サスペンスドラマ2:「59」

保身

職場や家庭でことなかれ主義の捜査1課5係主任・宮下文也(小泉孝太郎)は一匹狼の上司・藤浦静香(泉ピン子)の定年送別会に呼ばれ、武蔵新報記者・羽村真琴(片瀬那奈)が静香に声をかけ、妻・宮下圭子(紺野まひる)が娘・千夏の登校拒否を告げ、送別会に管理官・蓮見(木下ほうか)らが集まるが蓮見は途中で退席し係長が酔った。
団地で大畑真智子(阿部朋子)の絞殺体が発見され宮下らが行き、県警内で不祥事が続きせぐ管理官・坂江川(相島一之)で本部が作られ、宮下は現場周辺で鑑識課・須崎(水橋研二)と遭い事件と同日に近隣の道路のひき逃げ事件で田畑忠幸(おかやまはじめ)の死亡を聞き、持ち去られていた真智子のクレジットカードを使用の男の情報が入り、宮下は東深津署・下川(エド山口)から防犯カメラ人物が7年前に殺人未遂で逮捕した金谷(伊東孝明)に酷似で最近出所と聞いた。
金谷が拘束されたが殺人容疑を否認し、本部長・村瀬(中村橋之助)は蓮見と相談し木藤と宮下は捜査から外され金谷の容疑はクレジットカード窃盗だけとなり、真琴は捜査方針変更が不審で引退した静香を訪ね、納得いかない宮下が団地で静香と会い金谷がひき逃げ事件を目撃した可能性を述べ真智子に男がいたたれ込みがあり須崎から証拠紛失で生活安全部・木藤(嶋田久作)の介入を告げた。
宮下らは真智子殺害容疑が忠幸に掛かると妻・田畑亜利沙(大後寿々花)に家宅捜査を告げ証拠が見つかり、真琴は不審で亜利沙を静香に会わせ静香は亜利沙と調べ、宮下を呼び出し警察の不祥事は大がかりと言い木藤が村瀬の指示で動くと知り隠蔽担当と言い、宮下は金谷が蓮見の事で坂江川と話したと知り、金谷が蓮見の轢き逃げを見たと考えた。
<以下、隠し字>
宮下は金谷に会い監視を知ると村瀬と坂江川に警告され、静香は宮下に呼ばれ金谷が消え蓮見の容疑を伝え証拠も証言も無い聞き、宮下は金谷から助けを求められるが転落死で発見され、真琴が宮下と静香に目撃情報を伝え、宮下は空白の4時間を調べ忠幸の無実の証明を述べ、宮下と静香と真琴と亜利沙は老女から短期間の世話で長く恩義を持っていて事件当日に訪れたと聞き、宮下と静香は真琴の記事で忠幸の無実の証明がされて後に村瀬へ会うと蓮見が責任で自殺を言い、宮下は保身の為に罪を重ねたと言い、真琴に蓮見の告白書が届き、宮下は静香は蓮見の刑事魂を知った。


監督:渡邊孝好
脚本:深沢正樹
原作:小杉健治「保身」
出演者:小泉孝太郎・泉ピン子・中村橋之助・片瀬那奈・嶋田久作・紺野まひる・大後寿々花・木下ほうか・相島一之・伊東孝明・田中隆三・水橋研二・阿部亮平・乃木涼介・エド山口・阿部朋子・おかやまはじめ
製作年:2015年


