サスペンスドラマ2:「82」

介護ヘルパー紫雨子の事件簿 青い鳥を待つ女

「ケアワーク谷根千」の訪問介護員・宮島紫雨子(斉藤由貴)は出勤し、ケアマネージャー・嘉手名光吉(蟹江敬三)は訪問介護員・名越淑恵や本田君子や丸山美幸に注意し、紫雨子に米田雄蔵(村井國夫)へのシフト替えを告げた、米田は元大学教授で脳梗塞で左半身が麻痺状態だが口うるさい性格で担当介護員が長続きしなく、紫雨子は嘉手名と訪ね妻・理恵子(萩尾みどり)と米田に会った。
紫雨子の動じない性格を気に入り米田は1週間紫雨子を続け次第に打ち解けたたが妻とは揉め誰かと電話した、米田が殺害され警視庁・大畑俊策(渡辺大)と所轄・矢木沢進(久保酎吉)らが調べ絞殺で長男・智一(永野典勝)とその妻・玲子と理恵子と長女・すず(木内晶子)が身元確認し、大畑と矢木沢が理恵子から聞いて紫雨子は事情を聞かれ、前日米田が「張り替えができた」内容の電話を受け相手と8時に会う約束し、8時半頃に紫雨子が犯行現場の寺側で赤いカバーのテニスラケットを持つ女性目撃しいい香りが残ると言い、米田の死因はテニスラケットのガットの絞殺と判明し、米田が通っていたテニススクール理事長・須永(加藤満)から専属コーチ・岩崎由里(高橋かおり)が財力がある会員から金品を貢がせ辞めさせたが米田も由里に熱心と言った。
由里は元警察OBの国分(中原丈雄)を理事長のテニススクールを立ち上げ大畑らに事件当夜米田と会うがガットの張り替えたラケットを渡し10分程で立ち去ったと言い、米田の通夜で紫雨子は由里と寺の女性が同じ香りと気付くが凶器のガット材質が米田のラケットと異なると判明し、由里が撲殺され捜査本部は容疑者で由里と愛人関係の須永を調べ、大畑と矢木沢は紫雨子と嘉手名に米田の家族を尋ね、理恵子は米田と由里の仲に悩み、智一は父と財産で対立し、すずは1人暮らしと言い、紫雨子は大畑が母の浮気相手との弟と気づき嘉手名に話し、理恵子が倒れ紫雨子が介護員に頼まれ、大畑と矢木沢は理恵子を聴取したが追い出され、紫雨子は理恵子から由里とテニスを恨んだと聞いた。
紫雨子は香りがすずの香水と同じで由里と知り合いで米田に紹介したと後悔し、目撃者と知るとその後で首を絞めたと理恵子が米田殺害を自首し、大畑と矢木沢は矛盾が多く誰かが庇うと考え、すずが連行され紫雨子は大畑を批判し、殺害写真の米田の杖とボールが逆と気づき犯人は不自由な手を知らなかったと考え、由里の過去の被害者を聞き国分に由里を尋ねた。
捜査本部は由里の10年前の被害者・長谷部久雄の犯罪が浮かび、大畑と矢木沢が調べ青梅で坂井マリが記憶喪失で発見されたと知り、大畑がマリにつきまとい抗議を受け謹慎になり、紫雨子から母の味とおやきを食べ互いの家族を聞いた、紫雨子はマリに会い思い出したいと聞き沖縄菓子の匂いに反応し、マリは現場で轢かれた車の女の匂いと同じと思い出し共犯者も目撃し写真で思い出した。
<以下、隠し字>
大畑と矢木沢が国分に由里に褒められたガットを持ち提出を求め米田殺しと疑い拒否され、10年前の由里の車を運転を言うと意識混濁と余分に話し、紫雨子が国分が由里を愛していたと告げ矢木沢が逮捕状を示し、国分は由里が警察を諦め同じと考え情報を流し、10年前に詐欺と騒ぐ長谷部を殺し共犯になり生きて来たが由里が米田に引かれ、米田と言い争い殺害し、由里に知られ終わりといわれ殺害したと自供した。


監督:奥村正彦
脚本:佐伯俊道
出演者:斉藤由貴・渡辺大・蟹江敬三・高橋かおり・村井國夫・中原丈雄・萩尾みどり・木内晶子・久保酎吉・加藤満・永野典勝
制作年:2012年


