サスペンスドラマ2:「69」

広域警察(7)

神戸の政治懇親会で海鳴市会議員・上村康介(井上智之)が殺害され父の元市長・上村穣一郎(不破万作)が見つけ、翌日に東京の徳島県人会に広域捜査課長・高村(大杉漣)が行き東圭太(高橋克典)や中西みどり(小川菜摘)や吉岡(山口大地)らと話し会長・穣一郎が到着し海鳴市会議員・坂東深雪(清水美沙)や夫・道明(冨家規政)や秘書・室田咲子(中田喜子)らに挨拶し、みどりらが深雪と康介とのゴシップを噂し、女が深雪を刃物で襲い東が阻止し逃走し、深雪は次期市長選立候補し徳島に戻り吉岡が警護した。
広域捜査課は女が銀座のホステス・本条恵美(滝沢沙織)で康介と深い仲と判り、翌日に恵美が徳島で目撃され、東は高村から20年前の深雪の父で海鳴市長・佐伯(福田裕也)の不審死で警察は自殺とし深雪が再捜査を訴えたが取り下げられたと聞き、東と水沢(南圭介)が徳島で深雪をホテルへと移し、穣一郎に脅迫文を尋ね、高村らは道明を会社に訪ね遍路で妻と出会ったと聞き、東と水沢は恵美が車を乗り捨てたアミューズメント施設で社長・倉橋(井田國彦)と会い穣一郎と親しく、監視カメラは故障中だと聞いた。
深雪のホテルの阿波踊り体験イベントに深雪も参加すると恵美が包丁で脅し連れるが東が防ぎ、深雪は無事で道明が非難し、恵美は逃走し深雪が康介殺害と思っていると判り、東らは倉橋の店で臼井(岩城滉一)を見かけ家宅捜査で誰か倉庫にいたと知り、穣一郎が市長選へ立候補を表明し、深雪は極楽寺で住職に会い咲子が記憶力が衰え引退を言った。
東は深雪が20年前の事件の真相解明を聞き、大阪で倉橋が恵美と揉め、翌日恵美の遺体が大阪湾で発見されたが関係者にアリバイが有り、高村と東は20年前の佐伯発見現場で他殺を疑い、恵美の寺参りを調べ、東らは倉橋を店に訪ねると穣一郎と道明と居て、東は深雪の目撃者探しを考え参り札を調べ道明の札を見つけた。
東と高村は深雪から匿名手紙で20年前の目撃者探しを聞き、倉橋を尋ね元刑事・臼井が匿名手紙を書いたと知り道明拉致を聞き、深雪と共に道明に目撃情報を問い犯人は若いバイクの若者と通報したが翌日穣一郎から金を渡され取り下げ犯人は康介と倉橋で、悔いから深雪に近づいたと聞いた。
<以下、隠し字>
深雪は手紙を康介に見せ反応を見たと言い、東と高村は倉橋を聴取し穣一郎から言われ恵美を利用し大坂で金を渡し別れたと聞き、東は佐伯と穣一郎が親しかったと知り穣一郎が裏切ったと考え恵美の死因を調べ鳴門から大阪まで海流で6時間で鳴門の監視カメラで恵美を見つけ、深雪の事務所を家宅捜索し咲子の病院通いを知り雑誌の切り抜きを見つけ脅迫文を作ったと知った。
穣一郎が呼び出され、東が深雪に20年前の復讐と恵美の襲撃を止めたと動機を伝え、咲子が穣一郎を襲うと東らと深雪が来て止め、高村は佐伯と咲子が交際し咲子も犯人を見ていたが不倫で、穣一郎が事件を揉み消し認知症で時間が無くなった咲子が康介を殺害したと言った。


監督:吉川一義
脚本:鈴木智
出演者:高橋克典・清水美沙・滝沢沙織・南圭介・山口大地・冨家規政・井田國彦・小川菜摘・不破万作・中田喜子・岩城滉一・大杉漣・井上智之・福田裕也
製作年:2016年


