サスペンスドラマ2:「31」

ヤメ検の女(4)

葵あかね(賀来千香子)は、検事から弁護士になったヤメ検で所員・桜井花子(須藤温子)と多くの依頼を受けている。
4年前検事時の強姦殺人事件被告が殺害され、強姦事件の被害者遺族・羽白治夫(永島敏行)が逮捕され、被害者・黒谷寛之(RIKIYA)は羽白の1人娘・夏美(折井あゆみ)殺害容疑者であかねと赤広刑事(ダンカン)の心証も黒だが証拠がなく黒谷は無罪だった。
あかねは、妻・未緒(筒井真理子)の依頼で弁護を引き受けるが羽白は拒否し赤広の取り調べにも黙秘で、ペテン師とも言われる弁護士・堺虎之助(泉谷しげる)があかねに来て、政治家・荻野竜玄絡みの投資詐欺の被害金賠償を話した。
赤広は羽白は最近事件から立ち直り今の犯行を理解できず、赤広の15歳の娘・瑞樹(大西菜友)は肝硬変で入院中で数日後に赤広が休職しドナーで生体肝移植手術予定だった。
あかねは夫・葵健介(温水洋一)から逮捕されると家の事が心配と聞き、未緒から羽白が急に旅行を言い出したと聞き、羽白の犯行に疑問の赤広の部下・野瀬刑事(市川知宏)があかねを訪ね、凶器の指紋が拭き取られ羽白が凶器の指紋を拭き取る必要性は疑問と言い、上層部は新証拠を探す気がないと捜査資料をあかねに渡した。
あかねは黒谷殺害現場のクラブへ行くが争った形跡がなく、男がチャリティパーティの資料を取りに来たと知り、羽白はその散らしを見たが答えず、花子は夏美の恋人・佐々木康祐(長谷川朝晴)に会うが結婚して順調だった。
あかねと花子は現場で、店が豪華過ぎ現金払いが疑問で、黒谷の自宅も豪華で堺が話した投資詐欺の名簿資料を発見し、名簿の未緒の知合・山田晴海(立石涼子)は2週前に姿を消したが見つけ黒谷が青柳と名乗り上司が井上と聞いたが、直後にあかねは暴漢に襲われファンドの事で警告された。
<以下、隠し字>
あかねは堺に黒谷と詐欺師との出会いを聞き、拘置所で一緒の比留間(川本淳市)があかねへの暴漢で手配し、堺と荻野竜玄に会い蛭間から話しを持ち込まれたと聞き、会った店で花子が蛭間の自宅を知り赤広・野瀬が行くと殺害されていて、現場から杉浦の指紋が見つかり、あかねと花子は黒谷殺害現場写真からアメジストのミサンガを見つけ、佐々木を思いだした。
あかねに佐々木は黒谷と揉めたが犯行は否定し、未緒のミサンガ制作と瑞樹を見舞い赤広が未緒のミサンガをつけていたと知った。
瑞樹の手術成功をあかねは羽白に伝え、赤広はあかねに黒谷と羽白と会った時の真実を話し・・・・、杉浦の蛭間が判り、羽白が釈放され・・・・・。


監督:藤嘉行
脚本:小澤俊介
出演者:賀来千香子・温水洋一・須藤温子・ダンカン・長谷川朝晴・RIKIYA・筒井真理子・永島敏行・泉谷しげる・折井あゆみ・大西菜友・市川知宏・立石涼子・川本淳市・
制作年:2013年