感想: 前後半分裂きみのストーリーだ。
テーマは複雑な過去だろうが、これも分裂気味だ。
介護施設メンバーが活躍が少ない。

司法教官・穂高美子(5) 殺人トリックを暴く法律教室

司法試験に合格した修習生らが裁判官や検事や弁護士を目指し学ぶ司法研修所の検察教官・穂高美子(水野真紀)は東京地検から異動の検事で講義の厳しさで修習生らにタカビーとあだ名をつけられ、美子は講義で「女A(小森麻由)と男B(若井おさむ)の結婚を祝うキャンプに男Bの元恋人・女F(小出真保)が乱入し女Aを刺し、女Fは取り調べで兇器包丁は女C(高田紗千子)からプレゼントされ女A襲撃を誘導された」状況での起訴内容を問い、生徒の解答を元に説明した。
美子は民事担当教官弁護士・小宮譲(筧利夫)と所長・山根浩平(勝野洋)に修習生で裁判官志望・菊池梨花(南沢奈央)は熱心だが正義感が強すぎと相談し、梨花は東京地裁実務修習の配属先希望に「森山判事(大河内浩)がいる部」と書き、美子は森山には否定的だが指名理由は優秀な判事だと聞き、クラブママ・片桐泉(東風万智子)が森山を接待し事務官・杉崎(姜暢雄)らと飲み我が儘だった。
1月後に美子は小宮と梨花が修習生で立会う裁判の傍聴に行き事案は自殺教唆事件で被告・高田(碓井将大)が元恋人・三島あずみ(奈良怜那)に嫌がらせメールを送り自殺誘導の罪に問われ、弁護士・佐久間と島根が高田と入廷し、杉崎が粉末パックを水で溶き栄養ドリンクを作り、美子と小宮は入廷し書記官・飯島由美子(濱田マリ)と梨花を見、裁判長・森山が入廷直後に倒れ死亡し警視庁刑事・早見(益岡徹)らが来て毒死だった。
早見は森山の妻と話し、杉崎を疑うが動機がなく知らず作ったと判明し、早見らが梨花を聴取し森山とホテルのスイートルームに行き不倫関係での犯行と考え、梨花はホテル行きは認めたが不倫関係は黙秘し、美子は小宮と山根らと情報を話し森山と梨花との事前の関係を疑い美子は独自調査を開始し、8年前に梨花の祖母・春代が出所直後の元殺人犯に殺されたが強盗傷害ら前科もある殺人犯が12年で出所し裁判官が森山で、梨花が判決が不満で森山に復讐と考え疑いを深めた結果になった、美子は小宮と梨花を訪問すると梨花が片桐泉と揉め、美子は杉崎と由美子から森山への脅迫状を聞き、早見らが森山の家を家宅捜査し三島あずみの手紙を見つけた。
早見らは佐久間があずみの兄で、高田を探る為に弁護士になったと聞き脅迫状から指紋が見付かるが殺害は否定し、美子は泉のクラブで梨花がアルバイトと知りホステスの体験見習いで泉のクラブに潜入し玲子(松山メアリ)と会い、美子は梨花から森山の考えを知るためで懲役12年の根拠は8掛けと聞いた、泉が殺害され美子は小宮と山根に森山と泉に接点を考えママ狩りを疑い玲子から聞いた。
玲子が襲われ場所を予見していた美子と早見らが助け犯人・高田らを捕らえ聴取で殺害は否定し、美子は早見らと高田への教唆を調べ列車音蒐集家(スギちゃん)に会い、小宮と山根と話し杉崎を疑うと欠勤で高田が教唆相手と証言し、家宅捜査で杉崎と梨花の写真が見付かり、母の轢き逃げ事件犯・棚橋からの手紙が見付かり「運転していた友人・森山を庇った」と書かれていた。
<以下、隠し字>
美子は梨花から杉崎が意識不明と電話を受け、梨花から2年前から知り会うと聞くが教唆は否定され、美子は列車音蒐集家を探し小宮と山根から棚橋は死亡で偽手紙で杉崎が命を狙われたと聞き、杉崎を襲う由美子を早見らと捕らえ森山宅出入りと録音に由美子の教唆の声が有り、高田らが襲った後に由美子が泉にとどめをさし足跡が残ると言うと、由美子は森山に捨てられ脅迫した泉を殺害し杉崎と高田を利用したと自供した。


監督:本橋圭太
脚本:安井国穂・末安正子
出演者:水野真紀・筧利夫・勝野洋・南沢奈央・東風万智子・濱田マリ・姜暢雄・大河内浩・益岡徹・小森麻由・若井おさむ・高田紗千子・みかん・ぬまっち・小出真保・碓井将大・奈良怜那・松山メアリ・スギちゃん・原久美子・長村航希・尾崎右宗・斉藤ナツ子・安藤昭則
制作年:2016年