感想: 20年後に隠された事件が動く。
そのきっかけは何か、次々と当時が明らかになる。
動機が意外と明確だった。

女検察事務官 黒坂百合子

オカマ・夜桜舟子(近藤芳正)らが「乙姫の館」で黒坂律子(酒井和歌子)と妹・黒坂百合子(岡江久美子)と飲み騒ぎ、翌日に百合子は律子から娘・沙也香(吉田里琴)の事で呼ばれ別れた元夫と逢い、廃工場で堂島佐和子(山口あゆみ)がスポーツジム経営者・山際良和(山崎潤)にレイプされかけ通り掛かりの新藤(中林大樹)が金属バットで殺し逮捕された、月島の律子のクレープ屋で百合子は弟・サブ(稲葉俊哉)に沙也香の相談をし、律子と舟子と南ママ(橋本じゅん)が事件を聞くが捜査は口外しなかった。
上司・稲田(金田明夫)が新人検事・中原(永井大)に事務官・黒坂百合子を会わせ新藤事件らを担当し、中原と百合子は新藤を聴取し、良和は頻繁に裁判沙汰を起こし、百合子と中原は刑事・明石厚子(清水めぐみ)と宗像(宮田俊哉)と現場で行動を確認し新藤の供述に嘘を見つけ、佐和子を訪ねると新藤を庇い多数請求書を見つけ、新藤の会社で金属バットの所持を尋ね自分から野球大会に出ると聞き社員が無実を訴えた。
百合子は中原を「乙姫の館」に連れ南ママに新藤を聞き、中原は酒に弱く酔い正義漢が強いと判り、翌日に百合子は明石から新藤に良和の殺害動機の連絡を受け、百合子と中原はビル屋上で明石と宗像から先日に塚本瞳(広瀬みか)が「木綿のハンカチーフ」を歌い自殺し新藤の元恋人で原因は良和に睡眠薬を飲まされ強姦された事で、瞳は吉田麻美(ふせえり)の紹介で良和の会社で経理を行い麻美が睡眠薬を飲ますのを目撃したが裁判で義弟の弁護士・山際睦夫(山崎樹範)に証言が潰された。
百合子と中原は新藤に瞳自殺事件を聞くと知らなく天罰と答え、麻美から嘘の証言をし気を使った瞳が金を振り込み睦夫が通帳コピーを持つ訳は不明と言い、睦夫は良和の死に興味を示さず、佐和子が記者会見で警察と検察を非難し、人権派弁護士が付いた理由を百合子は明石に捜査依頼し、明石は睦夫と佐和子との愛人関係を伝え、宗像が良和と睦夫の仲が悪かったと言い、中原は良和の遺産を考え、百合子は新藤と佐和子を結び付けた人物の存在を考え「木綿のハンカチーフ」が絡むと考えた。
稲田は中原と百合子に個人情報が公表と伝え、嫌がらせが増え沙也香も受け、中原が休み百合子が中原を説得し父・守(原田大二郎)が止めるが中原は百合子と瞳の故郷田辺市に行き、生家は薬局だが父・幸夫は借金で逃げ瞳は実家に引き取られ麻美は幸夫の幼馴染みで、1年前に上京し麻美が瞳を訪ね「木綿のハンカチーフ」を歌い始めたと聞いた。
百合子と中原は麻美から金を振り込んだ相手は瞳で無いと聞き、佐和子が死体で発見され百合子と中原は明石からパソコンの遺書と新しいテーブルクロスの下の傷跡を見せられ偽装の可能性を聞き、百合子と中原と明石と宗像は睦夫に会いに行き毒薬を飲まされた睦夫を見つけ病院に運びタリウム中毒らしかった。
中原は新藤を聴取し百合子と「木綿のハンカチーフ」を聞くと反応し、犯人が睦夫に毒薬を飲ませ解毒剤で何かを聞きだそうとしたと考え、「乙姫の館」に酔った律子を迎えに行くとシャリーヌ(Sharo)が禁止と「木綿のハンカチーフ」を歌い帰ると沙也香が戻り、百合子は幸夫を考えシャリーヌに南ママの娘を聞くと自分で、娘持ちを聞いた。
<以下、隠し字>
中原と百合子は新藤を聴取し謝罪し、塚本幸夫を探し瞳が上京し父に追い出された所に新藤が会い塚本幸夫(近藤芳正)・夜桜舟子を取りなし、瞳の死後に舟子と復讐計画を練り良和を殺害し、舟子が睦夫に毒を飲ませたと告げ、舟子が麻美を殺して自殺すると言うと新藤は田辺市に麻美を追ったと自供し、中原と百合子は田辺市で麻美を襲う幸夫を見つけ百合子が意見し幸夫は逮捕され良和を殺したと言い、中原と百合子と明石と宗像は退院する睦夫を佐和子殺人死体遺棄で逮捕し、佐和子が良和殺害に荷担させ脅したと告げた。