感想: 伏線の方向は判り易いが物証はない。
動機が増えるが決め手でない。
被害者の4年が問題なのだろう。

遺品整理人 谷崎藍子IV

弁護士・中森伸也(宮川一朗太)が丸岡純一(モト冬樹)が訪問し殺害され、後日丸岡を妻・敏江(岸本加世子)が訪れた。
1月後に遺品整理会社青い鳥社社長・栗山スミ子(加賀まりこ)はベテラン社員・谷崎藍子(高畑淳子)と新入社員・西条裕太(藤山扇治郎)を送り、故人は2週間前に心臓発作死の丸岡純一だが整理した藍子は、衣服のイニシャル「TK」・心臓発作の薬がない・女性の衣装があるが女と一緒の形跡はない・琵琶湖畔特産パールイヤリングが片方が気になった。
藍子は遺品カードから丸岡が女装倶楽部の常連と知り、中森に関心があり、旧知の三田村刑事(矢崎滋)に伝え中森殺害現場の指紋から殺害疑惑が強く、丸岡は小久保隆(モト冬樹)が本名で、証券ディーラーだったが5年前に株大暴落後失踪していた。
藍子は小久保の妻・敏江に会い、小久保と失踪後会わず遺品は処分と語り、敏江は華道の先生で、藍子はパールイヤリングをつけた敏江の画像を発見し不審に思い、中森所有の信楽焼花瓶の情報を小久保が収集していたと知った。
藍子に敏江は花瓶は知らないと言うが家に保有し、イヤリングを引き取るが2月前の写真には双方が写っており、藍子は花瓶を調べ倶楽部で小久保の遺品を整理し通帳と法要通知を見つけ、中森も会員と聞いた。
藍子は小久保百合の法要が近江八幡の寺で会ったと知り行き、寺の住職・峰岸康生(石丸謙二郎)から百合が小久保夫婦の亡き娘で当時の貧しく若い小久保隆(奥村秀人)と敏江(小野明日香)夫婦と引越と法要時の再訪を語り、前回は敏江のみで小久保の死亡後で、峰岸は半年前に小久保から預かった敏江宛ての手紙を渡した。
藍子は花瓶を制作した陶芸家・江藤竜山(篠田三郎)から若き小久保夫婦が娘に会いに花瓶を見に来て夫が購入し、今の存在場所を知っていた。
<以下、隠し字>
藍子はスミ子と三田村刑事から小久保死亡時の事を聞き、敏江に最近会ったと言うと敏江は女が居たと思ったが小久保の女装用で中森に近づく目的であり、敏江が花瓶を持つが、藍子は江藤が持っていた本物を出し中森の花瓶は偽と言い、敏江も知っていた。
藍子は峰岸から預かった小久保の手紙を敏江に渡すと敏江は自分が見殺しにしたと言い、藍子は一言告げて去り三田村刑事が外で見守り、敏江は2月前の病院での出会いで小久保の病気を知り訪問時に花瓶を受取り、女が居ると勘違いで発作の夫を見殺しにした。
敏江は夫婦の過去を思い出し・・・・・、手紙を読み・・・・、藍子から聞いた小久保が薬を持っていたが飲む積もりがなかったと知り・・・・。


監督:藪内広之
脚本:清水有生
出演者:高畑淳子・岸本加世子・モト冬樹・宮川一朗太・藤山扇治郎・篠田三郎・石丸謙二郎・矢崎滋・加賀まりこ・奥村秀人・小野明日香・
制作年:2014年


感想: 警察ドラマでなく、死者の過去を遡る。
偶然が重なるが、否定も出来ない。
刑法的な問題とは別の視点で見る。

温泉女将ふたりの事件簿3

星野薫(菊川怜)は作家志望の夫・浩介(藤井隆)の実家の山梨県石和温泉郷「ホテルふじ」の女将で義母・美津江(三田佳子)の下でいやいや若女将修行に励み遅れた朝会でテレビ取材の予定を聞いた。
美津江は託摩幸男(中西良太)・洋子(藤吉久美子)夫妻を迎え、薫は仲居頭・橘(片岡富枝)から託摩夫妻は25年前の新婚旅行から美津江と手紙を続けていたと聞いた。
女優・篠原智美(大河内奈々子)と事務所社長・北岡(小倉一郎)がテレビ取材で来て智美はワイン好きで、コンパニオン・柏木亜矢(大路恵美)がホテルに来て、薫は帰りに智美と宿泊客・田上(坂田聡)の言い争いを目撃した。
翌朝に従業員が田上の死体を発見しバラの花びらがあり、山梨県警刑事・長沢真義(六平直政)と真下刑事(金子昇)は田上が東京の探偵と知った。
智美らは取材撮影し、託摩夫妻は洋子が智美を避け、薫が智美に田上の事を話すと絡まれたと答え、薫は浩介から8年前智美主演の映画で他の主役候補女優殺害で、智美にアリバイがあり犯人も逮捕されたと言った。
薫と美津江は、長沢刑事の仲居で妻・莉緒(内藤理沙)の長沢への頼みで、以前刑事の田上が8年前の担当で、智美が田上が刑事を止めた事を知っていたか疑問で、洋子から幸男が長く病気で大変と聞いた。
智美が帰る時にワイングラスをホテルから贈り、薫はバラが偶然ではないと考え東京でドラマ撮影中の智美と会い、智美の部屋で持参赤ワインを飲み智美と話を聞きだそうとすると居眠りし、目覚めると智美は死んでいた。
嶺岸(島田洋七)刑事は部屋が密室状態で薫を疑うが、長沢刑事が来て返されたが美津江は外出禁止と言い、薫と長沢刑事は状況を検討するが方法が判らず、長沢刑事は託摩洋子の名前を聞き8年前の事件の証言者で智美と田上とも顔見知りだった。
<以下、隠し字>
洋子は美津江に8年前に智美と会い、幸男の治療費は宝くじが当たったと言うが長沢刑事の調べで嘘でアリバイ証言の見返りと思われ、浩介は田上が恐喝常習者と調べ、浩介は8年前事件が冤罪ならその犯人・柏木亜矢を疑い、薫は亜矢から田上に智美を見たと言ったが冤罪にされたと聞いた。
幸男は美津江に金策の疑いを相談し、それを亜矢が聞き洋子を脅し話しを聞きだそうとし、見つけた美津江が説得し、洋子は頼まれたアリバイ証言を打ち明けた。
美津江はバラに、薫はワインの色と氷に気づき、殺人犯に気づき、北岡を呼び出し智美が赤ワインと次ぎに白ワインを飲むが部屋のグラスが異なるが、白ワインが氷で割ってのむワインで大きい赤ワイン用グラスを使用し氷に毒が入っていて、美津江は北岡の手の傷がバラから付いたと指摘し・・・・・・・。


