サスペンスドラマ2:「21」

法医学教室の事件ファイル

法医学教室助手・伊吹南(中村静香)の練習アーチェリー場で二宮早紀(名取裕子)は、光子の人生相談コーナーの担当になった愛介(佐野和真)と作家・中谷光子(黒田福美)に会い、5年前の光子のアシスタント・大原冬美(いしのようこ)と夫で建築事務所・大原義則(飯田基祐)も一緒でそこで見た建設会社社長・倉松文彦(山口馬木也)とは息子の死後仕事がなく、親しい早紀と光子に愛介たちは驚いた。
早紀は港南医大法医学教室准教授で助手・永岡(本村健太郎)らと、神奈川県警監察医を委託され、夫・二宮一馬(宅麻伸)は横浜東署警部で愛介は息子で一馬に叔母・七海(由紀さおり)がいた。
光子から3年前の息子・航介(石原善暢)のパラグライダー事故死亡のレントゲン写真を見た早紀は、死体検案書に記載がない舌骨骨折から絞殺の再捜査を助言し、光子から早紀に奇妙な電話があり、翌日倉松建設の自社ビル建設用地に元小型飛行機パイロット・谷藤直子(伊藤れいこ)の遺体のパラシュート落下事件が発生し光子の小説を持ちそれはパラグライダー事故に見せかけ建築デザイナー殺害のストーリーで航介の死がモチーフで本に赤ペンでマーキングがあった。
光子の娘で神奈川県警刑事・中谷里佳子(宮本真希)は早紀に母をかばう鑑定をするなと言い、一馬は光子の小説の下調べを手伝った新聞記者・筒井勝(六平直政)から倉松建設が政界癒着や談合疑惑噂があり、航介が不正をつかみ殺されたと聞いた。
光子が渓谷崖下で見つかるが早紀は解剖でエコノミー症候群と気づき、管理官・村中葉子(五十嵐めぐみ)や里佳子は多様な解釈が成り立つと話し、早紀は直子の遺体の綠の血痕から殺害場所を見つけると里佳子の住居の近くで爆弾や奇妙な跡を見つけ、早紀は大原冬美から中谷家の事情を聞いた。
3年前に航介の検視をした山梨県警警察医・山井夏子(秋本祐希)が早紀のもとに乗り込み、会いに行くと筒井から倉松文彦と癒着を聞き、里佳子は光子が偽のレントゲン写真を早紀に見せたと示し、早紀は光子の電話は里佳子を助ける為に脅されたと考えたが、里佳子の車から爆弾の成分が見つかり、監禁の証拠が見つかった。
<以下、隠し字>
倉松文彦と妻・倉松千歳(杉山彩子)はアーチェリー場で千歳の矢を持った筒井の死体を見つけ、矢は盗まれた物で傷跡は矢でなく設計のデバイダーだった。
早紀が大原義則を疑っていると知った冬美は早紀を呼び出すが義則が現れて襲い、偶然見かけた里佳子が助けたが、倉庫から倉松文彦の絞殺体が見つかり被害者は多額の金を引き出し、犯人の映像が見つかり左手を痛めていた。
冬美が暴行を受け別荘で見つかり、そこから航介の手帳とメモリーカードから大原義則の横領の証拠と耐震偽装が見つかり、読者相談から光子が直子を知っていたと判り、大原義則の犯行で全て辻褄があうが、一馬が早紀に簡単に姿を見られた事が疑問だった。
早紀は左手の怪我の種類に疑問を持ち倉庫で実験し自分が利用されたと気づき、大原義則の骨折も判り、冬美が3年前からの全ての事件に絡んでおり・・・・・。


監督:山本邦彦
脚本:今井詔二
出演者:名取裕子・宅麻伸・由紀さおり・宮本真希・黒田福美・いしのようこ・秋本祐希・六平直政・山口馬木也・飯田基祐・本村健太郎・杉山彩子・佐野和真・中村静香・五十嵐めぐみ・石原善暢・伊藤れいこ・
制作年:2013年


