サスペンスドラマ2:「86」

弁護士 倉沢由法の事件ファイル

弁護士・倉沢由法(仲村トオル)はカフェオーナー・佐伯和志(大杉漣)から嫉まれ易いと言われ金にならない依頼ばかりの弱小事務所だと言い、高山晶子(室井滋)が建設会社社長・砂村正義(九十九一)殺害容疑で逃亡する息子・優太(細田善彦)を見つけて欲しいと頼んだ。
倉沢は警視庁捜査1課・望月冴子(戸田菜穂)から晶子との話しを聞かれ断り、新聞で砂村が更生保護施設と連携し犯罪歴者を雇うと知り、晶子と優太は2人家族だが晶子が10年会って居らず、保険会社の上司・岩下智巳(佐戸井けん太)から優秀だが査定調査部への配属に葛藤を抱えた聞き、元恋人・広崎恭子(佐藤みゆき)と会った。
倉沢と晶子は砂村建設で前科者の社員から怒鳴られるが社員・渡辺佳子(西尾まり)が止め当日の様子を聞き、社員旅行写真に恭子を見つけホステスと聞き、恭子は優太から頼まれて砂村の身辺調査でホステスになり、優太の連絡は途絶えると聞いた。
倉沢は晶子と優太の部屋を調べ、富山を往復したと知り、古新聞記事を見つけ「ショベルカーの事故死と、暴走トラック激突死」で、元検事の佐伯が後輩・中島に頼み資料を入手し、2つの事故死作業員は葛飾興産に勤め代表取締役は砂村だった、倉沢は佳子と会社買取を検討し、戸籍が変えられていると知り砂村を疑い病院で保険会社と提携し岩下担当と知り優太に知らせたと聞いた。
倉沢は晶子に砂村の保険金殺人の疑いを話し、佐伯からショベルカー事故の重傷者・片瀬栄治(日野陽仁)を聞き富山の藍染め公房に行き砂村と運転手・田村が命を狙い砂村が口止めし優太が探し因縁と聞き、晶子が勤務先医師・御子沢恵美(久世星佳)に辞めると言い警察の尾行を撒いて消えた、倉沢は冴子から晶子が姿を消したと聞いた。
晶子は岩下と会い、砂村の保険金殺人と岩下と砂村の関係を疑いトラック事故の容疑者・吉野は夫だと言い、岩下を眠らせて車で運び、・・晶子はローカル列車で老婦人(岩本多代)と会い、倉沢は刑事から岩下が遺体で発見されたと聞いた。
倉沢は冴子から岩下が一酸化炭素中毒死で自殺と遺書と優太の監禁を聞き、佐伯に告げると晶子が現れた、優太は晶子のメッセージを聞き、倉沢は冴子に岩下の自殺は疑問と言い父・吉野宗一(おかやまはじめ)の事故を聞き晶子に優太の調査理由を告げ隠し事を問うとクビと言われ、優太にメッセージを告げた。
<以下、隠し字>
倉沢は冴子から吉野と晶子の関係と優太が事故で3保険会社から支払われたと聞き、佐伯は倉沢を訪れた優太と倉沢を話し真実を大切にすると言い、倉沢は優太から砂村殺害で保険金詐欺を止めようとし、晶子が優太を吉野から引き離し吉野を殺しまた晶子が束縛しようとしていると聞き、晶子が優太に財産を残し死ぬ気と言い、倉沢と優太は晶子を探して「晶子が吉野が優太の命を金に換えようとし突き落とした」と言った。
倉沢は晶子に優太に裁判で戦うと告げ、晶子の弁護も行うと告げた。


監督:麻生学
脚本:大石哲也
出演者:仲村トオル・大杉漣・戸田菜穂・室井滋・細田善彦・日野陽仁・九十九一・久世星佳・佐戸井けん太・西尾まり・佐藤みゆき・岩本多代・おかやまはじめ
製作年:2017年


