サスペンスドラマ2:「64」

大杉探偵事務所1 美しき標的編

大杉(香川照之)は警視庁捜査一課敏腕刑事だが辞めて探偵事務所を開設したが、妻・恵子(堀内敬子)との離婚調停も不調で、大杉探偵事務所は客は無く公私共に順調でなく、人気女優・白石百合(飯島直子)とマネージャー・植田かなえ(片桐はいり)が百合のボディーガードを依頼し、百合が殺害予告を受け周囲で不可解な事故も起き、報酬は成功後だが大杉は依頼を引き受け、大杉は付き人になり竹中聡美(水崎綾女)と同様に使われ、百合の我が儘で芸能界の仕事に苦労し、忍び込んだストーカーを捕らえたが間違いで、撮影現場で百合が持つ筈の小道具が爆発し百合は無傷だが聡美が軽い怪我を負い、大杉は警察に相談を勧めるが、かなえは反対した。
大杉は警察時代の相談相手の鳴宮(伊藤淳史)の協力で映像を調べ、娘・めぐみ(杉咲花)の食事を作るが心配され、大杉は警察に連絡し、ベストスマイル賞の受賞会に向かうと尾行車に気づくが逃げられ盗難車で、かなえが前の芸能事務所の山口社長に挨拶し百合は移籍の噂を言われ、ホテルを警護し部屋に呼ばれ読み合わせの相手をすると写真を取られ恵子に離婚を言われ、鳴宮が盗撮者を調べると探偵学校同期・前島(馬場徹)だが依頼者は言わず、大杉は恵子から離婚とめぐみは本人に決めさせると話し、かなえにナポリタンの作り方を尋ね昔の事を聞いた。
大杉はナポリタンをめぐみと食べ百合の護衛を言い未公開映画で聡美を見、鳴宮から爆弾犯の顔の知らせが入り、鳴宮は偽名で爆弾犯の場所を聞き出し倉木を名乗り暴力団に接触し攫われ森井組に連れられ、そこでも三谷を探し見つけたら連絡を命令され、大杉は鳴宮に組の金を使ったと言い、前島が邪魔物も狙うと警告され、大杉は百合らと式に向かい参加者を調べ、山口社長へのかなえの借金を大杉が注意し、百合が大杉が警察を辞めた理由を度々聞き、脅しの原因はかなえで裏金を使ったが移籍しようと裏切ったと言った。
<以下、隠し字>
賞の発表が始まり、大杉は狙撃者を見つけ百合を守り撃たれたがペイント弾で、翌日かなえに三谷が脅迫し百合が攫われ、大杉は追い鳴宮に電話し、かなえが行き金は無いと言いビジネスパートナーに誘い、森井組が来て襲い、鳴宮が警察と来て森井組が逃げ鳴宮が警察に間違いと帰し、大杉は三谷と争い百合を助け鳴宮に三谷を引き渡し、百合はかなえに聡美は有望で先に進もうと言い、大杉は明星美希(真木ひろ子)と会い倉木と会っているかと聞き、百合との関わりを消すと親しく話すと、見ためぐみが怒った。


監督:羽住英一郎
脚本:仁志光祐
原作:逢坂剛
出演者:香川照之・伊藤淳史・堀内敬子・杉咲花・飯島直子・片桐はいり・水崎綾女・馬場徹・真木ひろ子
製作年:2015年


