サスペンスドラマ2:「91」

鑑識捜査官 亀田乃武夫の臨場ファイル

110番通報で警視庁鑑識課主任・亀田乃武夫(中村梅雀)と部下・鷹村祐樹(夕輝壽太)と紺野千晶(黒川智花)と検視官・小川允人(菅原大吉)らが臨場した、投資会社長・溝呂木浩一(西興一朗)が電気コードで絞殺されていた。
亀田と鑑識班は証拠を採取した、捜査1課管理官の亀田の元妻・中嶋倫子(森口瑤子)らが来て刑事・吉澤孝二(阿南健治)と副社長・長谷川仁(加藤虎ノ介)と開発部長・大場彰彦(伊嵜充則)を聴取した、亀田と鑑識課係長・宮前洋二(田山涼成)は証拠の金髪が1月前の錦糸町強盗殺人事件の被疑者の毛髪とDNAが一致し、捜査本部は現金と高級腕時計が消え、強盗殺人事件被疑者で指名手配中の笹原武夫(土方鉄)を容疑者にした。
錦糸町署から1課刑事・黒崎博久(金田明夫)が加わり、亀田は科捜研・増村光男(伊藤正之)から採取した糸くずが「天蚕糸」で信州安曇野で生産される最高級品で加工前の生産段階と聞いたが、宮前と捜査本部は天蚕糸は無視した。
黒崎ら捜査員は笹原を検挙し、笹原は錦糸町事件は認めるが溝呂木殺害容疑は否認した、亀田は中嶋に天蚕糸の捜査を望むが黒崎は否定し、中嶋の宮前への提言で亀田は休暇を取り紺野と共に安曇野へ向かった。
亀田と紺野は安曇野の「天蚕センター」で案内人・後藤(沼田爆)から「1年前に溝呂木が生産農家の娘で天蚕の研究者・筒井敦子(柊瑠美)と来て、研究に資金援助するが、敦子が東京で殺害されて中止になった」と聞いた、亀田と紺野は敦子の父・筒井賢司(小野武彦)から何も聞けず、隣人から「母が死に賢司が育てた」と聞いた。
亀田は知人の刑事・清水善三(おかやまはじめ)から「1年前に敦子の刺殺体が公園で見つかるが、現場は不明」「敦子の研究の特許が別から出て、溝呂木が資金援助を止めるが、敦子は溝呂木が盗んだと疑った」「溝呂木に大場のアリバイが有った」「黒崎が担当した」と聞いた。
亀田と紺野は溝呂木の部屋で敦子の血痕を見つけ、亀田と中嶋は黒崎に「笹原の毛髪を現場に置いた」と言うと黒崎は「賢司から溝呂木に会うと聞き、現場を偽装した」と言い、捜査本部は賢司を逮捕したが黙秘した。
<以下、隠し字>
亀田は清水から「溝呂木への大場のアリバイは偽装だが共犯でない」と聞き、大場に「現場から敦子の織った布が消え」「賢司に送った布から大場の指紋が見つかった」と言い、賢司は「溝呂木の死体を見つけ、大場を庇った」と言った。
亀田は大場から「長谷川から新会社を聞き、溝呂木から敦子に命を狙われ殺害したと聞き、溝呂木を殺害した」と聞いた、「長谷川が研究を奪った」と判った。


監督:吉田啓一郎
脚本:坂上かつえ
出演者:中村梅雀・森口瑤子・黒川智花・夕輝壽太・伊嵜充則・柊瑠美・西興一朗・加藤虎ノ介・阿南健治・田山涼成・おかやまはじめ・伊藤正之・沼田爆・岸明日香・菅原大吉・小野武彦・金田明夫・土方鉄
製作年:2017年


