サスペンスドラマ2:「52」

ちょっとはダラズに。

東京で働く看護師・若水真帆(黒川智花)はシングルマザーで保育園から娘・愛歌(小林星蘭)が熱を出した知らせで、独身の看護師から交代ばかりだと言われいつも迷惑かけていると悩み、真帆はテレビで鳥取県米子市の米子大学病院が行う働く母への手厚い支援を担当・淀江充子(森昌子)が話しシングルマザーの看護師を募集していた。
真帆と愛歌は、思い切って縁もゆかりもない米子へ来て、淀江の案内で引越片付けをした、亡き母も看護師で愛歌も病気がちで、積極的に仕事を始めたが場所が違い年寄りが多く慣れず失敗も多く、真帆が熱を出し病院に連れると医師・尾関昭二(古谷一行)と淀江が扁桃腺が腫れていると言い、尾関と淀江が勉強が忙しく育児が雑と言うのを聞き病院で真帆は患者の対話をメモした。
真帆が倒れ気づくと淀江が愛歌を預かるとメモがあり、尾関に送って貰い迎えに行くと、淀江から迷惑と負担とかは考えなくて良いと言われ、尾関と真帆は家に上がり淀江の家族に会い色々な物を見た。
真帆は送って貰った尾関に素敵な家族と言い、尾関は真帆が手が抜けない性格と言い、愛歌が泣くが尾関は大丈夫というが真帆が厳しく叱ると、愛歌は尾関に地蔵巡りに連れて欲しいと言い、真帆は淀江に愛歌の育て方を相談すると1人で抱え込まず廻りに頼れと言われ、自分は多くの人に頼りにされるのは幸せと言った。
土曜に真帆と愛歌と淀江は、杉原幸三(竜雷太)の案内で町を歩き、そこは真帆とは全く違う大胆でチャレンジ精神旺盛で人生を楽しく生きる「ダラズもん」ばかりの町だった。
<以下、隠し字>
愛歌は色紙占いをダラズ市で行い、家でも作り真帆が読み、翌朝に尾関が愛歌に誘われたと地蔵巡りに行き、愛歌は真帆に感謝し、杉原の店で尾関は酔いつぶれ真帆は尾関が妻と娘を病気で亡くし今の医師に変わったと聞き、尾関は真帆にいざとなれば神頼みだと話し、愛歌が別れた駄目な父に会いたがり別の方法が無かったか悩むと尾関はダラズでも笑っている母が子供に良いと言った。
ダラズ・トライアスロンに尾関が出場し、真帆と愛歌と淀江と杉原が応援し、途中で倒れると真帆が交代して参加し・・・・。


監督:濱田龍
脚本:安田真奈
出演者:黒川智花・小林星蘭・古谷一行・森昌子・竜雷太
製作年:2014年


感想: 鳥取発地域ドラマ。
きっちり生きるのも大切だが、気持が切れるのが心配。
少しは余裕を持って生活する事も大事と訴える。

女流ミステリー作家 薬師寺叡子 京都殺人ダイアリー

女流ミステリー作家・薬師寺叡子(財前直見)は酒好きで惚れっぽく229回目の失恋をしたが失恋のたびにベストセラーを生み出し、家政婦・神取琴子(戸田恵子)は男運がないと言うが、編集者・大原楓(内山信二)は失恋を望み、新作出版記念パーティーで松原憲三(若林豪)を見かけた。
叡子は飲みに出かけ三上(飯田基祐)と会い2人は鴨川のほとりで飲み明かし、旅館「花街道」の支配人・三上は裏切られたが証拠がないと大江山の酒呑童子伝説を話し、翌日に三上が酒瓶を抱え遺体で発見され、叡子は堂島警部(イッセー尾形)に昨夜の出来事を話すと部下・星岡警部補(桐山漣)は叡子を疑った。
松原は秘書・島村と三上と酒呑童子伝説の首塚を話し、楓が星岡に叡子のアリバイを証明し、「花街道」の女将の野沢節子(黒田福美)は新支配人・谷本(松本実)を紹介し、叡子と神取は事件現場で陶芸家・田中優(金子賢)と会い、優は三上と知り合いでイタリアンの人気店シェフのる弟・田中秀太(竹財輝之助)とイケメン兄弟で話題で、優と叡子は、秀太のレストランに行くと秀太は無愛想で取っ付き難かった。
その夜神取は「花街道」オーナー・松原が新しいホテル建設を進めているテレビ番組で、ホテル予定地近くに大江山の鬼伝説の首塚があり三上の死は祟りの噂があると伝え、神取と叡子は「花街道」に宿泊し三上の弔いと野沢に伝えたが、館内を探った叡子は松原と谷本の言い争い現場を見、従業員から三上が松原と怒鳴りあっていたと聞き、優から「花街道」で器を使わないと聞いた。
数日後に優と叡子が秀太の店に行き、翌日に松原が酒瓶を抱え遺体で密室で発見され堂島と星岡が調べ島村と秀太が来て谷本と連絡が取れなく、秀太は松原から引き抜きの話しで訪ね遺体発見したと言い、楓が酒呑童子の資料と「花街道」の事故死した番頭・田中吾郎(冨家規政)の噂を持ち込んだ。
叡子と星岡が吾郎の事故と酒の絡みを話し、叡子は優の工房へ行き、谷本が見つかり金を着服し松原に脅されたと言い、叡子は野沢に吾郎の事を聞き、密室の謎を解き嘆いた。
<以下、隠し字>
叡子は優と秀太を呼び出し堂島と星岡も来て、吾郎が優の父で優と秀太の松原への復讐と言い、松原の死亡現場が車の中で優が10分の離席中に殺し、「花街道」へ行き野沢が吾郎が30年前の自殺した妻の手紙を見つけ秀太は松原の子と知り、松原と会い吾郎は死に三上に話すと確かめに行くが松原は認めず殺されたと言い、・・・・・。
吾郎と優と秀太が母の自殺に苦しみ原因を探し、30年後に知った時に絶望と復讐が生まれたと言うと、叡子は吾郎が松原に近づくなと言うために行き絶望では無いと言い、・・・・・。


