サスペンスドラマ2:「17」

女医・倉石祥子2

蒲田駿(小池徹平)は関東医科大学をやめるが送別会は、倉石祥子(片平なぎさ)の発案で病院の食堂になり、祥子は小田切澄江・細胞生命生物学教授(大塚良重)からおかずの小鉢を貰い、駿は赤井和義(大友康平)に祥子との関係を相談され困惑した。
祥子の勤務大学に木下健太(三浦涼介)が入院し、同大学准教授・木下さゆり(高橋ひとみ)の甥で病名は横紋筋肉腫・筋肉ががんに侵され彼の場合は、皮膚科医師・向田達也(篠田光義)の医療ミスが原因でがんが発病、転移が進み助からない状況だった。
健太が駿を見送り、山内晴美(瀬戸さおり)も見送った。
晴美が急死したが突然で祥子は疑問を感じ、皮膚科医師・杉山晃(中村誠治郎)の医療ミスが原因の横紋筋肉腫の患者と健太は知っており祥子がカルテを調べると見つからづ、翌日医師・杉山が心筋梗塞で死亡し、晴美の死因は別の病気だった。
赤井が帯広への転勤を打診され、小田切が赤井と祥子を訪ね、祥子は赤井に晴美と杉山の死の疑問を相談した。
杉山晃の葬儀で、祥子は晴美の父・尚三(河野洋一郎)と杉山の父・義満(名高達男)の言い争いを目撃し、祥子は数日前に杉山義満が病院でさゆりと会っていたと思い出し、赤井から杉山義満が病院に居たと聞くが記録がなかった。
駿が赤井から相談に呼び出され、杉山義満から祥子に電話で杉山晃の他殺の可能性の電話があり、翌日に祥子と駿が訪れると不在で、駿が赤井から入手した20年前の看護士リストで訪ね廻り、金井節子(西慶子)から杉山義満が医療ミスでくびになった噂を聞いた。
<以下、隠し字>
赤井は小田切が捨てたものを見つけ、祥子はさゆりに杉山義満の事を聞くと答えず健太が悪化し、さゆりは晴美の医療ミスを疑う祥子を健太担当から外し、健太は見捨てたと言い、赤井は晴美の死因が免疫的新治療の可能性があるが理由が判らないと言った。
祥子はさゆりの部屋から培養細胞を見つけ、階段から突き落とされたが軽傷だった。
健太が向田に迫ると祥子が止め、健太が晴美の死にさゆりが関わっていると言い、健太が倒れさゆりが特殊細胞を注射しようとしたが祥子と赤井が止めて、細胞培養技術の持ち主で20年前の医療ミスの遺族を疑った。
祥子は小田切に技術の隠蔽と悪用を言うと、息子のクローンを作る事と横紋筋肉腫の研究を話し、横紋筋肉腫の特効薬が出来た筈だったが晴美は副作用で死に、責任を取った筈の杉山義満の嘘を知り杉山晃を殺したと言った。
さゆりは20年前の医療ミスが自分がしたと言い、祥子はさゆりに健太と向き合う事を話し・・・・・・・・・・・。


監督:小林義則
脚本:加藤公平
原作:霧村悠康「黒い研究室」
出演者:片平なぎさ・小池徹平・高橋ひとみ・三浦涼介・大友康平・大塚良重・瀬戸さおり・中村誠治郎・河野洋一郎・名高達男・篠田光義・西慶子
製作年:2013年