感想: 安易な連続殺人と、安易な思いつき捜査。
科学捜査が主題の筈だが、隔離が激しい。
昔ながらの古い捜査ドラマが合いそうだ。

法医学教室の事件ファイル38

神奈川県警・監察医委託の港南医大・法医学准教授・二宮早紀(名取裕子)は叔母・七海(由紀さおり)と新聞記者の息子・愛介(佐野和真)と横浜東署警部の夫・一馬(宅麻伸)と20年前に失踪した女優・桐島夏子(早織)を話題にした。
廃工場で男女死体が発見され、女性に絞殺痕があり男性遺体がロープを握り、早紀は女性が桐島夏子の姪・桜(宮内知美)で男は桜の大学時代友人・工藤(扇田拓也)で解剖で桜は絞殺で正彦の死因は心室細動の心臓震盪症だった。
野球部員・藤堂(髙橋龍飛)とマネージャー・赤石(當麻真歩)がボールを探し発見し、遺体の衣服に白い粉が付着し助手・伊吹南(中村静香)はボール直撃で死んだと推理し、正彦の妻・杏子(酒井美紀)は夫の殺人を否定した。
正彦と桜の大学時代交際を、杏子も桜の夫・大作(林泰文)も知り、慎吾と恵が早紀に交番巡査・谷村(田中幸太朗)から死因を聞き心配し、早紀は谷村の推測を怒り、ドキュメンタリー監督・吉野(野間口徹)が探りを入れ、早紀は死因を追究しはじめ助手・永岡(本村健太郎)に依頼したが難しく、正彦の胸に拳の痕を見つけ犯人に拳で殴られ心臓震盪症を起こしボールに様に偽装されたと考え、検事・村中葉子(五十嵐めぐみ)は早紀に犯人は心臓震盪症の知識のあると人物と言った。
工藤のアトリエが荒らされ、矢崎が殺害され谷村がその部屋に案内したが一馬は報告義務を言い、早紀は矢崎に拳の圧迫痕を見つけ、杏子が妊娠しており、一馬はボクシング歴のある大作のアリバイは不確定で拳痕をとり、杏子が無理に退院し家で侵入者が逃げ、杏子は白骨を受け取り、早紀は復顔を行い桐島夏子だった。
<以下、隠し字>
一馬は夏子の失踪と工藤の復顔に伴う大作を疑うが遺体で見つかり、解剖で心臓病死だが前歯が欠け、水中毒の殺害方法が判り、吉野が医療指導用DVDを作り杏子から吉野の取材中と電話を受け駆けつけると、吉野は杏子を人質にし大作が夏子を殺し吉野が工藤と桜を殺し、大作に罪をかぶせたと言った。


監督:山本邦彦
脚本:今井詔二
出演者:名取裕子・宅麻伸・由紀さおり・酒井美紀・野間口徹・林泰文・田中幸太朗・五十嵐めぐみ・本村健太郎・佐野和真・中村静香・早織・宮内知美・扇田拓也・髙橋龍飛・當麻真歩
製作年:2014年