感想: 原作は早くに大杉は私立探偵になるが、ドラマはタイムラグがある。
ハードボイルドの中にユーモアが濃く染みこむ。
ギャップが見所だろう。

軽井沢駐在犬日誌

本軽井沢駐在所で元刑事・沢田耕作(小林稔侍)が過ごし、飼犬・ピースは事件要請で耕作と出動する嘱託警察犬で、娘・きらら(伊藤優衣)と妻・美紀子(中田喜子)がピースと出かけ、井岡木材会長・井岡宗一(山本圭)が遅れた運転手を叱り、美紀子といたピースが刺殺体を発見し、耕作は後輩の管理官・秋山(永島敏行)と会った。
被害者は井岡木材人事部長・設楽(川井つと)で、編集者・野沢(堀口文宏)が美紀子に新作小説を求め、捜査本部で秋山が設楽がリストラ事業で百人の従業員を解雇し、丸亀(見栄晴)らデモ隊と揉め恨みの犯行と捜査し、谷川刑事(小須田康人)と大林刑事(一條俊)が井岡木材で元従業員と弁護士・美濃部絵里子(東風万智子)が不当と言い元社員で委員長・時田(松澤一之)が裁判を視野と述べるのを見た。
社長・井岡誠と副社長・井岡裕二(石井英明)と専務・益山(佐戸井けん太)が意見が違い、宗一が耕作に飼犬のスキップが行方不明と言い、耕作は迷い犬の貼り紙でスキップ探し、絵里子の事務所に張り紙を頼み抗議に来た益山を見かけ、絵里子の親がクリーニング工場で借金で火を放ち絵里子だけ生き残ったと聞いた。
捜査本部で谷川が設楽と揉める時田が防犯カメラに映り聴取を求め、時田は妻と重病の娘・由真(江良陽彩)の病室にいて友達で宗一の孫・美咲(岩崎百合)が見舞うが時田は複雑でそこへ警察が来た、宗一にスキップ誘拐で一億円要求の脅迫状が届き、耕一は捜査を要請し秋山は関連証拠が必要と言い、谷川は時田を聴取し、宗一は誘拐を誠と妻・瑠璃(原久美子)と裕二と妻・みどりらに話すが反対し裕二の息子・翔馬と美咲らが聞いた。
ピースが丸亀の気配に吼え、耕作と美紀子ときららはペットショップに餌を買いに来ると考え、益山が犬の身代金の一億円を知り、耕作は宗一らに美咲と翔馬が餌を買ったと言い、美咲が宗一とスキップが無視され由真の手術代が必要と言い、スキップは見つかるが翔馬が行方不明で井岡家に誘拐の脅迫があり、丸亀が誘拐した翔馬と話し共犯に電話し、指名された耕作が電話指示で金を運び犬が持去り、ドッグスクールで丸亀を知り耕作とピースが隠れ家を見つけたが空で更に追うと刺された丸亀と金が奪われ翔馬を見つけた。
<以下、隠し字>
翔馬が丸亀を心配し凶器が設楽殺害と同じで、益山が絵里子に代表面談を申し込み不在の時田を疑い、病院の丸亀が襲われ耕作とピースが出動し犯人の右手を噛み、歯の付着物DNA鑑定し秋山が耕作に同行を求め、10年前に弁護士・岩崎洋介(鶴田忍)逮捕に同行させず未成年逮捕で異動を言い、代表面談に秋山と耕作が来て犯人は義肢だと言い絵里子を火事の火傷で犯人と指摘し借金が動機と言った。


監督:児玉宜久
脚本:安井国穂
出演者:小林稔侍・永島敏行・東風万智子・見栄晴・松澤一之・原久美子・一條俊・鶴田忍・伊藤優衣・堀口文宏・石井英明・佐戸井けん太・山本圭・中田喜子・川井つと・江良陽彩・岩崎百合
製作年:2015年


