判り犯行時間に後輩から原稿執筆のアリバイを聞き、明美に忠彦との関係を聞き、元鑑識・原岡に10年前の事件で革の服から指紋が無かったと聞き、和真に手が届かなかったと告げると安田殺害を言った。
<以下、隠し字>
哲夫と久は現場付近の監視カメラを調べ明美のアリバイを確認し、明美が忠彦から貰ったペンダントを調べ坂下が贈ったと知り、明美が坂下に自首を求め和真に罪をかぶせられないと言い、坂下が明美を殺そうとすると哲夫と久ら刑事らが来てスキャンダルを恐れて安田を殺して疑った忠彦を事務所に呼び殺し後で移動したと言い逮捕し、和真は明美が犯人でないのに庇った理由を話した。


監督:長尾啓司
脚本:安井国穂
出演者:北大路欣也・石垣佑磨・新山千春・竹内寿 ・矢島健一・朝加真由美・住田隆・吉村明宏・中別府葵・螢雪次朗・岡本麗・神保悟志・戸田恵子・山本みどり
製作年:2015年


感想: 動機を探しつづける。
複数の中から真実を取り出す。
そこから理解しにくい人間関係を解きほぐす。

事件屋稼業

深町丈太郎(寺尾聰)は逃げた妻に未練のある中年探偵で歯科医・杉本麗子(佐藤江梨子)のビルの2階を間借りして事務所を開き、解決した事件は杉本が警察の五島田正春(竹中直人)の手柄で売っていた。
深町は元妻・川島澄子とお見合い予定の吉田(田中卓志)を尾行して邪魔をするが警察に捕まり、五島田・杉本・娘の川島カオリ(広瀬アリス)に電話するが無視された。
結局警察署に連行された深町は別居中の娘・川島カオリに迎えに来てもらったが娘も含めて皆が「丈太郎」と呼び、カオリから調査依頼人を紹介すると言われた。
翌日、五島田が麗子の治療を受けている時に深町はカオリがホームレス・白川秀夫(ミッキー・カーチス)を連れて来て、乗り気でないが話を聞くと親戚の息子に手紙を渡してほしいという内容で依頼料の見込みを見せられ、やる気なったが五島田は白川の顔に見覚えがある気がした。
深町は相手の有名弁護士・水野真一(眞島秀和)に会いに行くが記憶になく似た話が多いと事務所長・矢柴修一郎(佐野史郎)や秘書で婚約者・有沢さやか(宮地真緒)から会うことも断れた。
深町はカオリを尾行する大西裕司(永山絢斗)を見つけ身元を五島田に調べてもらうと検察長官の息子で、真一との面会を頼むが差し出し不明の手紙の受取を断られた。
深町は真一が昔殺された老婆の事件の関係者で白川がその事件で逮捕された前科者と知るが、それ以上は判らなかった。
カオリは偶然に白川の秘密を知るが秘密を約束し、悩んだ。
白川のホームレスの小屋が火事で死者が出たが白川は無事で、深町は五島田に28年前の事件を調べて貰うと死亡原因もあいまいで、白川の自白のため充分な捜査がされていなくその弁護士が矢柴であった。
<以下、隠し字>
矢柴は混乱している真一を心配したが、深町と杉本の店が荒らされ、杉本が誘拐され助けに向かった深町と倉庫に閉じ込められたが杉本を気にかけていた五島田に助けられたが、白川が刺殺された。
カオリは白川の秘密はガンで余命短い事と言い、真一と有沢が姿を消した。
深町は28年前の現場に手紙を埋めたと言い、犯人が堀り起こす所を真一と有沢が見つけ、深町と五島田も来て犯人が28年前の事件と白川殺害を自供して、・・・・・。


演出:山本剛義
脚本:酒巻浩史
原作:関川夏央・谷口ジロー「事件屋稼業 TROUBLE IS MY BUSINESS」
出演者:寺尾聰・佐藤江梨子・広瀬アリス・竹中直人・ミッキー/カーチス・永山絢斗・田中卓志・眞島秀和・佐野史郎・宮地真緒
製作年:2013年