感想: 保身の為に罪を重ね続ける組織に対抗出来るか。
保身にも限界があると知った主人公。
小心故にミスをしないし信用される。

監察官・羽生宗一(2)~毒ハブと呼ばれる男

留置場で騒ぎ留置人・香山(永山たかし)が死亡し、監察官補佐・上原和也(渡辺大)が遅刻し監察官室・戸川良子(戸田恵子)の指示で監察官・羽生宗一(中村梅雀)と所轄署で事情聴取し、看守係長・大下光男(田山涼成)は香山は痴漢容疑で逮捕拘留で深夜に騒ぎ佐久間看守と北村看守(伊嵜充則)に指示し北村が制圧し死亡と言い、大下は責任は自分で北村も頸動脈を絞めていないと主張した。
羽生は同房の留置人に聴取し香山の否認と弁護士接見後の態度変化を聞き、羽生らは香山の弁護士・三池塔子(櫻井淳子)を訪ね、接見で励まし警察の制圧に問題があると言い、戸川が解剖所見で圧迫痕が有り看守の経歴を示し、翌朝に月島で篠田美貴(川村亜紀)の刺殺体が発見され、橋爪管理官(春田純一)に羽生が香山を痴漢行為で訴えた女性と情報を求め、大下と北村が大下の妻・和美(藤真利子)を見舞い、塔子とプロダクション社長・光岡(大鶴義丹)が記者会見で香山の冤罪と制圧の行き過ぎをマスコミに訴えた。
山岡部長(国広富之)が羽生に1週間以内に監察報告を求め、戸川の調べで3年前に香山が殺人容疑で逮捕起訴され被害者・森末春菜(小池里奈)は所属プロダクションを辞め実家の千葉に帰り、翻意に来たマネージャー・香山に春菜を突き落とした容疑がかり、塔子が横山の目撃を見つけアリバイ立証で香山は無罪となり、香山は当時は池上だが羽生は北村が知っていたと思い出した。
羽生らは大下を訪ね北村と香山の関係を聞き、戸川が接点は3年前の事件と言い、羽生らは千葉で捜査内容と現場を調べ塔子に会い、美貴事件の刑事らは光岡と美貴との接点を調べ、羽生らは戸川の連絡で東京に戻り横山を訪ねると死亡し昨日塔子が来て、愛人が美貴と知り、橋爪と意見交換し、光岡が転落死し羽生らも現場に行き刑事らが遺書らしきものと凶器を見つけ美貴殺害動機は強請と考えるが偽装自殺と考え、羽生らは塔子に横山の嘘の証言を聞くと光岡に頼まれ真実と信じ、羽生と戸川は3年前の事件が納得出来ず春菜殺しの動機が不明だった。
<以下、隠し字>
羽生らは春菜の友人から警察官の恋人がいると聞き、戸川が春菜を北村が補導したと知り、刑事らが塔子の光岡現場での目撃で聴取し羽生が塔子に北村が消えたと言い、塔子は美貴から横山の名を聞き香山に真実を問い一次不再理と釈放を要求され光岡が春菜に薬を渡せと言われた香山が殺害し無罪にしたと言い、羽生が塔子に光岡殺しの真犯人目撃と言うと偽装を自供し、大下と和美に会うが危篤で北村が来て2人殺害を自供し、大下が羽生に北村の様子で香山の事を知り、北村に通報させ隙に香山を殺害し、光岡も殺したが塔子が誤解したと自供した。


監督:吉田啓一郎
脚本:安井国穂
出演者:中村梅雀・戸田恵子・渡辺大・櫻井淳子・田山涼成・伊嵜充則・藤真利子・大鶴義丹・国広富之・春田純一・永山たかし・川村亜紀・小池里奈
製作年:2015年


感想: 留置所の死を追うと殺人事件と、過去の事件が浮かぶ。
あまりに多くが過去と関係する。
役から警察の不祥事件がテーマだが・・・。

犯罪心理学教授・兼坂守の捜査ファイル(2)

廃墟で監禁餓死した路上生活者支援活動NPO法人「セーブ・プア」代表・榎本(梨本謙次郎)の変死体が発見され、警視庁1課・加藤光太郎(板尾創路)と刑事・河原みのり(佐津川愛美)と刑事・二宮(黄川田将也)と刑事・継田(橋本一郎)が来て捜査し、みのりは動機が不明で心理学教授・兼坂守(小林稔侍)に協力を要請した。
捜査会議で法人口座に多額が預けられ加藤は捜査をみのりらに指示し、5年ぶりに加藤班に召集された田村沙織(矢田亜希子)と訪ね、副代表・宮城(松永博史)は営利目的を否定するが兼坂は宮城が何か隠していると分析し、沙織は三倉(本田博太郎)に会うが話さず女性が見ていた、加藤は3年前の類似未解決事件の資料で被害者は当時大学生・柏木幸子(中村有沙)で山小屋で縛られ餓死で発見され兼坂ら行きつけの店長から幸子がボランティア団体「トゥモローホープ」に参加し、そこは榎本が代表だった。
兼坂は幸子の遺留品の複数の数字メモに着目し、当時は携帯電話番号と無関係と結論されたが兼坂は特別な意味があると考えた、翌日に廃倉庫で餓死死体の障がい者支援団体「添え木」代表・前田里美(星ようこ)が見つかり、兼坂らは訪ねみのりは心理学を活用しスタッフ・成海さおりから里美が寄付金を着服していたと聞き出し、二宮が幸子の数字が生活保護者番号と知り生活保護費の詐欺行為が浮上し、沙織が榎本を調べ同じ捜査を「詐欺被害者の会」代表で心理カウンセラー・井川玲子(田中美奈子)が探っていたと知り兼坂と事情を聞き、沙織が加藤に退職刑事・三倉を話し、兼坂は現実逃避と考えた。
兼坂は沙織と玲子に会い、葛西の告発が本部に届き詐欺で確保し沙織が聴取し篠田を調べに施設で佐藤さなえ(根岸季衣)に会い、榎本が葛西と篠田を引取り、釈放された葛西が拉致され目撃情報を探す沙織が三倉に会い、兼坂はさなえに心理学で聞いた。
<以下、隠し字>
さなえが兼坂と沙織に全て打ち明け、兼坂が三倉から心理学で目撃情報を聞き、篠田の車で葛西が重傷で見つかり、「榎本と里美が幸子を殺し、死後に篠田が距離を置いた」と言い、篠田と玲子が連絡を取り、兼坂は幸子と玲子の関係を疑い遺品から同じイラストを見つけた。
沙織が玲子を確保し三倉に玲子犯人と協力感謝を告げ、三倉が篠田を殺そうとすると加藤・沙織・みのり・兼坂が来て罠を仕掛けたと嘘の証言を明かし、幸子と三倉の出会いと榎本の詐欺を暴く相談を受けたが力になれなかったと言った。