感想: 主人公駐在巡査の娘と飼い犬の警察犬の視点・独り事が入る。
巡査が本部刑事を越える話しで、管理官が理解しあう後輩だ。
少しの伏線と偽の映像が混ざる。

新ヤメ検の女

友民亭の清掃スタッフ・阿部泰子(りりィ)が自首し、被害者は居酒屋チェーン友民亭お客様相談室・尾関紗理奈(多岐川華子)で捜査1課警部・高岡(中西良太)らが臨場し動機は怨恨と聞き、ヤメ検の国選弁護士・葵あかね(賀来千香子)は地検検事・剣崎十志男(川平慈英)に再会し同じ案件担当で司法修習同期生で、泰子に接見したあかねは態度が不自然で剣崎から警察の不自然な見解を聞き、刑事・野瀬(市川知宏)は泰子が同じ銘柄のハンドクリームを2つ所持と報告した。
あかねは家賃タダのプレハブ小屋に事務所を移転しサポートは小劇団女優・矢吹真緒(雛形あきこ)で大家・奥本(竜雷太)も世話し、事務官・鴨下(中村靖日)と剣崎が泰子は26年前に結婚し夫の暴力で離婚し娘・梨花(前田希美)も2年前に事故で亡くなったと検討し、あかねは友民亭で経理課長・牛島里美(井上晴美)やお客様相談室・藤塚瑞枝(川村亜紀)から紗理奈は高級ブランド品の派手な暮らしと聞き、井坂英子(菜葉菜)が里美に仕事で怒られ声を掛け紗理奈がホストクラブに通うと聞いた。
あかねと真緒はクラブで紗理奈の指名ホスト・アキラ(山口翔悟)に会い、トオルから不倫相手の上司・飯塚(宮川一朗太)からお金を貰うたと聞くが本人は否定し、あかねは瑞枝から半年程前に紗理奈に脅迫まがいの電話があったと聞き、野瀬に頼み録音を入手し指名客が付かないと内容を聞き、アキラが姿を消したと知り、剣崎があかねと真緒を訪ね2年前に亡くなった梨花が友民亭でアルバイトを伝え、調べると本社から紗理奈が派遣され梨花をいじめたと聞き、梨花の服飾学校でモルホ蝶の絵柄を見てデザイナー・嶋村美久(おのののか)から邪魔と言われ、泰子が友民亭を希望し紗理奈がピアスの男と揉めたと聞き、泰子が倒れ癌で余命1年と聞いた。
あかねは泰子の部屋で写真を見つけアキラが写り本名が山瀬陽二で梨花の恋人で、山瀬の死体が見つかり、剣崎は田上(小木茂光)から深追いを止められるが業務上横領の関連をあかねに伝え、あかねは飯塚に山瀬と紗理奈に業務上横領で脅されて居たと聞き、瑞枝から箝口令がひかれたと聞き、あかねは英子のモルホ蝶の絵柄のハンカチを見て泰子から梨花が好きと言ったと聞いた。
<以下、隠し字>
あかねは美久にモルホ蝶の絵柄を聞くと梨花が紗理奈の嫌がらせで作品が間に合わず自殺したが泰子に事故に口止めと聞き、剣崎からレイナのブログ情報を送られモルホ蝶を見つけ、あかねは泰子に接見し聞き、あかねはレイナこと英子に会いハンドクリームを現場で落としたと言い、剣崎は横領に怯える顔だと言い、英子は紗理奈に気づかれ脅され殺害し山瀬に金を渡し脅され殺害したと自供し、あかねは泰子が紗理奈と会社の復讐を狙うが出来ず殺害を目撃し、英子に母の様に親切にされ身代わりになったと聞いたと告げた。


監督:藤嘉行
脚本:ブラジリィー・アン・山田
出演者:賀来千香子・川平慈英・雛形あきこ・竜雷太・市川知宏・菜葉菜・宮川一朗太・山口翔悟・多岐川華子・おのののか・井上晴美・川村亜紀・小木茂光・前田希美・りりィ・中西良太・中村靖日
製作年:2015年


