サスペンスドラマ2:「45」

北海道警事件ファイル・警部補・五条聖子2

北海道警函館方面警部補・五条聖子(若村麻由美)が獣医・芳村大地(石黒賢)と函館山展望台に話があると呼び出されると仕事の話だった。
指導官・片桐(益岡徹)の連絡で現場・大沼公園へ刑事・八田(川野直輝)と向かうと所轄・仏田(本田博太郎)らが到着し、被害者はフリーライター・森下(有薗芳記)は撲殺で宿泊ホテルで新幹線絡みのパンフレットとパソコン等が見つかり取材対象は実業家・小日向冬美(川島なお美)で不明な女性の写真があった。
冬美は社長で道議会議員・唐沢(五代高之)と新規事業の説明を行い、聖子と八田に女性の写真が部下・下島泰輔(高橋和也)の知り合いと言い、泰輔は幼馴染み・佐々村理子(高橋由美子)で木古内の実家の食堂で働き新規事業説明会を手伝って貰い、木古内で聖子達は泰輔の母・勝江(浅茅陽子)と理子と幼馴染みの田原(小林正寛)から話を聞き、泰輔の話しを聞くと勝江は息子を怒った。
捜査本部で聖子は、理子が東京で看護師時代に安楽死殺人の罪で服役し森下が記事を書き、仏田は理子が犯人と疑うが聖子は見込み捜査に反対した。
泰輔が田原に新規事業への参加を誘い勝江と揉め、冬美は唐沢に道議会の協力を急かしたが、翌日聖子と八田が理子に話しを聞き田原は患者の妻と森下に騙され、出所後も森下に脅迫されたが、泰輔の会社で会ったと言った。
理子と八田は説明会に行き冬美と唐沢が道議会認可見込みを言うと大地が絶滅種の危惧を述べ、記者らは事業が危険と噂し冬美は東京本社の赤字は認め唐沢は手を引くと言い、冬美と部下・山倉(永倉大輔)は泰輔を責めた。
<以下、隠し字>
翌日函館港で冬美の刺殺死体が見つかり、田原と泰輔は新規事業と理子で揉め、聖子は大地から森下の現場の水芭蕉の写真を見て花粉の話しで、森下の死体移動を考え、冬美の死体の鉄分から死体放置現場を探した。
冬美の胃の海水からほたての卵が見つかり、木古内で田原の船が殺害現場で車から勝江の指紋が出て凶器が食堂の物と一致し自供し、遺留物を見て森下殺害も自供した。
聖子は大地と会い森下殺しの凶器を知り、勝江の自供が嘘と言い、聖子らは田原に会い凶器を見つけ、車の毛髪が泰輔の物で自供し・・・・。


監督:児玉宜久
脚本:松井信幸・村川康敏
出演者:若村麻由美・石黒賢・高橋和也・高橋由美子・益岡徹・浅茅陽子・本田博太郎・川島なお美・川野直輝・小林正寛・五代高之・有薗芳記・永倉大輔
制作年:2014年


感想: 旅情性は楽しみの1つだ。
詐欺が動機か、ミスデレクションか。
証拠が都合良く見つかり過ぎるがないより良いだろう。

検事・朝日奈耀子(14)