感想: 教官の実習が法律知識を説明し、かつヒントになる。
テーマは教唆で、実行犯以外を探す。
複数の動機の中に隠された、真の動機は何か。

氷の轍

北海道警釧路中央本部新人刑事・大門真由(柴咲コウ)はスケート場で千恵子と会い、真由は教育係の警部補・片桐周平(沢村一樹)と取り調べの練習し課長・秋野豊(嶋田久作)に冷静になれと言われ、生面目で打ち解けない性格で母はなく父・史郎(塩見三省)は病で余命短いがかつては有能な刑事だった。
真由と片桐は検死官・中村(岸部一徳)と釧路の雪原から冷凍状態で発見された死体を見て現場で発見者・柴田から長く除雪しないと聞き宿を探し、指紋から前科者・加藤千吉(金子達)と判明し、解剖結果で体内からアルコールと睡眠薬が検出された、米澤水産社長・米澤小百合(余貴美子)が清掃員・兵藤千恵子(宮本信子)に声をかけ自宅に帰り娘・米澤歩美(吉倉あおい)と国土交通省役人の婚約者・牧田祐一(尾崎右宗)から出産を聞き、真由は千吉の妻・加藤朱美(根岸季衣)に遺体確認させた。
片桐と秋野は千吉の前科は30年前の管理売春で捜査資料に史郎の署名を見た、真由は史郎から加藤は人身売買仲介と聞き、小百合は元タクシー運転手・滝川信夫(品川徹)から声を掛けられ、海岸で死体が見つかり加藤の件は所轄に引き継がれ真由と片桐は担当になり被害者は滝川信夫(品川徹)と判り、滝川は加藤と同じく札幌から来ており借りたレンタカーが釧路港の工場街で発見され行き、目の前に米澤水産があり小百合へ聞き込みで収穫なしだが、真由は千恵子を見かけた。
真由はレンタカーの車内から痛み止めの薬を見つけ、片桐と札幌の滝川の自宅を調べ大量の書籍が遺され、真由は古書から北原白秋の詩集『白金之独楽』の栞代わりに領収書が挟まるページに「二人デ居タレドマダ淋シ 一人ニナッタラホ淋シ、シンジツ二人ハ遣瀬無シ シンジツ一人ハ堪ヘガタシ」が載り、詩集に『キャサリン様へ』の為書きが有り、古書店で詩集は若いころ滝川が購入し好きな相手に送ったがめぐって滝川の手に戻ったと聞き、大量のビデオは釧路に持ち帰ると決めた。
真由と片桐は病院で余命短いと聞き会社で退職理由を調べ、朱美が働くスナックへ行き滝川が千吉の知り会いだが言い争うと聞いた、小百合が千恵子を訪ね口止めを頼み千吉に脅され相談した滝川が千吉を殺したと告げ過去を話し1000万円を頼まれた。
<以下、隠し字>
真由は史郎に滝川と詩集を話し、片桐とビデオを調べると小百合が写り、そこに千恵子が滝川殺害で自首し片桐が取り調べ千吉を殺害する滝川の手紙を見せられた、真由が千恵子を嘘と責めると黙秘した、真由と片桐は青森の八戸へ行き『八戸マノン劇場』社長・楢橋(上田耕一)が滝川を思い出し踊り子は芸名と言われキャサリンを聞き、スナック『愛の店』のママ・愛(緑魔子)からキャサリンと滝川を聞くと「キャサリン(内田慈)の子2人が貰われて行き、キャサリンの本名は夕暮」と聞いた。
小百合は歩美の結婚式に出た、真由が千恵子を取り調べ滝川とキャサリンが子2人を人買いの千吉に売り、妹が小百合で姉・千恵子が知って会社を変わったと言うと、千恵子は別々に苦労して生き最後の幸せを奪うと答え、片桐らが結婚式を終えた小百合を同行し、真由が小百合を取り調べ怯えて生きて来たら起きたと聞き千恵子が姉だと言った。


監督:瀧本智行
脚本:青木研次
原作:桜木紫乃 (「氷の轍」)
出演者:柴咲コウ・沢村一樹・嶋田久作・品川徹・根岸季衣・上田耕一・緑魔子・内田慈・吉倉あおい・尾崎右宗・金子達・岸部一徳・塩見三省・余貴美子・宮本信子
制作年:2016年


感想: ミステリーの体裁を取るがそれが狙いでない。
謎は過去であり、最後にどの様にも取れる。
殺害と動機に矛盾があり、過去でも解消しにくい。

検事・朝日奈耀子(18)

