西村京太郎・サスペンス16

十津川警部37 「特急あずさ殺人事件」

捜査一課刑事・西本(堤大二郎)は元恋人・河合けい子(西本はるか)から電話でアリバイを頼まれ、警部・十津川省三(渡瀬恒彦)と刑事・亀井定雄(伊東四朗)と小西(中西良太)と村川(古川りか)らに話し、けい子の絞殺死体が見つかり十津川と安原(山村紅葉)と山下(山田アキラ)らが調べ都内の事件を調べ、あずさ13号の時刻を調べた。
十津川と小西はデジタルトレジャー社長・橋野要(高橋和也)のアリバイを安曇野のペンション「あるかす」オーナー・新井優子(星野真里)が告げた、十津川と西本は安曇野で優子に会い橋野が写真を見せた、渋谷で十津川は警視庁警部・佐々木(石丸謙二郎)に消費者金融強盗を尋ね警報が作動しなく内部犯を疑うと聞いた。
十津川らは優子から聞いた元判事・内田聡介(山本圭)と妻・やよい(二木てるみ)を訪ね「優子が橋野に拉致監禁され3年閉じ込められた」「優子と橋野が過ごし、監禁を否定した」と聞いた、十津川は佐々木から全日本警備・辻一道(佐伯直之)を聞きバー「ALBATROSS」真弓(伊藤こうこ)からけい子と会うと知った。
辻が殺害され十津川らが調べ襲撃犯以外がいると考え、優子に会い橋野が中途離れたと聞き、数日後に優子から橋野の同級生・丸山吾朗(稲宮誠)を聞き探し内田と元検事・長嶺悟(長谷川哲夫)と元弁護士・大賀達郎(中村方隆)と会い、西本らは丸山の内縁妻・あけみ(矢野トモ子)と丸山に会い行動を聞いた。
橋野が消え、あけみが襲われ丸山が消え、十津川は優子に橋野の行方を尋ね、精神科医(坂口進也)から知識を得て優子を癒やそうとして、橋野に脅され続け逃れられないと聞き、十津川らは金融襲撃犯が監禁仲間と知り、優子が消え、丸山の絞殺体が見つかり、テレビに情報が漏れ、十津川は橋野の電話に話しを持ちかけた。
十津川は橋野から襲撃犯との交渉を聞き優子救出を持ち掛け、あずさに乗ると橋野と佐々木が乗り、覆面男らが優子を連れて乗った、十津川は犯人の指示で甲府で降り車で追い松本で乗ると優子がいて取引が有ったと言い、犯人と橋野は消えた。
<以下、隠し字>
小西らはテレビ局で情報源は長嶺だと聞き、十津川は内田が病気で余命短く処刑し優子に協力を求めて橋野を攫ったと知り、佐々木と安曇野へ行き、橋野が内田らを刺し優子を追い、十津川は優子を襲う橋野を逮捕した。


監督:脇田時三
脚本:橋本以蔵
原作:西村京太郎
出演:渡瀬恒彦・伊東四朗・堤大二郎・山村紅葉・中西良太・古川りか・山田アキラ・小野武彦・星野真里・高橋和也・石丸謙二郎・長谷川哲夫・二木てるみ・中村方隆・稲宮誠・矢野トモ子・西本はるか・佐伯直之・伊藤こうこ・岡元八郎・坂口進也・栗山かほり・諏訪太朗・手島昭一・山本圭
製作年:2006年


感想:

新十津川警部シリーズ3 伊豆踊り子号殺人迷路

2017年東京、十津川警部(内藤剛志)と亀井刑事(石丸謙二郎)は警視庁・三上刑事部長(西岡德馬)と本多一課長(六平直政)から寺西敬介刑事(窪塚俊介)の編入を聞き、東都女子大教授犯罪心理学・香取信一郎(堺正章)が三上を訪ね、十津川班で安原警部補(前田美波里)と日下刑事(伊東孝明)と若林刑事(大迫茂生)と村川刑事(齋藤めぐみ)と会った、
西本刑事(高杉瑞穂)は休暇で恋人・宮城鈴香(辻本瑞貴)と伊豆高原へ行き、翌朝に鈴香が板前・香田重信(武野功雄)を包丁で刺殺して、西本の前で鈴香は胸に刺して崖から飛び下りた、静岡県警・矢原警部(志村東吾)と所轄・高梨刑事と十津川と亀井らは鈴香のマンションを調べ身元不明で、十津川と亀井は現場と宿を訪ね、女将・多田野弥生(阿知波悟美)は2人は初対面と言った。
数日後に横浜で会社員・小島繁(弓削智久)と山辺直美(鈴木聖奈)がデートし、直美が貴金属店主・丸山京子(羽田圭子)をナイフで殺して自殺した、十津川と西本らは小島から話を聞き、香取のサイコパスの講義を医療ジャーナリスト・鏑木瑠偉(矢田亜希子)が聴いた。
日下と村川は鈴香の本籍地・赤穂温泉で「父が死に母が香田と暮らすが20年前に香田は鈴香に関係を求め去り、母が鈴香に暴力を振るった」寺西は「香田が残した写真に少女の鈴香と母が写る」と知り、十津川は帰宅し妻・十津川直子(池上季実子)と話した。
寺西と若林は丸山が娘・直美を捨てたと知り、十津川は鈴香と直美が多重人格に関する本を読むと知り、十津川と亀井は千葉で類似事件発生を知り香取に会い多重人格での犯罪と聞くが、マインドコントロールを考えた。
元刑事の私立探偵・金井政彦(吉満寛人)が伊豆の一碧湖で射殺され、十津川らは調べ香と信の文字の名刺を咥え、香田の依頼で鈴香を調べたと知り、寺西は香取を疑えず、十津川は隣人(矢島喜八郎・矢島瑞枝)に会い、村川が香取の論文を和訳し、十津川は車に襲われ、安原は一碧湖の医療センター顧問に香取が就任し加害者3名が通うと調べた。
十津川は鏑木から呼ばれ「コロラドで香取の助手・キャサリンが類似事件を起こし、香取が論文を書き」「催眠療法とマインドコントロールを疑う」と聞き、十津川らは金井殺害容疑で香取を調べたが証拠は無く、連絡が切れた鏑木を探し医療センターの家宅捜査を考えた。
<以下、隠し字>
香取は鏑木をマインドコントロールし、十津川らは医療センターの家宅捜査を行い、十津川と亀井は香取にマインドコントロールしたと言い対立し、地下室で金井の指紋が見つかり、花火が上がり鏑木が銃を持ち、香取は「自分の理論を実験した」と言い、鏑木が十津川を狙うが寺西が阻止し鏑木は目覚た、十津川は香取に「閉じ込められていた姉を救えなかったトラウマ」を告げた。


監督:池澤辰也
脚本:佐伯俊道
原作:西村京太郎「桜の下殺人事件」より
出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・矢田亜希子・窪塚俊介・阿知波悟美・武野功雄・弓削智久・辻本瑞貴・鈴木聖奈・堺正章・前田美波里・伊東孝明・高杉瑞穂・大迫茂生・齋藤めぐみ・池上季実子・六平直政・西岡德馬・吉満寛人・矢島喜八郎・矢島瑞枝・志村東吾
製作年:2017年


