サスペンスドラマ2:「15」

税務調査官窓際太郎の事件簿29

森村(北村総一朗)が奈良観光開発協会理事・乾健太郎(田中健)と娘・万里子(原幹恵)と東京で話すと、健太郎が国交省事務官・上原(中西陽介)と京都府議・柿田(藤堂新二)とで奈良県代議士・玉井(横光克彦)の事で揉めた。
塩見(スギちゃん)が世田谷南税務署・窓辺太郎(小林稔侍)に税務相談し、事務所で島崎(渡辺いっけい)統括官と北島冬美(小林千晴)らから文句を言われ、元上司・森村から開通計画の新高速鉄道で奈良と京都が対立し陰の税務調査官・窓辺に相談し、健太郎が反対の万里子と恋人・真島良介(佐藤アツヒロ)も頼まれ、家で窓辺トメ(野村昭子)と矢田秋男(出川哲朗)が冷やかした。
窓辺を椿薫(麻生祐未)が送り出し、奈良で窓辺は統括官から万里子が担当とされ、土産物屋店主(佐藤蛾次郎)の香木の不正を暴き帳簿記入を勧め、万里子から国交省・真島を紹介され父が京都府議で健太郎が反対と聞き、健太郎に研修と挨拶し葛工場を見たが壺の鑑定で答えず、真っ直ぐな性格だと言い良介の姉・武藤悠子(生田智子)の店に行き板前・辰巳(大西武志)の料理を楽しんだ。
窓辺を悠子が訪ね奈良を観光し、玉井が演説で新高速鉄道建設を訴え、良介から太郎らは玉井が建設予定地を買い占めている噂を聞き、窓辺と万里子が調べ視察中の玉井に会い、窓辺は建設予定地情報の漏洩を疑い薫に資料を頼み、窓辺は万里子と良介と悠子から柿田殺害で健太郎が重要参考人で警察に呼ばれたと聞き、薫が窓辺を訪ね陰の税務調査官としれて、窓辺は良介に柿田の身辺調査を頼み、窓辺は玉井への情報漏洩を疑い薫が玉井の後援会長が関わると言い、万里子が良介と別れたいと言った。
<以下、隠し字>
窓辺は健太郎から玉井の不正は知らないと聞き、玉井は窓辺と良介の動きを知り良介が襲われ重体で病院に運ばれ土器の欠片を持ち、薫が辰巳を見て包丁を持つと窓辺が玉井へ行くのを止め、窓辺は薫から上原逮捕を告げ柿田らから賄賂を取り、窓辺は健太郎に壺は偽と事実を聞き、玉井が土地を買い占め観光開発協会にも振り分けたと知り、聞いていた万里子らに想いが伝わらないと言い健太郎から証拠を受け取り、東京で薫から令状を受け取り玉井事務所の査察を行い裏帳簿を見つけた。


演出:山﨑康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・麻生祐未・出川哲朗・小林千晴・野村昭子・北村総一朗・大西武志・田中健・原幹恵・佐藤アツヒロ・佐藤蛾次郎・渡辺いっけい・スギちゃん・藤堂新二 ・中西陽介・横光克彦・生田智子
製作年:2015年


