今野敏・サスペンス3

回帰 警視庁強行犯係・樋口顕

海外派遣自衛官が帰国して1年後に警視庁捜査一課強行犯第3係係長・樋口顕(内藤剛志)は娘・樋口照美(逢沢りな)と妻・樋口恵子(川上麻衣子)と朝に話し、隅田川で坂本祐介(佐藤幾優)の転落死体が発見され刑事・藤本由美(片山萌美)らと捜査した。
東都大学で照美は彼氏・吉岡巧己と話し側の車が爆破した、樋口と藤本は坂本の食品輸入会社で聞き込み「数日前に肉に粘土状の欠片が挟まるクレームがレストランからあった」と知り、捜査一課第二強行犯捜査管理官・天童隆一(榎木孝明)と警部・塩崎祐司らは爆破事件を調べ、樋口は電話を受け照美の搬送先の病院に行き吉岡が重傷だった
樋口は照美から不審者の目撃を聞き、生活安全部少年事件第3係警部補・氏家譲(佐野史郎)から相談され、天童は公安部警部・柳瀬泰彦(宇梶剛士)から国際テロの合同捜査を求められ、公安部管理官警視・梅田正之(嶋田久作)と天童は合同捜査を決めた。
樋口は氏家から元同僚・因幡芳治(尾美としのり)が会いたいと聞き、爆破は携帯電話遠隔操作で、国際テロ組織が犯行声明を出した。
樋口と藤本はレストランで粘土を入手しシェフ・市川雄作(志賀廣太郎)と西沢を聴取し、塩崎と柳瀬は照美を聴取し、柳瀬は外務省・牧田詠子(黒谷友香)から電話を受け、樋口と藤本は科捜研で粘土が爆薬と知り爆殺事件捜査本部の天童と梅田に知らせた。
牧田は「イラン情報省からの日本でのテロ計画情報」を告げ、柳瀬がリストから中古車販売・小野寺佑(夕輝壽太)を容疑者に上げ、牧田は因幡と国際テロ組織の係わりを告げ、柳瀬が小野寺を同行して取調べアリバイを主張したが照美は似ると告げた。
樋口は氏家から電話を受け因幡と会い「近く大規模なテロが起き、止めたい」と情報を求められたが断り、翌日に粘土が爆殺事件の爆薬と一致し、新たな情報で中島徹を取調べ、樋口らは坂本の殺害現場を探し、刑事部長指示で小野寺を釈放し尾行した。
樋口らは坂本の殺害現場で小野寺を見つけ、小野寺に因幡が接触し、柳瀬と樋口らは小野寺を追うと自爆した、中古車販売社長らはアリバイ偽装で逮捕されたがテロと無関係だった、中島は因幡から身代わりを頼まれたと自供し、樋口は因幡との接触を告げ捜査から外された。
<以下、隠し字>
樋口と氏家は坂本の胃内容物情報を知り、クレームがあったレストランで店員から坂本と小野寺の目撃を聞き市川との接触を知り、市川の妹・佐久間理恵(萩尾みどり)に会い市川の息子の元自衛官の敬太(萬雅之)の死を知りSDカードが残され、爆弾輸入を疑った。
樋口と氏家は因幡と遭遇し「小野寺のテロ計画を知り仲間を探した」と聞き、氏家は指示者を問うとイラン情報省の刑事だと告げられた、樋口と氏家と因幡はSDカードで海外派遣自衛官の日報隠蔽を知り、市川が元防衛大臣・長澤敦(鶴田忍)を狙うと知った。
樋口は天童に連絡し、後援会会場に行き市川を確保したが爆弾は無く、樋口は藤本が慶太の同僚から入手した写真を見た、因幡は長澤を連れ去ろうとし爆弾を持った牧田が現れてボスと判り、樋口が来て「牧田は因幡を犯人に見せかけ、慶太の復讐を狙い」「市川と接触し、小野寺を仲間にしたが勝手に大学で爆破を起こした」と知った。
樋口は牧田を説得して逮捕し、因幡が消え、樋口は謹慎が解けて市川を取調べ多数の死者を出した愚かだと告げた。


