サスペンスドラマ2:「53」

決断 小杉健治サスペンス

殺害現場に捜査1課刑事・江木秀蔵(古谷一行)が行き田町署刑事・高須(渡辺いっけい)が被害者・香月美穂は扼殺で容疑者・戸山(伊東孝明)逮捕を求めるが秀蔵は早いと言った、18年後秀蔵は心臓を患い入院中でおば・福島めぐみ(大島蓉子)が息子で東京地検検事・江木秀哉(中村俊介)に電話し見舞いを言うが会わなく、恋人・勝呂碧(酒井美紀)も秀哉に見舞いに行った方が良いと言った。
秀哉と事務官・島本(上島竜兵)にマンションの一室で変死体発見の連絡が入り、芝浦署刑事・野川(井坂俊哉)は被害者は高級クラブ・アジサイのホステス・大西真由(かでなれおん)と本庁・高須に言い秀哉が到着し、首にタッセルが巻かれ計画的では無いと思われたが違和感を感じた。
管理官・大泉(大高洋夫)らの捜査会議で真由が妊娠し、秀哉は相手が既婚者と考え、高須が秀哉に声をかけかつて秀蔵とコンビを組み今の様子を聞き、ライター・辻村(林泰文)から秀蔵は正義を貫いたと言われ、父の過去を語る人間が続けて現れ気になった。
秀哉は秀蔵に会い正義が有った思えないと言い、おばから危険な状態だが外出申請を出していたと聞き、捜査員は現場の防犯カメラに映るサングラスの男を追うが当夜タクシーなど車を使った形跡がなく、高須に現場へ同行した秀哉は男は車で送り迎えされたと考え、部屋の向かいで住人・夏井智美(小沢真珠)がリフォームを行い、真由とは挨拶を交わす程度と言った。
住人から真由と智美が仲良いと聞き、智美を尾行すると弁護士・塚本(矢島健一)と法律事務所に入り、智美のマンションも経営店も塚本の資金らしく、塚本は政治家・芦田俊弥(岡本健一)の後援会長で、芦田は検察の公金不正流用疑惑追及し、高須らもクラブの常連客から芦田の名前を掴んだ。
高須は秀蔵と組んだ18年前の香月殺害事件で芦田の名前が有り、秀哉は辻村から18年前の迷宮入り事件を聞き戸山が疑われるが秀蔵は逮捕を早いと制止したが直後に突然捜査が終わり芦田の名もあったと聞き、秀哉は高須と戸山を訪ねると18年前に芦田からの電話で香月死亡の始末を頼まれ芦田の父の警視が揉み消し秀蔵が見通していたと言い、秀哉は秀蔵に芦田の容疑を言った。
秀蔵は病院を出、秀哉は芦田に会い真由とアリバイを聞くが答えず、秀哉は次席検事・涌谷浩(大河内浩)から非難され、秀蔵が芦田に会い議員会館付近で倒れて見つかり緊急搬送され時計を持っていた、秀哉に弁護士・塚本がきて芦田が真由の部屋に行くと死んでいて自殺と認め真由と芦田の専用携帯電話を出し、立場と事情を汲んで欲しいと告げた。
秀哉は先手を打たれ、涌谷から担当から下りろと言われ、家で秀蔵の日記を見て病院へ行き高須に見せ保身と言うと、親子の事をいつも心配し正義に苦しんでいたと言われた。
<以下、隠し字>
秀哉は18年前の戸山のリフォームが証拠隠滅と考え、智美のリフォームを思い出し芦田に会いタッセルから智美のDNAが見つかり智美の部屋を密会に使用し真由を殺害して智美に後始末依頼したと言い、芦田が捏造と言うと秀哉は時計を出し香月の遺品で芦田の指紋がみつかり犯人だと言った。
芦田は秀哉と秀蔵が似ていると言い、起訴できるかと問うと秀哉は逮捕・起訴し、秀蔵に碧と結婚し、検事を辞め弁護士になると言った。


監督:渡邊孝好
脚本:林誠人
原作:小杉健治「決断」
出演者:中村俊介・古谷一行・渡辺いっけい・岡本健一・酒井美紀・小沢真珠・上島竜兵・矢島健一・林泰文・大河内浩・大高洋夫・大島蓉子・伊東孝明・井坂俊哉・かでなれおん
製作年:2015年


