梓林太郎・サスペンス2

信州山岳刑事 道原伝吉4

安曇野北警察署は山岳遭難救助隊常駐警察署で、主任・道原伝吉(松平健)と降旗節子(雛形あきこ)は結婚詐欺犯・廣田浅子(小沢真珠)を電車で護送し、署で課長・四賀(森田順平)や刑事・岡島(内浦純一)や牛山(前田健)が心配し、根岸(石垣佑磨)が人質・菅井栄子(小野真弓)に銃を向け現れ、浅子の手錠をはずし連れ須坂駅で下車し、老舗旅館・千華苑の送迎ワゴンで女将・重村由美子(あめくみちこ)と大番頭・関本(大浦龍宇一)と逃走し、県警管理官・鷲崎(宅麻伸)と捜査1課・古澤(賀集利樹)が道原と節子に事情を聞き、浅子は根岸に大金が常念岳にあると言った。
千華苑でニュースを娘・沙耶(遊馬萌弥)と友で道原の娘・比呂子(谷内里早)と道原の妻・康代(斉藤慶子)が聞き、旅館に由美子から犯人の要求で登山用の装備品一式と午後5時に常念岳に警察の1人が来いと電話が入り、鷲崎は道原に託し、ワゴン車が発見され根岸らは登山道を歩き4人の人質は疲労し、道原は指示場所で装備品を渡し人質解放を交渉すると、勝手に追った古澤らが見つかり根岸は人質を連れ通信機を破棄し、本部で鷲崎と道原が栄子と根岸の関係と人質が多いと疑い、道原は浅子人質が偶然かを疑った。
根岸は常念岳の金を1億以上と言い、栄子の夫の菅井住販社長・菅井利一(川口力哉)が元従業員・根岸で半年前に辞めたと聞き、道原と節子は根岸の家を調べ、岡島と牛山は隊長・小室(瀬野和紀)から遺留物と犯人の要求を知り、中峰岩に道原と節子が向かうが来ず道原は時間稼ぎと考え、根岸らは山小屋に着くが金は無く、翌日に道原と節子は怪我した関本を見つけ登山用具を見て、小屋は人の形跡がありSN表記のバッグと血痕付き包丁を見つけ、鷲崎の連絡で根岸が2人組の犯行の松本老資産家富岡殺害事件被害者の孫と判り、現場の家の隣人から家は菅井不動産に安く買われたと聞いた。
根岸らは常念ヒユッテに押し込み、道原と節子は菅井の指紋を調べ菅井の悪い噂と浅子との繋がりを知り鷲崎に警察に隠したと伝え、2人組が菅井と浅子と考え関本が山登りを想定した疑問を伝え、菅井は根岸から常念ヒユッテに呼び出され、道原は沙耶に会い、康代が由美子が主人の負債に追われ漸く乗り越えたと言い、由美子の撮った写真を見た。
<以下、隠し字>
翌日に指紋から菅井と浅子が松本老資産家事件犯人と判り、菅井が消え常念ヒユッテに向かったと知り鷲崎は捜査陣を向かわせ、菅井に根岸が祖父殺害を浅子に聞いたと言い、警察が包囲し道原が指紋の証拠を言い2人を狙う根岸をなだめ逮捕すると、由美子が消え道原と節子が追い根岸に浅子を拉致させ、借金で菅井に会い1億を知り浅子を尾行し小屋を知り先に盗み、根岸に犯人を教え殺させ様とし止めた関本を巻き込んだと言った


監督:村松弘之
脚本:久松真一・鈴木康弘
原作:梓林太郎「反逆の山」
出演者:松平健・雛形あきこ・宅麻伸・あめくみちこ・石垣佑磨・斉藤慶子・小沢真珠・賀集利樹・大浦龍宇一・森田順平・川口力哉・小野真弓・内浦純一・前田健・瀬野和紀・遊馬萌弥・谷内里早
製作年:2015年