監督:児玉宜久
脚本:大石哲也
原作:今野敏『回帰 警視庁強行犯係・樋口顕』
出演者:内藤剛志・佐野史郎・逢沢りな・川上麻衣子・榎木孝明・尾美としのり・黒谷友香・志賀廣太郎・宇梶剛士・片山萌美・嶋田久作・夕輝壽太・萬雅之・俵木藤太・本田大輔・花田昇太朗・鶴田忍・萩尾みどり
制作年:2018年
91m


感想:

警視庁東京湾臨海署-安積班

東京湾臨海署強行犯係・水野真帆(野々すみ花)と桜井太一郎(石黒英雄)と須田三郎(林家たい平)と黒木和也(尾崎右宗)は容疑者を追い、強行犯係・村雨秋彦(原田龍二)が逮捕し。東報新聞の番記者・山口友紀子(井上依吏子)とフリージャーナリストの由良清和(本宮泰風)は取材した。
強行犯係長・安積剛志(中村芝翫)らは出動し運河で40-50代の男性遺体を調べ、課長・榊原肇(モト冬樹)は外傷は無く顔が潰され検死でリンパ節と筋肉に壊死が見られた毒物が疑われると聞き、さらに臨海総合病院に救急搬送された患者2人が死亡し同じ壊死が見つかったと連絡が入った。
村雨と桜井は病院で被害者は何者かにコウモリ傘で足を刺されたと聞き、須田と黒木は運河の近くを捜査し不審者を見つけ、被害者は元判事・鈴木とヤクザ・緒方で遺体からは猛毒のリシンが検出され、かつてヨーロッパの秘密警察がジャーナリストをコウモリ傘に仕込んだ毒物で殺害した史実もあり模倣の可能性があった。
署長・野村武彦(宅麻伸)と榊原と安積は打ち合わせ、捜査1課管理官・池谷陽一(小木茂光)が来ると聞き、強行犯係に犯行声明映像で送り付けられ、安積班を名指した男姿に、安積は5年前の神山事件を思い出したが、本庁から池谷らが来て極秘で捜査を指示されたが東報新聞が報じた、池谷は独自の捜査方針を命じた。
「暴力団が詐欺事件を取材した記者・神山(須賀貴匡)に報復し、詐欺犯・喜田川が殺され神山に疑いがかかり、佐治係長(千葉哲也)が安積を尾行して神山を逮捕し、否認した神山は裁判で有罪になった」、安積と水野は東洋テレビを取材し、須田は不審者を尾行しコウモリ傘で刺され病院に運ばれた。
黒木は佐治係長を殴り謹慎になり安積班は捜査から外され、安積は神山事件の再捜査を始めた、須田の事件を東報新聞が報じ、安積は山口に極秘捜査を告げると由良から神山のスタッフ・河合亮助を聞き、村雨は池谷に指名手配を依頼した。
安積は拘置所で神山から河合はテロでないと聞き、村雨らは神山の妻に会い、野村は池谷の権限外として黒木を復帰させ、安積はメールで呼び出され、捜査本部が河合の潜伏先を掴み、山口は由良の違法捜査を知り別れ男に襲われ、村雨らは佐治らとリシン製造場所を突き止め家宅捜査した。
<以下、隠し字>
安積は山口を人質にした犯人と会い、黒木が来て助けて犯人を逮捕し由良と判った、「河合は暴力団幹部・伊丹が喜田川殺害犯で毒で脅して自白を取ろうとし、由良は河合を殺害して運河に捨てた」と自白した、佐治らは伊丹を逮捕し池谷は捜査本部を解散した。
安積は神山に伊丹の逮捕を知らせ、野村は安積に神山事件再捜査本部に参加出来ない、警察全体の問題だと告げ、須田が復帰した。


演出:酒井聖博
脚本:大川俊道
原作:今野敏「潮流 東京湾臨海署安積班」
出演者:中村芝翫・原田龍二・林家たい平・野々すみ花・尾崎右宗・石黒英雄・井上依吏子・本宮泰風・モト冬樹・小木茂光・宅麻伸・須賀貴匡・千葉哲也
製作年:2018年


感想:

