サスペンスドラマ2:「87」

あんみつ検事の捜査ファイル2-白骨夫人の遺言書

京都地検宇治支部検事・風巻やよい(片平なぎさ)は府警宇治南署刑事・石橋大輔(石塚英彦)とスイーツパーティーに参加し、ゲストの中学同級生で白洲化粧品社長・白洲泰子(床嶋佳子)と話すと泰子の息子・研一郎(前田公輝)が美容師・小野南美子(大島正華)との結婚を願うが泰子は拒絶した。
京都地検宇治支部で佐竹安信(金田明夫)と高嶋朋子(中別府葵)と井口寛司(梶原善)が新人事務官・平尾実(藤田富)とやよいを噂した、石橋と刑事・反町一真(中村昌也)はアパートで南美子の殺害死体を調べ凶器らしいサボテンの鉢が有った、やよいは行きつけの甘味処「阿月」店員・安斉みつ子(ふせえり)と手伝う石橋の息子・小太郎(中村ゆう)と会うと石橋から南美子殺害を聞いた。
石橋らが白洲家政婦・岡村多恵子(高橋由美子)と会い研一郎を聴取し、浜崎刑事が凶器の鉢と指紋が一致と言うと研一郎は自供した、泰子は元次席検事・神林健三(佐々木勝彦)に弁護を依頼し、やよいは研一郎を聴取するが動機は聞け無く検視結果で南美子が大量のアルコールを摂取し歩行困難な酩酊状態だが現場に酒がないと知った。
やよいは研一郎から「南美子の浮気通報を受けアパートで手に蜘蛛の巣のタトゥーの男に抱かれるのを目撃した」「南美子がふしだらな女と知られたくなかった」と聞き、石橋にタトゥーの男捜査を依頼し、やよいは泰子の自宅でバイクの男を目撃し多恵子から泰子が研一郎の交際相手を調べると聞いた、石橋からタトゥーの男が元祇園ホスト・飯田守男(城咲仁)でバイクに乗ると聞き、翌日に石橋と飯田の転落死体を調べポケットに貝殻が見つかり、泰子から飯田に南美子を誘惑させたと聞き、研一郎を不起訴にした。
やよいは石橋と泰子の故郷の伊根町に行き、研一郎は泰子に辞職して1人で暮らすと言った、やよいらは老舗食堂の女将から「泰子が両親の育児放棄で妹の世話をした」と聞き、飯田が持っていた名物の貝殻・蛸船を見つけた、やよいと石橋は泰子に会い蛸船を見せて南美子と飯田殺害の事情を聞いた。
やよいと石橋は研一郎から泰子から逃げたが多恵子が南美子の理解者だったと聞き、泰子に「多恵子が妹で研一郎を産んだと言うと、多恵子が泰子の夫と不倫し子・研一郎を跡取りにした」と聞き、研一郎が話しを盗み聞いた。
<以下、隠し字>
やよいと石橋と泰子は伊根町に行き多恵子から「南美子が酒に酔い倒れ『研一郎を騙した』と金が目的と聞き撲殺した」「落とした蛸船で飯田に脅されて突き落とした」と聞いた、裁判で多恵子が「やむを得ず2人を殺したが研一郎を逆に苦しめた」と供述し、やよいは「泰子が研一郎を守ろうとしたが多恵子がその努力を台無しにした」と言い、多恵子が泰子に研一郎を頼んだ。


監督:村上牧人
脚本:田辺満
原作:和久峻三「白骨夫人の遺言書」
出演者:片平なぎさ・石塚英彦・床嶋佳子・高橋由美子・佐々木勝彦・梶原善・ふせえり・中別府葵・中村昌也・藤田富・前田公輝・城咲仁・金田明夫・中村ゆう・大島正華
製作年:2017年


