サスペンスドラマ2:「48」

カメラマン 亜愛一郎の迷宮推理

ファッションショーに週刊誌記者・小西茜(佐藤江梨子)はカメラマン・亜愛一郎(市川猿之助)と待ち会わせ、人気モデルの柚木ルカ(蒲生麻由)らを見たがダイヤが偽と言いジュエリーデザイナーの鳳陽司(東幹久)が苦情を言い、亜が他と輝きが違うと証明すると鳳は手違いでレプリカで対応と認め、ルカは怒り芸能事務所・倉本敦志はなだめた。
数日後柚木が刺殺され、小西は編集長・一ノ瀬純一(草刈正雄)から書直しを命じられ、ニュースを聞いて小西は亜と取材を命じられ、倉本はルカはわがままと言い、亜が粥谷東巨(竜雷太)撮影の写真集に興味を持ち、世田谷中央署・中垣内刑事(皆川猿時)・西條刑事(少路勇介)が来たが、西條は小西の先輩の元彼で情報を聞きだそうとした。
一ノ瀬は警察は鳳を疑う情報を伝え小西にはルカのネタを探せと言い、小西と亜は粥谷を訪ねチーフアシスタント・黒瀬美也子(有森也実)と会い、撮影後に追悼記事の取材をし、亜は「枠の外の真実」の写真に興味を示すが、粥谷は興味本位の取材は拒否した。
亜は図書館で写真集を借り出し、中垣内は鳳のアリバイをジュエリー職人・牧村健介(野村将希)が証明し再捜査を指示し、亜は鳳から電話で呼び出されモデル選定のアドバイスを求められルカも候補だが距離を感じ亜は写真を預かり、工房の写真を撮った。
亜は写真雑誌に美也子を見つけ、亜は高林勇作(平幹二朗)が大家の下宿に帰り顔の写真だらけの部屋に入り、粥谷の写真のコントラストに感心し、翌日小西と亜は粥谷を訪ねると、何故ヌードになったかを聞かれ、人から忘れられる恐怖が伝わったと言った。
粥谷にアシスタントの永井詩織(朝倉あき)が写真を見せるとルーペで見、中垣内と西條が来て、粥谷は美也子と散歩の定点観測写真を見せ亜は当日と言うが、中垣内は撮影者は不明と言った。
<以下、隠し字>
倉本は雑誌の美也子は粥谷とルカを会わせた時と言い、亜は散歩コースで粥谷に枠の外に美也子はいなく少しずれたと言い粥谷は認め、翌日に小西と亜が粥谷を訪ねると美也子が死んでおり、中垣内は自殺と言い遺書らしき文字を粥谷は読めず詩織は認め、中垣内らはルカ殺害は美也子と鳳の共犯と考えるが鳳が行方不明で、亜は粥谷の作風変化を指摘し、亜の部屋で高林と小西と食事をすると一ノ瀬が来た。
倉本が粥谷を訪ね詩織に伝言を残し、小西と亜が牧村を訪れ、鳳の居場所をメモで知らせ、ルカは粥谷の秘密を掴み美也子が対応していたと告げ、西條から小西に倉本が襲われ気づくと粥谷が犯人と言ったと電話があり、詩織の自殺を粥谷が止めている所に小西と亜と鳳が来て、亜は粥谷の視力低下を隠そうとした詩織がルカと美也子の殺害を指摘し、美也子が粥谷と一緒に作品を作っているのが「枠の外の真実」と指摘し・・・・。


監督:中前勇児
脚本:真柴あずき
原作:泡坂妻夫「亜愛一郎の狼狽」「亜愛一郎の転倒」「亜愛一郎の逃亡」
出演者:市川猿之助・佐藤江梨子・草刈正雄・有森也実・竜雷太・平幹二朗・東幹久・朝倉あき・皆川猿時・少路勇介・蒲生麻由・野村将希・
制作年:2013年


