サスペンスドラマ2:「93」

特殊犯罪課・花島渉2

青梅市御岳山へのバス車内で警察庁特殊犯罪課交渉人・花島渉(内藤剛志)は、女性・江藤真紀(舟木幸)を人質にするバスジャック犯・荒井幸次(児玉貴志)と交渉して投降させ、特犯課・太田邦宏(天野ひろゆき)と連絡し真紀は現場から立ち去り、花島は妻・祐美恵(萬田久子)に頭が上がらず娘・奈々(中川可菜)と話すと真紀の射殺を聞いた。
埼玉県警捜査一課管理官・藤田詩織(岡江久美子)は現場で銃を見つけ、花島と太田は「1月前に違法貸金業者事務所に覆面の4人組が押し入り3億円を強奪した事件の銃で、未解決で、真紀の部屋で1丁が見つかり」詩織は仲間割れと考え、太田は真紀のパソコンを調べ『若草物語』のファンチャットで姉妹の名をハンドルネームにして、登場人物のハンドルネームを使う3人と襲撃事件当日発言を交わた。
花島は直属上司・神崎友香(本上まなみ)から勝手捜査と言われ、太田はメンバーを「ホステス・沼田美沙(青山倫子)と資産家・寺本武人(野仲イサオ)と作家・川西祥子(榊原郁恵)」と調べ、花島は詩織と美沙に会い否定されホステス・サヤカ(柳いろは)を指名し「美沙は買物で借金」と聞いた。
花島は詩織と寺本武人と会い否定され、妻・寺本香澄(藤吉久美子)を疑い株投資負債を知り、ネットデータが削除されたが花島は詩織は祥子はゴーストライターの存在で脅されていると聞くが小説だと言われた。
花島は詩織と太田から協力者・プランナーがいると考え、花島は拘置所で志村(有薗芳記)からプランナーを聞き出し電子機器会社員・新田明彦(岡田浩暉)に会い犯罪計画作りが趣味でデータがネットに流出したと聞き、新田は花島をネットで調べ奈々を狙い、強盗がバイト先を襲い奈々を人質にした。
花島は店に行き犯人が親に虐待されたと知りやり直そうと諭し、親子と判り責める犯人を倒し奈々を助けミスしたと告げたが慰められた、新田が銃殺され花島は詩織と調べ美沙が消え、香澄は美沙を匿い地下に監禁した、祥子に会い以前のペンネームは町田みどりと聞き、詩織は真紀は施設に金を寄付と判った。
<以下、隠し字>
美沙は祥子に銃を突きつけ、花島は詩織と交渉し祥子に真紀と新田を殺害犯と告げ、「6年前に恋人が強盗し逃亡中に死に情報を集め真紀と協力して、闇金事件に参加して新田を見つけ出し、通報しようとした真紀を殺害し新田に復讐した」と告げた。


監督:中前勇児
脚本:谷口純一郎
出演者:内藤剛志・岡江久美子・萬田久子・天野ひろゆき・本上まなみ・榊原郁恵・青山倫子・藤吉久美子・岡田浩暉・舟木幸・野仲イサオ・中川可菜・柳いろは・児玉貴志


感想: 犯人探しでなくて、犯罪サスペンスだ。
捜すよりも見つかる展開が続く。

赤かぶ検事奮戦記7

京都地検・柊茂検事(中村梅雀)と妻・柊春子(宮崎美子)は従兄弟・柊安二郎(渋谷天外)とその妻と京都を観光し、柊と安二郎は夜の京都を飲み歩きホステス・佐藤真理(中島ひろ子)らと盛り上がった。
翌日に柊と娘の弁護士・柊葉子(武田梨奈)は春子から宝籤が当たったと聞くが間違いで、柊は事務官・桜田梅子(久保田磨希)から籤の引ったくりを聞き、タクシー運転手・田代好和(梶原善)が3億円の当たり籤を拾ったと交番に届け、京都府警・行天燎子警部(高橋かおり)と白井健一警部補(河相我聞)は盗んだと疑い聴取した。
柊は田代を取調べ曖昧な供述が多いが気になり在宅起訴し、葉子は田代の国選弁護人となり勤める会社社長・長峰と事務員・今村咲恵(大路恵美)から高校生息子・田代満(森永悠希)と暮らすと聞いた。
1月後に田代の裁判が始まり、田代は自供を覆し無実を主張し、葉子が当選籤の本当の持主・伊沢鉦一(山中聡)を法廷に呼び証言させた、行天は伊沢の窃盗の前科を知り身辺を調べ、伊沢は多数のホステスから頼まれて300枚を買い、常連の真理が抽選後に辞めたと聞き、籤から真理の指紋が見つかった。
春子は引ったくりに遇い捕らえると田代満で、柊は田代が「過去に引ったくり犯を庇い当選籤を見つけ自分が盗んだと自供し、裁判前に伊沢が来て自供を変えた」と聞き、満は仲間・秋葉祐太(坂上翔麻)に頼まれ籤は拾ったと自供し、満の友人・長谷部圭介(永沼伊久也)は秋葉を責めた。
数日後に京都の高雄山中で真理が死体で発見され行天と白井らが調べ、田代の妻・田代勝子だと判り、行天らは満から「母と会っていて事件当日に会い後で籤を見つけ、母は前後賞を持っていた」と聞き、伊沢の車から勝子の血痕が見つかった。
<以下、隠し字>
伊沢は「当選を知るが真理に連絡出来ず会い東京に行くと聞き、高雄山に連れ籤を盗り揉めると崖から転落した」告げ、保津峡で柊と白井は現場を調べバイクタイヤ痕と携帯電話を見つけ鑑識が調べ、田代の会社への通話が見つかり今村は「田代の妻と名乗られ場所を聞き田代に知らせた」と告げた。
行天らは田代を勝子殺害容疑で同行し、柊は田代から「高雄山で会い殺した」と聞くが庇うと告げ、柊は満のバイク仲間を連行し「秋葉は勝子の籤を探し、長谷部が殺害した」と知り、長谷部の殺害証拠が見つかり、田代は控訴棄却になり勝子が籤を当たったと確定した。