監督:松本健
脚本:今井詔二
出演者:岡江久美子・永井大・金田明夫・吉田里琴・清水めぐみ・宮田俊哉・橋本じゅん・Sharo・稲葉俊哉・ふせえり・山崎樹範・中林大輔・山崎潤・広瀬みか・山口あゆみ・原田大二郎・近藤芳正・酒井和歌子
製作年:2016年


感想: 地味な事件そうに始まり、コメディタッチで進む。
次第に検事の本質に迫り、検察と警察が協力して解明に当たる。
真相のヒントは少ないのは、やむを得ないだろうか。

嫌われ監察官 音無一六3

警視庁監察官・音無一六(小日向文世)は不正行為の刑事に処罰を言い渡し逆恨みで襲われ怪我をし、病院に警務部長・千住遼子(田中美佐子)が来て、刑事部長・七尾(石丸謙二郎)はやり方に問題があると言った。
2月後弁護士・五十嵐(長棟嘉道)が海辺で絞殺され、その1月後に芸能プロダクション社長・十文字みどり(宇津井香織)が毒殺され、五十嵐の遺体に百人一首の藤原敦忠の上の句がみどりのには下の句の札が残され、湾岸北署刑事課・水守(西山浩司)と三条渚(中越典子)と高崎(松田悟志)と末次(伊与勢我無)らに管理官・飯塚(矢島健一)が恋愛絡みの怨恨の連続殺人と推測し模倣犯防止でマスコミに伏せ捜査を進めるが犯人逮捕出来なかった。
音無が捜査本部の監察を宣言し遼子からある任務を任され、居酒屋主人・二宮(小野武彦)と元監察官・藤代(宅麻伸)を話し、音無が刑事の個人面談と捜査を監察し、高崎が過去に問題を起こし藤代の温情で処分が軽くなっていて、音無は水守らの捜査に同行しみどりの事務所社員に質問し、宗教団体・幸愛の光で抗議活動の被害者の会代表・原雅義(井上高志)を見て、被害者の会と居た五十嵐弁護士殺害に関与と訴えるが広報・真柴(尾上寛之)は全員アリバイがあると否定し、音無は藤代と逢い数年前に警察を退職し探偵で幸愛の光を調べていて、三条は七尾に呼ばれ音無の監視を命じられた。
心臓外科医・小玉(大家仁志)の刺殺体が発見され右近の百人一首の札が残され、飯塚は今回も怨恨の線とするが音無は異を唱え天誅殺人と述べ、捜査員は被害者を調べ被害者の会・原が前代表・田辺(藏内秀樹)が自殺し仕組まれたと主張したがアリバイがあり、マスコミに伏せた捜査情報が漏れ新聞に詳細が掲載され、音無は高崎を疑うが捜査課員に否定され、藤代に高崎の事を尋ね遼子から高崎の捜査を言われ、高崎が捜査情報を売るのを目撃し、高崎を訪ね情報漏洩を問うと翌日に高崎が自殺したと聞いた。
音無を三条が尾行し、音無は刑事を守る最後の砦と言い、遼子は藤代に音無の辞表を相談し大丈夫と聞き、音無は飯塚らに目的は高崎の捜査と打ち明け五十嵐殺害の疑いで捜査を促し、三条に音無を尾行するのが刑事の仕事かと問うた、三条は七尾に止めると告げ捜査に戻った。
<以下、隠し字>
音無は三条と高崎の部屋を調べ蛍光灯が取り替えられ他殺を疑い、幸愛の光の被害者リストに田辺がなく知人が被害者で自殺と知り百人一首研究会の顧問で、3人の殺害方法が違うのが疑問で単独犯が盲点と考え、防犯カメラ映像でみどり殺しの容疑者を見つけた。
音無は三条に花の色が違うと言い芙蓉は時間で色が変わり、真柴の写真の花の色でアリバイがないと知り部屋を調べパソコンのパスワードを探し長谷部を狙うと知り、殺害間際に警察が押し込み止め、音無は真柴から五十嵐殺害とサイトに仲間が集まったと聞き捕らえ、音無は藤代に母を幸愛の光に誘い込まれ高崎殺害を告げ遼子が見向いたと言った。


