サスペンスドラマ2:「07」

女三代 如月法律事務所2

横浜の如月暁代(藤村志保)・瞳子(竹下景子)・奈津美(森脇英理子)の嫁・姑3人が女三代でやっている如月法律事務所に、町工場・里田製作所の里田沙代(中山忍)が助けを求め訪れた。
3ヶ月前に立木修司(志村東吾)が社長の夫・里田五郎(村田雄浩)を訪ね、五郎は立木の5千万円の借金の連帯保証人になり返済日前に立木は失踪し、工場が倒産するので相談に来た。
里田製作所は、小さな町工場だが宇宙開発事業参入で新聞に載り、先代・宗一(北村総一朗)の時に暁代が顧問弁護士を務めていたので、瞳子たちは力になることにした。
白骨死体が見つかり、その1週間後に立木が殺害され五郎が容疑者となった。
立木と五郎が逢っていた証言があり、沙代から依頼を受けた瞳子は五郎に会うが潔白を訴え、昔製作所にいた清瀬孝之(冨家規政)が現在建設会社の社長なので借金の肩代わりを頼みたいと瞳子に依頼し、瞳子が清瀬を訪ねると清瀬は申し出を引き受けた。
五郎の娘・真美(山口愛)が、立木が襲われた時間に父・五郎を公園で女性と一緒に見たと言い、女性が新進気鋭のデザイナーの川原怜奈(遼河はるひ)と判明した。
しかし五郎はそのアリバイを認めなく、沙代は立木に脅されていた理由を16年前の暴行を受けた事件とその犯人の子供と知りながら結婚した五郎とに関係すると言った。
川原のアリバイが崩れ、白骨死体が片野と判りそれが沙代への暴行犯で、五郎は片野の事を聞くと自供し、瞳子は片野の過去をたどり川原との関係を知り、3月前に立木から強請られ、16年前に片野を訪れた男の里田製作所の赤いネームを見たと言った。
<以下、隠し字>
翌日、瞳子は川原が殺されたと知り、五郎に全てを話し真実の事を聞いたが、宗一の16年前の制服や清瀬への反応から本当の真実を知った。
裁判で片野を憎むもう一人の人物の存在とその男を守ろうとする宗一の行動を話し、真犯人の片野・立木・川原殺害の自供を得た。


監督:皆川智之
脚本:洞澤美恵子
出演者:竹下景子・藤村志保・森脇英理子・中山忍・志村東吾・村田雄浩・北村総一朗・冨家規政・山口愛・遼河はるひ
制作年:2013年