感想: 中学同級生の子の事件で疑いが広まる。
同時に親の子への意識が理解出来るか悩む。
偽の手掛かりが少ないのでストーリーが引き締まる。

トカゲの女3・警視庁特殊犯罪バイク班

宮益坂署生活安全課少年係巡査部長・井守響子(黒谷友香)はレストランで女子高生を注意すると男が女子高生を人質に籠城した、警部・島岡吾郎(柴俊夫)は警視庁捜査1課・SITのバイクチーム・トカゲ班の第2機動捜査隊・矢島健太(渡部豪太)と交通機動隊・郷田修平(大地康雄)を集ま、響子と矢島は逃走犯を追い捕らえた。
響子は店で初老の男と眼鏡の男がいないと気づいた、「リョーコ・タキ」専務・多喜純一(川村陽介)が常務・三国赳夫(石丸謙二郎)と安価なブランドを図り社長・多喜遼子(かたせ梨乃)が反対した、遼子は下請け「内田ドレス」社長・内田建吾(螢雪次朗)誘拐電話を受けた。
内田さわ(西原亜希)が宮益坂署生活安全課に来て響子に父の失踪を相談し、レストランで拾ったハンカチが内田の物で防犯カメラに内田と眼鏡の男が映っていた、島岡は「リョーコ・タキ」を訪ね遼子から誘拐電話を聞き携帯に動画が届いた、島岡と警部補・小杉徹(金児憲史)がトカゲ班に多喜親子の監視下と眼鏡の男の特定を命じた。
強行班係・津吹新太郎(永井大)と片桐七海(滝沢沙織)は荒川土手で男の刺殺体を調べ機械関係と考えた、遼子が内田ドレス工場でさわに会い、純一は児童保育施設で園長・日垣(浜田晃)に会った、遼子は誘拐犯の電話で警察が知ると聞き、島岡がダミーの札束を用意を言うと遼子は5億円を用意すると言った。
津吹と七海は刺殺体がバネ工場退職者・平井護(松澤仁晶)と知り、遼子が広瀬郁美(春木みさよ)の墓に参り建吾も参ったと知った、純一が原田憲一を探した、遼子が証券会社前で男に襲われ響子が助け話した、津吹と七海は平井が建吾と親しいと聞き、純一がさわに遼子のデザイン盗用を言うと遼子が工場に来た、トカゲ班は津吹と七海と会った。
響子は津吹から平井を追うと聞き眼鏡の男と知り、叔母・井守英恵(大島蓉子)が邪魔した、島岡は誘拐事件と刺殺事件に平井が関連し建吾と同じ病院で透折を受けていて、郷田が原田を報告した、純一が身代金を運び小屋に入ると襲われ金を奪われた、島岡は犯人が通信機を知ると考え、遼子が誘拐事件を公表した。
響子らは純一の実母が広瀬郁美と知り、津吹と七海が中野圭太(大西武志)を見つけ音信不通でトカゲ班が調べ廃工場で建吾が刺され中野が死んで居た、郷田は原田憲一で宿泊が建吾だと調べ自作自演だが建吾と平井が篭城事件で警察に顔を知られ純一も共犯と疑い廃工場の殺人は仲間割れと言った。
<以下、隠し字>
響子は矢島と日垣から純一が遼子を誤解していると聞きトカゲ班は篭城事件を調べ純一と他を見つけた、遼子が出かけトカゲ班が尾行して千葉の別荘で純一と会うと三国が親子を自殺に見せかけると言い襲い、トカゲ班が三国を逮捕して篭城事件の防犯カメラに映っていたと言い、三国が平井を殺し金を奪い廃工場で建吾と中野を殺したと言った。


監督:児玉宜久
脚本:吉川次郎・安井国穂
出演者:黒谷友香・かたせ梨乃・永井大・渡部豪太・川村陽介・滝沢沙織・金児憲史・西原亜希・浜田晃・大島蓉子・山中秀樹・柴俊夫・螢雪次朗・石丸謙二郎・大地康雄・大西武志・松澤仁晶・春木みさよ
製作年:2017年


感想: バイク斑の捜査の難しさを含めて描く。
緊急時の結果オーライは厳しい。
通常捜査の制約は強力犯がカバーする。

パーフェクト弁護士・南蛇井律子

五宝法律事務所弁護士・南蛇井律子(財前直見)を捜査1課・二田鳥望(市川知宏)と蓬莱みつる(黒沢かずこ)が噂し、シキシマダイニング社長・敷島良治(佐藤一平)を妻・敷島円(多岐川裕美)が見送り娘・敷島あかり(平山あや)が出かけた。
二田鳥と係長・井狩堅太(坂本あきら)は良治撲殺現場でドジ亀ことみつると捜査し、数日後に五宝法律事務所所長・五宝直弼(渡辺いっけい)が律子と2人で事務所を運営し、あかりが「25年前に病院で取り違えられ本当の娘と言うピアニスト・綿貫紗英(西原亜希)と殺害された父・良治の遺産相続」の相談をし、「取り違えが5日前に紗英の母の死で発覚」「紗英と弁護士・沼田が遺産相続を要求」「法定相続権の1/4もあかりは紗英に渡したくない」と言ったという。
律子は引き受け金でない理由があると考え、みつると二田鳥が25年前の病院関係者から不審女性の目撃を聞いた、律子と五宝はあかりと良治の部屋を調べ空いた本棚を見つけ国際的に有名な元ジャズピアニスト・円に会い、律子と五宝とあかりはシキシマダイニングで専務・梅田清春(梨本謙次郎)と部長・石塚みどり(山下容莉枝)から良治が70%の株保有を聞き、常務・霧谷譲(中根徹)が対立した。
律子と五宝はあかりが3月前助けられた医師・黒木彗太(長田成哉)と会い、みつると二田鳥は社長秘書・絹田叶恵とみどりに不審女性を尋ね叶恵から鈴木を聞きシェフ・宇田川芽衣(大沢逸美)に良治と会った理由を聞くが答えず、律子は紗英に会い意向に沿いあかりを説得し代わりにあかりの戸籍を敷島家に残すと言った。
円が梅田と紗英に会い、律子はみつるらから遺留品のお守りと芽衣を知った、みどりが霧谷に梅田に対抗してあかりを社長にしたいと言い、律子は五宝から芽衣の妊娠相手が良治だろうと聞いた、あかりは家で不審男・綿貫(おかやまはじめ)に襲われたがみつるらが助けた、律子は芽衣から良治の娘を産んだと聞いた。
律子はあかりが襲われみつるが怪我したと知り、綿貫が娘に会ったと言い、紗英が来て実父だと言った、律子はあかりから良治が改装工事先を変えようとしていたと聞き遺品に良治の血液検査データを見つけ、律子はみつるらに改装費用偽装が動機だと告げた。
<以下、隠し字>
律子は芽衣の娘・白瀬成海に会い育て母・白瀬沙知絵から白血病発症で芽衣も血液不適合で義兄を聞いた、律子は黒木を呼び出しあかりに会い白瀬彗太で良治を恨んだと言い、律子はドナーの良治は殺せないと言い、みつるらが内装偽装で事業部長・みどりが殺害犯だと言い、律子はあかりが円と良治に愛されていて、あかりが財産を一時共有化し、紗英と成海が骨髄検査適合したと言った。