感想: 同じ様な事がくり返されるのか。
偶然と避けられない事のなかに、隠避と疑惑が混ざる。

女医・倉石祥子3 死の最終診断

半年前に関東医科大乳腺外科教授・高垣(国広富之)の診察では乳腺症だが病理検査で乳がんと診断されたベーカリーショップ店長・宮崎小夜子(井上和香)の乳房全摘手術が行われた。
関東医科大勤務・倉石祥子(片平なぎさ)が蒲田(小池徹平)に准教授・赤井(大友康平)がプロポーズしたと話し、医学部受験に失敗した蒲田に看護師・青山(井出卓也)が話しかけた。
祥子は青山にがんの判断は病理医師がすると答え、同期の病理部准教授・寺内美子(大島さと子)が助教授・川上(佐野瑞樹)を指導し、美子が教授選に出る話をした。
小玉妙子の夫・和也(富田翔)が高垣に苦情に来て、蒲田が看護師で祥子と働くことになり、蒲田は高垣が神の手を持つと言い、青山は高垣と美子を目撃した。
祥子は美子の死亡を知り、黒田刑事は路上で倒れ発見され死因は急性アルコール中毒だったが、美子は酒が飲めず祥子は疑うが川上は美子が何かに悩み教授選も辞退と言った。
祥子は蒲田に疑問を話し、美子の携帯履歴から宮崎小夜子のベーカリーへ行き、乳房全摘手術の患者と知り、病理担当医が美子で切除側にがんが無かった。
祥子は同日の患者の取り違えを疑い他方の小玉妙子は死亡し、夫は高垣から見落としがないと言われ、先週に美子が来て、プレパラートが昼にあったが無くなっていた。
祥子は小夜子のベーカリーで蒲田と村田師長(阿知波悟美)に怒られ、病理保管室の監視カメラの映像に高垣が映り、祥子は直接聞くが答えず、小夜子のベーカリーで婚約者・池田(徳山秀典)に会った。
蒲田と青山は婚約者から再発の可能性と再建を聞かれ結婚の意思を疑い、患者・山岡(シルビア・ミサキ)に祥子は病理診断から手術の必要性を話し、入院患者・茂田(モト冬樹)は祥子の良さ言い、小夜子は婚約者から別れを言われた。
<以下、隠し字>
祥子は美子の書類を調べ川上は病理は間違わないと言い、プレパラートを調べようとした祥子が襲われ、高垣を疑うが部屋で殺害されていて、蒲田は高垣が病理結果を疑わなかった事が疑問で、赤井と祥子と蒲田がプレパラートを調べ取り違えが確認されたが不明の物が有った。
蒲田は小夜子に知らせ、祥子らがプレパラートを調べるが無く高垣の神の手伝説手術を思いだし見つけ病理担当が判り、祥子らは教授になった川上ががんを良性と嘘を言い高垣を脅し自信を無くさせ高垣が再度調べ、川上は知った高垣と教授選に出る美子を殺した。


監督:小林義則
脚本:加藤公平
原作:霧村悠康「死の最終診断」
出演者:片平なぎさ・小池徹平・大島さと子・国広富之・大友康平・井上和香・井出卓也・佐野瑞樹・モト冬樹・富田翔・阿知波悟美・シルビア/ミサキ・徳山秀典
制作年:2014年


感想: 医学問題を取りあげ、真相の一部は見えているが、その周辺がテーマだ。
やり直しの出来ない事と、他を比較する事の無意味さを描く。
思い込みが強い主人公も問題だが。

女医・倉石祥子4・死の内科病棟

関東医科大学病院医師・倉石祥子(片平なぎさ)は看護師・蒲田駿(小池徹平)と外来し、小児科医・陣内(小木茂光)が診察すると、突然に高倉(嶋田久作)が大声で騒ぎ祥子が止め警備員が来ると逃げ、看護師から陣内は冷静で1年前は現在祥子が当直勤務の大泉記念病院の小児科医と聞き、祥子は患者・中野マナミ(久家心)が苦手と思い出した。
祥子は大泉記念病院当直勤務で佐藤千尋(阿部朋子)を診察し呼吸異変を訴え、居た神林雪子(中別府葵)と今宮淳(根本正勝)が驚き、祥子は千尋から以前大泉記念病院の看護師だと聞き緊急に検査入院を言い、祥子は千尋から万一の時は医大を目指す息子を頼まれた、千尋が急死し雪子と今宮に様子を聞き調べるが原因不明で病室のごみ箱に花柄のティッシュペーパーを発見した。
駿が一緒に医大模試を受けた友人・大吾(多和田秀弥)が母・千尋の病室に駆けつけ、祥子は病理解剖を行うが不明で、葬儀で大吾は胃の痛みで倒れ病院に運び、陣内に手術が必要と聞き大吾から他の担当医を望まれ青山(井出卓也)が担当になり、祥子は大泉記念病院で千尋の死因を調べ今宮の態度に不審を感じ、青山は赤井(大友康平)と看護師・美鈴(岩佐真悠子)と葵(田辺岬)と春菜(西谷麻糸呂)の合コンで調べ千尋と今宮が揉めていたと聞き、祥子は雪子とマナミを見かけ千尋が陣内に勝手に病院を辞めたと聞いた。
祥子は今宮のロッカーで花柄のティッシュペーパーを見つけたが今宮が死んだ、祥子は駿と青山に不審と情報を話し合い、青山が大吾が消えたと知り、大吾がアパートの部屋を探すと高倉が来たが祥子と駿と青山が来ると逃げ、駿は1年前から千尋を尋ね入学金の入手先を疑い倒れ、駿は本当の病気を尋ね祥子は進行性胃癌と告げた。
当直の祥子は赤井から1年前に判らなかったか疑いを聞き、雪子に千尋の退職理由を尋ね部長(渡辺憲吉)に当直契約を打ち切られ、陣内に千尋が殺されたと告げ退職理由と高倉を尋ね、雪子が高倉に追われ陣内に助けを呼び、祥子と青山はマナミの持ち物に高倉の写真を見つけ、美鈴に頼み大泉記念病院で高倉愛を調べ1年前に胃癌で死亡し死因が抗癌剤の副作用で投薬ミスを疑い担当が千尋と今宮で当直医が陣内と知り、祥子と青山と赤井が話した。
<以下、隠し字>
駿はマナミを訪ねると様子が変で祥子に知らせ採血し輸血し回復しマナミに陣内と雪子の事を尋ね、大吾は陣内を尾行し医療ミスを問うと呼び出された高倉が来て倒され、高倉が陣内を問い詰めると、祥子と駿と雪子が来て止め祥子は高倉に雪子が1年前にも居て投薬ミスし陣内が隠蔽し、明かそうとした千尋が今宮に殺害され、陣内が今宮を金を要求され殺害し雪子は不倫相手の娘と言った。
祥子と駿は大吾に諦めるなと言い、千尋の気持を伝え、手術は成功し、抗癌剤治療を始めた。