監督:森嶋正也
脚本:髙橋麻紀
出演者:財前直見・戸田恵子・金子賢・内山信二・桐山漣・竹財輝之助・冨家規政・飯田基祐・黒田福美・若林豪・イッセー尾形・松本実
製作年:2015年


感想: オーソドックスなスタイルのサスペンスドラマ。
動機以外は読める作りは楽しめる。
祟りと動機は、もはや定番だが仕方がないか。

北海道警事件ファイル警部補五条聖子3

北海道警察本部捜査1課係長・五条聖子(若村麻由美)警部補と恋人・芳村大地(石黒賢)が会い、室蘭の祝津公園で遺体が発見され聖子と指導官・片桐(益岡徹)らが行くと、室蘭署・鬼塚刑事(モロ師岡)と八田刑事(川野直輝)がいた。
被害者は札幌の社長・成島(飯田基祐)で鑑識・大寺留美子(徳田公華)はスタンガン後に手足を縛られ薬殺と言い、着信履歴に七海かすみ(東風万智子)と矢沢(山口祥行)が有り、聖子と八田が登別でかすみと友人・三輪綾奈(櫻井淳子)と会い登別出身の綾奈は先輩・笠原(金子昇)に誘われ来て、笠原は数日後開催の地獄谷マラソン実行委員長で成島と3年後の国際マラソン開催を準備していた。
鬼塚らは成島の会社の副社長・矢沢から成島に脅迫状が届き、マラソンに反対の自然保護団体・登別の自然を守る会の仕業と言い、聖子がかすみらの宿泊ホテルで女将・芳村佐江(大谷直子)に聞き込むと大地が来て佐江は大地の母だった。
鬼塚らは自然を守る会代表・雨宮(つまみ枝豆)から当日は団体全員で決起集会と言うが証人はいなく、聖子らは笠原と焼き鳥屋店長・小山(和田聰宏)とかすみと綾奈と会い笠原の事を聞き鬼花火イベントを聞いた。
捜査会議で殺害は動物用麻酔薬で遺体に硫黄成分を含む土が付着し、かすみと成島が親密で店を持たす約束が判り、聖子らは矢沢と笠原との言い争いを大会スタッフが目撃し、笠原が地獄谷マラソンのコース見学会を行うと自然を守る会が抗議し鬼塚らが止め、聖子は写真を撮る男を見つけ、雨宮は脅迫状は認めるが1枚は否定した。
聖子は大地から動物用麻酔薬は入手困難と聞き、笠原は矢沢と方針の違いで揉めたと言い、写真を撮る男が東京の後藤(水野智則)で土が登別の奥の湯と判り、脅迫状の1枚が矢沢と判るが殺害は否定し、後藤がストーカー常習犯でかすみが犯行時刻に室蘭の監視カメラに写り後藤もいた。
かすみが消え書類を残し、綾奈がかすみから鬼花火へ行く電話を受けたが、聖子らは後藤とかすみの死体を見つけ成島と同じ手口でが後藤の後頭部に傷と服に耐火性繊維を見つけ、綾奈は笠原の手に怪我を見つけた。
<以下、隠し字>
聖子は大地から湯の花の事を聞き、送られた映像で鬼花火の鬼の髪が燃えないと知り、小山が鬼花火で目撃されたが聖子らに否定するが車で運んだ可能性を考え、出身の室蘭農大で未開封箱で紛失を見つけ小山なら可能と知り、聖子は遺留品とカメラ映像を調べ成島の書類を見つけた。
聖子が笠原と小山に動物用麻酔薬を用いた成島殺しのアリバイ工作を言い、笠原は反論するが利用された綾奈が否定する証言をし、成島の開発計画と笠原のスポンサーへの賄賂で対立を自白し、気づいたかすみに脅され見られた後藤ともに殺したと言った。