感想: 実証出来ない犯罪を追う。
計画外に起きた犯行の実証を目指す。
倒叙風のサスペンスだ。

山形・陸羽西線に消えた女 西村京太郎68

警視庁捜査1課・十津川警部(高橋英樹)は同期の山形県警・向井警部(中丸新将)の息子の結婚式で鶴岡に来て、式後に羽黒山で白石ゆかと名乗る女性から「Y」と描いたスケッチを貰い、翌朝に女性刺殺体が発見されて十津川は向井と臨場したがスケッチブックは憶えがあるが女性・ゆかは別人だった。
十津川は警視庁に依頼し、亀井刑事(高田純次)と久保田刑事(伴杏里)が世田谷に行きレストランチェーン社長・白石圭一郎(国広富之)と娘・ゆか(朝倉あき)に会い車椅子生活で別人で、昼に上野でディスカウントショップ経営者・宇田川宏(山口竜央)が刺殺され「Y」のスケッチが有り、本庁・西本刑事(森本レオ)と松山刑事(宇梶剛士)と北条刑事(山村紅葉)と小林刑事(佐藤正浩)は凶器が鶴岡事件と同じと判った。
翌日に十津川と亀井はゆかから絵は友人・小野寺由美子(内山理名)で以前に出羽三山のスケッチを頼んだと聞き、滞在先の東京のホテルで会うと羽黒山の女性で「スケッチブックは盗まれた」2つの事件発生時のアリバイを聞いた、十津川は由美子が鶴岡から東京まで1時間遅い陸羽西線と山形新幹線ルートを使った事が疑問だった。
十津川と亀井は黒木画廊の根本一世の絵の前で由美子から余目で鳥海山のデッサンしたと聞き、黒木美沙子(国生さゆり)から根本は鶴岡出身と聞き、母が娘・山岸みゆき捜索依頼し被害者と確認し宇田川の愛人で部屋に多くの絵が有り、贋作調査を依頼した。
十津川と亀井は美沙子から自殺した根本は贋作を描いたと疑われ由美子は恋人と聞き、師匠・沼田章を訪ね死体とスケッチを発見した、沼田は借金を抱え、2課・千葉警部は贋作事件の中心に宇田川と沼田が居て根本の自殺で捜査は終わったと聞いた。
翌日に十津川と亀井は鶴岡に行き向井と所轄・新井刑事に会い、根本のアトリエで友人から白石が地元出身で応援しゆかの事故で離れたと聞き、5年前の事故で根本をゆかを追って来て、由美子は根本は殺されたと思い、翌日にゆかは由美子からの宅配便を開けて爆殺した。
<以下、隠し字>
十津川と亀井は余目で由美子の目撃者を見つけ、美沙子は由美子の電話を録音し背後に配線鉄道の音があり、美沙子は拉致した由美子を自殺に見せかけて殺害を図り白石が止めて揉め、十津川らが来て逮捕して共犯で兇器だけ同一を使い、「沼田と宇田川とみゆきが、贋作を辞めようとした白石と美沙子を脅した」「由美子に罪を着せた」と告げた。


監督:村川透
脚本:安井国穂
原作:西村京太郎「飛騨高山に消えた女」
出演者:高橋英樹・高田純次・内山理名・国広富之・国生さゆり・朝倉あき・森本レオ・宇梶剛士・山村紅葉・中丸新将・山口竜央・伴杏里・佐藤正浩
製作年:2017年