感想: サスペンス的には地味だが、税のテーマが豊富だ。
プラスのテーマも抑えて、完成度を上げる。
森村の地位が微妙だ。

税務調査官窓際太郎の事件簿30

世田谷南税務署・窓辺太郎(小林稔侍)は町で東京国税局特別監察官・木島華子(内山理名)に会い、署で北島冬美(小林千晴)が統括官・島崎春男(渡辺いっけい)が署長に呼ばれ、島崎から徴収率が悪く監察が入ると聞くと華子が来て太郎に眼を付けた。
華子は太郎の担当先に税金納入の融資を求め太郎と対立し、自宅で窓辺トメ(野村昭子)と矢田秋男(出川哲朗)と立ち退きを話し、民自党代議士・殿山(渡辺哲)が文書を取り返せと命じ、華子は上司・酒井(近藤芳正)に太郎を報告すると椿薫(麻生祐未)が来て庄田克之(山本圭)と息子・庄田周作(土田卓)の資料を渡し去り、酒井は華子に周作が10日ほど前に巨大競技場建設に関する極秘文書を持ち出し殺され殿山が絡むと告げ、不明の文書を克之に送った可能性を告げ、克之が大学同期の太郎を頼ると伝えた。
周作から極秘文書のUSBを受け取った克之は、指定先・神谷(稲荷卓央)を訪れ殿山に殺されたと警告され、太郎に電話するが忙しく会えず新聞社に持ち込むが相手にされず、アパートで永沢(木原勝利)に会い周作が調べた部屋でUSBが開封でき、太郎を訪ね家に泊まり、太郎は周作から克之の死を聞き何か悩むと感じたが話さず柱の思い出を聞き、周作は殿山を狙うが見つかり逃げ事故に遇い、太郎は警察から克之が怪我の連絡を受け病院に行き不自然さを感じ昔の上司・森村(北村総一朗)に克之の死を告げると極秘文書との関連を調べると聞いた。
華子は酒井に知らせると盗めと脅され、薫から太郎は資料の一部を受取り、華子に会い局長の命で調べていると目的を聞き、太郎は克之へ行くと襲われ死んでいて、アパートでUSBと告発文を見つけ華子に見せると、殿山の調査を聞き手伝いを頼まれ部屋で資料を調べ、「影の調査官」と言われ考えを伝え、織部建設の収支に疑問が見つかり、薫が振り込み先が幽霊会社と調べた。
<以下、隠し字>
太郎は薫から文書が巨大競技場建設にまつわる政治家の不正と聞き、華子が殿山が超高層ビル建設で多額を儲けると告げ、太郎は調査中の殿山からアパート取り壊しを聞き、殿山は太郎と華子に気づき、太郎は森村に殿山の狙いを話し黒幕が危険と注意され、華子は酒井から殿山調査中止と出張を命じられ、太郎が上司が脅されている可能性を告げ諫めたが華子は引かず、刺客に襲われ華子が刺された。
太郎は酒井に華子が刺されたと告げ査察令状を求め、翌日に薫から華子が助かったと聞き資料を受け取り東京国税局が殿山の事務所に査察に入り殿山に不正計画を告げ、5日後に太郎は森村から殿山の自供を聞き、老人(藤木孝)が極秘計画の処理を命じ、太郎は鹿児島に転勤した華子から太郎と同じに働いている手紙を受け取った。


監督:山﨑康生
脚本:土屋六郎
出演者:小林稔侍・麻生祐未・渡辺いっけい・出川哲朗・小林千晴・近藤芳正・北村総一朗・野村昭子・内山理名・山本圭・渡辺哲・土田卓・木原勝利・稲荷卓央・藤木孝・ビートきよし
制作年:2016年


感想: 段々と黒幕が大きくなるシリーズだ。
窓際が監察対象になり、税徴収で意見が対立するが次第に理解しあう。
関係事件の接点が一致して、次第に不正が明らかになる。

税務調査官 窓際太郎の事件簿31

山口県下関市で市議会議員・市原(倉田昭二)が転落死し、下関南署・大越悠(矢田亜希子)が調べた、パーソナリティ・毒蝮三太夫(毒蝮三太夫)が町で放送し世田谷南税務署・窓辺太郎(小林稔侍)に話しを聞き統括官・島崎(渡辺いっけい)と署員・北島冬美(小林千晴)が聞き、母・窓辺トメ(野村昭子)と従兄弟・矢田秋男(出川哲朗)と元査察部長・森村真一郎(北村総一朗)も聞いた。
太郎は東京国税局長・酒井(近藤芳正)から市原が松下(井上純一)市長の利権絡みの疑惑を暴こうした矢先の自殺で利権は松下が否定したと聞き、税務署員・椿薫(麻生祐未)から市原が市長の子どものためのスポーツ施設建設計画の利権を暴こうとし結果として計画が頓挫したと聞き下関へと行った。
太郎は下関で市長選で子ども向け政策の松下の街頭演説に民自党代議士・武藤(大和田伸也)を見かけ、下関南署で刑事1課長・鎌田に市原は自殺と言われると大越悠が話しかけ、太郎は老人福祉政策の候補・浅間(水沢駿)を見かけ側に武藤がいて秘書・藤森(関幸治)が国税が来ていると話した。
太郎は武藤を怪しみ、街で18歳の家出少女・津島沙奈(坂ノ上茜)と出会い歩くと悠から市原が同級生で自殺でない疑いを聞き、チンピラ・テツヤ(広瀬斗史輝)が選挙投票券を買い集め沙奈にも求め、翌朝太郎は薫から浅間の資料を受け取り沙奈に会い選挙投票券が1万円でテツヤらが買い政治家と繋がると聞き、悠に税務調査官だと協力を言われ息子に会い夫が殉職警官と聞いた。
悠親子と太郎が沙奈を家に招き家族と子を話し、翌日に悠と太郎は演説を聞き武藤と藤森が悠と太郎を監視し、悠と太郎はスポーツ施設建設予定地を見て土地価格上昇を考え薫に調査を頼み伊丹不動産が買い占めと知り市原が気づいたと考え黒幕と老人ホーム周辺の土地の買い占めの調査を頼んだ。
悠と太郎は薫から伊丹不動産が老人ホーム周辺も買い占めると聞き伊丹不動産の下関の子会社に行き税務調査を行い幹部の調査を薫に依頼し藤森が判り、太郎は見返りが少なく他にも何かあると考えた、悠は鎌田に捜査を止められ、沙奈がチンピラの喧嘩に巻き込まれ補導され、武藤と藤森が松下と浅間に8000枚の選挙投票券を譲る代わりにスポーツ施設と老人ホーム両方の建設を持ち掛けるが断られ太郎が変装して見た、太郎は武藤が他でも似た事をすると考えた。
<以下、隠し字>
太郎は悠から沙奈の身元引き受けを頼まれ連れ、沙奈から子と老人のどちらを選ぶか聞かれ自分で決めろと答えると家に帰った、太郎は東京で薫から武藤があちこちで同じ買い占めを行うと聞き多額の脱税を知り酒井を説得し査察を行い武藤の悪事の証拠を見つけた、悠と山口県警が殺人容疑で藤森を逮捕した。