監督:倉貫健二郎
脚本:大浜直樹
原案:酒井直行
出演者:小日向文世・中越典子・宅麻伸・松田悟志・矢島健一・尾上寛之・西山浩司・井上高志・田中聡元・伊与勢我無・石丸謙二郎・小野武彦・田中美佐子・長棟嘉道・宇津井香織・大家仁志・藏内秀樹
製作年:2016年


感想: ドラマ向きのテーマを多数盛り込む。
結果は分散し、個々がぼけた感がある。
現実に犯人名がでない事件も生じた。

オバベン2 京都ふたりの女弁護士

京都の笠木法律事務所弁護士・富永優美子(羽田美智子)と弁護士・笠木一子(杉田かおる)が事務員・熊野マキ(青山倫子)に案件を尋ね、笠木駿(玉山詩)が学校から帰り、優美子と一子は方針で対立し、電話で人を殺したと聞き現場の一之瀬家キッチンで一之瀬ホテル常務・一之瀬貢(津田寛治)が胸に包丁を刺し死に香川安子(遠藤久美子)が調理中に貢に襲われ咄嗟に刺したと言い、貢は社長・真央(原田夏希)の夫で安子は秘書と言い、優美子と一子の旧知の刑事・小金井(山田純大)らが来て逮捕した。
叔父の専務・東次郎(三浦浩一)と真央が運転手・村上(中西良太)と弁護士・春日(水上竜士)と帰宅し、真央は優美子と一子に会い安子の言葉を信じ貢に否定的で、優美子と一子は小金井は家政婦・佐藤朋美(松井紀美江)が凶器の包丁は知らず、真央が購入と知り同行し、真央は貢に高額の生命保険を掛けホテルの経営が悪いと判明した。
一子は安子が供述を変え真央が事件に関わると聞き、真央は殺人容疑で逮捕されたが否認し優美子を弁護人に指定し叔父・東次郎と春日が信用できず、一子は村上から安子の両親が昔一之瀬家に住み働くが不審火で死に、その後安子は大学まで通わせて貰い真央に頭が上がらない立場と聞いた。
優美子と一子は容疑者2人を別に弁護になり優美子は事務所を出、安子は併合裁判を望み、優美子は真央から家の高級包丁は切れ無いと聞き左利きと考え、法廷で優美子と真央、一子と安子が揃い審理が始まり、安子は黙秘し真央は無罪を言い、監察医・石井が刺殺が複数と言い、朋美の包丁の証言を優美子が崩し、優美子は真央から生命保険で安子に冗談で殺してと言ったと聞き朋美に証言を求め、一子は正吉に安子の立場の証言を聞いた。
優美子と一子は会い、第3回公判の被告人質問で安子は黙秘し真央は全て否定し、第4回公判で安子は真央に前日に頼まれたと証言し、優美子は真央に接見し貢の浮気と知り、優美子と一子は小金井と朋美と村上に昔の不審火を尋ね現場に真央の通信簿が落ちていたと聞き、マキから4年前の安子と貢の写真を見せられ山岳バーマスターから偶然会い事件前にも久し振りに来て六法全書を見ていたと聞いた。
<以下、隠し字>
第5回公判で優美子は真央に料理する理由が安子のアドバイスと聞き、安子が真央を操って居たと言い、一子が対質質問に変え昔の不審火で真央が通信簿を燃やし損ねて出火し、安子が両親を殺された真央を憎み、一子が貢が正当防衛を調べ安子に自身の殺害を依頼し保険金を狙い、優美子は貢の浮気相手が安子で貢の殺人依頼を受けたと言い、一子は傷が2つで安子が殺せず貢が自分で刺し安子が止めたはずみで深く刺さったと言った。
真央は無罪になり、優美子は自身が許せなかったと言い、一子は安子にためらいは真央が好きだった為と言った。


監督:山下智彦
脚本:瀧川晃代
出演:羽田美智子・杉田かおる・青山倫子・山田純大・いわすとおる・玉山詩・原田夏希・遠藤久美子・津田寛治・三浦浩一・中西良太・松井紀美江・水上竜士
製作年:2016年


感想: 裁判で明らかになる構成のドラマ故に警察捜査がされささ過ぎだ。
物証が無く証言が変わると一転する。
判決も、同じ立ち位置で決まる。

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