西村京太郎・サスペンス6

警部補・佐々木丈太郎7

警視庁捜査1課警部補・佐々木丈太郎(寺脇康文)と降谷刑事(石黒英雄)は捜査中にフラワーショップのシェ・スール社長・大橋亜木子(洞口依子)と会い注目を集め、丈太郎は科捜研勤務妻・涼子(横山めぐみ)と息子・蒼大と母・春代(吉行和子)と暮らしていた。
シェ・スール専務・高井京子(舟木幸)が遺体で発見され衣服に粉末が付着し養護施設出身で丈太郎らは会社で亜木子から会社は2人で立ち上げたと聞き、京子のオフィスでパソコンに「いすみ鉄道」や「大多喜駅」などの閲覧履歴が残り縁のない土地で思い出写真が破られていた。
科捜研で妻・涼子と三浦さくら(山村紅葉)から付着は「ドライオレンジの粉末」で交じり物があり、京子の養護施設前は不明で社内でクーデターを計画していた情報を得て、亜木子のマンションへ行き、最上階の亜木子の部屋に向かう途中で、42階の青木悦子(杉田かおる)と37階の渡辺沙知絵(川村亜紀)と32階の斉藤美香(叶千佳)と15階の坂西みどり(片岡明日香)と3階の井上景子(坪井木の実)が言い争い、高層階住人の悪口の怪文書が出回り低層階の景子が犯人と疑われていた。
亜木子の部屋でパーティーが開かれ、亜木子の息子でモデル・拓也(岸田タツヤ)と店員・平田真澄(中山忍)もいて、ドライフルーツのケーキがあり降谷は京子の衣服付着粉末の関係を探り、亜木子は京子のクーデターを計画は心当たりはなかった。
拓也は亜木子の養子で愛人の噂があり、真澄が拓也の喧嘩を助け、亜木子が千葉県大多喜町出身で駅で元駅員(斉木しげる)と会うが何も言わず家で老婆から両親と娘2人がいたが離婚で離れたと聞いた。
粉末に接着材成分が見つかりケーキは異なり、亜木子のアリバイは秘書・江理子(笠木泉)が認め、翌日にマンション住人・みどりが遺体で発見され衣服にドライオレンジがあり、現場に真澄が来て、主人・坂西幸男(佐藤祐一)は上階住人とのトラブルを言った。
<以下、隠し字>
拓也が大麻取締で捕まり身元引受人・真澄で釈放され、沙知絵が怪文書投函と判り悦子が書かせたと言い、悦子は真澄に5000円の花代が払えず、みどりの付着物はケーキと同じで部屋から見つかり主人が自供した。
丈太郎は大多喜町へ行き駅の元駅員から亜木子が父へ行き、妹・夏美が母に残ったと聞き、拓也と真澄が一緒に暮らし、丈太郎は亜木子から京子が家族の事を誰かから聞き脅したと言い、恵理子は亜木子が京子と話すが悪い女と言い・・・・。
丈太郎は真澄が接着材使用を見つけ本名は夏美で、姉に騙され母に残され姉を恨み、京子に知らせたが本当は亜木子を騙し利用しようとし、真澄が殺し・・・・・。


監督:伊藤寿浩
脚本:石原武龍・末安正子
原作:西村京太郎「優しい悪魔たち」より(徳間文庫「一億二千万の殺意」)
出演者:寺脇康文・洞口依子・中山忍・杉田かおる・斉木しげる・岸田タツヤ・川村亜紀・片岡明日香・佐藤祐一・舟木幸・笠木泉・山村紅葉・石黒英雄・横山めぐみ・吉行和子・叶千佳・坪井木の実
制作年:2014年


