山村美紗・サスペンス:4

狩矢父娘シリーズ(16)京都・嵐山鵜飼い殺人事件!

京都府警・狩矢警部(田村亮)の娘・和美(藤谷美紀)は、唐竹企画の記者兼カメラマンで夏目(原田龍二)という新聞記者の恋人がいて、社長・山野美野里(山村紅葉)から父を誘い「仲良し親子で行く京都文化体験ツアー」に参加の確認された。
親子で体験のツアーで主催者・倉橋法子(阿知波悟美)が同行し福田千早(宮本真希)が助手で本業は衣類のなおし屋で、ツアーにクラブママ・栗本カオリ(高橋かおり)と客・柏田(下元年世)が親子を装い参加し、弁護士・向井信也(五代高之)と女優の娘・綾(かでなれおん)も参加し、狩矢が仕事で抜け和美は向井とカオリの言い争いを見かけ、和菓子屋・浅川(勝野洋)から法子がみやげを貰い、嵐山での鵜飼鑑賞に狩矢も合流し屋形船に乗るが、向井が苦しみ死に検死で服毒死と判明した。
浅川堂店内に毒物混入の痕跡はなく、客に配るまでに毒物混入になるが、菓子はどれに毒物があるか見分けがつかなく、向井を柏田ら多数が恨んでいて、和美は向井の招待状を探し、夏目に写真の怪しい男を見せ、刑事は父に菓子を渡した綾を疑い、和美は父と母・澄江(中野良子)に招待状を聞き、写真の怪しい男を見せると狩矢は預かった。
綾に法子が嘘を言っていると話し、和美と夏目は事件を再現しに鵜飼いを見にいくと千早に頼み、浅川堂で主人が子を亡くしたと聞き、屋形船に乗ると千早が法子が殺され載せられている舟を見つけ殺害現場は別で舟に運ばれ、和美と夏目は向井の10年前の交通事故の疑いを知り幼稚園で被害者・尚太を聞き、写真の男・下平(村田充)が捕らえられ、和美と夏目は交通事故犯が綾と疑い、和美は綾に聞くと霧で見えなく向井が隠蔽した。
<以下、隠し字>
和美は綾にメールで呼びだされてツアーメンバーも呼ばれ、家に鍵がかかり綾が倒れ手近なブロックで窓を割って入り、パソコンに遺書があり自殺が疑われたが、和美は密室の謎が解け窓を割ったブロックに鍵があり、潔癖症の向井が道具で和菓子を食べそれに毒があったと考えた。
狩矢は下平とカオリの関係を知り、夏目はカオリと向井の関係を知り、和美はカオリが木坂尚太と会っていると聞き夏目に電話しあじさい寺に行き、夏目は狩矢に連絡し、和美は千早がカオリを脅すのに会うが、共犯の浅川が存在し偽装を行い・・・。


監督:上杉尚祺
脚本:守口悠介
原作:山村美紗「長良川鵜飼い殺人事件」
出演者:藤谷美紀・田村亮・原田龍二・山村紅葉・宮本真希・高橋かおり・勝野洋・阿知波悟美・五代高之・かでなれおん・下元年世・中野良子・村田充
制作年:2014年