演出:山﨑康生
脚本:岡本貴也
出演者:小林稔侍・麻生祐未・渡辺いっけい・出川哲朗・小林千晴・近藤芳正・北村総一朗・野村昭子・矢田亜希子・坂ノ上茜・大和田伸也・関幸治・広瀬斗史輝・井上純一・水沢駿・倉田昭二・毒蝮三太夫
制作年:2016年


感想: 税制の知識を含めながら話しが進むシリーズだ。
これに、選挙と子供製作と老人政策と、家族の繋がりを加えた。
儲ける利権を見つけるストーリーだ。

税務調査官 窓際太郎の事件簿32

和歌山県加太海岸で城南市役所職員・矢沢英博(池原猛)の転落死体をケーブルテレビディレクター・西野明日香(福田沙紀)らが取材し、城南市会議員・時田宗康(桜木健一)が秘書とテレビを見た。
世田谷南税務署員・窓辺太郎(小林稔侍)は魚屋の店員(把瑠都)と店主(井手らっきょ)と話し、署員・北島冬美(小林千晴)が統括官・島崎春男(渡辺いっけい)が卯月運輸社長・卯月寅之助から就職を誘われたと聞き、東京国税局員・椿薫(麻生祐未)からの電話で昔の上司・森村真一郎(北村総一朗)と会い「10年前に城南市職員・西野輝明(新田純一)が不正告発の手紙を送り行方不明になり、不明のままで、最近に西野の部下・矢沢が転落死して気になる」と聞いた。
太郎は帰宅しいとこ・矢田秋男(出川哲朗)と揉め、和歌山へ行き城南税務署統括官と署員・寺林信彦(岡本信人)に会い、城南市会議員・岩岡隆一(永岡佑)が時田から民自党代議士・白川幸次郎(斉木しげる)を紹介された、遺産相続争いの兄弟に母の隠し財産を見つけた。
太郎は矢沢を明日香と知り合い、明日香は上司・杉崎巌雄から時田の取材を止められ、父・西野を探し失踪前に時田を注意と言われた、寺林が冷たくなり矢沢が時田と接し死んだと聞き、太郎は椿に時田の調査を頼んだ。
太郎は和歌山に来た椿に白川の調査を頼み、調査員と知った寺林から大きな力に10年前に調査を邪魔されたと聞いた、椿は国税局長・酒井初男(近藤芳正)から問い合わせを受けたが無視し、太郎は椿から白川が城南に居ると聞き、明日香は姉の時田の秘書・西野今日子(白羽ゆり)に取り次ぎを頼み言い争い岩岡に諭され、太郎は岩岡と会った。
時田は白川と計画を話し、太郎は今日子からやりたい事があると聞き、明日香は太郎が査察官と知り敵と考えた、今日子が襲われて明日香が疑われ警察に追われた、太郎は寺林から「西野は今日子の治療費が必要」で「今日子が調べていた」と聞いた。
<以下、隠し字>
太郎は明日香と会い「岩岡から聞いて今日子に行くと倒れ『おしろ』と言った」と聞き岩岡の罠と考え矢沢殺害も疑い、明日香と今日子の思い出の場所でメモリチップを見つけ「時田と岩岡が西野殺害を話す」映像が有った、警察が時田と岩岡を逮捕した。
太郎は寺林と公共投資の赤字を調べ民間委託先を調べ椿は白川の親戚ばかりと調べ維持費の不正取得を知り、東京で白川事務所の査察を行い時田の自供の場所で不正取得金を見つけた。


監督:山﨑康生
脚本:深沢正樹
出演者:小林稔侍・麻生祐未・渡辺いっけい・出川哲朗・小林千晴・近藤芳正・北村総一朗・福田沙紀・白羽ゆり・桜木健一・永岡佑・池原猛・齋賀正和・新田純一・井手らっきょ・把瑠都・岡本信人・斉木しげる
製作年:2017年


感想: パロディ風に殺人事件と詐欺事件を描く。
サスペンス色が強いが世相パロディ的でもある。
今回は税務絡みは少なめだ。

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