感想: 破壊された家族の過去の行方。
瞬間の見栄で生活を狂わす奇妙な高層マンション。
物証が乏しい捜査だが、素直にまとまる。

長野新幹線~飯山線 湯けむり殺人ルート

警視庁捜査1課・亀井刑事(高田純次)は十津川警部(高橋英樹)・西本刑事(森本レオ)・松山刑事(宇梶剛士)・北条刑事(山村紅葉)・久保田刑事(伴愛里)らに送られ、11/18に休暇で長野・野沢温泉に行き、翌日に亀井はモデル事務所経営・武田勇(比留間由哲)と会い、武田は十日町市の着物ショーにモデル・松浦ゆかり(丸高愛実)を派遣しゆかりとマネージャー・青木徹(半田健人)と野沢温泉に寄り、亀井は武田と長野に寄り武田だけは上田から十日町に戻った。
亀井は翌朝長野県警から野沢温泉でゆかりの死体が発見されたと聞き、武田と戸狩野沢温泉駅で十日町にゆかりと青木を見送りを思い出し、武田のモデル事務所で副社長・小堀美奈子(青山倫子)は武田と昨夕から連絡が取れなく、ゆかりの失踪を知ったのは午後5時の青木の電話で美奈子は代役モデルを派遣し、武田に電話で報告した。
昨日武田が亀井と別れ上田駅で下車しゆかりが行方不明と口にし、武田と青木のどちらかが嘘をつき、長野県警の要請で亀井・松山・久保田と美奈子が現地に向かい、武田には心臓病で長期入院中の妻・梢(大路恵美)がいて、十津川らはゆかりが交際していた写真家・土田貢(羽室満)は仕事で、プロ野球選手・伊東進太郎(渋江譲二)は1人と言った。
亀井らは現場近くに武田のバッジを発見し、美奈子は東京に戻り、亀井らは翌日十日町に行き、亀井は青木と代役モデル・麻里あけみに会い青木の行動を聞き午後5時にゆかりが不明と知り監視カメラで確認された。
亀井らは東京に戻り、武田の行動に疑問が多いが亀井はサングラスの女・椿美雪(高部あい)が気になり、武田の死体が海中の車から見つかるが自殺には疑問があり、11/23十津川と亀井は梢を訪ね美奈子が付き添い土田が見舞い当時モデルの梢に振られ、武田は梢の財産で事務所を作ったと言い、青木がモデル・美雪との付き合いを武田に咎められたと判り、美雪と会うと伊東がいて愛しあい、尾行は偶然出会ったと言った。
<以下、隠し字>
十津川と亀井は飯山線で十日町に行くが直通がないが、十日町で北越急行から越後湯沢経由の経路が見つかり青木のアリバイが消えたが本人はホテルにアリバイを述べ、十津川はゆかりの死亡場所も疑われ共犯を探し、武田と美奈子の関係が判るが現在は否定した。
十津川らは青木の毒殺現場に行き、美雪が目撃されるが既に死んでいて野沢温泉にも知って尾行したと述べ美奈子を疑い、美奈子は付き合いは否定しないがアリバイを梢が証明し、もう1人の女が目撃されるが美奈子は否定し姿を消し、十津川と亀井は東京湾で見つけモデルの挫折を言い亀井は鳩車の種類の違いを証拠と見せた。
武田とゆかりが邪魔な美奈子と青木が共闘したが実行は美奈子で、梢が青木の間違い電話で知り殺したと自供し証拠も見つかり、・・・・・・・・・。


監督:村川透
脚本:森宮栄
原作:西村京太郎「信濃の死」
出演者:高橋英樹・高田純次・青山倫子・高部あい・半田健人・大路恵美・森本レオ・宇梶剛士・山村紅葉・丸高愛実・比留間由哲・羽室満・渋江譲二・伴愛里
製作年:2015年