今野敏サスペンス 隠蔽捜査・去就

大森北署署長・竜崎伸也(杉本哲太)は朝自宅で妻・竜崎冴子(鈴木砂羽)から娘・竜崎美紀(三倉茉奈)が竜崎の元上司の息子の交際相手・三村からのストーカー被害を聞き息子・竜崎邦彦(佐野玲於)は別れるべきと言い、警視庁刑事部長・伊丹俊太郎(古田新太)は通勤電車で痴漢の疑いを受けた。
竜崎はストーカー対策チームに刑事・戸高善信(安田顕)を選んだが了承が得られず、警察庁長官官房長の上條貴仁(生瀬勝久)はストーカー対策チーム作りを早くマスコミ公表を目指して各方面に檄を飛ばした。
竜崎は副署長・貝沼悦郎(松澤一之)から対策チーム候補の生活安全課・根岸紅美(高山侑子)を聞き、警務課長・斎藤治(八十田勇一)から「寺川真智子(佐野ひなこ)の失踪届が出されストーカー被害で2週前に相談を受けた」「伊丹は根岸に大森北署に連行された」と報告され、伊丹は他の目撃者が出て無罪と判った。
第二方面本部長・弓削篤郎(菅原大吉)は上條から対策チーム名簿作成を急がされ、竜崎は上條らに提出延長を告げ対立し、大森北署管内で殺人事件が発生し被害者と揉めた男女2人が行方不明で、女性は寺川真智子だった。
捜査本部が出来て本庁捜査1課管理官・岩井豊(迫田孝也)は「被害者・中島と行方不明者・下松洋平(平埜生成)と同行者・寺川が目撃」と告げ、下松は寺川のストーカーの疑いがあり中島が下松を訪ねたと判り、竜崎は戸高を対策チームに入れたが根岸は夜回りを理由に断り、下松の猟銃保持の情報が入り、竜崎は戸高に根岸のフォローをさせた。
竜崎は上條から銃器対策レンジャー導入を提案されたが待機のみ認め、下松の車が神奈川で見つかった、戸高は根岸と夜回りし、次に事件現場付近で下松の車が見つかり、戸高と根岸は駐車した無人の下松の車を見つけ、戸高は寺川の同僚女性からメールで立て篭もりを聞き、弓削は銃器対策班出動を望み、根岸は下松の母・優子を見つけ、竜崎はそのスマホでSITに交渉させたが不明点が多く捜査をやり直しを考えたが、マスコミが事件を知り押しかけた。
弓削が指揮を執り銃器対策班を出動させ、竜崎と伊丹は根岸と戸高から情報を得て、竜崎と根岸は寺川のストーカーは中島の方で、寺川が刺したと考えた、伊丹は神奈川県警から回答を受け、弓削が銃器対策班突撃命令を出したが竜崎が中止させた。
<以下、隠し字>
伊丹は下松は猟銃を持っていないと告げ、SITが自宅を確認し無人と判り、竜崎は銃器対策班の撤退の指示を出し、捜査本部は下松と寺川を探し、翌朝に根岸は2人を見つけて寺川を逮捕して下松を保護した、弓削は上條に報告し、竜崎は根岸と戸高を自宅に連れて美紀の相談を受け、美紀は自分の意思を伝えていないと明かした。
翌日に竜崎は監察官・梶洋太郎(渡辺いっけい)から弓削と事情聴取され、撤退判断は的確で不問にし上條も同意見だと告げ


演出:岡本伸吾
脚本:小山正太
原作:今野敏「去就・隠蔽捜査6」
出演者:杉本哲太・古田新太・安田顕・松澤一之・三倉茉奈・八十田勇一・佐野玲於・佐野ひなこ・高山侑子・菅原大吉・麻実れい・渡辺いっけい・鈴木砂羽・生瀬勝久・平埜生成・迫田孝也
製作年:2019年


感想:

機捜235 今野敏サスペンス

機動捜査隊・通称・機捜は警視庁刑事部直轄の執行部隊で機捜235=覆面パトカーで街を密行して通報に真っ先に駆け付ける。
警視庁第二機動捜査隊・高丸卓也(平岡祐太)は逃亡犯を逮捕したが相棒・梅原が怪我をした、渋谷中央署で警視庁第二機動捜査隊渋谷分駐所所長警部・安永知世(山本未來)は警部補・徳田一誠(東根作寿英)と巡査・井川栄子(柳ゆり菜)と、梅原健太(染谷俊之)の代わりの相棒の縞長省一(中村梅雀)と会った。
高丸は縞長と2人で機捜235に乗り込み街を巡回し、通報で行くと春日徹(吉岡睦雄)が富岡理香(階戸瑠李)と口論し、理香の担当弁護士・榎本睦美(釈由美子)が来て元上司・春日をセクハラで訴えていて、春日を制服警官に引き渡した。
通報で渋谷の高架下に駆け付け遺体を調べると田中諭の名札を持ち、近くの飲食店主・鈴木剛(金井勇太)と家族に聞き込み、渋谷中央署刑事課主任・熊井勝(神保悟志)に引き継ぎ、縞長は遺体の顔は常習窃盗で指名手配の志田信夫(芦川誠)と告げた。
高丸と縞長は道で老婆・向井チズ(大方斐紗子)を自宅に送り孫・聡美に引き渡し拾得物を受けとり、縞長は指名手配犯・木下貢を見つけ確保した、駐所所に戻り安永は縞長は元見当たり捜査班で指名手配犯の顔を記憶して逮捕する部署にいたと告げた。
翌日に捜査本部で捜査1課管理官・天童隆一(榎木孝明)と係長・諸岡仁志(岡田浩暉)は指揮し、東都新聞記者・柏田(住田隆)が熊井に手柄と問い、高丸と縞長は熊井と志田の自宅を家宅捜索しUSBデータから睦美の法律事務所に盗みに入った痕跡を見つけ、睦美に事情を聞くと何も盗まれていないと聞いた。
高丸は佐野亜里沙(安座間美優)と会い話すと、縞長から呼び出され「20年前に蒲田の殺人放火事件被害者・榎本雄一郎は睦美の義理の父で、被疑者・松尾和也は逃走中に死亡した。縞長は蒲田中央署で担当し天童は同僚だった」と聞いた。
翌日に高丸と縞長は諸岡らの応援で志田の仲間・安斎隆次の確保に向かい、男が逃亡したが縞長は別人と見て逃し女性に変装した安斎を確保した、縞長と高丸は天童から内部情報漏れは秘密と言われた、睦美は事務員・柴田と話し盗難に気づき、諸岡は安斎を取調べたがアリバイがあった。
高丸と縞長は熊井と安斎の交際相手・芦田彩夏の店を調べ防犯カメラから志田と春日を見つけ、高丸と縞長と天童は睦美から裁判と原告・理香の情報が盗まれたと聞いた、縞長は防犯カメラから志田が持つバッグがチズの拾得品と知り、拾った場所には写っていなかった。
<以下、隠し字>
熊井は諸岡から芦田彩夏との関係を疑われ、春日は理香を尾行して拉致し高丸と縞長は徳田と井川は追い詰めて確保した、春日は志田に盗みを依頼したと認めたが殺人は否定し、資料データに鈴木剛の写真があった。
高丸と縞長は鈴木らに睦美が事件当夜に来たと聞き天童に報告し、熊井は盗品から榎本雄一郎の時計を見つけ芦田彩夏への情報漏れはないと告げた、高丸と縞長は雄一郎の事件を調べ、巡回で向井チズを見つけ昔の記憶と知り志田のバッグを防犯カメラで追跡した。
睦美が消えて機捜はNシステムで追跡し、縞長は雄一郎の事件関係者を知った、睦美は鈴木剛に自首すると告げ、高丸と縞長が来てカメラ映像から鈴木剛が殺害犯と告げ、鈴木剛は20年前に志田と盗みに入り睦美を襲っている雄一郎を殺害した、志田は成功した睦美と鈴木剛を脅していた。


監督:児玉宜久
脚本:安井国穂
原作:今野敏
出演者:中村梅雀・平岡祐太・釈由美子・金井勇太・東根作寿英・柳ゆり菜・岡田浩暉・染谷俊之・階戸瑠李・安座間美優・吉岡睦雄・芦川誠・山本未來・神保悟志・榎木孝明・住田隆・大方斐紗子
製作年:2020年
96m


感想:

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