感想: 余りに未解決事件が多すぎる。
証拠がなく、状況証拠ばかりで、鑑識は辛い。

オバチャン保険調査員 赤宮楓のマル秘事件簿

保険調査会社「真心・リサーチ」・赤宮楓(泉ピン子)と丸田誠司(段田安則)と吉森小春(小池里奈)とフリー保険調査員・リュウ(窪塚俊介)を話し、リュウは青木クリニックを調べた。
西多摩の射撃場で老舗和菓子メーカー「ささ野」社長・篠野明憲(八十田勇一)の遺体が見つかり妻・篠野忍(横山めぐみ)とマスコミに登場していた、刑事・岩倉鉄推(岡田浩暉)と赤宮の娘で妻・岩倉咲(山田まりや)が訪ね、赤宮と丸田は明憲の調査依頼を受け「忍は前夫も自殺し保険金を受け取り、明憲は3社2億円の保険加入」と聞き、兄・篠野秀雄(松澤一之)と妹・みさえ(西尾まり)が忍を責めた。
赤宮と吉森は発見現場を調べ従業員・牧本康広(エド山口)から桜の花びらが顔についていたと聞き岩倉に疑問を伝え、丸田は青木クリニック院長・青木宣之(大杉漣)に会い患者になり潜入して聞き込み院長室を調べた、赤宮ら3人は友人で猟朋会会長・堂島泰造(北村総一朗)から散弾銃での自殺の疑問を聞いた。
赤宮ら3人は忍からアリバイを聞き、吉森は忍の前夫の事件にアリバイがあると調べ、みさえの借金と秀雄に社長狙いの動機があり、赤宮はみさえに呼び出され死体を発見し刑事・真山芳樹(渡辺徹)が聴取し親しきなり男の皮膚片発見と聞き、吉森は咲と岩倉から赤宮の過去を聞いた、赤宮は現場の花瓶を調べ、赤宮らは忍の保険金辞退し秀夫が忍を疑い、忍が同じ花瓶を持っていた。
花瓶の出所がホストクラブと判り、リュウは保険金詐欺で闇金の黒幕・柏崎純一(宇梶剛士)を調べ赤宮らに知らせ、赤宮らは柏崎に会うと解雇した手下がやったと告げ証拠を求められ、青木に会い医療事故で柏崎の融資を受け偽診断書を書いたと聞いた。
<以下、隠し字>
赤宮は鉄推に忍が柏崎を紹介したと告げ、幼少時に山形で松村から柏崎に変わり、忍が山形出身で柏崎と同郷と知り、山形県で赤宮と丸田は聞き込み共謀を疑いアリバイを調べ桜を見つけて殺人現場を見つけた、赤宮らは忍と柏崎を呼び出し故郷での関わりを告げた、「忍と柏崎は東京で再会して結ばれ、柏崎が明憲を殺害して忍が手伝い、気づき脅したみさえを2人で殺害した」。


演出:竹園元
脚本:李正姫
原案:小幡兼路「特命! 現役保険調査員の事件簿」
出演者:泉ピン子・段田安則・岡田浩暉・山田まりや・窪塚俊介・小池里奈・渡辺徹・村田雄浩・徳井優・横山めぐみ・宇梶剛士・大杉漣・北村総一朗・八十田勇一・松澤一之・西尾まり・エド山口
製作年:2017年


感想: 切れ味が微妙なサスペンス恋愛ドラマ。
探偵役の滑舌が悪い。
報告書だけで済む事も多そうだ。

居酒屋もへじ ありがとう父ちゃん

居酒屋もへじ・米本平次(水谷豊)は偶然に佐伯陽子(松坂慶子)に再会し、山形で介護していた母が死に5年振りに東京に戻ったと聞き店に招いた、三郎(桂文珍)と川田まゆみ(岸本加世子)と校長(角野卓造)と社長(六平直政)とジミー坂田(井上順)が会いに来た。
まゆみは自分のマンションで泊まらせ、平次は自分の店で働けと勧めた、実(土師野隆之介)とさやか(諸星すみれ)が帰宅し、明(高田翔)が糸井菜穂(佐津川愛美)を連れて来た。
明は余所の店で修行したい告げると菜穂は怒って帰った、小料理屋の主人・楠田拓(えなりかずき)が来て平次と三郎に「明が余所の店で修行したいと相談した」「居酒屋もへじでは甘えが出る」「京都で修行した」と告げた。
平次は電話を受けた高木健也(船越英一郎)と姉・由亀(奈良岡朋子)の店で会い「暴力事件を起こして半年前に刑期を終え出所して身元引受人で農業をしている」と聞いた、平次と陽子と明は店を貸切にし、高木が来て常連に明の実父と紹介して過ごした。
平次は三郎の部屋に健也と明を泊め、その夜に明は健也に母に尋ね他の男の子と居たと聞き翌朝に健也に朝食を作った、健也は陽子に明に話しを聞いてやって欲しいと頼んだ。
翌夜に平次と明と陽子は常連客にキャベツをプレゼントして健也が栽培したと告げた、平次がに楠田を呼び明の外での修業を話し「京都の店での修業は反対で、東京の楠田の父親に修行させたい」と言い、陽子は「健也の近くに居て欲しいという意味だ」と告げ、明は修行先を決めた。
<以下、隠し字>
さやかは三郎に大きくなったので実とは一緒に通学しないと告げ、由亀を訪ねてサイフォンでの珈琲の入れ方を教え貰い、平次と実に飲ませて喫茶店でバイトしたいと言った、明は菜穂に東京の店で働き会えると伝え、後日に明はさやからに送られて修行先に出かけ平次は影で見送り陽子は途中で見送った、陽子は給料日に平次を見て作った料理を常連に出して、味は聞かないで欲しいと言われた。


