サスペンスドラマ2:「79」

刑事一徹・命懸けで捜査に挑む“犯人より心配性な男”

東京中央区で交番警官・加藤(井俣太良)が刺殺され拳銃が奪われ警官・小野(螢雪次朗)も撃たれ犯人が逃走し、捜査1課8係刑事・吉川(ラサール石井)と大竹(小須田安人)と三浦(須田邦裕)と杉田(柳下大)や着任した刑事・音無ほのか(南野陽子)が現場を調べ主任・丹下一徹(哀川翔)がビル屋上から電話で命令し、容疑者を確保した。
一徹とほのからが取り調べ容疑者は完全黙秘し、班長・相良(篠井英介)に報告し銃の行方は不明で、一徹は捜査に必要な物や着替えや非常食や懐中電灯等が詰め込まれたリュックを背負い捜査に行き暗証番号式ロッカーを調べ携帯と財布を見つけ派遣労働者・木村彰男(山口翔悟)と判明し、一徹はほのかと病院に小野巡査を訪ね木村は知らず軽傷で、小野が病室から消え、荒川区で信用金庫勤務・円山(菊地啓介)が銃で撃たれ犯人は600万円を奪い逃走し8係が調べ遺体に粉を見つけ、一徹らは小野が消えたと聞き射撃が上手で加藤と不仲と知り、一徹とほのかは退職者・鶴野に聞いた焼き鳥店を訪問した。
一徹とほのかは店長・池澤今日子(美保純)に会い馴染み客が居て、娘・桜(金澤美穂)の写真を見るが今日子の反応が気になり、一徹は自宅に帰り娘・心音(柴田杏花)と妻・和美(清水ミチコ)が厳重に確認して迎え電話で調査依頼し、翌日に一徹とほのかは強盗殺人現場を調べ鑑識から遺留物が乾燥川エビと聞き、信用金庫で円山の評判を聞き、円山の自宅で盗聴機を見つけた。
一徹とほのかは円山の部屋で盗聴機を回収する浅田理絵(川村亜紀)を見つけ、1年前まで円山と付き合うが避けられ仕掛け、桜と聞いたと知り、ほのかは一徹に心配性だと言い、一徹は吉川から桜が美容師で半年前に自殺と聞き、今日子に桜と小野の関係を聞き亀の水槽と餌の川エビを見つけ、桜がストーカー行為で小野に相談し加藤が小野と桜を咎め桜が自殺と判り、上層部は強盗殺人と考えるが一徹はストーカー事件と関連と思った。
一徹とほのかは木村に池澤桜と言うと突如拳銃は公園の茂みに隠したと話し、一徹は話した理由が疑問で捜査で美容室に行き同期・戸山(藤原薫)から円山が桜を指名し裏があり別れたと聞き、ネットに桜の写真を見つけ、今日子は円山を恨み、品川区で宝石店専務・滝沢一真と秘書・美咲由香が射殺され一徹とほのから8係が調べ、一真の父が来て多額の現金と宝石が盗まれたと判り強盗説が強まった。
ほのかが木村に滝沢が生きていると嘘を言うと驚き、一徹は嘘は嫌いだが木村と犯人の計画殺人と考えそれぞれに殺したい相手がいると考え、木村を調べ妻の交通死の加害者・城ノ内が翌日出頭し車の保有者は滝沢伸行(永倉大輔)で息子が使用し、拘置所の城ノ内を接見し必死の嘘と知り、8係は木村が一真と口論しクビになったと知り、一徹とほのかは木村に一真が即死と謝罪し、口論時に一真と由香の会話で城ノ内の身代わりを知ったと聞いた。
<以下、隠し字>
一徹とほのかは残り1人を考えると小野が出頭し桜の復讐と考え今日子と戸山を見張るが一真殺害で違い出頭と聞き、今日子の亀に餌を与えた人物・高野(大高洋夫)を聞き、自衛隊出身で射撃が一流と判り、今日子は多額の金を見つけ、一徹とほのかは高野の家で川エビと滝沢伸行の写真を見つけ、高野が伸行を襲い拉致し一徹とほのかが見つけ、一徹ら8係が囲み今日子が説得し一徹が娘を話すが、高野から木村との共犯で恨みを晴らすと聞き、一徹が警察を恨めと言い今日子が説得し高野が銃を捨てると、今日子が伸行に銃を向け一徹が説得するとほのかが威嚇射撃し今日子を止めた。