監督:本田隆一
脚本:山岡潤平
出演者:小林稔侍・佐津川愛美・黄川田将也・梨本謙次郎・本田博太郎・田中美奈子・根岸季衣・橋本一郎・中村有沙・矢田亜希子・板尾創路・松永博史・星ようこ
製作年:2015年


感想: ミッシングリンクだけが見つかるが、その裏が不明の事件。
心理学の講義が散らばる。
その中に疑問の供述が隠される。

守護神ボディーガード進藤輝4

民間ボディーガード会社PPG(パーフェクト・プライベート・ガード)の進藤輝(寺脇康文)は同僚・和田(小倉久寛)と大崎(佐藤二朗)の勧めで婚活パーティーに参加し、沢渡ひとみ(中島ひろ子)が南麻希(葉月里緒奈)を紹介し、会場に麻希の7年前に飲酒運転で事故死した夫の元上司・堂園健一郎(葛山信吾)が来て父の跡を継ぎ大会社社長になった。
1月後にひとみがPPGに来て進藤と服部社長(伊東四朗)に麻希への脅迫状を告げ、進藤は麻希から7年前の事件を聞き、進藤は無償で麻希の身辺警護を開始し新人・鈴木(今野浩喜)と真壁(柏原収史)が応援で加わり、麻希の職場にひとみの夫・悟(湯江健幸)が来て、付近に茶色の脅迫文がスプレーで書かれ、不審な男・柴田(宮本大誠)を進藤が追うと麻希の家が放火され、進藤は健一郎に謝り弟・和也(遠藤要)と妹・亜紀子(川村亜紀)は不満だが健一郎は正式警護を依頼し長久保吉乃(平田薫)と真壁が参加し、麻希は健一郎に別れたいと告げた。
進藤は和田から5年前の漏電での健一郎の妻・美由紀の死と、健一郎だけ血が繋がらず、末っ子・剛志(林剛史)の悪い行状を聞き、和也と亜紀子と剛志が健一郎に麻希との関係を聞き、健一郎が襲われ進藤と麻希は病院で警視庁刑事・宮川(伊吹剛)と武(柏倉裕太)に会い、麻希は健一郎にプロポーズされるが断り、健一郎は進藤に幼少時からの知り合いと話した。
鈴木と吉乃が警護する麻希に脅迫状が届き7年前にふれ、進藤は7年前の事故を調べ飲酒場所を探し、柴田が美由紀の弟と知り会うと5年前の漏電は剛志の仕業と疑い、剛志の容疑が強くなるが駐車場で死体で発見され、麻希に脅迫状が届きデンプンが付着し、進藤と真壁と吉乃も出来すぎと考え和田に調査を依頼し、健一郎が退院後に倒れ麻希が行くと末期のガンと言い7年前に夫と飲んで居たと謝り、麻希が考えが変わったと結婚を受け入れたが襲われ、進藤は和田から情報を受け取った。
<以下、隠し字>
麻希が囮になり進藤らの警護で市役所に向かい、麻希がメールを受け取り車で移動し鈴木から健一郎拉致の連絡が入り、麻希が教会に行くと沢渡悟が襲い振られた復讐を狙い進藤がプライドが高すぎ赤が茶色に見えると言い、和也と亜紀子が悟を脅し剛志を殺させたと言い、健一郎が身代りと近づき進藤・真壁・吉乃が悟を逮捕した。


演出:松田礼人
脚本:友澤晃一
出演者:寺脇康文・葉月里緒奈・葛山信吾・中島ひろ子・湯江健幸・柏原収史・平田薫・今野浩喜・佐藤二朗・伊吹剛・柏倉裕太・遠藤要・川村亜紀・林剛史・宮本大誠・小倉久寛・伊東四朗
製作年:2015年


感想: 偽の手掛かりが多く、伏線が露骨なのでかえって混乱する。
そこに、証明できない証言が加わる。
整理すれば、良くなると思う。

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