サスペンスドラマ2:「60」

警部補 五条聖子4

小樽で北海道警・五条聖子(若村麻由美)が恋人・芳村(石黒賢)と会うと、札幌の不動産会社社長・三上(片岡鶴太郎)が襲われ男を捕らえ、片桐事務官(益岡徹)に小樽で殺人事件の連絡が有り柏木グループ傘下のガラス工芸社社長・水野真利江(多岐川華子)が店で刺殺され所轄へ異動した八田(川野直輝)刑事と刑事課・高見沢丈太郎(山崎銀之丞)と発見者・瀬戸(青柳尊哉)に聴取し、現場はガラス欠片が飾るようにあった。
聖子と八田らは柏木グループ社長・柏木修一(川口力哉)の妻・れい(中山エミリ)から話しを聞き昨日も会い、修一と会長・源三(大和田伸也)は真利江を2年前社長に修一がし、真利江の携帯電話履歴で柏木グループ後ろ楯の市議会議員・羽生田(四方堂亘)が高見沢らにアリバイを主張し秘書・中村(小須田康人)が証明した。
聖子と高見沢はれいのガラス工芸を見学し老舗旅館・野本屋が実家と知り、聖子は八田と野本屋へ行き2年前に食中毒で破たん寸前になりれいの父は自殺し母も病死したが、窮地を野本屋を柏木グループが買取救ったと聞き、監視カメラに瀬戸のストーカー行為が判り調べると近くで三上の写真を撮ったと見せ、聖子は八田と三上に聞くが否定し、聖子はガラス片が何かを隠すと鑑識に尋ねた。
翌日に修一が森で遺体で発見され、れいと田中みどり(村田唯)が来て、鑑識らは他殺と断定し修一の携帯電話に羽生田のメールが残り、聖子は鑑識からサングラスと異物を聞き、調査員・阪口から三上から柏木グループの調査を頼まれ同郷・積丹と聞き、れいが散弾銃で襲われ源三が脅迫状を見せ、聖子は三上を発見し船で観光し猟銃とサングラスを聞き、高見沢は女装した中村から証言が嘘と聞き、聖子と八田は三上の銃が整備で使用は不明と知り遺留物の竹を調べに積丹に行き、聖子は三上と会い小樽への思いを尋ね昔に野本屋に居て盗難事件で疑われ無実と判った時に辞めていた。
聖子と八田はれいに盗難事件を尋ね父母が三上を跡取りに考えていたと言い、番頭は中毒騒ぎで三上が買収を図ったと言い三上とれいを目撃していて、聖子は野本屋の食中毒原因が魚で芳村から故意の可能性を聞き、板長・酒井が辞め探し事故で死んだが部屋を調べ、大金が入る袋を見つけそこに真利江の指紋が見つかり、羽生田のアリバイが見つかるが小樽リゾートの乗っ取り計画を知り、聖子は柏木グループの野本屋乗っ取りを考えた。
<以下、隠し字>
聖子と八田はタウン誌で写真を調べ、れいが源三を積丹の別荘に連れ、聖子と八田はカムイ岬に向かい、カムイ岬で三上が源三を狙うが聖子と八田が来て止め源三に食中毒偽装を言い、れいが真利江殺害現場でガラスナイフを使い修一も殺害と言うと、れいが源三を襲い三上が止め、れいは酒井から柏木グループの企みを知り修一と結婚し復讐を狙ったと自供し、三上はれいを止めようとしていた。


監督:児玉宜久
脚本:金井寛
出演者:若村麻由美・片岡鶴太郎・中山エミリ・石黒賢・益岡徹・山崎銀之丞・大和田伸也・多岐川華子・川口力哉・川野直輝・小須田康人・四方堂亘・外波山文明・青柳尊哉・山本栄司・村田唯
製作年:2015年


