サスペンスドラマ2:「06」

ショカツの女11 新宿西署 刑事課強行犯係

新宿西署・水沢礼子(片平なぎさ)は娘に意見するが聞かず水沢公子(冨士眞奈美)に頼み、署長代理・畠山(石丸謙二郎)が記者会見情報を探し、管轄内マンションで経営コンサルタント・赤木(城咲仁)の刺殺体が発見され、萩尾康弘(南原清隆)・大神瑞希(佐藤仁美)・青野信吾(山崎裕太)・柳井一郎(岡本信人)らは室内から所持品が持ち去られ体内から睡眠薬とアルコールが検出され、赤木に暴行傷害の前科で1年前出所し、礼子は防犯カメラ映像から死亡推定時刻に部屋に出入りした男女3名を確認した。
礼子らは江端(梶原善)から不動産会社を赤木のコンサルタントで倒産させ安アパートで娘と暮らし賠償でマンションを訪ねたが27分で帰ったと聞き、次に3番目の不倫相手・飯塚秋穂(雛形あきこ)は研究員で生物学者の夫・飯塚(小須田康人)と居て、赤木は死んでいたが表沙汰を恐れ通報せず38分滞在で不倫の証拠品を探し持ち帰ったと聞いた。
2番目の男・藤島功(金子昇)は24年前の元少年Aで、中学生の藤島は同級生・立花誠(岡亮)を刺殺し、捜査員らは情報漏れに注意し捜査を進めるが記者・生田美登里(黒坂真美)が聞きつけ、萩尾は藤島に異常な執念を見せ同棲相手・堂本真理(東風万智子)と揉め、礼子と萩尾は藤島の母・量子(根岸季衣)から会っていないと聞き、萩尾は24年前に誠の母が自殺し萩尾が担当し父・宗助(松澤一之)を思い、量子が犯行理由で庇った。
礼子は冷静な判断を萩尾以下メンバーに求めたが、藤島は不明で萩尾は単独行動し報道は元少年Aを犯人と決めつけ、瑞希と柳井らは礼子の指示で江端と秋穂をマークし、礼子と青野は赤木の部屋で多額の現金と動物の歯を見つけ5000万円が消え、柳井は江端を襲った男から赤木と組み連鎖倒産で高級マンションを買ったと聞き、瑞希が秋穂が5年前に赤木から強盗被害に合うが再会し不倫関係で、萩尾と礼子は量子や真理から藤島と彼女らが社会的制裁を受け続けている厳しい現実を知り、藤島が何かに巻き込まれたと聞き工場長から取引先・江端と口論を聞き、礼子らは江端を聴取するが藤島も計画倒産も否定され、宗助から藤島の死刑を求められ手紙が送られるが読まず恨み続けると聞き萩尾は迷った。
生田が量子を訪れ名前をリークし報道が殺到し、江端は工場長を脅し藤島の居場所を聞き、礼子は量子を助け捜査途中で信じろと告げ、萩尾は真理に藤島を待つ様に伝え、青野と瑞希は秋穂がレンタル倉庫に行き飯塚が尾行し北海道投資詐欺資料があり秋穂が赤木から鍵を持ち出し、江端が真理を襲い、礼子は江端らがヤクザに狙われていると知った。
<以下、隠し字>
萩尾が投資詐欺の被害者に立花宗助を見つけ自殺を助け、藤島が見て庇おうとして宗助の金を取り返しに赤木を訪れたと知り、藤島が宗助の家に金を返し生田を呼び出し揉め突き落とし真理の留守電を聞き襲われたと知り、記者会見が生中継され畠山が詳細を話し藤島が犯人でないと言い、秋穂と赤木の映像が見つかり、青野と萩尾が江端が真理を誘拐したと知り、藤島が江端と真理に来て江端のナイフを取りあげ狙うが萩尾が止め、礼子と瑞希は秋穂に赤木から不倫の動画で脅されを取り返しに行き刺し殺したと言い、秋穂は飯塚に隠したかったと言い、藤島は署の前で報道陣の後ろの母を見た。