演出:小林義則
脚本:加藤公平
原作:霧村悠康
出演者:片平なぎさ・小池徹平・小木茂光・嶋田久作・井出卓也・多和田秀弥・中別府葵・阿部朋子・根本正勝・岩佐真悠子・大友康平・渡辺憲吉・久家心・田辺岬・西谷麻糸呂
制作年:2016年


感想: 関東医科大学と大泉記念病院が混乱している気がした。
看護師の区別も付きにくい。
医師も歩けば証拠にぶつかる感がある。

遺品の声を聴く男4

遺品整理屋・各務章祐(奥田瑛二)は遺族代行を社長・玉枝陽子(渡辺えり)と後輩・樋口奈央(佐藤めぐみ)と行っていたが、娘の遺品をゴミという弁護士・長谷川伸之(中尾彬)が金はいくらでも払うが全て廃棄と依頼し、看護師の娘・香織(渋谷飛鳥)は崖から転落死で、アパートで各務は何かを物色していた若い男と会い出て行くのを見送り遺品整理を始めた。
患者宛の押し花付きメッセージカード・花の図鑑・桜のスタンプが押された沢村隼人(反田孝幸)の手紙・「小森」「乾」「羽田」の宛名の1万円の現金が入った封筒・編みかけセーター・印が付いたカレンダー・カセットデッキがあるがテープはなかった。
各務は警察官から、転落した香織は青紫の花を握り、香織の部屋には宛名のみのメッセージカードが1枚あり、勤務病院を訪ねた各務は事故現場で青紫の花がサワギキョウという毒性の植物で香織が事故ではない可能性を考え小森由起恵(加藤貴子)と出会い、陽子に沢村隼人の刑務所の調査を調べて貰い、各務は編みかけのセーターを持ち長谷川の自宅を訪ねたが、香織が事故以外の可能性を告げると驚くが聞かなかった。
沢村の前科が3年前に自動車事故で小学生3人を死亡させ、被害者の名前は小森・乾・羽田で、香織の部屋で有ったのが沢村と判明し、各務は被害者遺族を訪ね小森芳雄(田中要次)は香織が賠償金を持って来たが母・由起恵は金を受け取らず恨んでいた。
小森家のカレンダーに沢村の出所日に印があり、乾勲(森下能幸)は会わず羽田祐介(趙珉和)は許さなく、各務は再度香織の遺品を調べたが不法に侵入した沢村は奈央にナイフを突きつけたが各務がテープの事を話すと逃げた。
各務・奈央は警察に再調査を依頼し、小森から遺品整理の依頼があったが由起恵は自分のせいでなく沢村を非難して中止になったが小森は3年前の事を話した。
奈央は香織の死亡現場で男を見てそこが3年前の事故現場と判り、翌日沢村の死体がみつかり現場で小森由起恵は天罰で後2人と言い、各務は沢村の同乗者が医師と気づき坪倉晴彦(山口翔悟)らに会い確認した。
各務は長谷川に会い姪との気持の食い違いを話すと、娘の気持ちが最後まで判らなかったと答え、香織の思いを受け取らなかったのは遺族だと言った。
<以下、隠し字>
長谷川は羽田と乾と小森由起恵が会うのを目撃し、松崎刑事(デビット伊東)は遺族にアリバイがないと言い、長谷川は陽子に各務に聞けそうもない伝えてと言い、各務・奈央はテープを探し献花の下から見つけ、各務は沢村がテープを探していない事を知り遺品を探し証拠を見つけた。
長谷川は遺族の法事を襲ったが各務が止め、テープを聴かそうとするとある男が盗ろうとするが、各務は沢村が事件直前に撮った写真から運転していた真犯人を指摘し、警察が逮捕した。そして、・・・・・。


監督:倉貫健二郎
脚本:武田有起
出演者:奥田瑛二・渡辺えり・佐藤めぐみ・加藤貴子・中尾彬・渋谷飛鳥・田中要次・反田孝幸・趙珉和・森下能幸・山口翔悟
製作年:2013年


感想: 警察捜査でないだけに、地味でが勘違いから真実にたどりつく過程が描かれている。
そして、親子の色々な思いと食い違いが悲劇をもたらすがただその思いが伝わる事が出来た。

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