感想: 過去の犯罪の捜査がいい加減な事は、ストーリー上の都合だがかなり酷い。
その復讐劇は捜査側はもっと深刻に受け止める展開が望ましい。
物証を見つける展開は捜査上で好ましい。

遺品整理人谷崎藍子5

男(渡辺哲)と若い女が食事し、苦い薬を牛乳と飲めと勧め、着替え巡査に母が行方不明と言い、着替え苦しむ男に5/10を思い出せと言い室内を細工し、着替えた矢野和美(石田ひかり)に巡査が認知症の母・初枝(岩本多代)を見つけ引き渡した。
遺品整理専門会社・青い鳥社で栗山スミ子社長(加賀まりこ)と中野(須田祐介)がニュースを見、遺品整理人・谷崎藍子(高畑淳子)と中野が孤独死の男へ行き身元が不明で大家が立会い病死で身元不明で火葬と言い、藍子は遺品で男の部屋に誰かいたと感じランドセルから母娘の写真が挟まった「昭和の未解決事件」の本を見つけスミ子に話し、三田村刑事(矢崎滋)が藍子を手伝いランドセルの持ち主の薬剤師・和美を探し当て認知症の初枝がいて、和美は父は矢野利彦で幼い頃に別れ母娘が苦労したと言い、和美は1年前に近くで男と会い部屋を探し毒殺を思い出した。
藍子は和美が遺品と同じ未解決事件の本を持つとスミ子社長に話し、記事に36年前の5/10に警察の警戒中にランドセルの少女に5000万円が持ち去られた現金恐喝事件があり、和美は自分が金を持ち去り父が主犯だとマスコミに名乗り出た、藍子に三田村は自分が事件で少女を目撃したと詳しい内容と遺留品は少女の髪飾りと言い、メディアにランドセルの少女の記事が出て藍子は男の遺品に丹後ちりめん素材のネクタイを見つけ、髪飾りも同じ素材で和美の出身地の京丹後市へ行き、ちりめんの関係者・曽根(志賀廣太郎)から室田織物の矢野初枝の変わりちりめんと聞き、太田(ラサール石井)から矢野俊彦が真面目で捕手で右利きで試合でのミスと卒後結婚したが借金で都会に逃げたと聞いた。
和美はメディアに父の名を矢野俊彦と言い、藍子は男が別人で高校の左腕投手と聞き込み、初枝の部屋で変わりちりめんを見て和美にバッテリーの写真を見せ投手と聞き訪問を知っていたか尋ね、警察で男の病死が再捜査になるがアリバイがあり、藍子とスミ子は母子の嘘の理由を調べると話し、藍子は京丹後市でエース・室田が室田織物の後を継ぐが潰したと聞き、スミ子は中野に筆跡を真似させ手紙を書き、警察は和美の会社から毒物が盗まれていると突き止め三田村は初枝が末期のガンと知った。
<以下、隠し字>
和美と初枝に矢野俊彦から手紙が届き、警察は和美と初枝に逮捕状を取り、手紙の呼び先に藍子が行き和美と初枝に会い死者が同級生・室田邦夫と言い、36年前に事件に巻き込まれ父を探す目的で和美が犯行を告白したと言うと初枝が他人に判らないと言い、警察が来て逮捕し、変わりちりめんで儲けた室田が矢野を悪意で相場に誘い暴落し矢野一家が追われ、室田が矢野と和美を5000万円事件に加担させ家族は別れ、初枝の死の前に和美は父を探したと考え、藍子は父を探し遺品に遍路帳と勝尾寺を見て矢野俊彦(不破万作)を見つけ、裁判で証人で室田邦夫と述べ36年前の犯人と言い、父と呼ぶ和美と初枝の無罪を主張した、判決が偽証が認められず和美と初枝は有罪となり・・・・・・・。


演出:藪内広之
脚本:本多百合・菱田シンヤ
原案:清水有生
出演者:高畑淳子・石田ひかり・岩本多代・渡辺哲・不破万作・須田祐介・志賀廣太郎・ラサール石井・矢崎滋・加賀まりこ
製作年:2015年


