サスペンスドラマ2:「40」

隣の女

田向ゆき(一路真輝)はイラストレーターで、医者の夫・田向健三(船越英一郎)はテレビにも出ている夫婦だが、隣に立原さち(高島礼子)が引っ越し挨拶に来た。
さちが気になる健三だが、近所付き合いを始めたゆきとさちで、数日後に2人は買い物や仕事を話し、さちがゆきに妻のいる相手と付きあっていると言い、ゆきが夫・健三からのプレゼントを見せると昨日の香水の香りがしたと言い、ゆきは夫の浮気を疑い始めたがさちは疑い過ぎると注意した。
ゆきは健三に確かめ疑いが広がり、浮気を聞くと否定するが様子が変で、ゆきはさちの電話で合鍵で家に入りガスの消し忘れを止め、ゆきはさちに健三が作った鍵の隠し場所や隠し金庫や書斎の仕掛けを教えた。
さちがゆきに町で健三と女性を見たと言い、ゆきはさちに結婚記念日に箱根で講演会という健三をつけて調べる事を頼み、ゆきがホテルに行くと健三はキャンセルし、家に帰ると家中が荒らされ、隣人からさちが手伝った引越しと聞いた。
<以下、隠し字>
警察が来て被害を聞き、刑事・後藤田祐太郎(小林稔侍)が来て健三に浮気を聞き、グループは主人が浮気している家庭を狙うと言い、プロの詐欺師が背後にいて本名池上さちは不幸で7年前に初犯で逮捕したが人間が判らなかったと言った。
健三とゆきは互いの不満を言い合いゆきは家を飛び出し、後藤田が来て病院で浮気を調べ薬剤師・遠藤との関係を聞き、ゆきへの対応をアドバイスし、ゆきが帰った。
1週後に健三が帰ると後藤田が来てさちが自首したと言い、ゆきへの手紙を渡し・・・。


監督:清弘誠
脚本:黒土三男
原作:佐野洋
出演者:一路真輝・高島礼子・小林稔侍・船越英一郎
制作年:2014年


感想: ほぼ3人で話しが進む。
演劇を見ているようだ。
詐欺事件より、夫婦の事がテーマだ。

遺品の声を聴く男(5)

遺品整理屋・各務章祐(奥田瑛二)は、部下・樋口奈央(佐藤めぐみ)と若きピアニスト・高樹沙織(近藤里沙)のコンサートで母・百合子(藤吉久美子)を見、沙織の全国ツアーが発表された。
各務は樋口と編集者・小野寺(阪田マサノブ)から入水自殺・福原忠雄(遠山俊也)の遺品整理を請負い原稿以外は廃棄で、位牌が俗名・福原瞳で死亡は13年前で、エメラルドのネックレスや戦場写真や「Y.T」刺繍のハンカチと大量の脅迫状を見つけ、ネタは沙織と百合子に関する事で、各務は社長・玉枝陽子(渡辺えり)に報告し、写真に百合子とプロデューサ・山崎一太(大門正明)がいた。
ピアニストだった百合子が沙織を育てた美談が知られ、各務は百合子の教室でレコード会社員・本島(金井勇太)と会いハンカチに血の跡が残り、各務は妻を亡くし娘・佐久間杏樹(荒井萌)と暮らし、百合子と山崎がハンカチを取りに来た。 警察から福原の遺留品が戻り写真とUSBメモリーがあるが水に浸かりUSBメモリーは読めず樋口が勝手に修復作業を手配し、各務は安田(螢雪次郎)から戦場ジャーナリストだが13年前妹が自殺し海外滞在の福原は悔やみ戦場ジャーナリストを辞めたと聞き、修復USBメモリーに妹・福原瞳(若村麻由美)の自殺記事があった。
福原が山梨の根岸瑞枝(赤座美代子)を訪ねており、各務と樋口は山梨で13年前の自殺事件を調べ、瞳の勤務高校で用務員から妊娠問題で辞めたと聞き生徒は加賀谷浩人で、根岸助産院で福原に妹の事を聞かれたと知り、沙織の出産も行っていた。
<以下、隠し字>
各務は福原の持つ写真が沙織でないと考え根岸に話しを聞き、百合子から沙織が瞳の子で福原が気づき13年前の事を話し百合子は沙織に真実を話したが、翌朝死体で発見され山崎は遺書を見て記者会見でコンサート開催を発表し、各務らは沙織に会い、沙織は手書きでない遺書は疑問と言い、各務は百合子の遺品整理を請け負った。
各務は13年前の自殺参加が7名と知り、コンサート日に各務は沙織にエメラルドのネックレスを渡し、匿名の薔薇が毎回届くと聞き、各務は玉枝から名簿を受け取り本島弘人の写真と福原瞳が生きていると知り、本島が沙織と瞳を拉致して逃げ各務らが追い、本島が心中を謀るが各務らが駆けつけ、瞳を探していた本島は13年前の事を隠す為に福原と百合子を殺し・・・・・。


