サスペンスドラマ2:「55」

鉄道警察官 清村公三郎11

鉄道警察隊東京駅分駐所・清村公三郎(小林稔侍)は休日に、いすみ鉄道で千葉県・大多喜に向い客・山手(斉藤清六)と運転士訓練生・坂上莉緒(藤谷美紀)に会い、莉緒は清村と恋人・井上(河相我聞)と夕食した。
清村は日本刀が刺さった酒造社長・坂上幸一(おかやまはじめ)の遺体を発見し鬼の扮装も目撃し、大多喜署刑事・寺島(林泰文)から村正は妖刀と呼ばれ鎮める祠を幸一は酒蔵を作るため1年前に壊し、協力を懇願され清村は休暇を山崎萌(小林千晴)から副隊長・橋本玲子(根岸季衣)延長して貰った。
寺島と清村は幸一の妻・佳恵(秋本奈緒美)と弟・健二(羽場裕一)と顧問弁護士・田中紀明(相島一之)に話を聞き、幸一の妹が莉緒だが1年前に会っただけで、観光センターの今泉恵子(寺田千穂)から1月前に幸一と健二が金で揉めるのを目撃と聞いた。
東京に戻った清村は清村市子(丘みつ子)から娘・あずさがふられたと聞き、寺島と健二から経営が厳しく借金を断られ事件時は隣室いて蒐集した日本刀があり、清村らは東京支店の佳恵に会い腕に傷を見つけ幸一の暴力で、田中も目撃し莉緒も幸一と揉め母が違う莉緒は亡き母を父と同じ墓に入れてもらえず幸一らを恨み、3人は決め手が無かった。
東京で鬼扮装で日本刀で健二を刺し、寺島は千葉県警と連続殺人で合同捜査と言い、鬼扮装はリスクが高く、見つかった写真から佳恵は田中との交際を認め夜に屋上から転落死し清村は自殺を疑い、本庁の抗議に玲子が清村に捜査を命じ、寺島と清村は莉緒に会い兄姉にいじめられ運転士が夢だったと言い殺害は否定した。
<以下、隠し字>
清村は恵子から莉緒が優しいと聞き、井上から莉緒との出会いを聞き、大多喜駅の監視カメラの映像に莉緒と井上が写り、鬼装束に莉緒が襲われ捕らえると田中だが連続殺人は否定し借金に追われ相続人を狙い恵子が25年前の酒造の火災を調べていると言い、父・今泉は3月前に死に、会社が火災保険で立ち直っていた。
寺島と清村は恵子から火災の保険目的を知り父を犯人で自首させ恨むが殺人は否定し佳恵事件のアリバイを述べ、清村は火災の死者・黒田春子の息子が井上と知り、莉緒が自首したが清村は莉緒が誰かを庇い、事件が連続でないと考え寺島と莉緒と井上と恵子に、井上と恵子の2人なら可能で鬼の扮装は顔を隠す為で、点検用自動バイクを合鍵で動かす井上の佳恵殺害アリバイ不成立を言った。


監督:吉田啓一郎
脚本:谷口純一郎
原案:島田一男
出演者:小林稔侍・藤谷美紀・林泰文・河相我聞・羽場裕一・秋本奈緒美・丘みつ子・根岸季衣・相島一之・おかやまはじめ・寺田千穂・斉藤清六・小林千晴
製作年:2014年