感想: 誘拐事件が金銭目的は減少した。
取引方法の新味が難しくなり、他の目的の隠れ蓑となった。
その舞台に山が絡むと、人物が限られる。
90m

北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼7 白馬大雪渓・殺意の罠

白馬北警察署主任・小室康平(渡瀬恒彦)が山岳救助隊員・一色宏美(一色采子)と隊長・紫門一鬼(高嶋政宏)にヘリ出動要請し石田(小林健)と桜井(若山騎一郎)らと行くと軽傷でガイド・村越(深水三章)が応急処置し、夫が勝手に救助要請したと揉めたが運び下ろし、山小屋主人・大杉(高橋元太郎)と手伝い・秋葉美由紀(山下容莉枝)に会い、昨年救助した華道家・峰原弥生(野村真美)と編集長・高畑(潮哲也)が弥生の撮影の連泊と告げるが山岳カメラマン・篠田由香(遊井亮子)は急ぎ、高畑と意見と対立し大杉が紫門にバラバラと言った。
大杉が弥生に雪渓への塗料紅がらの印沿いの行き方を教え、3名が生花と雪渓の写真を撮り美由紀が弁当を運び村越が来て、高畑が雪渓を登り墜落し紫門ら救助隊が出動し高畑の遺体を発見し刑事・伏見が所持写真を疑い紫門は紅がらの方向が不自然で小室と渡部刑事(渡辺寛二)と松山刑事(吉野容臣)にアイスハーケンの疑問を言い、大杉は付近で使わないと言い、横浜の高畑の葬儀で紫門は妻(矢代朝子)から離婚寸前で弥生と不倫で高畑が峰原流の後継者選びに動いたと聞き、弥生を訪ねると高畑の死亡原因調査を頼まれ関係を切ったと言われ、紫門は由香を訪ね高畑と弥生は悪女で初めてでないと聞いた。
紫門は高畑の妻から野心で恨みを買い女性カメラマンと村越からの脅す電話と差出人不明の写真が届いたと聞き、弥生にも届き、大杉から写真が立山と聞き、小室らに村越の関係を告げ写真に村越と高畑ともう1人が写ると知るが、村越が山で後頭部打撲で死に伏見らが家宅捜査し、紫門はパソコンで立山での山岳カメラマンの死の小説を見た。
紫門は大杉から藤野幸平の死を知り山岳写真を見て、小室は弥生にアリバイを聞き、紫門は立山山荘の広岡(丹古母鬼馬二)に幸平の事故を尋ね村越と高畑の釈明を聞き、由香が幸平の弟子で泣いていたと聞き、長野市で紫門と宏美は母・藤野喜代(島かおり)に息子の部屋で由香にカメラを譲ったと聞き、由香から高畑と弥生が写真を盗んだが高畑は相手にしなく弥生との関係を匂わし、弥生の写真集に誘われ乗ったと聞いた。
<以下、隠し字>
小室は由香の話しを疑い幸平の相手が誰か考え、紫門と石田は現場を調べ犯人がザイルを咥えたと考え警察は口唇紋を調べ美由紀と一致し、紫門は喜代から美由紀と幸平の仲を聞き犯人と知り、紫門と大杉は黒石登山道で弥生を襲う美由紀を止め、高畑と村越が幸平を見殺しにした言い合いと脅しを聞き雪渓の紅がら線を変えて高畑を墜落させ村越に脅され突き落としたと自供を聞いた。


監督:中村金太
脚本:渡辺善則
原作:梓林太郎
出演者:高嶋政宏・渡瀬恒彦・一色彩子・片桐竜次・小林健・若山騎一郎・野村真美・山下容莉枝・潮哲也・深水三章・島かおり・高橋元太郎・遊井亮子・矢代朝子・丹古母鬼馬二・木村有里・渡辺寛二・吉野容臣
製作年:2005年