監督:児玉宜久
脚本:谷口純一郎
出演者:片平なぎさ・南原清隆・佐藤仁美・山崎裕太・岡本信人・雛形あきこ・東風万智子・金子昇・黒坂真美・梶原善・松澤一之・根岸季衣・石丸謙二郎・冨士眞奈美・城咲仁・小須田康人・岡亮
製作年:2015年


感想: 地道な捜査を妨げる色々な障害を描く。
犯罪被害者の周囲が受ける社会的制裁は関係者を悩ます。
まだ描き足りないものがあるいそうだ。

ショカツの女12 新宿西署 刑事課強行犯係

新宿西署で水沢礼子(片平なぎさ)が柳井刑事(岡本信人)の肩を揉み萩尾康弘刑事(南原清隆)が3日連続張り込みと心配し、管轄内で女性の顔を切る連続通り魔事件で第1被害者・松本優杏と第2・小野真里と第3・井田千恵子で、萩尾と大神瑞希刑事(佐藤仁美)と青野刑事(山崎裕太)が張り、課長・畠山(石丸謙二郎)が礼子に本庁捜査1課への引抜き話を告げるが、殺人事件発生し礼子は現場へ向かった。
礼子と柳井と萩尾と瑞希と青野らは被害者は手口が違うが、萩尾は単独で通り魔捜査を始め、被害者は身元は判らず名刺でイラストレーター・藤代美鈴(平山あや)のアシスタント・仲根早織(森レイ子)と思われ、柳井はやじ馬に男を見かけ、翌日に礼子は母・公子(冨士眞奈美)と娘・千尋から出世と言われ、礼子と青野は美鈴と秘書に確かめるが3月前採用のアルバイトで履歴書が嘘で美鈴と住み名前も偽名だった、通り魔事件捜査は本庁・速水管理官(井田國彦)通達で中断となり犯行声明らしき手紙が届くが殺人事件を優先し、萩尾は反発した。
瑞希と青野と柳井は押収物の破れた紙片を復元し脅迫文になり、礼子は早織が所持した3月前の新聞記事は20年前の女性白骨が房総で発見された記事で、早織の通話記録で千葉の新聞記者・金城哲夫(春田純一)と連絡とわかり、礼子と柳井は会うが知らないと言われ、新聞社で白骨遺体を追い妻との別居が終わると言ったと聞き、礼子と柳井は県警・沢田から白骨事件は身元不明と聞き、美鈴らを聴取した。
膨大な防犯カメラ映像を調べた萩尾は通り魔が振込め詐欺の出し子で指名手配のアキラ(渡辺大)だが、千恵子が自殺を図り命は取り留めたが萩尾はアキラを探しチンピラと格闘し傷だらけで署に帰り、礼子は速水管理官に通り魔を頼み殺人犯逮捕後に全力で通り魔捜査を約束させた。
金城が襲われ意識不明の重体になり、礼子らは室内から美鈴のタッチに似た絵のスケッチブックを見つけ美鈴に確認し違うと容疑も否定され、美鈴の過去を疑い何者か問い、白骨遺体が金城真紀子と判明し記者の妻で、萩尾は恋人・由起にアキラを尋ね、礼子らは金城夫婦を調べ夫の暴行を聞き所轄から真紀子の家が見付からないと聞き、柳井が美鈴が男と逃亡したと報告し、萩尾はアキラが巡査を襲い拳銃を奪い逃走を聞いた。
アキラが店に来て銃で由起を脅し立て籠もりネット放送を始め、金城を連れろと要求したが金城が急変で死に、礼子は捜索願いが出ていないと考え、萩尾は由起が人質と知り殺せ無いと考え、礼子らは美鈴の絵の場所を見つけ、沢田の連絡で夜逃げした塩田真紀子の家に行き子供も暮らすと知り萩尾に犯人を伝えた。
<以下、隠し字>
速水から金城が死んだと聞き切ろうとするアキラに萩尾が何者か判ったと告げ、礼子らは美鈴を見つけ真紀子の娘・希と告げ無戸籍で絵に描かれ男は双子の兄・昭彦と言い過去を尋ね、「戸籍がなく居場所がなく隠れて暮らし母の死後は悲惨で兄が妹を守り藤代美鈴の戸籍を買い別れ、希が成功すると戸籍を売った藤代美鈴が早織となり接触し、兄に相談し金城と早織が脅していると知り殺害した」と聞いた。
礼子は希に2人の真紀子殺害を尋ね、暮らしに疲れた母が心中を図り希が殺し、兄が引きずったと言うと礼子は希に兄の立て籠もりを助けて欲しいと言い、速水が突入を命じアキラが自害を図ろうとすると礼子と希が来て説得した。