監督:伊藤寿浩
脚本:安井国穂・末安正子
出演者:哀川翔・南野陽子・ラサール石井・篠井英介・清水ミチコ・美保純・螢雪次朗・大高洋夫・山口翔悟・金澤美穂・井俣太良・菊地啓介・柴田杏花・藤原薫・永倉大輔・川村亜紀・大高洋夫・小須田安人・須田邦裕・柳下大・掛田誠
制作年:2016年


感想: 連続殺人の動機を追及する。
強盗殺人に見えるが、複雑な真相に辿りつく。
心配性で確実性の主任と、でたとこ勝負の女刑事コンビが活躍する。

金沢のコロンボ3

加賀藩・前田家の末裔で石川県警捜査1課・前田勝利(三宅裕司)は「金沢のコロンボ」と呼ばれ、母・光江(野際陽子)と金沢ミス着物コンテストを見物し、審査員に加賀友禅作家・連城志乃(伊藤かずえ)が居て、岡林夏美(渋谷飛鳥)が選ばれカメラマン・佐々岡巧(長濱慎)が撮影した、1週間後に京都の寺で夏美が撲殺・鋭利凶器で首を何度も刺され、京都府警捜査1課警部・前田利康(里見浩太朗)と馬場刑事らが調べ、翌日勝利に警察庁・上野雅(浅野ゆう子)が訪れ広域特捜課に異動し捜査1課長・山本(山崎大輔)と、3年前の加賀友禅作家・島森万葉(西興一朗)殺害と未発表加賀友禅「花がたみ」盗難事件で犯人は逮捕されず、「花がたみ」が夏美の部屋で発見され万葉殺しの容疑が高いと聞いた。
勝利と雅は万葉の妻・菊音(黒坂真美)から写真から夫が作り万葉が元々は京友禅作家と聞き、勝利のなじみの女将・西牧良子(藤吉久美子)の料理店で雅がタブレットで予定を確認し京都府警・前田利康の名を見、京都で勝利と雅は利康と会い、万葉の父で京友禅界重鎮・島森麟太郎(名高達男)に会うが京友禅から加賀友禅に転向し許せずにいた。
勝利らは夏美殺害現場を検証し子供から小さな抜け道を聞き、枝に金沢の安江八幡のお守りを発見し、夏美のマンションで勝利は雑誌記事で志乃は夏美と佐々岡と仕事し佐々岡も万葉殺しの容疑者で、志乃からお守りは無くし手作りの糊使用し、夏美殺害時に京都にいたと聞き、京都で利康らが志乃を調べ、翌日に夏美と同じ手口の佐々岡の死体が発見され勝利と雅と刈谷(吉満寛人)らが調べ、佐々岡の部屋で夏美と同様に葬儀出席が判り、その後兇器が見付かり志乃が付近で目撃され、志乃を取り調べるが犯行を否定し、利康が万葉殺害後に作品が増えたと尋ねた。
勝利と雅は志乃の作品数増加を調べ「花がたみ」類似デザインを発表と知るが偶然で時間的に無理と言われ、勝利はお守りを調べ、光江が「花がたみ」に血痕を見つけ菊音に尋ねデザイン画が無く、勝利は盗作が万葉の方と考え兇器の壺を探し廃工場を調べ田端(佐藤蛾次郎)から壺を持ち菊音が捨てたと聞き、利康から志乃と万葉の目撃証言を聞いた。
<以下、隠し字>
勝利と利康は麟太郎から万葉の盗作に気づき説得を聞かず続けたと聞き、雅が菊音から万葉が盗作で夏美と佐々岡を脅し揉めて自分が殺したと聞き、勝利と利康はバイクが接点と調べ万葉と志乃の娘と夏美と佐々岡ともう1人で病気で最近死んだと考え、勝利は利康から溺れさせたと聞き、雅から志乃と帰国した娘が出かけたと聞き追い、復讐殺害を図る良子を止め、3人が溺れさせ志乃が隠蔽したと聞き志乃に罪を着せようとしたと知った。


監督:雑賀俊朗
脚本:加藤公平
出演者:三宅裕司・浅野ゆう子・藤吉久美子・名高達男・黒坂真美・里見浩太朗・佐藤蛾次郎・山崎大輔・吉満寛人・西興一朗・渋谷飛鳥・長濱慎・伊藤かずえ・野際陽子
制作年:2016年