監督:倉貫健二郎
脚本:吉田康弘
出演者:奥田瑛二・藤吉久美子・佐藤めぐみ・金井勇太・荒井萌・遠山俊也・大門正明・赤座美代子・若村麻由美・渡辺えり・阪田マサノブ・近藤里沙・螢雪次郎
制作年:2014年


感想: 警察が登場しないとあっさり自殺が変わる。
簡単な捜査ぬけも判りにくくとも普通。
遺品整理は商売にならなさそうだ。

芸者弁護士 藤波清香

京都上七軒のお茶屋・藤波の娘・藤波清香(高島礼子)は弁護士で息子・公平(山崎竜太郎)と写真家の恋人・冬木多喜男(石垣佑磨)と、弁護士過疎地の京都郊外のひまわり基金の事務所に移り、女将で母・藤波江里子(野川由美子)から電話があった。
老舗旅館・三楽荘社長・大西幾太郎(窪田弘和)が遺体で発見され、事務所で奥野佐織(ICONIQ)と会い植西薫(西田健)から知合の幾太郎の息子・英輔(増島愛浩)と英輔の家庭教師・柳川波江(周防ゆう)が殺人事件に巻き込まれたと相談に訪れた。
京北中央署・田所刑事(金山一彦)と三木刑事(三上潤)が捜査し、英輔が波江の部屋で勉強中に幾太郎が現れ、もめて幾太郎が階段から転落し怖くなり逃げたと言い、清香は正当防衛が認められるから自首を勧め2人を伴い警察に出頭した。
清香が田所刑事に正当防衛を主張すると、死因はナイフで刺されての失血死でナイフに英輔の指紋が付き、英輔は拘束され送検され、面会の帰りに田所刑事に会った清香は、幾太郎が殺害当日に東京で京都選出代議士・磯島孝太郎(松蔵宏明)に会うと周囲に言っていたと聞くが磯島との接点が見つからないまま英輔は起訴された。
裁判員制度になり英輔の裁判には、里山花子(渋谷亜希)・宮部春男(片桐竜次)ら6人の裁判員と2名の補充裁判員が担当し、寺井裁判長(近藤康成)の進行で第1回公判が始まり、検察官・沢田(黒川英二)・弁護人・刑事証人質問と進み、5番の裁判員から様子が変と質問が出て田所は部分的に録画したと言った。
冬木が交通事故に遭遇し撮影し、第2回公判で宮部が柳川への疑問を言い、清香は英輔の検事の万年筆への反応が先端恐怖症との疑いと鑑定を5番の裁判員から出て、冬木の交通事故の写真に裁判員が映り、清香の母・江里子に公平を迎えにいった清香は、磯島がきていると知りお座敷に出て桐生(渡辺裕之)も同席し写真に写り坂下に呼び出された。
第3回公判では清香は宮部を証人にして質問し、田所刑事は傍聴席の坂下の身元引き受け人が桐生と知り、植西は宮部と大西の関係を調べ、宮部が喧嘩で死亡した。
<以下、隠し字>
公平とガールフレンド・里山美緒(北村沙羅)が遊びに行き、清香に公平を誘拐したという脅迫電話が入り、里山の母に会うと5番の裁判員で、裁判から手を引くか裁判終了まで誘拐すると電話が入り、田所刑事らが里山に来ると清香と冬木がいて状況を説明し、田所刑事は坂下を探すと言い、桐生は坂下に裁判次第と言った。
第4回公判に里山も出廷し、英輔の先端恐怖症の鑑定が秋山(白川明彦)から出てナイフ使用が難しく、田所刑事らと冬木が坂下を見つけ清香に連絡が入り傍聴席の桐生を告発し田所刑事が逮捕し、真犯人を白状した。