感想: 天才カメラマンの秘密を多分天才カメラマンが推理する。
個々のエピソードは面白いが、全体はやや落ちる。
根回し編集者が生きていない?。

監察官・羽生宗一

警察庁キャリア組採用の上原和也(渡辺大)は監察官補佐に配属され監察官室で戸川良子警部(戸田恵子)から世田谷交番巡査発砲事案で上司監察官・羽生宗一(中村梅雀)は負傷巡査入院先に向かってた。
羽生と上原は、入院中の武藤巡査(蟹江一平)に聴取し、地下駐車場で車上荒らしを発見しナイフで向かた・渡辺(吉川拳生)に警告の上で発砲し手首を狙うが心臓を直撃し渡辺は即死した。
上原は適正と感じるが羽生は疑い、世田谷中央署で副署長・野崎(石丸謙二郎)と署長・今井(東根作寿英)と会い、車の持ち主のデザイナー・原田祐介(河相我聞)に向かい家で妻と両親と会い、羽生は渡辺の名で原田が仕事を止めたのが気にかかった。
今井から山岡警務部長(国広富之)に武藤への警視総監賞が申請されたが羽生は調査は終わっていなと納得しなく、武藤は謎の電話を受け、羽生も謎の電話を受け電話の場所を特定し近くの警察関係者を調べ、元警察官・三上哲夫を探した。
羽生と上原は武藤の交番勤務資料を持ち帰り、三上の死体が見つかり南原刑事(中本賢)と羽生と上原は会い、橋爪管理官(春田純一)による本部が設置され、三上と渡辺が会っていた事と三上が借金での退職だが金回りといと判り、羽生と上原は前科者・田所から武藤と三上に無実の罪を押しつけられ、それが現在の原田の妻・敦子(西原亜希)で両親が北森信代(高橋ひとみ)と北森幸一(篠田三郎)だった。
車上荒らしが逮捕され渡辺でなく、上原は戸川から羽生と橋爪の5年前の事件を聞き、羽生と上原は三崎で理容師・幸一に会い武藤に敦子の相談をし田所と言われたが、ストーカーに淳子が襲われ武藤と上司・丸田(野添義弘)から被害届けを出さないように言われ犯人・渡辺だった。
<以下、隠し字>
羽生は戸川から丸田の資料を受け取り誤認逮捕と被害届けを出さない様に隠匿したと言い野崎は自分の指示と言い、三上の携帯電話が見つかり武藤と接触が判るが黙秘し、橋爪は三上と三崎付近の捜査を指示した。
武藤は飛び降り危篤で、橋爪は幸一を同行し三上から脅迫されて相談した武藤は払うなと言うが刺したと自供し、橋爪は終わったと言うが羽生は武藤の渡辺殺害は無理と言い、意識が戻った武藤から遺留品写真処分と三上と渡辺の脅迫を確認し、羽生は武藤が警察に必要と言った。
羽生と上原は原田祐介に三上殺害は右利きで幸一でも祐介でもなく、信代が自供した。


監督:吉田啓一郎
脚本:安井国穂
出演者:中村梅雀・戸田恵子・渡辺大・高橋ひとみ・篠田三郎・河相我聞・蟹江一平・国広富之・春田純一・中本賢・吉川拳生・石丸謙二郎・野添義弘・西原亜希・
制作年:2014年


感想: 捜査をする監察官が主人公。
強引な設定だが、強力なトリオだ。
監察以外は普通にサスペンスする。

司法教官・穂高美子3

司法研修所検察教官・穂高美子(水野真紀)は元検事で、民事担当教官・小宮(筧利夫)はタカビーと呼び、白鳥歩美(三倉茉奈)らが受講した。
所長・山根(勝野洋)に美子と小宮はクイーンズ白鳥の商品を語り、長女・白鳥真知子(遊井亮子)と恋人・北森(岡田浩暉)と、次女・白鳥ゆり(雛形あきこ)が新作発表し、会長で祖父・健蔵(野村昇史)が歩美に真知子とゆりに後を継がせないと言った。
健蔵が歩美に息子の社長・太一(加納竜)運転の車で会社乗っ取りを話し、軽トラックと車がスリップし壁に激突し、美子は小宮と見舞いに行き顧問弁護士・大林公子(野村真美)が会見し、県警・岸谷が事情を聞き歩美は軽傷で祖父は即死で父は事故直後まだ息があったが救えなかったと言い、軽トラックの運転手・下山信行(松澤一之)は業務上過失致死で送検となると思われた。
真知子とゆりが歩美を訴えると大林に言い、専務・田所(河相我聞)は反対だが、会社の経営権と30億円の遺産で歩美の救命処置がなければ父親は助かったと考え、美子と小宮は飯島(池内万作)を見かけ、葬儀で6年前の看護師の時の事件を聞いた。
下山の健蔵事件の新供述で状況が変わり同時推定が生まれ、現場再検証で下山の偽証が判り交通事故自体が疑問で、下山に歩美が偽証を問い、下山が転落死発見され飯島が目撃証言し、歩美に殺人容疑がかかるが、美子は下山の解剖からゆりの新作があり接点があるが、美子と小宮は都合がよすぎと考え飯島は落下は見ていなく近くに人影を見ていた。
<以下、隠し字>
真知子が新社長に就任し得をしたと美子は小宮は考え、歩美は真知子が利用されていると言い、北森の体験レッスンで崖登りを見るが真知子との結婚を隠し受付嬢と会い、真知子が田所と会った。
美子と小宮は田所をスーパーの買収で心中した夫妻の子が田所と知り、関係者を全員呼び出し、下山飛び降りの偽装を示し大林が共犯で下山殺害後に変装を歩美に見せ飛び降り偽装し、田所が会社乗っ取りを謀り事故殺害したが、歩美の証言で予定が狂い・・・。
歩美は家族を守る為に同時推定を潰す証言をしたと言い・・・・。