感想: 言葉とは異なり、弁護士が警察組織を上回る。
次々と詐欺が通るのも、厳しい。

探偵少女アリサの事件簿

篠宮殺害犯の息子を探偵・綾羅木孝三郎(岩城滉一)が捕らえたが謎は娘・綾羅木有紗(本田望結)が解いた、受刑者・相良恭司(宮川一朗太)が脱走し、孝三郎はロンドンへ出張し有紗は叔母・綾羅木瑤子(大河内奈々子)と実業家・須崎史郎(青柳文太郎)がレジャー施設を作りはじめた鬼雷島の屋敷に行き家政婦・奥野智美(名取裕子)が迎えた。
長嶺勇作刑事(矢野浩二)は松田翔子刑事(内藤理沙)に相良は芸術家で狂気の犯罪を重ねたと言い、有紗は天候が悪化した屋敷で招待客の絵画ギャラリー経営者・瑤子と弁護士・安東喜一郎(寺田農)と元料理人で料理研究家・栗田達夫(神保悟志)と経営コンサルタント・岩中聡(高杉瑞穂)と市議会議員・神木章介(田中圭)と会い、天候悪化で須崎は戻れなかった。
有紗は岩中の神木へのトランプのいかさまを見抜き、深夜に瑤子を神木と探し転落死体で見つけ電話が通ぜず宿泊客は互いに疑心暗鬼になり有紗は智美と眠り、2日目に有紗と智美と栗田が安東の死体を「室内で海水で溺死」で見つけ有紗が盗撮されていた、長嶺と翔子は相良が船で鬼雷島に渡ったと知った。
屋敷の鍵が壊され出入り跡が見つかり、飛び出した岩中を探すと「小瓶の青酸カリを飲まされ地中に埋めた」死体で見つかり、有紗は3殺人が「不思議の国のアリス」になぞえられたと気付いた、鍵と須崎の宝石が盗まれ隠し金庫で相良の手紙を見つかった。
3日目に有紗と神木は海岸で須崎の死体を見つけ、長嶺と翔子は鬼雷島に渡った6人の身元を調べ、有紗は神木が橘良太だと知り、迎えの船に4人が乗ると相良が操縦していた、長嶺と翔子は鬼雷島の屋敷を調べたが誰も居なく、相良は4人を拉致しようとしたが神木が海に逃げて長嶺と翔子に会い便利屋・橘良太と言われた。
橘は相良からの電話で6時間以内に本物の神木(田中健)を連れろと脅された、橘は神木から誤解と言われ秘書から「神木は20年前に故岩中幹事長の秘書だ」と聞き、故岩中幹事長の息子・輝彦(伊藤孝明)から「父が弟・聡の腎臓移植で相良の娘のドナー少女を死なせた」と聞いた、有紗は智美と逃げて相良と共犯を見つけ、橘は相良と写真に写る医師・栗田を見つけた。
<以下、隠し字>
相良と栗田が鬼雷島の殺人を話し、栗田が相良を殺害して智美を質に逃亡し、橘と長嶺と翔子が追うと栗田は飛び降り死に智美は不明で血痕が見つかった、有紗は橘と相良碧の墓で智美と会い碧の母で「栗田から相良が碧の臓器を売ったと聞き復讐計画を行い」、有紗は「栗田が智美の罪を被って死んだ」と言った。


監督:星田良子
脚本:谷口純一郎
原作:東川篤哉「探偵少女アリサの事件簿・溝ノ口より愛をこめて」
出演者:本田望結・田中圭・岩城滉一・神保悟志・大河内奈々子・矢野浩二・内藤理沙・寺田農・名取裕子・高杉瑞穂・宮川一朗太・青柳文太郎・田中健・伊藤孝明
製作年:2017年


感想: 推理ゲーム的な内容の繋ぎがつぎはぎに感じる。
動機は無い事には出来ないものか。
展開が急に大雑把になる。

駅弁刑事・神保徳之助11

弁護士・初瀬智久(正名僕蔵)は東日化学社長・菅原武弘(大河内浩)と秘書・小山真紀子(米田弥央)と総務部長・福沢(清水一彰)と会い、水島化工社長・水島茂則(松村雄基)は総務・草野早苗(古村比呂)と話し貯金した、日暮里署刑事・神保徳之助(小林稔侍)は駅弁を仏壇に供え翌朝に刑事・宮本修(松尾伴内)の知らせで現場に行き刑事・藤井直樹(大下源一郎)らから被害者の敏腕悪徳弁護士・初瀬と聞き、捜査1課係長・北村祐介(小林健)と刑事・魚住義人(中根徹)と刑事・堀口貞文(井上康)が来て、殺害時刻に賽銭泥棒が有った。
徳之助は殺害現場の神社に駅弁の材料を見つけ、日暮里署課長・安達康平(岡本信人)は1年前の親子交通事故死の3月前の無罪判決で父・五十嵐和也(池内万作)が恨み容疑者が病死と話し、1課長・澤本紀彦(西村雅彦)は北村に慎重な捜査を命じ、北村が交通事故を、魚住は東日公害訴訟を担当した。
徳之助はフリーライター・工藤美奈子(遠藤久美子)から神社駅弁が初瀬の出身地群馬県みどり市上神梅駅で売られると知った、北村は五十嵐を調べ、魚住と宮本は東日化学で解決済みと聞き、藤井らが他の神社でも少年グループの同様手口の賽銭泥棒を調べ、徳之助は水島化工工場で早苗の息子・翔太(林一敬)を見かけ賽銭泥棒を調べ殺害は否定され、隣人から水島が仲間と揉めたと聞いた。
徳之助は翔太の仲間を尾行して神社の犯行を問うと刺された、北村は澤本に徳之助を庇い捜査を続けた、徳之助は北村から水島化工が東日化学の孫請けで初瀬との関連捜査を命じられ水島がみどり市生まれと知り、徳之助は北村と上神梅で初瀬と水島が友人だと知った、徳之助は水島から初瀬とは会わず事件の関与を否定された。
藤井が早苗を尾行し、徳之助は翔太から神社で初瀬と水島が言い争い初瀬が倒れたと聞き、北村が水島を連れて、水島は「初瀬が経営を貶し5年会わず、1月前に東日化学の私腹を肥やす者を懲らしめると現れ神社で駅弁を食べ話すが揉めた」と言い、徳之助は付き飛ばしただけで致命傷出ないと言った。
<以下、隠し字>
徳之助と北村は五十嵐から初瀬と真紀子と尾行者を目撃したと聞き、福沢が初瀬殺害を自供した、真紀子は初瀬が福沢を告発すると孫請け会社が壊れるので脅迫すると言い、水島は初瀬がやり直す積もりだったと知った。