感想: 親と子が意見の差で対立していた。
それを埋めるには理解と決断が必要だった。
時効廃止の中で事件を追う。

クロハ 機捜の女捜査官

クロハこと黒葉佑(杏)はハンドル名・アゲハでネット仲間・キリ(中村倫也)とBJ(RED RICE)とチャットし、クロハは神奈川県警本部・機動捜査隊の射撃名手で、機捜は事件発生時に現場で初動捜査を行う。
元上司・杉(段田安則)と会い、港湾地区のレンタル冷凍コンテナ開封の立ち合ったクロハは14人の男女の凍死体を発見し、管理官・神崎(眞島秀和)の捜査本部にクロハは派遣され、サイバー犯罪対策課・佐藤(福士誠治)や臨岸署住民相談係・原誠子(野村麻純)らに会い、刑事部主任・加我(池内博之)から集団自殺と聞き、クロハは精神科医の姉・黒葉諒(小西真奈美)に凍死自殺に意見を求め、夜にネット仲間に雷雲(小林直己)が加わり、クロハは来ない方が良い警告を受け、死者・高田未来の遺書メールが見つかり添付ファイルは記号だった。
事件発生しクロハと杉が柘植真由の絞殺死体が薔薇で飾られ、似た現場が過去にあり、数列を3Dデータと考え、諒から第3者が居れば人数分の遺書があると聞き、クロハは佐藤から遺書が1通多いと聞き自殺していない者がいると発覚し、クロハらは残りの邑上晴香がハンドル名はペインで、加我と誠子が邑上に会いに行くと飛び降り自殺し、監察官・國枝(吉田鋼太郎)の聴取があり加我はクロハに事故と言い、タカハシ(仲村トオル)らが来てクロハに知りたい事が有ると言った。
クロハは佐藤から添付ファイルがデスマスクで組み立てると記念碑と考え、オブジェが完成しまだ嵌まりそうな部分があり、管理官・神崎は都内の冷凍死体を言い、クロハは他の死体も関わる可能性を言い、合同捜査本部で34人分でオブジェがアゲハ蝶になるがまだ不足があり、諒はアゲハもどきの蛾で悪意と言い、クロハはタカハシと臨岸署と通話状態で情報交換し薔薇の花と生活感なしと伝え、参加していない山井ヒロの存在を聞き向かうと逃走し首つりをはかるとクロハがキリと知りロープを撃ち、切った。
クロハが山井と病院で会い、アゲハもどきを選んだ理由を聞くと約束と違うと言い鼓動に騙されたと言い、鼓動が前島徹と判り逮捕したが黙秘しクロハは首謀者に見えないが本部を離れ、機捜に戻り諒の住所を聞く電話を聞いた。
<以下、隠し字>
神崎から指紋の不一致で囮と聞き、諒の家で死体を見つけ子供が居なく、加我はクロハから5年前の同一犯を聞き死者が高橋でタカハシの妻と知り、クロハは鼓動に呼び出され傷ついたタカハシに会い、雷雲から最上階に呼ばれ狙撃され撃ち返すと「子は屋上にいると」選択を求め、クロハは屋上に行き子を助け、タカハシは雷雲を撃ち殺した。
クロハはネット管理人・タカハシと話し妻が鼓動に殺しの依頼をしそれを探していたと言うが、クロハは他を助ける手助けしたと言い、生きるのは楽でないと言った。


監督:麻生学
脚本:高橋悠也
原作:結城充考「プラ・バロック」
出演者:杏・池内博之・小西真奈美・中村倫也・眞島秀和・福士誠治・野村麻純・小林直己・RED RICE・吉田鋼太郎・段田安則・仲村トオル
製作年:2015年


感想: ネット仲間が絡む奇妙な犯罪。
理由はつけるが、納得とかのレベルではない。
パラレルワールドの犯罪を見ているようだ。

黒い看護婦

福岡県久留米市の一軒家に軽自動車が止まり田中直子(大竹しのぶ)・秋川美奈子(寺島しのぶ)・村井香澄(坂井真紀)が乗り、安藤康子(木村多江)が夫・安藤敦(寺島進)にウイスキーを飲ませ眠らせ3人を呼び、眠る敦の鼻に胃チューブでウイスキーを流し込み、心拍停止を確認し3人は家を出た。
4年前に美奈子は不倫相手に妊娠を告げ、直子と再会しストレスを話し香澄が来た、阿部婦長(木野花)から直子が働くと聞き、美奈子は直子に死産を話し、美奈子は直子にヤクザから逃げると言われ直子は自分に先生がついている秘密を言い自分の家に連れ夫・田中明(松重豊)らに会わせ、美奈子に金を借り姑・小田美津(吉行和子)に弟・小田浩太(丸山智己)の祝儀を渡し、直子は夫と喧嘩し追いだし姑・小田のグチを言った。
美奈子のクレジットカードが紛失し、直子は先生と相談し美奈子の姉の夫の使い込みと言い、直子は美奈子の母・秋川八千代(大方斐紗子)に借金立替を求め美奈子に義夫の使い込みを伝え、死産で美奈子が子を産めない言った。
直子と美奈子は病院を移り、直子は美奈子を支配し始め、香澄と再会し夫・村井(利重剛)の浮気を聞き、香澄は病院のトラブルを直子に助けられたと美奈子に言い、康子は直子から手紙で会い愛人・古林を装った電話で直子に相談し夫殺害を持ち掛けられた。
直子は美奈子・香澄を誘い康子の夫を殺害し保険金を入手し、香澄を騙し4人は香澄の夫を病死に見せかけ殺し、直子は保険金を横取りしマンションに住み先生からとマンションの頭金を3人に渡し自分を分身と呼ばせ、美奈子・香澄・康子は直子に従属したが、美奈子が直子に母に手を出すなと言い、香澄・康子が同じマンションに住む不満を言った。
<以下、隠し字>
康子は母・福原民代(白川和子)から騙されていると言われ警察に出頭し、直子は詐欺罪で逮捕され、香澄は親友と思っていたと言い、康子は友人と信用していたと弁護士に言い、美奈子は拘置所で配膳係(広岡由里子)から先生の秘書からの手紙を受け取った。
裁判で弁護士(森本レオ)に直子は中心でなく殺害方法は美奈子が考えたと言い、直子は自ら精神鑑定を申し出た