感想: 倒叙風に描かれる孤独死偽装事件の背景を追う。
追っても追っても深い真実に届かない。
微妙な伏線が全体の見方を変える。

再捜査刑事・片岡悠介7

片岡悠介(寺島進)は警視庁再捜査班刑事で母・美知恵(吉行和子)と暮らし、奥村澪刑事(原沙知絵)と浅野直樹刑事(金子貴俊)との再捜査班に班長・姉川恵津子(あめくみちこ)が着任した。
パティシエ・藤井未紗(前田亜季)が父・真彦(渋谷哲平)の自殺再捜査依頼で来た、パティシエの真彦は10年前にアフェール主催のコンテストで優勝したが審査員買収の噂で不正を認める遺言を残し花火大会の夜に飛降り自殺したが、最近に未紗は真彦が死の直前まで新作スイーツのレシピやデザインを書いたと気づき自殺と思えないと訴えた。
花火大会の夜に自殺しないと事件性を嗅ぎ取った悠介は再捜査開始し、澪と悠介はパティシエ・柏木(天宮良)を探り、柏木は真彦の元弟子で真彦の死でアフェール社長・野々村尚美(野村真美)の名誉パティシエになり地位を築き、コンテストで写真家・安西杏子(国生さゆり)が取材し柏木が優勝し、澪と悠介は柏木にアリバイを聞き、柏木は悠介たちに師匠と弟子のスイーツが似るのは当然と答え、悠介はケーキを購入し科捜研・一二三祐希(吉田羊)に成分と材料の鑑定依頼し脳指紋検査装置を見て悠介で試験した。
澪と悠介は目撃者から甘い匂いと聞き、一二三が歩容認証もあると言い目撃者の脳指紋検査で柏木と知り、ケーキにオニ昆布エキスを見つけ、柏木が店で何者かに殺害され本田(不破万作)刑事はケーキの試作から死亡時間を推定し杏子の出入りが見つかるがアリバイを述べ、悠介は現場のケーキのホィップ形状から柏木以外と考え、柏木の荷物から盗用の疑いを見つけ、馬場修一郎と藤井佳代の交通事故の記事も見つけ犯人・岩原が今は筧で尚美の秘書だった。
悠介は未紗から真彦が母の死後に尚美に近づいたと聞き、澪と浅野は尚美と筧を取り調べ、一二三が柏木殺害現場のケーキから筧のDNAを見つけ本田刑事に知らせ、未紗の店で筧の遺体が見つかり未紗を本田刑事らは取調べた。
<以下、隠し字>
浅野が馬場の死でアフェールとの合併が消え、悠介らは事故現場のそばの寺で安西聡子の墓を見つけ娘が安西杏子と考え、恵津子が筧と杏子らしい映像を入手し一二三に歩容認証を頼み一致するが杏子は否定し、恵津子が10年前の真彦の遺留品を持ち込み悠介は現像のレシートを見つけ真彦が死んだビルの写真と判り、花火を撮影した人物を探し見つけ一二三が映像を解析した。
尚美を杏子が襲うと悠介らが来て真彦と尚美の屋上の写真を見せ、尚美は真彦の死を目撃した柏木に脅され筧を使い殺し、次ぎに筧を殺し未紗に疑いを向けたと言い、杏子は柏木から馬場と佳代と真彦の死の真相を聞き筧が尚美に殺されたと言い、悠介が杏子への復讐を止めた。


監督:伊藤寿浩
脚本:深沢正樹
出演者:寺島進・原沙知絵・金子貴俊・あめくみちこ・吉田羊・吉行和子・前田亜季・不破万作・野村真美・天宮良・渋谷哲平
製作年:2015年