感想: 捜査もあまりせず、謎を解く者もおらず、何となく事件が終わる。
娘のキャラが一番印象的だ。
探偵物でも警察物でもなく、コメディでしょう。

特捜弁護士・橘竜太郎-雪冤の旅路-

橘竜太郎(吉田栄作)が交通誘導員で働くそばでひき逃げ事件が起き、市ノ原刑事(松澤一之)が車種を聞くが藤尾義三(頼三四郎)も竜太郎も見ず、被害者が中山宗雄(蔵本康文)と知った竜太郎は入院先に向い中山の娘・岸本亜優美(岡野真也)に会った。
中山は14年前弁護士の竜太郎担当の夫婦毒殺事件の被疑者で有罪になり仮釈放後も妻と会わず、亜優美は中山と会っていた、竜太郎は保護士・日下部に会い自分の無実と真犯人を探すと言ったまま死に、竜太郎は亜優美に14年前の柳原順次(志村史人)・悦子(小澤英恵)夫婦毒殺事件で悦子と不倫関係の中山に容疑がかかるが無罪を主張しと話した。
駆け出し弁護士の竜太郎も冤罪を信じ、雪冤の野武士と呼ばれた湯川忠助(中野誠也)弁護士事務所の砂村英一(鶴見辰吾)と争い無罪になったが、検察が控訴し湯川の事故で変わった竜太郎は大貫義郎(加藤剛)検事に敗北して中山は有罪になり、竜太郎は弁護士を廃業した。
竜太郎は弁護士に戻り事件の見直しを決め弁護士になった大貫に会うが湯川では違う事をするだろうといわれ、魚屋になった砂村を訪ね妻・砂村朝子(秋本奈緒美)と会い中山事件の資料は事務所閉鎖時に処分したと判るが、中山の葬儀で竜太郎は中山の姉と会い私物の保管を頼まれ出所後に来て荷物を預かっていたと知った。
竜太郎は亜優美に尋ねられ、吉村美香から湯川の事故前に電話があった女性から写真が届き別の女性と中山が写り砂村の勧めで証拠提出し、それが偽造の罠だった。
亜優美は湯川の事故も疑い、中山は上告を断り、竜太郎は中山の荷物を調べ髪毛を見つけ、竜太郎は中山の元妻・岸本を訪問しジャンパーが逢引きの納屋で使っていたと聞き髪は悦子だろうと言うが、竜太郎は亜優美に海の絵を見せ調査を頼み、亜優美は髪は吉村美香の物で中山は別で引かれた偽装の可能性を言った。
竜太郎と亜優美は藤尾を訪問し本人と判り、竜太郎は柳原栄造(伊東達広)・柳原雅枝(執行佐智子)と会うが吉村美香は知らず知人の名を尋ねた。
<以下、隠し字>
竜太郎は車で轢かれそうになり、大貫が待っていて裁判で証言を変えた者がいたと語り、亜優美が家出して来て竜太郎は柳原栄造が不審と言った。
竜太郎は柳原栄造の知合い正木から秘書は佐伯と聞き、二個一車の事を知り栄造も出来ると知り佐伯の写真を見つけ、砂村に佐伯訪問の同行を頼むが判らないと言うが実は佐伯は栄造の隠し子で今は砂村の妻だった。
竜太郎は湯川弁護士事故は砂村と佐伯と栄造の犯行と言い、栄造らが現れ証拠がないと言うが、二個一車での中山殺害を示した。
栄造は・・・・・・。


監督:吉川一義
脚本:土屋保文
原作:姉小路祐「特捜弁護士」
出演者:吉田栄作・加藤剛・岡野真也・鶴見辰吾・中野誠也・小澤英恵・志村史人・蔵本康文・松澤一之・秋本奈緒美・頼三四郎・伊東達広・執行佐智子
製作年:2013年


感想: 専門捜査者は複数登場するが、単純な事をあっさり見落としていた。
謎を解くというよりも、過去のずさんさが14年後でも判る事が以外だ。
少女・亜優美が一番推理が鋭い。
ところで、絵はどこだったのか。

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