感想: 京都の案内広告映像とも言える。
語り役に和美が頼り無い。
証拠がない共犯犯罪はドラマの世界。

狩矢警部シリーズ(14)京都ベリーダンス殺人事件

京都府警・狩矢荘助警部(船越英一郎)の娘・和美(前田亜季)が生活安全課に異動になり橋口健太刑事(載寧龍二)や皆川悠子刑事(雛形あきこ)が狩矢の妻・澄江(山村紅葉)に説明し、歌舞伎俳優・山本慶二郎(渋谷哲平)のストーカー警備が初仕事だった。
山本の死体がマンションで発見され狩矢警部らが来て、青酸系の毒物を検出し芸者・雪乃(尾上紫)へ直筆メモがあり、課長・小岩井(浅野和之)は自殺と言うが菅田瑠依刑事(小橋めぐみ)や鶴見刑事(河西健司)や狩矢は疑問で松沼刑事(幸世)や山根刑事(山口竜央)や神山刑事(南雲勝郎)が調べた。
慶二郎の代役は加藤光太郎(隆大介)で訪れた菅田と橋口に自殺は疑問だが事件と無関系と否定し、狩矢は置屋で雪乃と女将・季美子(大島さと子)に事情を聴き、慶二郎は芸者・秋華(長谷川かずき)と恋仲だと分かり、山本はベリーダンスの水口麗奈(藤澤恵麻)も追いかけていた。
雪乃と秋華の踊りイベントが行われ、狩矢と皆川ら狩矢班が警護し、光太郎と老舗酒造会長・寺嶋将吾(寺田農)と日本画家・柘植真紀子(眞継玉青)らが来て、狩矢は麗奈に山本を聞き、雪乃らの日本舞踊と麗奈らのベリーダンスがコラボしたが、秋華が倒れ息絶え青酸系毒物が検出され道具に針が有ったが直前に雪乃から奪い中央で踊ったと判り、山本の部屋の鍵は多数が持ち、秋華や真紀子も含まれた。
狩矢は麗奈を訪ね30年前に拾われ養女で育てられトルコでベリーダンスに会い始め、養父が10年前に殺されたが犯人は見つからず誘われた祇園で闘い踊ったと言い、皆川と菅田は置屋を張り、寺嶋が秋華追悼で雪乃と麗奈が踊り、その最中に寺嶋が青酸毒で殺され狩矢は鑑識を呼び調べた。
首に傷跡があり、狩矢は季美子からベリーダンスのミニシンバルをヒントに似た道具を使い始めたと聞き、元課長・佐久間(渋谷天外)から水口酒造の30年前の死を聞き寺嶋酒造に吸収と聞き狩矢は麗奈に30年前と10年前の事を聞くと寺嶋が養父を殺し警察は調べず許せないと言い、加藤は皆川に雪乃は娘と言い山本に脅されたと告げた。
<以下、隠し字>
狩矢は寺嶋殺しの凶器はぐみの葉で、麗奈を祇園に呼んだ人物を知り、雪乃の電話を聞いた和美の連絡で狩矢は季美子と雪乃を探し、季美子が麗奈の母で寺嶋を殺したと言い、狩矢が止め刑事らと麗奈が来て、記憶を失っていた季美子が麗奈の踊りを見て思いだし10年守ったが、寺嶋と山本が麗奈を狙い山本を殺し目撃した秋華に脅迫され殺害した。
狩矢は季美子の自害を止め、麗奈は知ったばかりと言い・・・・・・。


監督:藤岡浩二郎
脚本:深沢正樹
原作:山村美紗「華麗なる復讐」
出演者:船越英一郎・山村紅葉・前田亜季・雛形あきこ・載寧龍二・小橋めぐみ・河西健司・幸世・山口竜央・浅野和之・南雲勝郎・渋谷天外・藤澤恵麻・大島さと子・尾上紫・長谷川かずき・眞継玉青・隆大介・渋谷哲平・寺田農
製作年:2014年


感想: 事件は多いが詳細は不明。
それらの繋がりを見つける。
アリバイが曖昧で単独犯が可能。

赤い霊柩車35-黒の審判

石原明子(片平なぎさ)に黒沢春彦(神田正輝)が遅刻し別れ、社長・明子が石原葬儀社に出社すると従業員・秋山(大村崑)と内田良恵(山村紅葉)が近くに競合葬儀社ができ飛び込み営業が必要と言い明子と秋山で老舗料亭・和楽に行くが女将から追い返され、良恵が競合店を調べ、春彦は友人・志村(宮川一朗太)と和楽にいて、女将・田島沙織(渡辺梓)は春彦に耳打ちし去るが、沙織がホテルの一室で殺され狩矢警部(若林豪)が来て現場に男物のハンカチが有った。
沙織の葬儀を石原葬儀社で行い明子は不倫相手を追い返す指示を受け、会場で準備中の明子と安藤杏子(杉田かおる)に弔問客・佐伯加奈子(南野陽子)と伊藤雪枝(山下裕子)が来た、春彦が志村と来ると親族が春彦を不倫相手と言い、狩矢の質問に答えない春彦は容疑者と同行され黙秘を続け、翌日に和楽に明子が行き春彦は婚約者と杏子に言い、帰りに良恵と相沢(佐々木すみ江)と会い志村が来てケースワーカーで、狩矢は明子にホテルでの目撃証言を告げ、明子は田島から沙織が金属アレルギーだが指輪を外さず、相沢から娘・利香が殺され犯人が不明と聞いた。
明子は加奈子に会い犬を怖がり、志村は相沢の死を見つけ良恵は火葬だけと聞いており部屋で5人組の写真で里香(寺田千穂)が沙織と仲が良かったと聞き、明子は杏子に里香の母の死を伝え4人が里香を応援したが死に誰にも秘密はあると言い、春彦が釈放され明子に沙織の不妊治療相談されたと言い、相沢の葬儀に3人が来て明子が志村から聞いた開店資金の話しを加奈子は知らない筈と言い、春彦が志村に言われ翌日に行くとおらず、夕方明子も行くと3人も来ておりクーラーがつき、杏子が窓を割り入り死体を見つけ温度からの推定死亡時間に皆にアリバイがあり、沙織の不倫相手と判った。
<以下、隠し字>
狩矢が明子と春彦に里香の事件で容疑者・大野が自殺し4人は一緒にいたアリバイがあると言い、明子は相沢の遺産整理で犬の写真を見つけ加奈子がいなかったと考え、春彦は大野に恋人がいたと聞き、明子は部屋が冷房と考え死亡推定時間が変わり春彦が逮捕され、明子は加奈子と雪枝と杏子に会い里香殺害時の偽アリバイを杏子に頼み、狩矢が里香が沙織のブレスレットを握っていて、雪枝が沙織と加奈子が殺したと言い、明子は杏子が騙した沙織を殺し揃いの指輪を贈り里香殺害犯を知り、沙織と志村を殺しクーラーのトリックをしたと自供した。