監督:石原興
脚本:岡崎由紀子
原作:和久峻三「狸を燻し出せ」(「殺人許可します」所収)
出演者:中村梅雀・武田梨奈・高橋かおり・河相我聞・久保田磨希・宮崎美子・梶原善・森永悠希・渋谷天外・山中聡・大路恵美・坂上翔麻・永沼伊久也・中島ひろ子・紅壱子・川崎あかね・大石昭弘
製作年:2017年


感想: 当選した宝籤の盗難事件と絡む殺人を追う。
裁判シーンは抑えめに検事は事件を追う。

ハルさん 花嫁の父は名探偵

人形作家・春日部晴彦(生瀬勝久)通称「ハルさん」は22年前に死んだ妻・瑠璃子(緒川たまき)の遺品のペンケースに「今日は娘・風里(飯豊まりえ)の結婚式」だが行きたく無いと告げ、式場で風里は叔母・石塚美雪(山下容莉枝)と石塚貴之(小野了)と田所敬介(近藤芳正)にハルさんは欠席かも知れないと告げ、田所らは「新郎は海外赴任中の仕事上のトラブルで式の朝まで帰国できず晴彦はまだ会っていない」と話した。
晴彦が悩むと瑠璃子が現れた、「22年前瑠璃子は人形を持ち出かけ飛行機事故で死に、小学3年生・風里(遠藤璃菜)と暮らした」。
「瑠璃子は15年前の『消えた卵焼き事件』で初めて現れた、晴彦は卵焼きをうまく作れず小学生3年の風里は祖母・島田絹代(榊原るみ)に連れられた1年生・隆(三谷翔太)と出かけ、帰宅した風里に探偵の服を作り、『隆の弁当箱から卵焼きが消え、うらやましがった風里を疑がわれ風里にアリバイがあり不可能だった』と告げた。
田所がケーキを持ち来てアレルギー対策品と告げ、風里はノラ猫を疑い、晴彦は瑠璃子の事故は謎だらけと告げ、田所が人形の修理依頼した、晴彦が遺品のペンケースを持って悩むと瑠璃子が現れ事件を考え『アレルギー対策品ケーキの材料を調べ、包帯を巻いている隆は皮膚が弱くアレルギー体質だが、隆の母が留守で祖母が誤って作り、後で知った母が学校の先生に頼み卵焼きを隠れて取りあげた』と考え、翌朝に晴彦と風里は、隆と母・島田聡子(遠藤久美子)から謝られた。
1月前に晴彦は風里から結婚相手に会って欲しいと聞き、動転し隠し事は駄目と言うが瑠璃子は答えず、田所は人形がパリで評判と告げた。」
「15年前に学期末に風里は通知表を晴彦に見せ、事故や事件を心配し一緒に本屋に行き、風里は図鑑を買い、晴彦は瑠璃子とのプラハへの新婚旅行と、会社を辞めて人形作家になったと告げた。
<以下、隠し字>
夕方に風里が戻らず友人・綾乃と母・細川琴乃(伊藤ゆみ)から聞いて園芸好きの源田徳蔵(渡辺哲)の家に行き庭に足跡があり風里が大切な物を盗んだと言われ、ペンケースを持つと瑠璃子が現れ、残っている服を調べパジャマ等が無く、瑠璃子はひとり旅と考え源田の庭の北海道の違法な花だと考え、北海道の美雪から独りで来たと電話があり、風里から置き手紙を残したと聞いた。」
晴彦は瑠璃子から風里を信じろと言われ、結婚式に行き結婚相手・長谷紀雄(前野朋哉)からパリで22年間保管され人気のきっかけの人形を見せられ、雑貨商に22年前に預けた女性が現れなかったと聞いた、式後の披露宴の時に瑠璃子が現れ、長谷は風里と飛行機で会い新聞に晴彦の記事が載り、風里は長谷がやりがいがある仕事をすると言った。
晴彦から瑠璃子が消えた。