監督:児玉宜久
脚本:谷口純一郎
出演者:片平なぎさ・佐藤仁美・山崎裕太・岡本信人・平山あや・渡辺大・森レイ子・春田純一・井田國彦・石丸謙二郎・冨士眞奈美・南原清隆
制作年:2016年


感想: 身元不明者が3人、事件が連続事件と殺人事件と追う。
関連性はあるかどうか、そこに新たな事件と過去の事件が絡む。
物証がないが、逆に悲惨な過去が判ると共にとうやく身元が判る。

ショカツの女13

新宿西署・萩尾康弘(南原清隆)と水沢礼子(片平なぎさ)と柳井一郎(岡本信人)らは課長・畠山義信(石丸謙二郎)に弁護士・真鍋信悟(吉見幸洋)殺害事件と放火事件を話し、刑事・大神瑞希(佐藤仁美)と青野信吾(山崎裕太)が戻り中年男目撃を伝えた。
真鍋殺害され妻・尚子(田中里衣)は重体で金庫から300万円が盗まれ、息子・悠馬(中野魁星)は引きこもりで、1週間前に放火発生していた、真鍋は死刑反対派弁護士で女子大生・美奈通り魔事件で殺人犯弁護し、被害者父・黒岩宏(堀部圭亮)は真鍋に反発し、本庁・野田丈一(西村和彦)は黒岩拘束を主張し悠馬に復讐を約束した。
ボイスレコーダーに真鍋と黒岩の言い争いが録音され、黒岩は「爆弾を返せ」と要求していた、礼子と萩尾は黒岩の自宅へ行くと野田が黒岩に暴力を振るい萩尾と野田が対立した、通り魔事件の担当検事・三村から真鍋が通り魔でない証拠を掴んだ情報が入り、金庫からは35年前の強盗殺人で5年前に仮釈放の相馬和夫(永島敏行)の指紋が検出された。
礼子と萩尾と野田は相馬を聴取したが否定され張り込み、礼子と瑞希は篠崎心療内科医師から悠馬が友人の虐めで失明させ真鍋が隠蔽し引きこもったと聞き、被害者・彰文と母・高宮恵子(中島ひろ子)から夫轢き逃げを聞き真鍋を恨むと聞き、萩尾と野田が相馬を張り込み、礼子は水沢公子(冨士眞奈美)と夫殺害犯を話した、相馬と彰文が話し、相馬は大金を持つが話さず、野田が35年前の相馬の事件の被害者息子と判った。
柳井と青野が風俗店を調べ美奈のアルバイトを知り、礼子と萩尾らが失踪した悠馬を探し、相馬が高宮宅に現金を投げ込み、美奈の客が通り魔・寺田と黒岩に問い隠したかったと聞いた、悠馬が黒岩を狙うが礼子らが阻止した、礼子と萩尾らは相馬と恵子の母の関係を調べた。
礼子は悠馬を誘い公子と比呂に会わせ真鍋の事務所に連れ放火犯に逢うと聞き遺留指紋の不明と相馬が有った、相馬が逃亡したが逮捕され礼子と畠山は先輩刑事から相馬と恵子の母が恋人だが反省と聞き、黒岩が出頭して訪問時に真鍋が死んでいて少年と相馬を見たと言った。
<以下、隠し字>
礼子と萩尾は彰文と恵子に相馬が庇うと告げると彰文が放火を認めた、野田が相馬を連れて逃亡し殺害を謀り礼子と萩尾は殺害で誤解して彰文を庇ったと止め、恵子が殺害を自供し、真鍋が悠馬の友人・彰文の放火を庇い先に来て証拠を探した恵子が見つかり金庫を開けさせて刺した、相馬は彰文が35年前の少年と重なり助けていた。