監督:樹下直美
脚本:福田卓郎
原作:山村美紗(「死体はクーラーが好き」より)
出演者:片平なぎさ・神田正輝・若林豪・大村崑・山村紅葉・杉田かおる・南野陽子・宮川一朗太・渡辺梓・山下裕子・佐々木すみ江・寺田千穂
製作年:2015年


感想: 物証がない。
共犯が多い。
トリック解明で犯人が絞られる。
指輪とネックレスは何とも判らない。

名探偵キャサリン

アメリカ副大統領の娘で来日したキャサリン・ターナー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、副大統領と懇意の外務大臣・浜口幸夫(里見浩太朗)が案内し爆竹騒ぎが二条城で有り、幸夫は甥の准教授・浜口一郎(谷原章介)を呼びキャサリンの滞在時のエスコート役にしアメリカのビジネスに華道を取り入れる目的で父の離日後も滞在し家元3家の東郷流風(竜雷太)・西川鳳(榎木孝明)・山野華子(濱田マリ)と会い、一郎はSP・吉田(黒川英二)と雑賀(松田珠希)と西川鳳がキャサリンにビジネスを勧め息子・西川和彦(尾上松也)と久条麗子(高岡早紀)を紹介し、東流・小川麻衣子(笛木優子)が友人だがビジネスは別と答えた。
キャサリンが麻衣子を訪れると出かけ、流風と妻・悠子(藤田弓子)は麻衣子を嫌い、麻衣子が殺され府警・橋口(宇梶剛士)と鑑識(中西良太)らが臨場し、キャサリンが麻衣子に会いたいと言い研究室助手・吉村峰子(山村紅葉)も同意したが幸夫は帰国を命じ一郎とキャサリンは橋口らからも帰国をいわれ、麻衣子発見場所でキャサリンは自分のせいで殺された可能性を疑い死の真相を突き止めると考え一郎は手伝い、橋口らは流風から麻衣子が東流を辞めると聞き、麻衣子のメモが時間を示し身元を隠さず有名だと思う華道会の人物を疑った。
四条で小火騒ぎがあり次週は華道会会場と予想しキャサリンと一郎も行き、西川鳳が会長に選ばれ副会長に山野華子がなり、茶室で西川鳳が殺され華子と流風と麗子が見つけたが鍵がかかりこじ開け華子と流風が警察に連絡し、橋口は内部他殺を疑いギャラリーの伊吹(河相我聞)が麗子に来て、和彦に橋口とキャサリンと一郎が話しを聞き、鑑識が毒殺で同一犯と考え、キャサリンと一郎が六条で爆竹騒ぎに遇い次は四条と考え、流風が誘拐され血が付いたバッチと流風の死体が見つかり和歌山白浜と考えられ移動方法が不明で、キャサリンと一郎は大学で橋口から他の車が見つかったと聞き片方を切り離す方法で、現場が京都と考えた。
<以下、隠し字>
キャサリンは和彦の容疑を聞き車で連れ去り、和彦は麻衣子と付き合い隠れて会い東流を辞め公表予定でデータ場所で事件が起き、知っていた人物と麗子を疑い、伊吹が刺殺され一郎はキャサリンに茶室で言うと別の事件と考え密室を解き、一郎は犯人が計画を変えた理由を考え久条麗子に行くと煙が出てキャサリンが居て犯人と言い助け、茶室でふすまを破り外へ出て外から張り替え後で中を貼ったと言い、麗子は流風の娘で復讐を狙い優しい和彦に惹かれたが麻衣子と恋仲で、家元に取り入るが裏切られたと犯行を自供した。


監督:唐木希浩
脚本:岡本貴也
原作:山村美紗「花の棺」
出演者:シャーロット/ケイト/フォックス・谷原章介・尾上松也・高岡早紀・宇梶剛士・山村紅葉・笛木優子・藤田弓子・竜雷太・榎木孝明・濱田マリ・河相我聞・里見浩太朗・中西良太・松田珠希・黒川英二・久保田祐来
製作年:2015年


感想: トリックが一杯の代表作。
人数的に犯人当てよりも、トリック推理が主体だ。
登場人物への役割分担が結構大変だ。

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