感想: 事故かどうか不明だと捜査が様子見になる。
どの死も山では、曖昧さが残る。
突然の科学捜査は付け足しに見える。

北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼11 谷川岳・白馬岳・常念岳

北アルプス山岳救助隊隊長・紫門一鬼(高嶋政宏)は、群馬県警谷川岳警備隊隊長・田所遼平(渡辺裕之)と谷川岳で岩登りすると遭難情報が入り、西黒尾根で単独行の男性遭難で急行し登山初心者の軽装で身元が確認出来ず、紫門は「基本理念」を書いた印刷物と聖母マリア像のペンダントを見つけた。
白馬警察署・小室主任(渡瀬恒彦)が天気が荒れると言い、中房温泉で親爺が紫門と隊員・一色宏美(一色采子)を迎え、女(実は松本市中信中央病院理事長・蓮田奈緒子(秋本奈緒美))が聞かず会った病人を気胸で緊急治療し、常念岳の遭難で紫門らが行くと女が死亡し身元不明で「基本理念」を書いた印刷物を持ち、小室と伏見刑事(片桐竜次)と渡部刑事(渡辺寛二)と松山刑事(吉野容臣)らに谷川岳の事を告げた。
田所から紫門が遭難者身元が銀行員・大槻(佐藤旭)で初心者と聞き、小室が紫門に女の死因を告げ、紫門は強力・ヤマちゃんから近くで女を見たと聞き、渡部らは印刷物の発行元中信中央病院で院長・藤波(薬師寺順)に会い、紫門は隊員・石井(小林健)らに女が絡むと告げ宏美からファンド会社・南条美由紀(加藤まどか)と聞き現場を調べ大槻と似ていた。
紫門は中信中央病院で小児科閉鎖を医師不足と事務(ひがし由貴)に聞き、理事長・奈緒子に会い常念岳の遭難を聞き、亡き父・蓮田正三(西沢利明)の影響で登山し常念岳と谷川岳は未踏と聞き別居中の夫・藤波と言い合い、紫門は藤波に呼ばれるが会えず白馬岳で遭難遺体で発見され、大槻が昨年まで松本支店勤務で支店長(牧村泉三郎)から中信中央病院が破綻寸前だが大槻が融資を進め奈緒子が反対で美由紀に指示を受けたと知った。
奈緒子が小室に嘘を認め、救助隊本部に奈緒子が来て信仰を捨てたと言い、伏見らが奈緒子を尾行し元リンゴ園経営・元山(中村圭太)を訪ね農夫(嶋崎伸夫)が居ないと答え、伏見に2年前の病院たらい回しで中信中央病院で奈緒子が受け入れたが手遅れで妻子が死んだと聞き、紫門は田所から谷川岳に事故時に奈緒子が居たと連絡を受けた。
<以下、隠し字>
小室らは元山の手術に関わった元看護師・坂本晴美(越智静香)に状況を聞き奈緒子が受け入れ藤波が手術したが手遅れと話し、紫門と宏美は奈緒子に会うと探し物は見つからず病院を命がけで守ると聞き、紫門と小室らは晴美から手術過失を藤波が隠蔽し大槻と美由紀も奈緒子を脅し、録音映像を強力・ヤマちゃんになった元山に渡したと聞き、奈緒子が元山に会い公表しなかった訳を尋ねると元山は大槻と美由紀殺害し奈緒子にメッセージを残し会い映像を渡し告発を頼み飛び降り、紫門らが来て止め奈緒子が救命処置をして生き返った。


監督:中村金太
脚本:吉川次郎
原作:梓林太郎
出演者:高嶋政宏・渡瀬恒彦・秋本奈緒美・渡辺裕之・一色采子・片桐竜次・越智静香・中村圭太・小林健・西沢利明・江藤漢斉・薬師寺順・佐藤旭・加藤まどか・高杉勇次・牧村泉三郎・ひがし由貴・嶋崎伸夫・渡辺寛二・吉野容臣
製作年:2009年