監督:本橋圭太
脚本:酒巻浩史・末安正子
出演者:水野真紀・筧利夫・勝野洋・三倉茉奈・雛形あきこ・遊井亮子・野村真美・河相我聞・岡田浩暉・池内万作・加納竜・野村昇史・松澤一之
制作年:2014年


感想: 法律の知識の講習をちりばめたのが特徴。
それが事件にも関わり、法の知識の争いとなる。
事件は、おおむね普通に進む。

だましゑ歌麿4

屋根舟の死体の上の「高名美人六歌撰」難波屋・おたきという歌麿(水谷豊)の美人画を仙波(中村橋之助)は見て、その後も「高名美人六歌撰」に描かれた女が殺害され歌麿に描かれた女が死むと騒ぎになり、仙波妻・おこう(鈴木杏樹)も知った。
歌麿は取り乱し絵筆を折ると言い蔦屋(岸部一徳)は見守り、仙波と春朗(原田龍二)は説得したが歌麿に通じず走り去り、娘・おゆう(南沢奈央)の声を甦らせ、橋の下にいると若い男・次郎吉(河相我聞)が雨を避けてきた。
近江屋(でんでん)が「鶴亀」の女将・志乃(萬田久子)へ来て、お恭(田中美里)を歌麿に描く事を志乃に仲立ちを頼んだ、松平定信(梅沢登美男)は商人(西田健)から、歌麿の失踪と女を仕掛け、描けばまた殺すと聞き、歌麿を次郎吉は長屋へと連れ一緒に過ごし歌麿と次郎吉は次第に互いに信頼する間柄となるが、次郎吉は男が人気絵師の歌麿だとは知らず、昔別れた心底惚れた女が忘れられないと言い今でも探していた。
手拭いを捜索中の仙波と配下(金子貴俊)は、色街の女から作太郎(渡辺大)と杉戸屋が女を騙し殺し公儀と大店が付いていると聞き、お恭を探し杉戸屋に行った次郎吉が痛められ、杉戸屋は仙波に店が配った手拭いと言い、次郎吉が作太郎らに襲われお恭が近江屋に買われたと聞き、重傷で長屋へ帰り歌麿は春朗に使いを出し「鶴亀」にいた源内(笹野高史)を連れて来てエレキテルで次郎吉を治療し命をとりとめた。
歌麿は志乃に「鶴亀」に呼ばれ、お恭を合わされ見た歌麿は何かを感じ、気がついた次郎吉は春朗から歌麿と聞き、次郎吉は近江屋から金を盗み貧乏人にばらまき、春朗とお恭が歌麿を長屋に訪ね、次郎吉は歌麿を刺そうとしたお恭を止め歌麿に書かれると解き放つ約束で、歌麿は次郎吉に会いたいと言い描き、松平定信は商人から描いた絵をみて腕を上げたと近江屋に話した。 <以下、隠し字>
歌麿の絵は評判になり仙波に志乃は歌麿が描くまでの道筋を話し、作太郎がお恭を連れだし次郎吉が尾行しお恭が殺されかけ助けて連れ去り、仙波らお恭と次郎吉が戻らないと聞き盗賊と知り、近江屋も次郎吉の正体を知り、仙波らは先に見つけないとお恭と次郎吉が危ないと知り歌麿も聞き、お恭と次郎吉は芝居小屋に隠れ話し合った。
杉戸屋は芝居小屋を突き止め、歌麿は芝居小屋に気づき、仙波らもおこうから聞き芝居小屋に駆けつけ、次郎吉は斬られ歌麿が来て斬り合い仙波らが乗り込んだ。
松平定信は近江屋から次郎吉が死んだと聞くが、近江屋の金蔵が荒らされ歌麿がねずみ小僧に化けた。


監督:吉川一義
脚本:古田求
原作:高橋克彦「だましゑ歌麿」「かげゑ歌麿」
出演者:水谷豊・中村橋之助・岸部一徳・原田龍二・南沢奈央・河相我聞・でんでん・田中美里・萬田久子・笹野高史・西田健・梅沢登美男・鈴木杏樹・金子貴俊・三津谷葉子・真野恵里菜・映美くらら・渡辺大・マギー
制作年:2014年


感想: 老中絡みの犯罪を、双方で描き単純化した。
ねずみ小僧は必要かは微妙だ。
捜索が仙波だけとは、・・・。

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