監督:児玉宜久
脚本:金井寛
出演者:若村麻由美・石黒賢・益岡徹・櫻井淳子・金子昇・大谷直子・モロ師岡・東風万智子・川野直輝・飯田基祐・和田聰宏・山口祥行・つまみ枝豆・水野智則・徳田公華
製作年:2015年


感想: 地域色のある手掛かりが登場する。
裏付けは物証と、証言とが絡む。
余計な殺人もありそうだ。

三面記事の女たち -愛の巣-

東京郊外で放火事件が起き、帝都新聞社会部記者・長谷部章子(田中麗奈)は新人・桂木結平(千葉雄大)と取材し、警視庁捜査1課・梨山里衣子(原田美枝子)に章子は話しを聞き、死亡した老女・川口トヨは町内会長で役員・荒川(柏原収史)らは小林美枝子(寺島しのぶ)とトラブルを抱え、章子と桂木は美枝子の家が高い塀に有刺鉄線が張られ庭に大石がある要塞で驚き、章子は家の中を覗くと片づけられていた。
デスク(西村雅彦)が記事を急ぎ桂木は倉庫で章子から受け取り、章子は取材で美枝子の夫・正文(林泰文)は高校の教師を辞め塾の講師に転職し、美枝子の近所とのトラブルは10年前で、美枝子は外出に白い日傘を使い、里衣子が倉庫に来て夫妻ともアリバイなしと情報交換し、章子と桂木は美枝子の妹・江藤房江(板谷由夏)を訪ねた。
房江は当日に会いに行くが火事で止め姉と殆ど話さず、美枝子が家を見せびらかせたく、どちらの夫婦も子がなく、夫・大志(宅間孝行)が帰り幸せそうな夫婦で、デスクは桂木に父の事を話し、章子を問題を起こす鉄の女と呼び、章子は美枝子に妹を避けるか聞くと否定され、里衣子は不審な学生に連続放火の可能性調べた。
放火事件が起き現場は美枝子と夫の家で、現場で章子は茫然とし幼少の母・国原明子の殺害事件を思い出し、里衣子は逮捕現場にいて章子が母の殺害理由が判らず自分が殺害者になると恐れ記者になったと桂木に話し、章子は房江から昔に正文と女性を見て美枝子は嫉妬心が強く恐れ、ツバメの巣を愛の巣と呼んだと聞いた。
章子は正文の女性が失踪と知り、正文を尾行し荒川に金を渡すのを見つけ、正文が考古学専攻と知り家の焼け跡を調べ、里衣子が来て庭を掘り白骨化遺体が見つかり、里衣子と章子は正文に湯本美香の遺体発見と妊娠を聞くと自供し荒川に脅され、川口宅火事は荒川は美枝子だと言い、里衣子は美枝子が犯人でないと思い荒川を取り調べ学生にやらせたと言い、学生を調べるといじめの復讐と自供し見られた荒川に脅され川口宅に放火し、小林宅は知らない女に脅されたと言った。 <以下、隠し字>
章子は房江から当時の事を姉に知らせない後悔を聞き、学生への指示が白い日傘の女と判り美枝子が疑われるが章子は羨んでいた方が違うと思い、美枝子が房江に大志が別に家庭と子を持つと調べたと告げて房江は小林宅に火をつけ、章子が美枝子は知っていたと言った。
美枝子は死体が夫婦を繋ぎ埋めた日に愛の巣になり房江の家は空で正文との死体処理で幸せに暮らせたと話すと、章子は偽りの幸せで愛では無く墓と言い、里衣子は房江にまだ羨ましいかと聞き、章子はスクープを書くのに悩み面会した美枝子から泥で出来たツバメの巣を綺麗と思っていたと聞き、里衣子は章子に事件を話し殺害者にならないと言った。


監督:廣木隆一
脚本:水橋文美江・来島麦
原作:角田光代「愛の巣」
出演者:田中麗奈・原田美枝子・千葉雄大・林泰文・柏原収史・宅間孝行・西村雅彦・寺島しのぶ・板谷由夏
製作年:2015年


感想: 記者も容疑者もトラウマを持つ。
他の登場人物も多くはそうだ。
その犯行は動機が確定しにくい。

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