監督:
脚本:神山由美子
原作:森功「黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人―」
出演者:大竹しのぶ・寺島しのぶ・坂井真紀・木村多江・寺島進・木野花・松重豊・吉行和子・大方斐紗子・眞島秀和・広岡由里子・森本レオ・白川和子・利重剛・丸山智己
製作年:2015年


感想: 実話がモデルとか、現実性が薄く思えた。
どこか新興宗教と似ている。
なぜ、騙されるのかは判らない。

新・世直し公務員 ザ・公証人

白石良太(窪塚俊介)が伯母・藤野妙子(赤座美代子)が倒れているのを発見した。
1月後、静岡県沼津市で公証役場を開く真山壱成(渡瀬恒彦)が医師・磐田典子(宮崎美子)と会い、町会長・斉藤正義(樋浦勉)と青年の自転車事故を仲裁し、白石と弁護士・谷村元子(酒井美紀)が公証役場を訪ね事務員・鈴木寿々子(角替和枝)が迎え、コンサート会場で弁護士・神崎耕介(岩城滉一)に元子が公証人を待つと連絡が有った。
真山が公証役場に帰ると白石だけが待ち公証証書を見せ妙子が弁護士・茂木謙介(堀内正美)を任意後見人に指名したと言い、妙子の家で買わされた新品電気製品が多数あり電気店の義弟・藤野康次郎(岡本富士太)がいて相続権利要求し、元子は神崎に茂木が任意代理契約で勝手に有価証券を処分したと伝え、真山は茂木から任意代理契約と聞き康次郎が証券売却の疑いを言い、良太と茂木と康次郎が互いに信頼していないと知った。
真山は妙子の希望を確認する認知度検査で、妙子の家に真山と医師・磐田典子と白石と康次郎が集まり典子が診断し、元子が茂木の死体を発見し、典子が結果を言おうとすると茂木の助手・大久保崇(伊嵜充則)が来て電話がかかった。
真山は弁護士事務所に駆けつけ神崎が警察に元子を身元証明し、神崎と真山は検事時代の先輩後輩の間柄で再会に驚き、元子は真山に神崎に娘とは黙って欲しいと頼み母は元気と言い、神崎は茂木が後見人の遺族からの土地売買の疑問で訪ね真山も自分の件も似たと言い、真山と寿々子は斉藤から茂木に多額の借金があり自殺との噂を康次郎が言ったと聞き、妙子が真山に判らないと言い大久保の忘れ物を見せ、真山は典子から康次郎の息子・圭一(吉見一豊)を康次郎が妙子の養子にしようとしていると聞いた。
茂木弁護士事務所で大久保が襲われ負傷し神崎と元子が見つけ真山が来て、警察が調査し目撃された圭一を任意同行したが訪問した時に茂木は死んでいたと言い、神崎と元子が退院した大久保から茂木がレコーダーで装っていたと打ち明けられた。
真山は神崎と元子から茂木の詐欺行為を聞き、真山は寿々子のアロマセラピー小物の匂いが妙子と大久保が襲われた時にあり、薬屋・前田はる江(村松恭子)から典子と同窓で典子の母が騙されて自殺し自分を責めていると聞き、白石が崎田修治(矢崎文也)を見かけ、元の会社で個人情報を盗んだ疑いで神崎に世話になり真山を紹介され、すれ違い匂いがし、神崎が茂木の使い込みと借金が合わず使徒不明が多いと調べた。 <以下、隠し字>
真山は弁護士事務所で、典子から大久保を襲い茂木の自殺を再捜査させる狙いで、茂木が詐欺グループの仲間でメンバーを呼び出したと聞き、大久保が来て茂木が仲間を裏切ったので殺したが証拠がないと言うと、典子が母を自殺に追い込んだ声と殺そうとするが真山が止め、警察が大久保を逮捕し典子も連れられ元子が同行した。
その後大久保の茂木殺害証拠が見つかり、真山は保釈された典子に会い町の人が署名活動を始めたと伝え、元子が典子の弁護を引き受け、真山は妙子が地元のNPO法人と契約したと言った。


監督:神山征二郎
脚本:金谷祐子
出演者:渡瀬恒彦・岩城滉一・酒井美紀・角替和枝・樋浦勉・窪塚俊介・赤座美代子・岡本富士太・吉見一豊・矢崎文也・村松恭子・堀内正美・伊嵜充則・宮崎美子
製作年:2015年


感想: 人物と背景紹介が微妙にその後の話しに繋がる。
後見人や公証人の知識が判る等に組み立てられる。
証拠は後付だが、警察捜査でないので仕方がないか。

このページの先頭へ