監督:藤嘉行
脚本:尾西兼一
原作:和久峻三「芸者弁護士シリーズ」「五番目の裁判員」
出演者:高島礼子・石垣佑磨・ICONIQ・金山一彦・三上潤・西田健・片桐竜次・松蔵宏明・渋谷亜希・増島愛浩・周防ゆう・渡辺裕之・野川由美子・山崎竜太郎・窪田弘和・近藤康成・渡辺裕之・北村沙羅・黒川英二・白川明彦
制作年:2014年


感想: 謎自体より、裁判の進行がテーマ。
裁判員の個人情報が問題になる。
偶然が多いのが気になる。

日丸教授の事件ノート

警察大学校で、日丸慶蔵(小林稔侍)は教授として指導していた。 長良川近くの遺体へ、岐阜城南署刑事課長・犬飼(梨本謙次郎)と寺西杏子刑事(平愛梨)らが行き、免許証と200万円を発見し被害者は土地転買屋・滝川護(斉藤陽一郎)で金は金融屋・安原(和泉宗兵)から借り、旅館業の母・滝川千鶴(仁科亜季子)は遺体と対面し、県警管理官・平岡(佐戸井けん太)らは事件捜査を引き継ぐと言った。
翌日に杏子は犬飼に頼まれ論文取材の日丸を観光案内するが日丸は護の事件を気にし、榛原幸子(藤田弓子)の店で新宿署の知合で活躍したと聞き、県警本部長・三木徹(中原丈雄)と平岡は日丸の行動を怪しんだ。
杏子と高山に来た日丸は護の通夜に参列し安原と県議員・香田(小林健)と塗り師・尾崎修司(姜暢雄)が現れ、3人は護と高校同級生で修司は受付の木地師・守口薫(青山倫子)と親しかった。
2人は千鶴の旅館に泊まり、修司と薫は飛騨春慶の職人で薫は千鶴の里子で、修司の母・尾崎礼子(毛利まこ)は10年前オレオレ詐欺に巻き込まれ刺殺され、千鶴は1週間前に護から1000万円の借金を頼まれ、2人は修司の工房へ行き飛騨春慶の職人の父を継ぎ、詐欺は犯人への恨みも捨てたと聞き、修司は薫の仕事が乱れているのが気になった。
安原の事務所に礼子事件などの新聞記事の大牟田法律事務所の封書が届き、日丸と杏子が来て護に金を貸した経緯を聞かれ動揺した安原は香田の事務所に行き、安原が殺され犬飼らと平岡に会い、日丸らと話す予定の犬飼が轢き逃げに遭い、日丸は杏子に犬飼に頼まれて来たと言い、平岡は修司に礼子事件の真相を聞き首を絞め・・・。
<以下、隠し字>
日丸と杏子が修司に同窓生との付き合いを聞き、平岡が行方不明で礼子事件の調書を持っていて、平岡の死体が見つかり修司の工房が現場と判り、修司は自白した。
時田と薫が姉弟と判り同日に礼子事件があり当時は平岡が調べており、杏子が凶器の破片を現場で見つけ、香田を訪ねSPがいて集会のゲストが三木で職権乱用の疑いを聞くと息子と答え、日丸は香田の関わった事件を解決すると言った。
日丸と杏子は修司が薫の犯行と思い、香田の集会で薫を見つけ、千鶴が香田の礼子殺害を言うが日丸と杏子が来て止めるが護の詐欺を10年前から知り、平岡の取り調べの録音があり、過去を清算するために殺害するというが薫が来て止め、香田が三木に助けを求め・・・・・・。


監督:吉田啓一郎
脚本:吉川次郎
原作:佐竹一彦「よそ者」
出演者:小林稔侍・平愛梨・姜暢雄・佐戸井けん太・小林健・斉藤陽一郎・和泉宗兵・青山倫子・梨本謙次郎・藤田弓子・中原丈雄・仁科亜季子・毛利まこ
制作年:2014年


感想: 教え子が全国に一杯という設定。
年の差刑事コンビの捜査。
主人公の言うほどには物証がない。

このページの先頭へ