演出:清弘誠
脚本:黒土三男
出演者:水谷豊・岸本加世子・角野卓造・井上順・六平直政・高田翔・諸星すみれ・土師野隆之介・いまむらいづみ・佐津川愛美・桂文珍・奈良岡朋子・えなりかずき・船越英一郎
制作年:2017年


感想: 平次が育てる3人の成長を描く。
店も少しづつ働く者が変わる。

検事・朝日奈耀子(19)

医師免許を持つ女検事・朝日奈耀子(眞野あずさ)は事務官・大山聡(内藤剛志)と宮崎礼子(大島さと子)の店で夏野美紗子(高橋ひとみ)の鍋焼うどん店を紹介され、午後3時頃に黒布に覆われたグルメ雑誌記者・星谷真輝(温)の撲殺死体が見つかり銀座署・平野刑事(河相我聞)と湯鳥刑事(駒木根隆介)らが調べた。
後日に耀子と大山は「真輝発見場所で美紗子が目撃され自供した」、耀子は当日に美紗子をうどん店前で見かけ、捜査資料から「真輝は死因は鉄パイプでの脳挫傷だがしばらく意識があり、別の場所で殺され、死亡推定時刻は高温で特定不能で、衣服が濡れ両腕に引っかき傷とベージュの繊維片が検出され、カーディガンが消えていた」と知った。
耀子らの取調べに美紗子は殺害を認めたが詳細は「忘れた」と答え、耀子は美紗子が右手に震えを見つけ検査させ、「美紗子が誰かを庇い、夫・夏野征太(青島健介)とモデルのひとり娘・夏野理奈(柳ゆり菜)の3人家族だが、理奈は15年前事故死した美紗子の姉夫婦の娘だった」と知った。
耀子は遺棄現場で平野らと調べ、凍死の症状から冷凍死体を解凍し被害者は寒さで矛盾脱衣と考え、耀子は真輝の出版社で編集長・池ノ上京子(渡辺梓)から理奈と真輝は仕事仲間と聞き、カメラマン・梶野修一(金山一彦)と撮影した理奈を聴取した。
耀子は征太から美紗子の行動と、理奈が1月前に誰かにつけられ以降戻らないと聞いた、平野らは冷凍倉庫を見つけたが耀子は殺害場所は別と考え管理者・飛江田(佐伯新)と防犯カメラを調べ理奈の写る雑誌に広告を出すと聞き、耀子は美紗子に脳梗塞と伝え不起訴にした。
耀子は京子から真輝の恐喝を黙認したと聞き、平野らは殺害現場を見つけ歩容認証から作業員に化けた梶野を見つけたが否認した、警察に理奈と真輝が争う画像が匿名メールで送られた。
美紗子は梶野と言い争い、翌日に梶野が死体で見つかり耀子は家宅捜査で真輝殺害の証拠を見つけ「真輝と言い争う理奈を強請り」「真輝の死体を冷凍遺棄し」「美紗子に罪を着せた」考え、理奈は梶野に脅されて真輝殺害と思いこまされた」と考えた。
<以下、隠し字>
耀子らは理奈から「真輝が美紗子を15年前の秘密で脅すのを見て口論し争い逃げた」「梶野に脅された」と聞き、美紗子と征太から「15年前に病気の美紗子を看病した姉夫婦が疲労で交通事故死し」「理奈を庇った」と聞き、耀子は「15年前は自転車をよけ起き、京子が自転車運転者で、美紗子の店を雑誌で応援した」「真輝に脅された」と聞いた。
耀子と大山は美紗子の店の常連客・飛江田から「飛江田のよそ見で京子が運転を誤った」「梶野に15年前の事で脅され倉庫の鍵を渡し、後に梶野を殺害した」と聞いた。


監督:津崎敏喜
脚本:吉田真侑子
出演者:眞野あずさ・内藤剛志・高橋ひとみ・柳ゆり菜・渡辺梓・金山一彦・温・河相我聞・駒木根隆介・青島健介・大島さと子・佐伯新
製作年:2017年


感想: 捜査検事が検死官や鑑識も勤める。
料理は駄目だが研究心は旺盛。
奇妙な死体の理由を調べる。

このページの先頭へ