感想: 法医学ファイルらしい内容。
謎を解く内容でないので、容疑者を増やしたりしている。
シンプルでも良かったようだ。

法医学教室の事件ファイル40

二宮早紀(名取裕子)は法医学准教授で神奈川県警監察医で、夫・一馬(宅麻伸)は横浜東署警部で新聞記者の息子・愛介(佐野和真)がいて、一馬の叔母・望月七海(由紀さおり)が高野(榎木孝明)と出かけ、山下公園で早紀と一馬はひったくり現場に会い、被害者は日本画家・寺沢瑠璃(小沢真珠)で老舗呉服屋社長・宮永(原田龍二)にデザイン画を渡していて、マネージャー・中川知子(遊井亮子)が来て尾行する女に谷村刑事(田中幸太朗)は警察学校恩師・西脇則子(高橋ひとみ)と驚き、瑠璃と知子は誤解と言うが則子は無視し去った。
翌朝に早紀は則子が精神科医・山口玲子(舟木幸)に患者の催眠療法を尋ね、午後に変死体現場で早紀は第1発見者・則子に会い、被害者は高校美術教師・野々村郁恵(建みさと)で則子は何者かにクロロフォルムをかがされたと証言し、早紀は解剖で郁恵は後頭部の鈍器の脳挫傷が死因だが、両膝下の後十字靭帯が断裂を見つけた。
則子は一馬に5月前の娘・美里(川上ジュリア)の溺死事件で師匠の瑠璃や友人・郁恵と知子と川に行き溺れたとされたが、郁恵は臨床心理士・飯島(長谷川朝晴)の催眠療法で記憶が蘇り美里が溺死させられたが犯人は思い出せ無く則子は調べていたと言った。
血手袋が入った則子宛ての封筒が見つかり、則子と郁恵が言い争う目撃証言など則子の犯行の可能性があるが、早紀が郁恵の解剖結果で仰向けで発見されたがうつ伏せで倒れ後十字靭帯が切れ犯人が則子に罪をきせようと現場を偽装したと助手・永岡(本村健太郎)と桑田(石橋篤史)らと一馬に説明し、一馬と谷村は瑠璃の元夫・松村(斉藤歩)を訪ね郁恵に犯人扱いされたと聞き、早紀は伊吹南(中村静香)と愛介と会い、飯島に会うと則子が先に聞くが否定され、則子が早紀に美里の映像で幼少から水が怖いと言った。
早紀と愛介と南が七海が働き始めたと店を探し、松村が瑠璃を詰問すると知子と宮永が来て松村を非難し、一馬が瑠璃の家の近くで飯島と会い、早紀は美里の現場で則子を見かけ尾行し松村に会いダイナマイトらしき物を職質し襲われ、松村が逃げ瑠璃の展示会を襲う可能性が出た。
一馬が瑠璃に会うと早紀が来て七海の場所が見つかったと告げ、早紀と愛介と南と会い、一馬らは松村の目撃と瑠璃と知子の行方不明を知り、知子の遺体が見つかり早紀は車で轢かれたと考え車を探し則子の車から血痕が見つかり、早紀は則子から電話があり一馬が瑠璃も呼び出され移動と言った。
監視カメラで犯行時刻に瑠璃と尾行する則子が写り、則子の車に近づいた人物は居なく、早紀は則子に会い情報を求められ復讐を聞き止めると辞表を破るが出頭せず、早紀は轢き逃げ実験でタイヤの落下で引き逃げ偽装を示し、一馬らは犯行現場を探し飯島に容疑が浮かび、則子が早紀に美里殺害動機が判り会うと電話し、早紀は一馬に電話の消防車の音を調べて貰い付近で血痕を見つけた。
<以下、隠し字>
早紀と一馬は廃屋で則子の遺体を見つけると爆発が起こり、早紀と一馬が負傷し連絡が取れず、早紀は薬品を見つけ発光させ外に投げ警察を呼び助けられ、応急処置をした早紀は則子を解剖し末期ガンを見つけ、傷跡が鎖と手錠と知り現場を調べ犯人が複数と知り、指の円跡から日本画鉛筆と知り一馬に連絡し展示会に向かった。
早紀は瑠璃の絵に美里のスケッチと類似を見つけ、日本画鉛筆を見せさせ則子殺害を言うと共犯者・宮永が現れ美里と知子殺しから犯行方法と則子殺害状況を話し、一馬が来て郁恵の治療で犯行を知った飯島が宮永を強請ったと告げ、谷村ら応援が来て逮捕した。


監督:山本邦彦
脚本:今井詔二
出演者:名取裕子・宅麻伸・由紀さおり・高橋ひとみ・小沢真珠・原田龍二・榎木孝明・遊井亮子・長谷川朝晴・田中幸太朗・佐野和真・本村健太郎・石橋篤史・中村静香・舟木幸・建みさと・川上ジュリア・斉藤歩
製作年:2015年