東京地検・朝日奈耀子(眞野あずさ)は医師免許を持つ検事で、上司・倉持哲也(北村総一朗)と宮崎礼子(大島さと子)の店で事務官・大山聡(内藤剛志)と、グルメリポーター・岡崎梨緒(中島ひろ子)がフレンチ料理・戸川進一郎(佐々木勝彦)の三ツ星レストランでのテレビ番組生中継中に息子のシェフ・戸川進次(河相我聞)の料理を酷評しその結果店の客足は激減し店を辞めていた。
進次と妻・戸川麻衣(中山忍)は屋台のフレンチ弁当を始め、進一郎が長野・横谷温泉山中で転落死し、梨緒が進次殺害容疑で送検され耀子が4日前進一郎が亡くなった日のアリバイを聞くと動揺し、梨緒は番組での事を恨んでいた進次にナイフで襲われ揉みあい鉄パイプが倒れ下敷きになり死んだ進次は事故死で正当防衛を主張した。
耀子は梨緒を処分保留にし、戸川父子の不審死を見直し進次は死後に遺体の右手にナイフを握らせたと医学的に判明し、現場に第3の人物がいたと捜査を進め、進次の妻・麻衣は進次は進一郎の死が不審で長野を訪れていたと言い、進一郎の巨額遺産を相続する妻・戸川亜里沙(北原佐和子)とレストランのプロデュースの経営コンサルタント・松沢順平(堀内正美)には戸川父子が死んだ両日のアリバイはなかった。
耀子と大山は長野で、第1発見者の仲居・佐伯美代子(酒井和歌子)から進次が訪ねてきて遺体発見時の状況を聞かれたと打ち明け、現場は道が狭く突き落とすのは容易で、そば屋で梨緒が来た事を見つけたが、梨緒の弁護士・西条哲也(増沢望)が梨緒の勾留は不当だとマスコミを扇動し耀子は梨緒を釈放し監視させた。
<以下、隠し字>
麻衣は進次が残したレシピノートから横谷温泉の美代子とそば屋を訪れ、梨緒に電話しアクセサリーを外して温泉に入った麻衣を男が見ていて、梨緒が姿を消し横谷温泉で他死体で発見され美代子が自首したが右手が悪く耀子は病気と思い、耀子と大山は梨緒殺害現場で凶器の石を見つけ美代子には無理で、麻衣は当日夜に梨緒に呼び出され死体を発見し美代子に見つかったと言った。
亜里沙と松沢が麻衣を遺産で責め、耀子は麻衣の妊娠を知り、横谷温泉へ梨緒と男が行っており松沢を疑い、翌日訪れた麻衣が松沢の首つり死体を見つけ梨緒と組んだ乗っ取りの遺書を残していたが謎が残っていた。
耀子は亜里沙から松沢の死体を見つけ麻衣を呼び出したと聞き、麻衣の幼児時代の養護施設を調べ美代子と麻衣と進次の関係を知り、美代子が真相を語り指輪を捨てた場所で眼鏡の破片が見つかりある人物浮かび、松沢殺害犯が判り・・。


監督:津崎敏喜
脚本:栗本志津香
出演者:眞野あずさ・内藤剛志・北村総一朗・大島さと子・中山忍・酒井和歌子・中島ひろ子・北原佐和子・河相我聞・増沢望・佐々木勝彦・堀内正美・松田悟志・木下あゆ美
製作年:2013年