感想: 随分に効率の悪い捜査だ。
全てに動機があり、共犯となれば何でも出来そうだ。
半分くらいに短いとよくなりそうだ。

鉄道捜査官 死を呼ぶスケッチ旅行

東京駅鉄道捜査官・花村乃里子(沢口靖子)は駅構内で現行犯逮捕直後に画廊オーナー・山井久美(芦川よしみ)が絵画を入れたバッグを黒いニット帽の男に奪われ、久美を乃里子が追い角を曲がると久美が刺され倒れ、楠木亜理紗(福田沙紀)はニット帽の男が久美を刺し逃げたと言った。
ニット帽の男を乃里子らは追い詰めたが絵画入りバッグが炎上し姿を眩ました、多田刑事(ベンガル)が課長・野川(筧利夫)や乃里子に久美は宮古市の画廊経営者で『北リアスの天使』という絵画を売りに上京し、絵は洋画家・篠崎源一郎(伊武雅刀)の20年前の代表作と言った。
弁護士・宮園(村杉蝉之介)は事件前から久美が篠崎と連絡し、殺害直前にも篠崎の自宅に電話をかけ、篠崎は妻・昌子(いしのようこ)と三陸海岸へスケッチ旅行中で、夜に帰京した篠崎から乃里子らが事情を聞くと浄土ヶ浜で絵を描いていたと事件関与を否定し、宮園が昌子と普代駅で見送ったと言った。
乃里子と野川が手塚真理絵(山村紅葉)の店で疑問を語り、1月前の篠崎の断筆宣言と『北リアスの天使』の値段が1桁違うと聞き、翌朝に乃里子と立花(金子昇)は三陸に行き1月前に絵のモデルの娘が久美の画廊を訪ねたと判り、亜理紗と考え乃里子と立花が訪ねると楠木和美(水沢アキ)が亜理紗の母・佐伯千加子(梅宮万紗子)の転落死が自殺とされストーカーも不明で、ガイドの亜理紗が母の死の真相を追い尾行を疑われたくないと言い、中沢啓一(渋谷哲平)が写真を撮り、乃里子と立花はホテルで事件を整理した。
乃里子と立花は篠崎と同じ列車に乗り、次の駅で立花は北廻りに乗換えて八戸へ行き新幹線に乗換え東京に戻ったが乃里子は篠崎の目撃情報を知り否定し、燃えた絵がレプリカと判り、中沢が亜理紗を脅し、乃里子と野川に昌子が篠崎が出かけたと言い、東北の竜泉洞との情報で行き、地底湖で篠崎を見つけると襲われ大金を見つけ、乃里子は千加子の事を聞くと篠崎は「20年前に母子に会いモデルに頼みその絵で立ち直るが、東京に飾られた絵をストーカーが見て事件が起き久美に最近脅された」と言った。
3人は東京に戻り、立花と望月(長谷川朝晴)と内海早苗(犬塚千弘)らに野川は中沢が疑わしいと告げ、監視カメラで絵の隠し場所が判るが無く、中沢の遺体が多摩川で見つかり、中沢が昌子への通話が判り中沢探偵社に調査依頼し後悔を言った。
<以下、隠し字>
中沢は20年前は日本におらず宮園との繋がりが見つかり、亜理紗を望月が見かけ宮園を疑うが事務所で首を吊りパソコンに遺書があり「千加子殺害し中沢に久美を殺害させたが脅され殺した」と書かれ、乃里子は昌子に会い連絡役で中沢が撮った亜理紗の写真を見せられ宮園に脅されたと言い、監視カメラで亜理紗を見つけたが滞在時間が短かかった。
乃里子は三陸海岸で亜理紗に会い電話で有明に呼び出されたが戻ったと言い、乃里子は有明でペンダントの破片を見つけ宮園の死体移動を考え、篠崎の個展が始まり乃里子は篠崎と亜理紗に会い、「宮園が目撃者の亜理紗を恐れ、篠崎が宮園が黒幕と知り尾行し亜理紗を襲った宮園を絞殺し府中に遺体を運び自殺を装った」と言い、篠崎は亜理紗に謝り母の愛を描いたと本物の絵を見せ、壊れたペンダントを返した。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎
出演者:沢口靖子・筧利夫・福田沙紀・伊武雅刀・いしのようこ・渋谷哲平・芦川よしみ・山村紅葉・ベンガル・金子昇・犬塚千弘・水沢アキ・梅宮万紗子
製作年:2015年