感想: 旅情・工芸ミステリー。
主人公だらけで、過去が絡み物証が不足し状況証拠ばかり。
隠れた伏線ばかりで合理性は欠ける。

ヤメ判 新堂謙介 殺しの事件簿4

伊豆の水産会社に2人組強盗が入り社長・篠田(小川剛生)を殺し目撃され巡査が捕らえ犯人は従業員・梅崎(金子裕)と杉村(越村友一)でそれぞれの裁判で刑に服した。
15年後に、元判事・新堂謙介(橋爪功)は趣味の釣りで西伊豆署刑事・岩倉(石倉三郎)と地元釣り仲間・的場(小林正寛)と大山(吉見一豊)と釣り場で会い、モリカミ綜合管理清掃員・牧野陽子(安藤玉恵)が呼びに来て伊豆西部病院に連れ、常務・堀切(石橋蓮司)の紹介だが小言を言われ、病院窓口で騒ぐ男を元中学教師・桜庭正史(市川勇)と警備員に引き渡した。
出所した梅崎が謙介を尋ね来て15年前に梅崎を裁いた裁判長が謙介で温情に感謝し、病院で働く篠田の遺族に謝りに来たと言い、看護師・篠田彩子(大和田美帆)が聞き、謙介は旧知の堀切に調査を頼まれ、翌日に梅崎が病院敷地内で撲殺死体で発見され岩倉と矢部(佐野泰臣)が調べ留め金が落ち、陽子が医師・石坂(川口力哉)に挨拶した。
謙介は居酒屋みなとを訪ね的場と大山と飲み、梅崎の被害者・篠田に世話になったと聞き沼津エコサービス社長・竹本(斉藤暁)が来て病院廃棄物も扱い、遺族・彩子を聞き、岩倉らが彩子から謝罪に来たが会わないと聞き、謙介は岩倉に助言し、彩子は桜庭に話しソーシャルワーカー・桐谷(長谷川朝晴)がホスピス案内を持ち、桐谷は彩子に15年前の梅崎の共犯者・杉村が病院で沼津エコサービスで医療廃棄物収集で働くと告げた。
岩倉らが杉村から靴を替え、石坂と会ったアリバイを聞き竹本も証言し、謙介が的場と大山に共犯者が竹本の店で働くと言うと、杉村が刺殺溺死体で発見され、竹本が的場を説得し、謙介は堀切に15年前の記録を依頼し、岩倉が彩子と謙介を任意同行し謙介は身分を明かし堀切が身分を告げ、伊豆に来て杉村は共犯だが殺意は無く目撃の事務員・桜庭菜美(石丸佐知)が脅され心神症で流産し父親・桜庭正史が証言と知った。
謙介は桜庭から余命半年でホスピス転院を聞き、彩子に桜庭の外出能力を聞き、謙介は大山から的場が竹本に会社に誘われ断ると聞き、岩倉に杉村が鉄板の入った安全靴で梅崎を蹴り殺したと伝え古い靴を探し保管倉庫で発見し、謙介は岩倉に桜庭絡みの調査を依頼し、彩子と桜庭を訪ねると居なく娘を尋ねると自殺と聞き置手紙があり、見つけると金が入手出来ると言う杉村が反対する梅崎を殺害し、杉村殺害を自供しと岩倉が同行した。
<以下、隠し字>
謙介は菜美の妊娠相手も被害者で桐谷と知り、謙介は彩子に身分を明かし彩子と桐谷の力になると言い、桐谷が桜庭が杉村に会いに行くのを代わり彩子が止めたが海に突き落としたと言い、謙介は殺人未遂と考え岩倉に杉村に何故アリバイがあったか疑い岩倉は竹本を調べ、陽子が石坂が院長の娘との結婚を聞き謙介にぼやき、謙介は的場から竹本が過去の不法投棄に目をつけ誘われたと聞き、岩倉に竹本を呼び出させ的場を不法投棄で誘い不法投棄を疑い岩倉が家宅調査を告げ、謙介は不法投棄で竹本が杉村に脅され梅崎殺しのアリバイ作りも頼まれ、海から上がった杉村にとどめで溺れさせたと自供させた。


監督:鶴巻日出雄
脚本:田辺満
出演者:橋爪功・石倉三郎・大和田美帆・長谷川朝晴・安藤玉恵・吉見一豊・小林正寛・市川勇・石丸佐知・川口力哉・佐野泰臣・小川剛生・平田舞・金子裕・越村友一・斉藤暁・石橋蓮司
制作年:2016年