監督:池澤辰也
脚本:田中孝治
出演者:菊川怜・三田佳子・藤吉久美子・中西良太・六平直政・金子昇・大河内奈々子・大路恵美・藤井隆・内藤理沙・小倉一郎・坂田聡・島田洋七・片岡富枝・
制作年:2014年


感想: 現場に証拠を残す犯人と、見逃す警察はどうか?。
8年前の事件の真相は??。
証拠前に犯人を呼び出すのだろうか。

ツインズー早乙女兄弟の推理日誌

京都の早乙女医院長・早乙女京介(小日向文世)と東山中央署刑事・早乙女洋介(小日向文世・二役)は顔も声もそっくりの双子で、早乙女医院に看護師長・菅野園子(濱田マリ)と新任の看護師・今井恵子(中島愛里)と戸田正美(西丸優子)と野島美香(藤本静)らがいて、院長は元は大学の優秀な外科医だった。
中央署課長・水田勇作(赤井英和)と西川刑事が寺で、遺体を見つけ未解決強盗事件の容疑者の土田英二(古川悦史)で、土田の内縁の妻・山村紀子(ちはる)が睡眠薬自殺を図り早乙女医院で京介と園子の処置で助かり、洋介と刑事・田宮良一(河相我聞)が来て、土田の後追い自殺と言う紀子に納得しなかった。
京介と園子は坂本エリコ(遊井亮子)と紀子を診察し、久保正行(丸岡奨詞)が院長を刑事と間違え、園子は久保が強盗事件があったスーパーの警備員と言った。
洋介と田宮は京介と島野雪江(萬田久子)の小料理屋で、紀子の容態からスーパー強盗事件の久保が話題になり、元刑事で現在は琵琶湖のホテルに勤務・新藤健一(金田明夫)と紀子が男女の仲の噂を田宮が話し、洋介は紀子に新藤の事を聞くが答えず、京介にエリコと亭主・丸岡修が来た。
丸岡が死に、エリコが京介に遺書でスーパー強盗事件の共犯と言われ自分と会っていたが信じられず1月前から丸岡の羽振りがよくなったと言い、京介は警察でスーパー強盗事件捜査資料を見て、退職する西川は金絡みだが社長が隠したと言い、京介は田宮に偽装の傷と言った。
久保が刺され早乙女医院で緊急手術で助かり、田宮が護衛に行き洋介はスーパー社長から金庫に金があったと聞き、久保は京介にスーパー強盗事件を話し、洋介が医院に行くと田宮はおらず久保は殺され、課長・水田らは新藤を疑った。
<以下、隠し字>
紀子が京介を訪れて新藤とは何も無いと言うがエリコと揉め、洋介らは新藤から話しを聞き、京介とエリコはスーパー店員から新藤が紀子に興味を持ち西川が調べていたと聞き、田宮は西川が2億で宝石店を買ったと言い、エリコが西川を襲うが京介と園子が止めた。洋介は京介から犯人が左利きと聞き、京介と園子は2億で店を買った刑事が判り田宮に左利きを調べさせ、田宮が新藤を襲うと紀子が止めたがエリコが紀子を刺し、洋介は田宮を捕らえた。
田宮が全て自供し、新藤も事情を話し、紀子は助かった。


監督:中前勇児
脚本:奥村俊雄
出演者:小日向文世・萬田久子・濱田マリ・西丸優子・藤本静・中島愛里・河相我聞・金田明夫・遊井亮子・赤井英和・ちはる・古川悦史・丸岡奨詞
制作年:2014年


感想: 刑事物と医療物の合体。
内容は、刑事物の典型。
刑事絡みが多い。

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