感想: 東京と三陸と度々往復しすぎだ。
警察が死因を間違い過ぎる。
監視カメラはもっと早く調べよう。

十津川警部シリーズ54

十津川警部(渡瀬恒彦)は容疑者が出雲で自殺し寝台特急サンライズで向かい、ホームで女性(平山あや)を撮影するカメラマン・軽部(川田広樹)を見かけ、軽部は初対面だが絵のモデルを頼み別れ、現地で撮影後にホテルを訪ねて女の絞殺死体を発見した。
現地警察署で十津川は、軽部が殺人事件の参考人で事情聴取を受け女は神在みゆきと言い、警察は被害者・神在みゆき(我謝レイラニ)を確認したが軽部が撮影した女でなくカメラの画像も異なり、軽部は消えた女の似顔絵を描き、十津川も憶えがあり似顔絵で捜査し女は出雲出身の小柳ゆみ(平山あや)と判明したが東京に出ていた。
軽部は東京の部屋を訪ね亀井(伊東四朗)刑事と村川留美(古川りか)刑事と会い、十津川と山下(山田アキラ)刑事と小林(内山翔人)刑事と清水(あかつ)刑事と西本(堤大二郎)刑事と小西(中西良太)刑事らは捜査を始め、軽部は似顔絵の女を捜し私立探偵・中松(小林太樹)に会いその事務所で絞殺死体を発見し大林恵子の名を知った。
恵子は多重債務者で写真は別の人物で消息不明で、1年前にゆみは伊豆で自殺したが遺体は発見されず、十津川は再び出雲へ行き友人・さゆり(篠原ゆき子)からゆみが義父に虐待され家が放火に遭い疑われ、高校卒業後上京し都内で老舗菓子店の主人・高品と恋仲になったと知った。
軽部は田島(吉田智則)編集長から仕事を貰い、ゆみと田島を見かけ十津川に電話中に絞殺され、十津川は田島とゆみが共謀なら写真入れ替えが可能で、中松と田島と接触があり、製薬会社の元社長・塚本(寺田農)が中松にゆみを監視させた判り当日にゆみが浜松で下車し中松が目撃し田島を脅迫したと考えた。
十津川は塚本が恵子を中松に監視させ、高品とゆみが愛したが火事で高品親子が死に疑いがゆみに起きたが証拠不十分で放火犯に命を狙われ死を選ぶが生きていて、恵子の戸籍を伯父・田島の手配で買ったと聞き、老舗菓子店・高品とやまとスイーツ・五十嵐(市川左團次)と商品で争い弁護士・酒井(横内正)で、高品が勝訴したが火事で死に五十嵐が会社を大きくしたと考えた。
<以下、隠し字>
田島と酒井が繋がり、十津川は酒井に会いみゆき殺害を尋ね高品堂の放火をみゆきにさせてゆみに見られたと言うと酒井は証拠を求めた、小西らが田島を尾行しゆみと仕事場に行き、ゆみのみ出かけ逃し、田島の絞殺死体が見つかり、ゆみが乗り捨てた車から凶器のロープが見つかり、証拠の録音が見つかった。
十津川は酒井が田島を殺したと考え、酒井がゆみを呼び出し出雲に向かい、十津川らも向かい日御碕で酒井がゆみと会い殺し合うと十津川らが止め、ゆみは自殺を止められ利用されたと自供し、酒井が逮捕された。


監督:松本健
脚本:山田耕大
原作:西村京太郎「夜行列車の女」より
出演者:渡瀬恒彦・平山あや・川田広樹・堤大二郎・中西良太・古川りか・山田アキラ・内山翔人・あかつ・寺田農・市川左團次・横内正・伊東四朗・我謝レイラニ・小林太樹・吉田智則・篠原ゆき子
製作年:2015年


感想: 登場人物が揃うまでに混乱と時間がかかる。
主要人物で早く登場するのが少ない。
捜査報告で捜査が進むが、時間的にやむを得ない。

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