感想: 身代わり自首の動機を探す。
不自然な贅沢が疑いをもたらすが、動機情報は時間調整的に見つかる。
弁護士に色々な協力者が登場する。

ゴーストライターの殺人取材

殺害現場に捜査1課管理官・鮫島一希(鶴見辰吾)と刑事・里中(波岡一喜)と鍋島(上杉祥三)らが臨場しライター・河島雪実(大家由祐子)が絞殺され、売れない小説家・鮫島悠里(浅野ゆう子)は雑誌編集者の妹・彩乃(若村麻由美)から「大滝庵」創業者・大滝燐太郎(螢雪次朗)の自伝のゴーストライターを頼まれ、スイーツ「天熟ドルチェ」で成功し、断るが小説発注を言われ引き受けた。
悠里と彩乃は大滝家へ行き、家政婦・木島沙代(左時枝)の案内で妻・悦子(多岐川裕美)と「天熟ドルチェ」プロデュースの長女・千鶴子(中山忍)と副社長の長男・直樹(東根作寿英)と妻で商品アドバイザー・やよい(月船さらら)と会い、悦子は家族の絆を強調し、燐太郎は癌で寝たきりで面会した悠里に「家族反対でも書き続ける」と頼み「私は人を殺した」と告白し、容態が急変し死んだ。
一希らは雪実と男の目撃情報と手帳を調べ、燐太郎の葬儀に参列した悠里と彩乃は弟・一希と会い殺人事件被害者・雪実が燐太郎と会ったと聞き、悠里は彩乃から「直樹が会社の金をカジノにつぎ込む」「千鶴子が社内人事一掃のクーデターを画策」の週刊誌記事を聞き大滝家の内紛と雪実の殺人の関係を疑い、雪実の出版社編集長から真面目でスキャンダルは追わないと聞き、悦子は弁護士・宇佐美(神尾祐)に相談し、悠里と彩乃は燐太郎の蔵書を調べに行くと家族が口論し書斎で雪実のコラムを見つけ、鍋島が「大滝庵」の「天熟ドルチェ」の盗作問題を突き止め、悠里は雪実のコラムの取材先で坂口美波を訪ねると一希と里中に会い、美波から雪実殺害を知らず父の「坂口フーズ」開発品を見せ特許を「大滝庵」が出し、スキャンダル記事が雑誌に出て父が訴訟断念し自殺したと聞いた。
悠里は悦子の主治医を聞き主治医・徳間(掘内正美)から直樹の手の麻痺原因と家族の雰囲気の変化と燐太郎の依頼で雪実と会わせたと聞き、やよいから千鶴子と宇佐美のクーデターが本当と聞き、徳間が悦子に自伝中止と直樹の左遷と過去を話せと言うのを聞き、悠里は徳間を訪ね死体を見つけ、悦子から自伝中止を言われたが燐太郎から依頼され止めないと答え、大滝家は揉めた。
鍋島が雪実と徳間の殺害方法の違いを述べ里中は雪実と宇佐美と会うと知り千鶴子に聞くと部屋で死体で見つかり、彩乃は悦子のスポンサー解除を聞き徳間が産婦人科出身で直樹出産場所で、同期の医師から徳間が借金に困り辞め、当時捨子事件があり見つからず元警察官から失踪宣告で法律上死亡と聞き一希に連絡し、直樹と千鶴子とやよいが揉めて悦子が疫病神と言った。
<以下、隠し字>
悠里と彩乃は大滝一家を集め、宇佐美が千鶴子に頼まれ「坂口フーズ」のスキャンダルを拡げ調べた雪実を殺害し、燐太郎が40年前の沙代の息子の失踪宣告を殺人と言い残し、捨子の信義を燐太郎が息子にし、沙代は徳間と悦子の話しを聞き直樹を助ける為に徳間を殺害し、追いだそうとした宇佐美も殺したと自供した。
悠里は燐太郎が家族の幸福を求め過ぎたと言い、悦子は真相を知って直樹を愛せなくなり燐太郎は直樹を庇い千鶴子が不満に感じたと言い、燐太郎が直樹と千鶴子の不正を知り家族の為に最後に全てを明らかにすると決めたと考えたと言うと、一希から沙代の自白の連絡を受けた。


監督:橋本一
脚本:池上純哉
出演者:浅野ゆう子・若村麻由美・鶴見辰吾・多岐川裕美・中山忍・螢雪次朗・左時枝・月船さらら・東根作寿英・大家由祐子・波岡一喜・上杉祥三・掘内正美・神尾祐
製作年:2015年


感想: ゴーストライター・自伝・一家の確執・医師と弁護士と揃う。
盗作・横領・スキャンダルそして過去の出来事と定番が揃う。
人を殺したのダイイングメッセージの意味を追う。

このページの先頭へ