感想: 犯人特定に論理性と偶然が絡ますと流石に無理がある。
複数犯になるがそれも、微妙だ。
同じ事を繰り返し調べる感もある。

京都南署鑑識ファイル8・氷上の連続殺人

京都スケートリンクでインストラクター・白石沙織(阪田瑞穂)が、黒いフードの何者かに正面から刺され、京都南署鑑識官・円城寺りつ子(田中美里)や志賀主任(小林稔侍)や大山刑事(東幹久)や常盤康介(長谷川朝晴)らが調査し、足のサイズは24.5センチで、大山は玉木課長(黒田福美)に1月前の事件との関連を疑った。
捜査会議で犯行声明があり手口が酷似し、府警は連続通り魔事件と断定するが、りつ子は1月前の通り魔事件犯人は左利きで身長とスケートリンク事件犯人の足のサイズが合わず、通り魔を真似た模倣犯の可能性を言うが府警1課・江藤(堀部圭亮)に否定された。
りつ子は、志賀たちとリンク上で再現実験しスケートリンク事件の犯人は右利き推定身長165センチという検証結果が出、大山は江藤と交友関係を捜査しアパート管理人は1週間前に空き巣が入り沙織は通報しなく姉・久美(中村愛美)を電話で責め沙織と久美は異母姉妹で母の遺した土地で揉め久美の美容院は借金を抱えの足のサイズは24.5センチで、大山は久美を疑うが江藤から本部に報告する必要はないといわれた。 久美が店内で刺殺死体で発見され犯人の足跡は24.5センチで、大山は姉妹殺しは通り魔を模倣した同一犯と主張するが江藤は認めなく、通り魔事件容疑者・吉田卓也(後藤健)が確保され姉妹を殺しは模倣犯と判明し合同捜査本部は解散した。
江藤が別れた妻・岡崎雅代(国生さゆり)を訪れ死んだ息子・良太を話し、スケートリンク事件被害者・沙織が母の看護で家宅捜査で大手美容サロン社長・上條美那子(夏樹陽子)から合計1000万円の金を貰っていたと判り、美那子は5年前交通事故でオートバイの男子高校生を即死させ沙織が目撃者で、死亡した高校生は江藤の息子だった。
志賀と玉木とりつ子が江藤の事を話し雅代から再捜査を言われ、志賀とりつ子が雅代を訪ね納得行かなかったと聞き、指紋と足のサイズを得て、大山は美那子から同乗者・田中久夫を聞くが不明と答えた。
<以下、隠し字>
りつ子が帰り伯母・久坂竜子(茅島成美)に梅津武(合田雅吏)のバイオリンリサイタルに行けないと言いパンフレットから梅津の本名が田中久夫と知り、梅津の婚約を美那子が聞き会い5年前の身代わりを言うと、大山が来てが否定し証拠を求めた。
梅津武の遺体がトラックの荷台で見つかり、刺殺で打撲があり突き落とされ荷台に落ちたらしく、殺害現場の特定を科捜研・及川(小林千晴)に頼み京友禅の下絵の材料が見つかり、梅津の婚約者の部屋で血痕を見つけ蛇口の指紋は江藤だった。
江藤が消え、大山らが美那子の行き先に行き襲うのを止めたが、りつ子は茶色の繊維が気になり現場でボタンを見つけ雅代の指紋が見つかり・・・・・・。


監督:樹下直美
脚本:福島治子
出演者:田中美里・小林稔侍・東幹久・黒田福美・国生さゆり・堀部圭亮・夏樹陽子・合田雅吏・茅島成美・長谷川朝晴・阪田瑞穂・中村愛美・後藤健・小林千晴・
制作年:2014年


感想: 犯罪構造と捜査過程がシンプルに描かれ無難だ。
動機や過去の事件の設定は、逆にいつものパターンだ。
後は、登場人物の設定次第だ。

終の棲家

前編:2014年7月20日:49m
2014/3に老人の孤独死で警察が訪問診療医師・平林彰(平泉成)に事情を聞いた。
大日新聞・社会部新人記者・麻倉智子(桐谷美玲)は、在宅介護の利点をアピールする記事を企画するがデスク・的川康弘(相島一之)や先輩記者・原島大悟(加藤虎ノ介)は現場取材がないと忠告し、智子は銀愛会ケアセンターでケアマネジャー・秋本直己(岡田義徳)に介護老人に素晴らしさを聞きたいと言った。
2日後に岩崎清三(織本順吉)と芙美子(大方斐紗子)夫妻を取材すると智子に清三は自宅が良いと言い、秋本は疑問で芙美子にも聞く様に言うが、智子は不要と言い的川は片方の取材は問題と指摘し、秋本から清三が死に記事はキャンセルと連絡があった。
秋本の依頼で智子は葬儀に行き岩崎家は在宅介護の問題が集まり、清三は自宅で悪化し芙美子の負担が大きくなり不満を言われて自分を責め気がおかしくなる寸前で、秋本は現状を記事にして欲しいと言い、部長・簑田守彦(今井雅之)は智子に管理室への移動を告げ、智子は結果を求め、秋本は梅田春江(佐々木すみ江)宅を紹介し娘・河村慶子(古村比呂)が週1回3時間かけて来ていたが、春江は寂しさで死にたいと言い、娘には生活があり無理は言えなく、平林が来てどこにも事情はあり余計な助言を非難し、秋本は智子に地域で介護サービスが異なり娘は同居になると言った。
秋本は智子に片岡崇(麿赤兒)を紹介し片岡はヘルパー・水谷弥生(竹内郁子)の不満を述べ、息子・幹彦(橋爪淳)は名古屋に転勤し父を施設に入れたいが崇が拒否し、秋本は智子をケアセンターに連れ崇のプランの見直し会議で介護側・藤木麗子(池上季実子)は無理・平林は医療との協力が必要で、秋本は智子に在宅介護は素晴らしいかと聞いた。
智子は実家で父・幸吉(沼田爆)が幸せと言うと姉・陽子(遊井亮子)が智子渡米中の母・優美子(田島令子)の苦労を言い、智子が平林に取材を申し込むと患者が本音を言えないと断り、梅田春江の死を知り秋本が智子に現実を話すと、片岡崇の死を知った。
智子が取材者が死んだと言うと原島は平林の訪問診療を聞き、平林の自殺を手伝う様な記事を見せ自殺幇助の可能性を言い、智子と原島は幹彦に会い平林の事を聞くと仕事を止めると共倒れになり限界なら方法はあると相談されたが頼んでいないと言い、原島は平林が単独で決めた可能性を言った。
智子に平林に呼び出しの電話があり、原島と訪問すると・・・。
(続く)