東京地検検事・朝日奈耀子(眞野あずさ)は同僚・北野瑠美(木下あゆ美)に紫外線アレルギー痕の治療を勧め医師と言われ、耀子は事務官・大山聡(内藤剛志)から新人検事・木島健太郎(内野謙太)を聞き、スーパーレジ係・木島美弥子(清水美沙)が全国レジ係コンテスト出場と知り、宮崎礼子(大島さと子)の店で大山から健太郎の母で礼子からレジ係のレジェンドと聞いた。
レジ係コンテストで高丸陽介(羽場裕一)と妻・沙織(古村比呂)が挨拶し、陽介がタレント・辻岡真里亜(吉井怜)と親しく、美弥子は真里亜から嫌がらせを受け終了後口論し、真里亜の死体発見し警察に同行され黙秘し、検事室に美弥子が送致され、調書で「美弥子は死亡推定時刻午後1時から午後2時に110番通報する1時間を現場マンション屋上で遺体を前に1人でいた」とあった。
耀子は美弥子を聴取すると黙秘し、日傘を1時間も差さず疑問で美弥子の手の甲に紫外線アレルギー湿疹を見つけ、息子の検事・健太郎の質問に耀子は肉親が起訴有罪なら検事を続ける事が難しいと答え、耀子は現場を見て大山に真里亜の他のトラブルの有無の調査を頼み、スーパーで店長・田滝(渋谷哲平)と店員・売馬(小柳由貴美)から真里亜の嫌がらせと美弥子の日傘愛用を聞いた。
耀子は美弥子の部屋で管理人からUVカットコート着用を聞き、当日午後1時のレシートと食材の下こしらえを見つけ、大山から真里亜の複数男性関係と手帳に健太郎の名が有り殺害2日前に美弥子の故郷の群馬県水上温泉へ男と旅行に行っていたと聞き、耀子は健太郎の妻・木島春香(三津谷葉子)に会い、戻った健太郎から真里亜が事件4日前に突然現れ「美弥子が殺人犯で22年前と言われた」が思い当たらず事件当日は出張と聞いた。
耀子は大山から、群馬県警で美弥子は22年前に水上温泉で仲居し旅館主・白崎徹(中西良太)の転落死で取り調べを受け黙秘し、後にアリバイ証言で容疑は晴れたが美弥子は翌日に息子を連れ姿を消し、現場の橋が真里亜の携帯に写真が残り、美弥子の携帯に水上温泉からの公衆電話履歴が有った。
耀子は美弥子を聴取し白崎徹転落死を尋ねると答えず、屋上に短い時間居たと問い皮膚の検査を伝えた、耀子は水上温泉へ行き旅館女将・白崎君枝(左時枝)と会い、県警刑事・中井香白子(原久美子)から美弥子告発の匿名電話とアリバイ証言は東京の不動産開発会社役員・高丸で現在は社長で、白崎徹の検案書から岸に這い上がり殺害と考えた。
耀子は大山から真里亜と陽介が水上温泉へ行ったと聞き、美弥子を不起訴にし、22年前を問い「白崎に健太郎の養子を強要され揉み合い白崎が落ち泳ぐが死と聞き、始め会う陽介に助けを言われ、釈放後に陽介から強請られ白崎の書類を渡し、水上温泉から逃げ、健太郎が検事になりスーパーで真里亜と陽介に見付かり2人に強請られ、事件当日に2時に着き死体を見つけた」と答えた。
<以下、隠し字>
耀子は美弥子が隠す事を探り、陽介を聴取し22年前の偽証と真里亜との関係を問うが真里亜殺害時のアリバイが有り、陽介が白崎に開発を勧めて中止で返金で揉めていたと判るが、陽介が死体で見付かり美弥子が疑われレジのカメラで君枝を見つけるが首つり死体で見付かり、耀子は水上温泉へ行き遺書に自供が書かれ陽介が白崎殺害犯と思われた。
耀子は遺書にくしゃみの唾液を見つけ犬アレルギーで沙織を聴取し、真里亜が陽介を脅し君枝に誘導して真里亜と陽介を殺させ逃亡を言い遺書を書かせ自殺に見せかけ殺害した自供と君枝が真里亜が女と屋上で会っていたと聞き、耀子は美弥子が拭き取ったDNAが検出された木島春香を聴取し真里亜が健太郎を強請るのを見て会い頼むと聞き、耀子は後で知った美弥子が黙秘したと言った。


監督:津崎敏喜
脚本:福田卓郎
出演者:眞野あずさ・内藤剛志・大島さと子・清水美沙・古村比呂・左時枝・吉井怜・三津谷葉子・羽場裕一・中西良太・原久美子・内野謙太・木下あゆ美・渋谷哲平・小柳由貴美
制作年:2016年


感想: 医師の面が強く、二面性が強く表れた。
怪しい人物が多すぎで、後半に死者が多すぎだ。
水上はどれだけ近いか・・・。

このページの先頭へ