感想: 登場人物が死んで行き、残った人物に犯人がいる。
判り易いが、楽しめる定番。
鬼の扮装がポイント。

事故調

3年前に刑事・黒木(小澤征悦)は刑事・阿南(袴田吉彦)と犯人を追い人質が殺され黒木は刑事を辞め、市役所市民局長・佐川(西村雅彦)が迎え、市役所広報課・宮前有里(平山あや)と黒木とイベントを行い、志村市人工海岸で長田花恵(西田尚美)の9歳の長男・秀太(須田琉雅)が砂浜に吸い込まれ生埋めになる陥没事故で意識不明となった。
市は佐川と課長・中村(梶原善)らが緊急会見で事故調査委員会設置と原因究明を表明し、病院で黒木は花恵に頭をさげ、報道で広報課に市民のクレームが殺到し、市長・権田(岸部一徳)に黒木は佐川と市長室へ呼ばれ、黒木に刑事の経験で陥没事故原因の極秘調査を命じ市の落ち度なら事故原因を隠蔽をもくんだ、志村海岸は8年前に権田市長が複合施設にし観光資源となり事故は市の運命を左右する大事故だった。
黒木が海岸治水課の日誌から去年も海岸で穴が複数見つかり、関係者の島崎(蛭子能収)らは面倒・慣例・想定外と言い、第1回目調査委員会が4日後で時間がない黒木は情報屋・椎名(北村有起哉)に調査委員長・佐藤教授(堀内正美)の情報調査を依頼した。
黒木に差出人不明の封筒が届き、陥没は殺人未遂との手紙と砂が入り、佐川は9年前の不法投棄調査で部下が死に市民の非難で妻子が自殺に追い込まていて、黒木は海岸で刑事・阿南らと会い、志村海岸施工記録で完成前の月のファイルがなく前整備課長・諏訪(大谷亮介)は犬の窒息死を言い、鷹村建設課長・渡部(樋渡真司)は答えず、真相を隠蔽する動きと事故真相をリークする動きの相反の2つが有った。
第1回事故調査委員会前に、黒木は佐藤教授の弱みを知り証拠写真で脅し、報道陣の中で第1回事故調が開かれ佐藤は前例がなく市の予見は難しいと自然災害の可能性を言い、阿南は黒木に花恵を取材した雑誌を見せ3年前に黒木が弾丸数を数え間違ったと言った。
黒木は花恵に会い、秀太が死に葬儀に権田が出席し対立候補・升嶋(乃木涼介)が写真を撮り、黒木は佐藤に謝罪し職務全うを頼み、鷹村建設で紛失ファイルを見て犬が死んだ日に特殊布袋での応急処置を見つけ存在しない用語と知り、施行元の入院中の俵屋(品川徹)は面会出来無かった。
第2回事故調で黒木は土嚢を考え質問したが佐藤は用語は無関係で現象が重要と述べ、佐藤は権田と親しく黒木は任務を解かれ、阿南に送られた念書を見せ権田から鈴原宛てで、鈴原は運送会社社長で不正経油元だった。
<以下、隠し字>
黒木と椎名は鈴原運送で襲われ逃げ、俵屋から排水パイプの接合不良と予算不足でパイプルート変更で陥没が起き土嚢が必要になり市に訴えたが認めなかったと聞き、権田に保身を責めたが不正経理を認め陥没は改善を聞いていると言った。
黒木は俵屋の証言から、佐川に手紙指出人を言うと権田に伝えず妻子の復讐と答え、黒木は長田家への謝罪を求め、記者会見で佐川は陥没危険性の報告をしなかったと長田家へ謝罪し権田は市長辞職を述べ、黒木は中村も陥没危険性の報告をしなく升嶋との情報買収を述べ保身で死者が出たと責めた。


監督:木川学
脚本:ブラジリィー・アン・山田
原作:伊兼源太郎
出演者:小澤征悦・西村雅彦・岸部一徳・西田尚美・袴田吉彦・平山あや・北村有起哉・梶原善・乃木涼介・堀内正美・品川徹・蛭子能収・須田琉雅・大谷亮介・樋渡真司
製作年:2015年


感想: 失敗と家族の被害を引きずる者が、保身等をもくろむ者と闘う。
事故か人災か、隠蔽と真相リークの間で追う。
無関係に日々の市役所活動は進む。

切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

鬼子母涼子(床嶋佳子)が夫に死んだ息子・志郎の事を話し、東京都内の警察署の前で臓器を抜き取られた六郷由美香の無惨な遺体が発見され、麻生警部(渡辺いっけい)や御厨検死官(温水洋一)が臨場し、帝都医大で娘・豊崎沙耶香(桜田ひより)に会う捜査1課刑事・犬養隼人(沢村一樹)を埼玉県警から研修で1課にきた新人刑事・古手川和也(瀬戸康史)に呼びに行かせた、医師・真境名孝彦(竜雷太)とその妻・真境名陽子(山下容莉枝)に会い、ドナーコーディネーター・高野千春(ミムラ)を紹介された。
捜査本部で鶴崎管理官(堀部圭亮)らに麻生が特殊な解剖方法と報告し、犬養は終わりでないと言い、関東テレビ・兵頭に「切り裂きジャック」と名乗る声明文が送りつけられ、捜査本部はテレビで聞き、犬養と古手川は手紙を借り指紋を調べると今後の交渉を持ちかけられるが犬養は偽りを見抜いた。
真境名が脳死の子・昌平の家族に臓器提供を確認し高野も協力を求めると妻が息子の望みを叶えたいと言い、高野は娘・みどりの事故死を思い出し、麻生と犬養と古手川は「切り裂きジャック」の模倣と考え、真境名は臓器摘出を行い、半崎貴理子が絞殺され警察が臨場し同様の手口の第2の事件で、犬養は目的があり結果が「切り裂きジャック」と考え接点を捜し、沙耶香を見舞い高野から臓器移植が不安で会いたくないと聞き、古手川は被害者に過去の手術痕があると伝え、テレビ局に再度犯行声明が届き、犬養と古手川は臓器移植と知り高野に提供者が同一で情報を聞くが他にも居るが答え無かった。
鶴崎がテレビで挑発し、高野は涼子から志郎の臓器は生きていると聞き、具志堅悟が絞殺されて御厨が移植は問題が山積と言い、テレビ局に3通目の手紙が届き脳死問題が取りあげられ、高野の連絡で犬養らに会い具志堅に注意したが無視され志郎の移植情報を家族に流す違反をし条件に出されたと言い、後は三田村敬介(阿久津愼太郎)と言った。
<以下、隠し字>
麻生は三田村の保護と涼子の確保を命じ、犬養は事件のニュースで沙耶香が臓器移植を拒否していると聞き、責任から逃げているだけと説得し殺される恐怖を聞き刑事として犯人を捕らえると答え、三田村は匿名電話に呼び出され妹・日菜子を人質に電車に乗り逃げ、犯人が接触すと犬養と古手川が真境名を捕らえた。
犬養が真境名を取り調べ動機と被害者との面識を聞き、真境名が三田村の精密検査を求めると犬養は涼子が真境名の手術が完璧と信じた言い、真境名は臓器摘出時のミスを自分の結核が感染の危険を言い、犬養は古手川と高野に真境名が嘘で庇う人物と言い真境名陽子に犯人と言い、臓器摘出時の医療ミスで薬を間違い、臓器移植に関わる人の気持ちを傷つけたと言った。