感想: 山岳地図は立体的で、より理解しにくい。
結局は過去の事件が問題になる。
複数の謎の隠され形が自然に見える。

新・旅行作家 茶屋次郎・富嶽三十六景殺人事件

旅行作家・茶屋次郎(橋爪功)は週刊ロイヤル新編集長・烏丸桂子(高畑淳子)から世界遺産を巡る企画の第1弾が富士山と聞き葛飾北斎の富嶽36景を思いつき、富士山麓で女(西原亜希)に会い笛吹市で登録功労者の藤尾開発社長・藤尾泰三(石丸謙二郎)に行くと秘書・香坂(大浦龍宇一)が案内し、社長室で泰三と息子・憲之(草野康太)と元妻・袋田英恵(宮崎美子)が居て泰三が銀座の店の客と言い、泰三が北斎の絵を見せ自然保護を聞いた。
茶屋と英恵は旅館・女将(元井須美子)から同部屋を言われ、英恵はロビーで女に赤ん坊を預かり、茶屋はタクシー会社で聞き大蔵山に行き崖下に男の遺体を見つけ、山梨中央署・勝又(相島一之)ら警察が来て被害者は松金不動産社長・松金耕一(志賀圭二郎)で後頭部に傷があり右手に絵が握られ、広瀬巡査(遠山俊也)が赤ん坊保護に来て茶屋のファンと言い、茶屋と英恵は赤ん坊を一時預かった。
茶屋は地元新聞記者・黒川(加藤虎ノ介)に取材され、女将から松金不動産と藤尾開発がライバルで大蔵山の土地開発でもめていると聞き、茶屋のカメラに女が写り、勝又らは松金不動産で息子・智也(山口翔悟)に会い茶屋が女の写真を見せたが知らず、勝又らは藤尾開発で泰三は対立は認め土地は買い上げたと主張され、絵は富嶽36景広州伊沢暁で社員全員が持ち歩く方針と聞き、憲之のアリバイは不確かだった。
茶屋は旅館で黒川から呼びだされ「富士山の自然を守る会」がボランティア活動をし、泰三と会長で県会議員・宍戸大二郎(佐藤B作)が居て娘・美香(多岐川華子)は智也と婚約中と紹介され、取材に大二郎が富嶽36景・甲州石斑沢の絵を間違い泰三は不審で、茶屋は広瀬から死因は頸椎骨折で後頭部傷は死後と聞き、翌朝に憲之が泰三の遺体を発見し手に北斎の富嶽36景・甲州三坂峠の絵があり香坂が同級生・黒川と泰三と飲んだと言い、勝又らは毒殺と知り憲之と赤ん坊の女を探した。
茶屋は黒川と話し桂子に調査を頼み香坂にアリバイを聞き憲之と現場を調べ、智也が大二郎から耕一の書類破棄を言われ、茶屋は桂子から香坂が会社乗っ取りのスペシャリストと聞き勝又に伝え、香坂の死体が沼津で発見され富嶽36景・甲州石斑沢の絵を持つが発見場所と繋がら無かった。
<以下、隠し字>
茶屋と勝又と広瀬が赤ん坊の母・小嶋早紀を見つけ智也の子で別れを言われ耕一を脅すが殺しは否定し、茶屋はアリバイを示し事故死を香坂が殺人に見せかけアリバイは不成立で香坂が黒川をアリバイに利用し泰三を殺した言った。
茶屋は香坂殺害は無関係と考え、英恵が女を諭し赤ん坊を返し甲州石斑沢の絵を海と間違ったと言い、茶屋は黒川から松金不動産が宍戸の不法献金の窓口と聞き勝又に知らせ、宍戸の車を調べると言うと香坂に脅されたと自供したが、茶屋はアリバイで無理と言うと美香が香坂が父を脅すのを見て殺したと自供し甲州石斑沢を知らなかった。


監督:鶴巻日出雄
脚本:田辺満・酒巻浩史
原案:梓林太郎
出演者:橋爪功・宮崎美子・高畑淳子・佐藤B作・相島一之・石丸謙二郎・大浦龍宇一・西原亜希・加藤虎ノ介・多岐川華子・山口翔悟・草野康太・遠山俊也・元井須美子・志賀圭二郎
製作年:2016年


感想: 富嶽36景を強引に絡ませた。
犯行的にはシンプルだが証拠不足だが、自供後は見つかるだろう。
謎の女が終わり近くまで正体不明は珍しい。
90m

このページの先頭へ