後編:2014年7月27日:49m
(承前)
智子は、取材した介護老人・岩崎と梅田と片岡が連続死し、3人とも平林医師の訪問診療を受け平林が安楽死に賛成らしき意見を発表し、記者・原島は怪しいと考えた。
平林から話があると電話がありクリニックに出向くと、本人はおらず知合いの薬学研究者・雨宮(中村育二)も呼ばれていて会うと、依頼された薬の分析結果を知らせに来て抗癌材の副作用の事を聞いた。
平林は智子と原島に調べ廻る事を止めて欲しいと言い、薬の副作用の調査理由の解釈で意見が別れ、智子は直接に聞くが慶子は批判し家族から触れないで欲しいと言われ、ケアマネジャー・秋本は記者は事件にしたいと言い、智子と原島は対立した。
智子は母・優美子の電話で長生きは望んだがホットもしたと聞き、岩崎芙美子は認知症で岩崎清三の死を知らず水谷は介護法改正で時間がなく見落とす事も増えたと言い芙美子も水谷も死んだ方がましかもと言った。
平林は原島が提示した薬の処方を否定し、智子が薬のすり替えを言うと平林は否定し可能な人物も言わず、智子は水谷に会い身内だが憶えていなく60点くらいが丁度と言い、秋本の家族の孤独死と強い思いを話し、智子の問いに水谷は死なせてやりたい事もあるが介護と思っていないと言い、平林が向かった岩崎芙美子へ原島と行くと、緊急治療中で約束を破ったと言い、センターで秋本は梅田と片岡から頼まれて薬をすり替えたと言った。
<以下、隠し字>
智子が片岡幹彦に取材して、平林が薬に気づき警告したが公表まで待って貰い岩崎は自然死で、秋本は智子が事件にならないと記事にならないと教え新しいケアプランが必要と考えたと言い、智子に真剣に考える記事を書いて欲しいと言った。
智子は皆の努力を踏みにじったと言うが、秋本は感謝されるだろうし智子の甘い話しは誰も読まないと言い、原島は秋本の言葉に悩む智子に秋本に言った「あなたは間違っている」内容を一面記事に書かせた。
的川と簑田は署名の特集記事と連載を指示し、原島は署名記事からが勝負と言い、智子の「終の棲家」の連載を母・優美子や編集部が読み、平林に智子は家で死にたいのでなく生きたいと言い、平林は若い者が変えて行く事を信じようと言い・・・・。


原作・仙川環「終の棲家」
脚本・田辺満
演出・藤井裕也


感想: 出口の見えない介護問題に無知と理想から取り組んだ新人女性記者が望む。
在宅介護の問題に焦点が大きいが、介護問題全体にも共通だ。
理想と現実を埋めるものは何だろうか。

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