監督:本橋圭太
脚本:山岡潤平
原作:中山七里「切り裂きジャックの告白」
出演者:沢村一樹・瀬戸康史・渡辺いっけい・温水洋一・堀部圭亮・山下容莉枝・桜田ひより・・床嶋佳子・竜雷太・ミムラ・阿久津愼太郎
製作年:2015年


感想: ミッシングリンク事件と見えるが早く判る。
臓器移植問題と思うが、意外な展開となる。
実は、個々の責任問題が問われる。

救急救命士・牧田さおり(10)

横浜みなと消防署の救急救命士・牧田さおり(浅野温子)は高校同窓会でテニス部先輩・上原浩介(榎木孝明)と再会し、有名ガーデニングデザイナーで会場レストラン庭園も手がけ2年前に離婚し、恩師・三村(山本圭)が遅れて来て上原も戻りレストランオーナー・小野寺静(岡まゆみ)が挨拶し、三村が胸を押さえさおりが救急処置して小嶋(眞島秀和)と長谷川(石丸謙二郎)らが救急搬送し、三村は1週間入院となった。
建築デザイン会社社長・藤川(三上市朗)が殺害され、みなと警察署刑事・佐久間(羽場裕一)らが調べ、さおりは翌日に救命講習で静と会い、警察で神奈川県警管理官・伊東(中村俊介)が藤川の周返捜査指示し、投資者・静が藤川は上原が社長の会社員だが利益より仕事内容優先の経営方針に反対し他の社員らとクーデターで上原は2年前社長解任されたと言い、上原は妻や娘に暴力をふるい離婚し家庭をも失っていた。
上原はさおりを自宅に誘うと、佐久間が上原に任意同行を求め藤川殺害は同窓会の午後で上原が三村を探し会場を離れ犯行と疑い、さおりは救命先で講習受講生・竹下すみれ(鉢嶺杏奈)の応急処理を見て、すみれに仕事外だが処置の後は気になると言い、ボランティア・柴田(川野直輝)が独居老人を世話し、すみれに続けられないと言った。
さおりと上原は退院する三村を送り、途中で柴田に三村が話しかけ上原は柴田を気にし、さおりと上原は三村の妻子の仏壇に参り、上原宅をすみれが見た、救急車が来てさおりは刺され重体の静を病院に運び、三村が自首し佐久間がさおりに三村と上原の様子を尋ね、三村は藤川を殺害し静に脅され、息子が藤川の会社で冷遇され自殺と話した。
上原はさおりに泰の相談に対応出来なかったと言い、癌だが妻子を苦しめた罰と言い、佐久間らは三村と上原の共犯の藤川殺害を考え家宅捜査し、上原の娘・すみれに会い、三村が発作で倒れ、さおりはすみれと母(舟木幸)に上原の癌を話すと、すみれからずるいと言われ、上原の様子を見て家を売ろうとし警察に連れられたと言い、静が意識を回復したが答えず、すみれと柴田が釈放された三村を訪ね自供を言うと、転落した三村を見つけ応急処置しさおりらが処置し病院に運び助かり、佐久間らは静の家で証拠を見つけた。 <以下、隠し字>
柴田がさおりに殺害を自供し藤川がすみれの勤める店で上原を貶してすみれが藤川の家に文句を言いに行き襲われ柴田が助け殴り倒し、柴田が三村が庇ったと出頭すると、上原が出頭し藤川の家から逃げるすみれと柴田を目撃し翌日に静に脅されたとすみれに謝り、伊東と佐久間は藤川殺害は静で、手の花アレルギーとコートの切れ端が現場で見つかり、投資したが店を失敗し奪われると思い殺害し、柴田は傷害で三村が静を説得し逆襲され殴り正当防衛と言った。


監督:岡本弘
脚本:田中孝治
出演者:浅野温子・中村俊介・石丸謙二郎・羽場裕一・眞島秀和・岡まゆみ・川野直輝・鉢嶺杏奈・山本圭・榎木孝明・三上市朗・舟木幸
製作年:2015年


感想: 容疑者が限られるが、根拠も謎の特定も不明だ。
人間関係も徐々に出るので、まだまだ隠されている途中は思う。
犯人や謎解明面では、消化不良気味だ。
反面に、救急救命作業や、老人へのボランティアの比重が高く評価される。

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