感想: 過去の事件が、現在の複雑な関係を生み出す。
容疑者の偽りの黙秘を否定する弁護士の立場は、元に戻る調査を自然にしています。

SP 警視庁警護課3

警視庁警護課のSPだった竹内孝治(渡瀬恒彦)は今は生活安全課で走るのも遅くなった。署でOL殺害事件捜査の磯貝康一(杉本哲太)から、被害者・大島糸子(クノ真季子)は元京都府警科捜研にいてプロの犯罪と言った。
竹内は、環境生活大臣・石鍋キリ子(高畑淳子)から呼び出され、京都の高速道路建設予定地視察にSPとして同行を依頼されるが具体的な内容が聞けず断わるが、気になった竹内は、娘・矢部まゆ(三倉茉奈)と観光で京都へと向かった。
京都ではキリ子に人気ジャーナリスト・進藤歩実(賀来千香子)が取材をするが視察取材は拒否したが、夫で元報道カメラマンの進藤祐介(升毅)からのメールで同行した。
キリ子は過激な環境保護団体GGJを敵視し、高速道路建設反対支持者の前で演説を始め竹内もいたが狙撃され、歩実は山の木陰に祐介の姿を見たが、自宅で歩実に祐介は犯行を否定して取材に出掛け、歩実は誰かを目撃したのみ証言しモンタージュを作った。
意識が戻ったキリ子は、病室に竹内を呼び目撃証言者の歩実の警護を依頼するが、理由は言わないが竹内は歩実の警護を担当し、警視庁警護課課長・長岡宗男(平泉成)の指示で田代要次(金子賢)・鎌田匠子(笛木優子)と歩実とマネージャー・林沙貴(佐藤江梨子)を警護するが、歩実は多くの仕事を行った。
歩実に「キリ子を撃った」という元警察官・小瀬(睦五郎)が接触し話した。
歩実は仕事で京都に向かい、SPも同行したが竹内はテレビ局の警備員がモンタージュと似ていると気づき問うと、夫がいたが犯人でもGGJでもないと答えたと言った。
横浜に小瀬は歩実を呼び出し糸子の荷物を預けるが転落死で発見され、長岡は元警察庁の議員・塚本克也(中原丈雄)の動きでGGJ本部の家宅捜査が行われ、そこに祐介がいたとの噂を林沙貴がマスコミにリークして、歩実の仕事がキャンセルが続き、代わりにキャスターになった。
管理官(金田明夫)の指示で終結に向かうが長岡・磯貝・竹内は疑問で、竹内は歩実を訪問して祐介と会い、キリ子に会いに行く途中に射殺された。
<以下、隠し字>
キリ子は竹内に警察発表は偽りで、京都の山上リツ(藤吉久美子)に会う事を指示し、竹内・歩実はリツから娘・山上八重失踪の事件と警察の無視の対応と糸子が科捜研で参加していたと知り八重の部屋の風鈴からメモを見つけた。
ある人物の購入した家の床下に白骨を見つけ、警察に隠蔽させた人物と八重を殺したその息子(内田朝陽)とに自白を迫り、糸子殺しの小瀬が実行犯だと言った。


監督:村川透
脚本:西岡琢也
出演者:渡瀬恒彦・賀来千香子・佐藤江梨子・金子賢・笛木優子・升毅・中原丈雄・内田朝陽・三倉茉奈・杉本哲太・睦五郎・高畑淳子・クノ真季子・平泉成・金田明夫・藤吉久美子
制作年:2013年


感想: ゆったりした流れが最後で急に進む。
国会議員の対決・警察官の対決に報道が絡み、そこに色々な団体が関わる為に突然に切り替わる内容は、予測出来ない。
不自然さを楽しむ位で見るドラマだろう。

SP 警視庁警護課4

法務大臣・石鍋キリ子(高畑淳子)が狙撃され警備の竹内孝治(渡瀬恒彦)がキリ子を逃すが、部下・大橋(渡辺大)が負傷し天才心臓外科医・辻博子(松下由樹)の手術で助かった。
6日後、博子が病院理事長・神原剣一郎(竜雷太)と事務長・香西(正名僕蔵)から治療以外に関わるなと言われ、内科医師・柳田(松村雄基)と話すが、機器発注横領で病院からの告訴で逮捕された。
10月後に竹内は課長・長岡(平泉成)からキリ子の後援会長・塚本(野口貴史)の手術を仮出所する博子にさせ、警護を依頼され逆恨みの元患者遺族らに博子が襲われる可能性はあり引き受け、竹内は娘・矢部まゆ(三倉茉奈)に会い、竹内はSPの伊藤(岩永洋昭)と秋山(村井美樹)と博子を迎えキリ子と塚本と会い、博子は執刀を条件付きで引き受け収監が冤罪と会見で訴えた。
神原理事長が圧力を掛けキリ子に会い、博子に柳田が現れ神原の娘・真弓(彩也子)と結婚し病院長に就任予定で、菓子店主・細川直人(須賀貴匡)が神原病院の治療に疑問と言い、博子の手術は成功したが神原が情報を得ており、博子が竹内らと直人に会い祖母・細川道子(三島ゆり子)は担当・柳田で死に、元の転落事故から不審で博子の逮捕と時期が同じで相談した。
博子は竹内に事件を相談し、刑事・磯貝(杉本哲太)と大橋はネットで中傷があると言い、神原病院で柳田と会う予定の博子に香西が来て邪魔だと買収し転んで警察を呼ぶが竹内は同行し、長岡も疑問と思った。
竹内は監視者が居ると考え秋山に情報漏洩を言い外し、柳田に会い当直医・杉本(松尾敏伸)が看取り、看護師・斉藤(和泉佑三子)と円満退社と答え、竹内と博子は淡路島の医院を訪ね道子の事は話せないと言われた。
竹内と博子は直人を訪ねると不在でメモが京都府高島知事(富家則政)と思われ、大橋から東京で直人死亡の連絡があり隠し部屋で何かが行われた疑いがあり、神原病院から香西が消え竹内と磯貝と大橋は手口が道子と直人が似ていると考え、キリ子に協力を求め、博子に会いに斉藤が来た。
<以下、隠し字>
竹内が博子に道子の死因を言い、博子に柳田からメールが来て博子の部屋で会うと返事させ、神原剣一郎が後援会で意識不明になり神原病院に運ばれ、博子は神原病院に行き執刀し助けた。
柳田は博子の部屋で竹内が待ち細川道子の死への関わりと直人殺害で逮捕し、道子と直人の恐喝と殺害と香西の共犯を自供し、高島と神原剣一郎は逮捕された。