感想: 似た者の早紀と則子が登場する。
後半に事件とトリックが集中する。
ダミーの登場人物はやや憐れだ。

法医学教室の事件ファイル41

マンション管理人・今村(小木茂光)と町田(井田國彦)と美穂(三津谷葉子)夫婦が山中由佳里(伴杏里)の遺体を見つけ、横浜東署警部・二宮一馬(宅麻伸)らが来て部屋にカナリアを見て、港南医大准教授・二宮早紀(名取裕子)と助手・伊吹南(中村静香)は交通事故に会った村越梢(中山忍)に出会い、由佳里は金属製テーブルに後頭部を打ち死亡し解剖で早紀はカナリアの羽毛を発見し全身に蕁麻疹の痕が残り助手・永岡(本村健太郎)が調べ由佳里のカナリアに対するアレルギーが判った。
早紀は警察に後頭部傷から犯人はアナフィラキシーショック状態の由佳里の頭をテーブルに打ち付け殺害と告げ、一馬らは今村から美穂は由佳里の高校時代の友人でカナリアを飼うが2週間前に病死と聞くと今村の妻・奈津子(山下容莉枝)が来た、町田夫婦はマンション住人・山中(尾上寛之)が怪しいと指摘し、山中と由佳里は名字が同じで配達物誤配でトラブル以来揉め、一馬らは山中から美穂が怪しいと聞き、早紀は入院中の梢の病室で梢の夫でアレルギー専門医・村越正彦(大浦龍宇一)と会い、一馬らが正彦を同行し早紀はカナリアの羽毛を拾い、早紀らに永岡がカナリアは無覆の羽に縁取りのないタイプで、由佳里の部屋のカナリアは有覆で、種類が異なりDNAを調べた。
一馬らは正彦に由佳里との不倫関係を聴取し、数時間前にスーパーの防犯カメラに由佳里と話す梢の姿が映り、早紀が梢の病室で拾った羽毛と由佳里の口のものとDNAが一致したと言い、二宮家で叔母・望月七海(由紀さおり)が新聞記者の愛介(佐野和真)と南を見たと言い、梢は息子・孝之の手術を思い出し帰った正彦に病院の手伝いを言われ、奈津子が正彦を訪ね由佳里の事を聞き帰った奈津子を梢が訪れ、奈津子が殺害され一馬と早紀が行き傷4つと話すと今村が留守電を聞かせ、早紀は解剖し21cm間隔の傷と指の間から皮膚片を採取しDNAを調べ、早紀と南と永岡が謎を考え、一馬は梢を事情聴取し犯人の名を聞きに会ったと言うが警察は殺害を疑った。
早紀は正彦の車に衝突跡を見つけたが否定され、奈津子の傷が防御傷と考え凶器を見つけ犯人がラテックスの手袋使用で梢はラテックスの手袋でアレルギーを起こし、早紀は手術で子を無くした梢を慰め正彦を批判し、早紀は南とカナリアを調べに行き今村と山中と揉める町田夫婦に会うと、美穂が警察に由佳里殺害を認め同行されたが町田は疑問で、美穂はカナリアを殺され復讐でアレルギーを起こさせただけと言った。
<以下、隠し字>
町田が正彦を由佳里殺害と脅し、一馬と早紀は町田殺害現場に行き、梢は正彦から自殺するメールを受け警察に知らせ、早紀が解剖し奇妙な爪痕と圧迫痕を見つけ生活反応がなく、トルエンが町田の服に付着し、今村を工事現場に尾行し見つかり由佳里との付き合うが正彦に乗換え、ショック状態の由佳里の頭をぶつけ殺害し他の犯罪も話し、早紀殺害を狙うと警察が来た。


監督:長尾啓司
脚本:今井詔二
出演者:名取裕子・宅麻伸・由紀さおり・中山忍・大浦龍宇一・小木茂光・山下容莉枝・三津谷葉子・井田國彦・尾上寛之・佐野和真・中村静香・本村健太郎・伴杏里
製作年:2015年


感想: 大きな謎ではなく、小さな謎を解く内に事件が進展する。
事件が増えるごとに、証拠が増えてその証拠で犯人が判る。
推理では無理で、ストーリーを追うことになる。 カナリアが結局は多すぎだ。

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