監督:山田光広
脚本:深沢正樹
出演者:小林稔侍・小林健・遠藤久美子・岡本信人・松尾伴内・大下源一郎・中根徹・井上康・松村雄基・正名僕蔵・古村比呂・池内万作・林一敬・大河内浩・西村雅彦・米田弥央・清水一彰
製作年:2017年


感想: 多数の事件が重なり、捜査も同様だ。
偽の手掛かりの比重が多く、それが全体を覆う。
事件以外の事もまた大きな比重だ。

犯罪科学分析室 電子の標的3

現金輸送車強奪事件が発生して、警視庁特捜本部で捜査1課長・岩瀬泰司(西村雅彦)と副総監・長曾我部隆治(山下真司)と参事官・西尾雅紀(久ヶ沢徹)らが対応し、犯罪科学分析室で室長・藤江康央(伊原剛志)と室員・大石浩平(皆川猿時)と天城久美子(佐藤めぐみ)と倉田剛士(手塚とおる)らが調べ、人質の警備員が刑事部長・黒川鉄晴(大和田獏)の息子と判り、車の場所を特定したがシステムが侵入されて通信が切れた。
アガサソリューションコンサルタント・沢渡加奈(高橋ひとみ)とサイバー本部長・織田圭一(梨本謙次郎)が指示し川崎工場街に捜査員が急行した、架線下で倉田と久美子がゴムバンドを発見し、藤江は現金輸送車と反対のトラックを見つけカラクリに気づき犯人を追いつめたが、高田義成(正名僕蔵)と林田美月(小田あさ美)が映像を監視し犯人を射殺し藤江へ布告し人質は死んだと言った、
1年後に西尾が誘拐され現金輸送車から2億円が強奪された、犯人が藤江に挑戦し映像に西尾が写り残り5時間と言った、大石と久美子は車を追跡し映像発信場所を調べたが偽で爆発が起きた、久美子が輸送車を見つけ爆弾を仕掛けられた西尾の孫の少女と犯人からの指示で誘導された。
倉田が西尾誘拐現場で違法カジノのコインを見つけ摘発者の中に警備員・鏑木洋次と闇金を見つけた、久美子は少女と現金を運び歩くと位置を追跡した藤江が来た、犯人は藤江に吊り橋から現金を投げ落とさせ爆弾を解除して現金を奪った。
藤江らは映像から警備員が鏑木でなく輸送車が2台有ったと知り、闇金の保有の美月が代表の倉庫と美月の航空便チケット購入を知り、犯人の通話に羽田空港の音を見つけ、空港の映像に闇金の写真に映る高田を見つけ、岩瀬が捜査員を手配したが空だった。
高田と美月と鏑木が横浜港に向かうと藤江と久美子ら警察が囲み、藤江が「高田の入国手段が船と知り羽田空港を偽装配備した」と言い、高田が電話を受けると射殺され、藤江と久美子らは西尾の死体を見つけた。
藤江らはもう1人の犯人の西尾誘拐目的を考え、藤江は加奈に会い1年前のシステム侵入が権限の有る内部者の情報が漏れて悪用されがレポート作成者・光本雅史(水上剣星)が無視されて自殺したと聞き、藤江らと加奈と岩瀬は1年前の調査委員会委員長が西尾で上司が織田と知り、家宅捜査で爆弾が見つかるが音信が途絶えた。
<以下、隠し字>
藤江はネットの光本レポートの公開要求を見つけ、侵入IDが藤江と判り、光本の家宅捜索で補導人物をリストアップして看護師・汐見一哉(笠松将)を思い出した、藤江は長曾我部講演会に現れた汐見を捕らえた、藤江は西尾と織田が違法カジノに出入りして美月に個人情報を盗まれ警視庁のシステムが破られ隠蔽したと闇金と長曾我部の繋がりを暴き、黒川の病院で藤江のIDを盗んだと言った。


監督:神徳幸治
脚本:武井彩・神徳幸治
原作:濱嘉之「電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央」
出演者:伊原剛志・手塚とおる・皆川猿時・佐藤めぐみ・正名僕蔵・大和田獏・久ヶ沢徹・水上剣星・笠松将・渡邉紘平・小田あさ美・梨本謙次郎・高橋ひとみ・山下真司・西村雅彦
製作年:2017年


感想: 犯人と捜査側が共に偽装をする。
コンピュータシステムでの捜査が主体だが、実は人間の記憶が分かれ目となる。
階層上の犯人を追い続ける。

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