感想: 色々な過去を隠す人物が登場する。
15年が人を如何に変えたか、あるいは変えないのか。
事件がきっかけになるかも知れない。

法医学教室の事件ファイル42

港南医大法医学教室准教授・二宮早紀(名取裕子)はジャーナリスト・跡見俊介(田村亮)から法医学の取材を受け、テレビ放映を横浜東署の夫・一馬(宅麻伸)の叔母・望月七海(由紀さおり)と見て、新聞記者の息子・愛介(佐野和真)が半年前に早紀の教室の助教・伊吹南(中村静香)にプロポーズした事を話し、横浜港で頭蓋骨が発見され一馬らと早紀らが港に行き調べ跡見と芸大元講師・新海充(内田滋)と揉めるのを目撃した。
充が芸大生・矢部比呂美(冨手麻妙)行方不明の新聞記事を見て、跡見の娘で妻・新海麻里子(柴本幸)を置き出かけ、充の遺体が見つかり一馬らと早紀らが現場で腰を地面につけ首を吊り、発見者の教授・高山晴彦(羽場裕一)と准教授・村松(半田健人)に事情を聞き車トランクから6日前に行方不明の比呂美の遺体が見つかった。
早紀は比呂美の解剖で不審な傷と圧迫痕とスミス骨折を見つけ、充にも圧迫痕を見つけたが麻里子は自殺を否定し充は半年前に村松らと登山し頭部を打ち絵が描けない状態となりそのショックから立ち直ったと話し、前夜に夫の帰りが遅くアトリエに行き何者かに薬物を嗅がされ気を失ったと言い、早紀と助手・永岡(本村健太郎)と南と助教・桑田(石橋篤史)ら研究室メンバーは実験で、トランクに2人を入れると圧迫痕が付き比呂美に生活痕があり自殺を否定した。
谷村刑事(田中幸太朗)や有田刑事(及川いぞう)や大石刑事(浜博文)やが調べ比呂美が元同級生・三笠(前原滉)からストーカー被害を受け、さらに比呂美がアカデミックハラスメントを受けていたと判るが高山と村松は否定し、理事長・高山伊佐子(遊井亮子)が高山を問い詰め、三笠は捕らえられ有名人のアカハラを言い、一馬らは跡見が比呂美と会っていた目撃証言で疑い、早紀は横浜港で発見された頭蓋骨の複顔作業を行い、跡見が早紀を訪ねスミス骨折の謎が書かれた物を写真で取り複顔作業を見たいと言い断られ、スミス骨折痕を公表され早紀らは一馬に情報漏れを謝り、関係者の注意を言われた。
麻里子は村松から三笠を聞き跡見と目撃者に行き、早紀が一馬らと目撃者から自転車で逃げる比呂美が車にぶつかり充が車で来て任せて去ったと聞き、充が目撃して殺されたと考え、一馬と早紀は元記者の跡見と言い合い、早紀と永岡が侵入者に襲われ、持ち込んだデータが骨と親子関係と判り殴られ逃げられた。
3日後に中井孝(デビット伊東)の遺体が見つかり早紀が解剖し噛み痕で襲った人物と判り、早紀は麻里子がDNA採取されたと考え親子と考え、跡見から30年前の今田夫婦殺害事件を聞き犯人の1人が逃げ骨が犯人と考え、中井も知り脅されたが殺害は否定した。
<以下、隠し字>
早紀は南が中井の遺体を調べくるぶしにコットン骨折を見つけ飛び降りた時に生じ4mと知り現場でトラックを見て屋根を調べ血痕を見つけ跡見はアリバイが有り高山を疑い、残りの頭蓋骨が見付かり銃痕が有り殺害と判り、一馬と跡見が麻里子が高山を狙うと考え、村松が高山のアリバイ偽装を自供した。
高山の首つり遺体が見つかり、早紀は死因が違い解剖し縛られた痕がありマウスピースが見付かり酸素吸入で死亡時間が変えられたと村松を疑い跡見とレンタルコンテナに行き村松を見つけたが麻里子を人質にし犯行を自供し、跡見が村松を襲い怪我し早紀が襲われると一馬が村松を捕らえた。


監督:山本邦彦
脚本:今井詔二
出演者:名取裕子・宅麻伸・由紀さおり・田村亮・柴本幸・半田健人・羽場裕一・遊井亮子・冨手麻妙・デビット伊東・佐野和真・中村静香・本村健太郎・田中幸太朗・及川いぞう・浜博文・石橋篤史・内田滋・前原滉
制作年:2016年


感想: 後半まで、誰でも犯人になれる状態で、最後に次々情報が集まる。
法医学結果の反映が意外と少ない。
普通の素人探偵に近い。

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