監督:大谷健太郎
脚本:深沢正樹
原作:藤野恵美(『ハルさん』創元推理文庫)
出演者:生瀬勝久・緒川たまき・飯豊まりえ・近藤芳正・前野朋哉・遠藤久美子・伊藤ゆみ・山下容莉枝・渡辺哲・小野了・遠藤璃菜・榊原るみ
製作年:2017年


感想: 数時間の間に22年間の出来事を思い出す。
日常の謎が解かれて行く。
伏線が2度以上張られている。

内閣情報調査室 特命調査官・ハト

国会議員・利倉富貴子(とよた真帆)はテレビで福祉タウン計画をジャーナリスト・野尻要介(池田政典)と議論し、与党重鎮・加古川源蔵(若林豪)は疑惑議員・立花正二郎(大河内浩)を問い詰め、電器店主・須波太平(松重豊)は防犯カメラを無償設置し妻・須波律子(浅田美代子)に怒られ、老人・島村(長内美那子)からの電話で出かけた。
太平は内閣官房情報調査室調査官・朝宮圭(前田亜季)と室長・鷲尾昇(榎木孝明)に連絡した、内調は情報を収集分析調査し特定秘密の保護事務を担当する部署で特命調査官は日本版CIとよばれ素性を隠し、太平のコードネームはハトだった。
太平は福祉タウン計画推進委員会長・立花が収賄罪を被せ姿を消した運転手・島村雅彦(佐藤祐一)が現れた情報を知り身柄を保護し圭に引き渡し、島村の家に息子からだとエアコンを設置した。
鷲尾は太平に立花の代わりに委員長になった富貴子の身体検査を命じ、介護施設仁緑園施設長・西浦幸作(井田國彦)は富貴子に加古川のスキャンダルを告げ、富貴子は秘書・三津林隆一と井原孝則(住田隆)と去り、後日富貴子は計画の見直しを独断で発表した。
西浦の転落死体を刑事・倉沢正義(松村雄基)らが調べ事故と考えるが西浦の娘・西浦美里(青野楓)は否定し、週刊誌記者・忍成京子(矢田亜希子)は太平の素性を疑い太平は地検の密偵と疑い、太平は仁緑園に入り「美里は京子に『西浦はメモリーカードで富貴子を脅した』と告げた」と知り、美里と三津林が付き合うと知った。
太平は倉沢と知り合いスマホから捜査情報を抜き出し、圭は富貴子と西浦の関係を調べ野尻も係わり、圭は太平が15年前にテロ爆破事件に巻き込まれた律子と知り合ったと知り、野尻は美里から福祉タウンの模型を見せられそこにメモリーカードを見つけ、太平は野尻を尾行し、野尻は三津林に施設出身と告げ富貴子に会い問い詰めた。
<以下、隠し字>
翌日に太平は倉沢から野尻殺害を疑われ、京子がアリバイを偽証し助け「野尻は加古川の不正を追っていた」と告げ、太平は鷲尾から調査を止められたが続け、倉沢は福祉タウンの模型からメモリーカードを見つけ太平に渡し加古川の不正資料を見つけた。
太平は富貴子を取引で呼び出し、井原に襲われ倒し、富貴子に内調と告げ「富貴子と野尻と学生時代に付き合い子を産み、加古川の不正を野尻と西浦を聞き、西浦に過去を脅され計画を変えた」、太平は加古川の仲間の井原が2人を殺害したと告げ、富貴子に加古川のもっと大きな不正を暴けと告げた。
太平は倉沢に井原を引き渡し、京子に手紙以外のデータを渡し地検が加古川を逮捕し、鷲尾は圭に加古川の他の不正は国益を損ねると告げた。


監督:伊藤寿浩
脚本:深沢正樹
出演者:松重豊・前田亜季・矢田亜希子・とよた真帆・松村雄基・池田政典・井田國彦・若林豪・榎木孝明・浅田美代子・大河内浩・佐藤祐一・青野楓・長内美那子・住田隆・山中聡
製作年:2017年


感想: 影の調査員が活躍する、黒幕は派手だ。
それらしい道具が登場する。
小型版スパイ大作戦を模する。

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