感想: 複数人を複数人で殺害する。
単独犯の根拠は何か。
それほど信用する共犯かどうか。

十津川警部シリーズ4・愛と裏切りの伯備線

東京・池袋で老女の遺体が見つかり本庁捜1・十津川省三警部(内藤剛志)と亀井定雄刑事(石丸謙二郎)らが調べ村川刑事(齋藤めぐみ)が似顔絵を描き、本田1課長(六平直政)と安原警部補(前田美波里)と日下刑事(伊東孝明)は被害者は米子に住むと掴み、十津川と亀井は米子に行き米子中央署・須藤警部(春田純一)と荒木刑事と共に行商人を探し田代ふみ(片岡富枝)と知り、孫娘・田代祥子(橋本真実)が東京に行き、皆生温泉のふみの部屋の留守電に祥子の「大金を用意して欲しい」伝言があった。
十津川らは東京に戻り、村川は祥子が池袋の振り込め詐欺グループの情報収集係と掴み、寺西敬介刑事(窪塚俊介)と西本刑事(高杉瑞穂)と若林刑事(大迫茂生)らはグループ員・陳九垓(薬師寺保栄)を連行し、祥子と同棲相手が遠野卓也(金井勇太)が夜逃げし米子へ行ったと判った。
十津川と亀井と寺西は米子に行き皆生温泉・朝妻屋旅館の娘・朝妻みゆき(酒井若菜)と会い職業を隠し泊まり張り込み、みゆきは父・浩一郎(石倉三郎)と母・昌子(神保美喜)と旅館を切り盛りし、寺西はみゆきと親しく話し、みゆきは3人の正体を知り協力を頼まれ迷惑だと言った。
西本と日下は大学で遠野を調べ介護士を目指すが勤め先が倒産と知り、十津川は須藤から朝妻屋の事情を聞き、日下と村川は祥子は遠野に会い惚れたと知り、十津川は「みゆきはふみから金を受け取り、警察に行くふみを止めたが、グループ員がふみを殺し」「祥子と遠野は逃げた」と考えた。
祥子は遠野が携帯電話を持つと知り、3週間目に十津川は老夫婦(矢島喜八郎・矢島瑞枝)に会い寺西は祥子を見つけたが詐欺グループに襲われ祥子は殺された、十津川は駅で遠野を見つけ確保した、浩一郎はふみと祥子の遺体を引取り、遠野はふみ殺害は否認し、三上刑事部長(西岡德馬)に十津川は2つの疑問を告げ、十津川班はグループ員と実行犯を逮捕した。
3月後に十津川は寺西から退職しみゆきと結婚して養子に行くと聞き、妻・十津川直子(池上季実子)に告げ羨ましがられ、数日後に寺西の両親から息子が行方不明と連絡が入り、朝妻屋に問い合わすと食い違い、みゆきは巫女姿で踊りの稽古をし、翌日に寺西が米子海岸で他殺死体で発見された。
十津川と亀井は米子へ行きみゆきから会わないと聞き、ふみの殺害と関係すると考え、十津川はみゆきの神楽の稽古を見、亀井はコンパニオン・森川紀子(かでなれおん)から「みゆきの結婚相手が転落死し、みゆきは旅館再建を考えた」と聞いた。
<以下、隠し字>
十津川らは寺西の葬儀に行き東京に戻り「寺西がみゆきの結婚相手の死を調べた」と知り、米子へ行きみゆきと遠野の繋がりを調べ「みゆきは結婚話で引き離された」「寺西が知り調べた」と知り、みゆきが消えた。
遠野が東京の裁判所から逃げてみゆきの車で逃亡し米子を目指し「遠野はみゆきに会いたくて祥子と米子に逃げた」「寺西はみゆきが祥子と遠野を匿ったと知った」、十津川と亀井は大山で逃げて帰った遠野とみゆきを見つけ「みゆきが結婚相手につきまとわれ突き落とし、寺西はみゆきの真意を疑い1年前の事件を調べた」と聞いた。
浩一郎と昌子は「みゆきが結婚相手の死に係わり」「それを知った寺西を殺害した」と自供した、三上と本田は運命は複雑だと話し、十津川と亀井は寺西がみゆきを好きだった 。


監督:池澤辰也
脚本:佐伯俊道
原作:西村京太郎「恋と裏切りの山陰本線」より 出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・酒井若菜・金井勇太・窪塚俊介・橋本真実・かでなれおん・前田美波里・伊東孝明・高杉瑞穂・大迫茂生・齋藤めぐみ・石倉三郎・神保美喜・池上季実子・六平直政・西岡德馬・片岡富枝・矢島喜八郎・矢島瑞枝・春田純一・薬師寺保栄・和泉ちぬ
製作年:2017年


感想: 東京の事件を追い米子に行き張り込み、米子で事件が起きる。
刑事が退職し消え米子で殺され、米子で別の事件を知り調べる。
米子出張が繰り返し、ドラマでも課長が文句いう。

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