感想: 変わり者の集まりの捜査側が深刻さを薄める。
事件は、どんどんと過去に遡るパターンだ。
キャラクターと妙な捜査が逆に見所になる。

世田谷駐在刑事3

成城南駐在所の警部補・小林健(哀川翔)が成城公園で危険ドラッグ使用者を逮捕し、妻・陽子(羽田美智子)と息子・修平(池田優斗)と話し、高森精機副社長・高森宗一郎(小林高鹿)が父で社長・正宗(山本學)は余命宣告を受けたが車椅子で社業を行い世話する訪問看護師・武藤真由子(遊井亮子)と妻・梓(黒坂真美)と話した。
宗一郎は次男・裕次郎(西興一朗)の融資を断り、娘・香織(宮下ともみ)はコンサート開催に夢中で、宗一郎は習慣のジョギングで何者かに刺され死に成城中央署・山吹刑事(ベンガル)らが通り魔か時間が遅れた事で怨恨を疑い、梓と顧問弁護士・大谷(長谷川朝晴)が来て犯人は裕次郎と言い、裕次郎は香織を疑った。
山吹らは正宗に聞き、真由子は聴取で母・静江(高林由紀子)と息子・満(山口翔悟)を話し、静江は修平を満と呼び蛙の折紙を教え、宗一郎と梓の夫婦仲が冷え親族3人にはアリバイがなく、小林は夜回りで蛙の折紙を見つけ翌日に香織が家の前で不審者を見たと言い大谷も来て似顔絵を描き、上司・五十嵐(正名僕蔵)が絵を見、山吹は高森精機を調べ、真由子は満と会い施設の幸田から静江が居ないと聞くが小林が保護し、小林は管理官・神代(嶋田久作)に危険ドラッグ捜査を頼まれ、宗一郎の葬儀で裕次郎と香織と梓が揉め、正宗が遺言書書き直しで大谷を呼んだ。
小林が公園で静江と修平を見、神代が狙撃され小林は本庁刑事として危険ドラッグ一味のアジトに踏み込み一味を逮捕し蛙の折紙を見つけ、大谷は香織に遺言で金が真由子に渡ると告げ、小林は一味のリーダーの後輩の大谷が来たと聞き、科捜研に蛙の折り紙の分析を依頼し、裕次郎が歩道橋から突き落とされ山吹らは香織を疑い監視カメラに似顔絵の男が写り、陽子は真由子と施設で会い家族の事を話し、真由子は香織に辞めると言われた。
蛙の折紙から満のDNAと指紋が見つかり、小林が満を重傷で見つけ死に真由子に最後の言葉を告げ、修平が静江から小遣い3万円を貰い真由子に渡し、山吹らが真由子に父の自殺が高森精機に潰されたためと言い、真由子は小林に満から大金を渡されたと伝え裕次郎の死でも目撃し、復讐の為に訪問看護師になったが正宗が苦しみ憎めなかったと告げた。
<以下、隠し字>
小林は満の金を本庁に伝え多額と考え、高森精機に潰された子の塚田を知り、真由子が大谷に遺産で脅され捕らわれ殺されかけると小林が来て助け、満を知らない筈で宗一郎を殺した犯人で、大谷も正宗に両親の復讐を考え満を金で仲間にしたが気が弱く抜けようとして殺したと自供し、真由子は正宗を許すと言い小林は恨みは断ち切ると言った。


監督:坂梨公紀
脚本:安井国穂・藤原健彦
原作:濱嘉之「鬼手 世田谷駐在刑事・小林健」
出演者:哀川翔・羽田美智子・池田優斗・遊井亮子・山本學・高林由紀子・山口翔悟・長谷川朝晴・小林高鹿・西興一朗・宮下ともみ・黒坂真美・嶋田久作・正名僕蔵・ベンガル
製作年:2015年


感想: 能力が高いが、家族の為に駐在を行う。
主人公の捜査と情報のバランスがドラマを左右する。
家族が生かされているのが良い。

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