監督:児玉宜久
脚本:谷口純一郎
出演者:片平なぎさ・佐藤仁美・山崎裕太・西村和彦・永島敏行・堀部圭亮・中島ひろ子・岡本信人・石丸謙二郎・冨士眞奈美・南原清隆・吉見幸洋・田中里衣・中野魁星
制作年:2017年


感想: 複数の事件の捜査関係者に、複数の事件が絡む。
それらの真実が明らかになると、メインの事件も明らかになる。
長年に渡る事も判る。

緑川警部VS「30分の勇気」

アメリカで心臓移植手術を受け帰国した婦人警官・速水千夏(三津谷葉子)が横浜南署に着任し、緑川有一警部(西岡徳馬)たちは千夏の復帰を歓迎した。
歓迎パーティーで千夏は綱島大悟署長(高橋ジョージ)たちと別れ、女性の叫び声を聞き廃工場に入いり、瀕死の状態で第一発見者のイエローエンジェルという若手市議会員2名・井上と野川に見つかるまで33分に何かが起きた。
坪井今日介刑事(魔裟斗)は以前付き合っており、千夏は石で殴られナイフで刺されており被害女性を捜し、イエローエンジェルらが勇気ある行動と話題を広げた。
千夏の姉県警の警察官・速水五月(雛形あきこ)が署に現れ、FBIで学んだ動作を読み取る技術で捜査に協力するといい、祭壇に来る人を見張った。
緑川は千夏が生前複数の男性と関係があったと知り怨恨の疑いもあると思うが他の捜査官は無視したが、釣具店主・達川平助(板東英二)から千夏が「三本指と黒い蝶の模様の男を知らないか」と聞いていたと言った。
怨恨を疑う緑川への非難と共に襲われたが、偽装でマスコミは井上が操作していると思いハンドボールを行っているイエローエンジェルを訪れ調べたが苦情で謹慎を言われた。
総務課・溝口孝純(大和田獏)から姉妹が三崎出身と聞いた緑川は生家で、元漁師・黒崎剛造(若林豪)から五月の婚約者が釣り客に注意して殺され、目撃した千夏が「三本指と黒い蝶」の男と言っていたと聞いた。
五月が祭壇に来た村上みりかを見つけたが嘘の証言をしたが犯人・輪島順平を逮捕に向かうが死体で見つかり、自殺偽装だが村上は脅されており殺していないと言った。
溝口と緑川は輪島の部屋を村上に見せ赤いファイルの紛失を知り、家で妻・緑川陽子(三船美佳)からテーピングの事を聞き、現場工場でナイフが無く、井上がネットで中傷していると知り、当日のイエローエンジェルの動きが変則で井上から細部の証言を取った。
<以下、隠し字>
緑川は廃工場で何もなく、駆けつけた野川に千夏が石で殴られ、33分後に外へ出た時にナイフで刺されたと知り、罠をしかけた。
緑川は千夏が最後まで警察官として犯人を逮捕しようとしていたと言った。


監督:松本健
脚本:今井詔二
出演者:西岡徳馬・魔裟斗・高橋ジョージ・雛形あきこ・三津谷葉子・大和田獏・柴田英嗣・清水めぐみ・若林豪・板東英二・三船美佳
制作年:2012年


感想: 緑川警部以外の警官の対応が、非現実過ぎるが、コメディ的に見るのだろう。
美談に溺れて真相に目を向けないのは、流石にやり過ぎだろう。
「三本指と黒い蝶」というと横溝の世界だが、強引に伏線は張ってある。
解決も強引だ。

このページの先頭へ