監督:山本大輔
脚本:岩村匡子
出演者:財前直見・黒沢かずこ・渡辺いっけい・市川知宏・坂本あきら・平山あや・西原亜希・多岐川裕美・佐藤一平・おかやまはじめ・長田成哉・大沢逸美・近江谷太朗・中根徹・梨本謙次郎・山下容莉枝
製作年:2017年


感想: 複数事件を追うが、分離解決は肩すかし。
取り替え問題がやや整理しきれていない。

刑事夫婦3

警視庁捜査1課刑事・加賀美涼子(鈴木砂羽)は城南署刑事・加賀美太郎(石黒賢)と夫婦で、高校同窓会で外科医・水橋麻美(葉月里緒奈)と再会した、太郎と部下・亀田正雄(迫田孝也)が現れ西山晃一を追い涼子が捕らえた、神谷祐介(加藤虎ノ介)が来て投資コンサルタントと言うが麻美から封筒を受け取り去った。
翌朝、太郎に窃盗事件の連絡が涼子に殺人事件の連絡が入り、涼子は現場の公園階段で部下・榎本美香(星野真里)と係長・宇佐美(中島正之)からオーロラホテル社長・白井美禰子(大沢逸美)の遺体と報告を受け、美禰子はホテル業界でやり手と話題の有名人だった、携帯着信履歴に元夫で小説家・漆原謙三(清水紘治)が有り副社長・唐木田四郎(新井康弘)が来た。
太郎は窃盗事件で前歴者を調べた、涼子と美香は漆原邸を訪れ玄関に杖を見つけ捜査1課では漆原を疑うが、涼子は自宅で迷い太郎と現場を訪れ杖を使う足の悪い漆原は犯人で無いと考えた、涼子と美香はオーロラホテルで唐木田に話を聞き、社長室で神谷の名刺を見つけ飛ばし番号で、病院で麻美に尋ねたが電話番号は知ら無かった。
城南署で太郎は前科者・熊田盛夫(森下能幸)を見つけ、アパートで盗品を見つけるが半年不在で、クラブで自称IT社長で3月前に会い派手に遊ぶと聞いた、涼子は神谷の投資詐欺告訴と被害者の女性資産家の取り下げを知り、太郎から熊田の名を聞き、麻美が神谷を連れ、翌日署で聴取し麻美と居たアリバイが有った。
涼子は美香からオーロラホテルの事務所に窃盗を聞き芝浜署で容疑者・熊田を聞き、太郎に告げ出入りのクラブ「華月」で来る予定を聞くが熊田が刺殺遺体で発見され合同捜査本部になり、遺留品の紙切れのコピーを探しホステスに預けた財布からメモリーを見つけ、唐木田にホテル使用リスト漏洩と尋ねると「美禰子が経営悪化で行い熊田に脅迫され、美禰子が殺害され熊田を呼び出すと認めて殺害した」と自供した。
<以下、隠し字>
涼子は熊田はアリバイが有り美禰子殺害犯で無いと言い、麻美に神谷のアリバイを確認した、涼子は太郎から漆原と総理大臣が会うがスキャンダルで選挙出馬断念と知り、訪問すると漆原は歩くが美禰子を愛し殺害は否定した。
涼子は麻美の神谷への言葉が疑問で神谷の25年前の交通事故を調べ2人乗りで、麻美の神谷への偽証を知り、神谷が麻美の車で移動して美禰子に会い告発を言われて殺害したと自供した。


監督:松田礼人
脚本:金井寛
出演者:鈴木砂羽・石黒賢・星野真里・迫田孝也・葉月里緒奈・加藤虎ノ介・大沢逸美・新井康弘・清水紘治・森下能幸・中島正之
製作年:2017年


感想: 夫婦の刑事なので、最初は2つの事件で始まる。
それが繋がり、相棒となり捜査する。
コメディタッチの捜査談だ。

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