監督:村川透
脚本:西岡琢也
出演者:渡瀬恒彦・松下由樹・竜雷太・松村雄基・渡辺大・杉本哲太・平泉成・高畑淳子・須賀貴匡・三倉茉奈・岩永洋昭・村井美樹・杉本哲太・富家則政・松尾敏伸・和泉佑三子・三島ゆり子・彩也子・若林久弥・野口貴史・
制作年:2014年


感想: 謎の設定に拘らず、仕事や使命に焦点を当てる。
ただ、全てが綺麗事でないのは現実的だ。
展開は予想は読みにくい。

京都殺人授業・第1講座

京都の赤間呉服店専務・渋谷洋三郎(上杉祥三)の撲殺死体が発見され、京都府警の三田村裕一課長(中西良太)・渡辺結(京野ことみ)・坂航太(瑞木健太郎)らが捜査をはじめ、結は渋谷の部屋で異端作家・薬王寺菊馬(谷口高史)の歴史珍説本を見つけ「源義経が平清盛と常盤御前の隠し子だった」の所に折り目があった。
気象歴史学者の北山丈晴(橋爪功)は大家・宇田川粂吉(北村総一朗)に下宿し、元妻・早川南(戸田恵子)の経営する女子大で人気のない講義をしていて、結は北山に意見を求めるとその説は有り得ないと言った。
赤間呉服店は亡き先代の妻・赤間登紀子(立石凉子)と長男・雄樹(吉見一豊)と次男・宏樹(石井英明)と三男・智樹(本田大輔)が経営していたが三男以外は頼り無く、洋三郎からも生活の乱れを注意されていた。
結と坂は事情に詳しいと聞いて、先代の愛人でクラブ経営の園田圭子(藤真利子)を訪ね北山も宇田川に連れられ圭子の店を訪ねて、源氏名を常盤と知り店で常盤御前と源義経と兄たちを描いた歌川国芳の絵の複製を見つけた。
洋三郎は、雑誌記者の河本沙織(遊井亮子)と誰かを恐喝していて、「義経」の言葉を聞いたと分かり、警察に「牛は身代わり」の投書があった。
沙織が自宅で死体で発見され、呉服店3兄弟の出自の秘密があると推理したが証拠が無く、三男・智樹はアリバイを述べ、武藤好美(大門真紀)が証明するが兄にいじめられていたとかを聞いた結は、北山からクラブの絵に雨が降っていた事を聞いた。
<以下、隠し字>
結と北山は赤間登紀子を訪ね投書の主と知り、三男・智樹の出生秘密と渋谷がそれを知っている事を知った。
園田圭子が自首したが、結と北山は三男・智樹に圭子の自首を話し真実を聞いた。 そして、・・・・・・。


監督:黒沢直輔
脚本:西岡琢也
出演者:橋爪功・京野ことみ・戸田恵子・北村総一朗・中西良太・瑞木健太郎・上杉祥三・谷口高史・立石凉子・吉見一豊・石井英明・本田大輔・藤真利子・遊井亮子・大門真紀
制作年:2013年


感想: リアルから遠いサスペンスで、ひと世代前の幻想話の雰囲気がある。
科学捜査が絡まなく、偶然の見立て的な要素が多い。
パロディとコメディ的な内容だ。

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