鮎川哲也・サスペンス:3

探偵

原作では、鬼貫警部・星影龍三・三番館バーテン。
テレビドラマシリーズでは、鬼貫八郎と家族。
二時間サスペンス用に大幅に変更(割愛)される。

刑事・鬼貫八郎14「表と裏」

浜名湖で女性の死体が発見された、東中野署刑事・鬼貫八郎(大地康雄)は娘・真奈美(安田芽衣子)に見合い相手は浜松と言うが妻・良子(左時枝)は1日だけは食事制限しないと言い、碓氷(羽場裕一)が見合いすると鬼貫は課長・黒川(天田俊明)から須田誠二(石丸謙二郎)が捜索願いを出した保険調査員の妻・須田美和子(永島暎子)らしい他殺体が見つかり確認を依頼された。
鬼貫は所轄佐伯刑事(河野洋一郎)と小林刑事(大城英司)から絞殺で死亡時刻不明と聞き、誠二と美和子の上司・大津公一(渡辺いっけい)が身元確認し聴取し、大津から土産物屋・山野市郎(掛田誠)の妻の首つりに関する調査で他殺捜査が進まず会社で捜査と聞き、佐伯から山野に愛人・伊達里子(平栗あつみ)が居て容疑者だがアリバイが有ったと聞き、山野と里子のアパートの大家・木堂(住吉正博)を訪ね電話番号を残していた。
鬼貫は黒川に報告し、美和子のバッグが新宿の質屋に女性が持ち込みインクが付着で預かったと聞き、電話番号は美和子の旧姓のアパートで島田(十貫寺梅軒)と調べ用途を疑い、誠二を訪ね姑は寝ていてバッグを確認し美和子のアパートは知らず、大津にアパートを聞くが知らず女社員から短時間寝る部屋と聞いた。
鬼貫と佐伯は質屋に行った女性が売春で留置と知り会い客に頼まれサングラスで顔は知らず、浜松署に融資担当者が出頭し鬼貫と佐伯は踏み台は山野の偽装で大津に山野の妻は自殺と告げ、鬼貫は大津に美和子に裏の顔があると告げると結婚で仕事を止め子が出来ず姑に責められ仕事を始めその後に介護に追われたと聞いた。
田代(森本浩)がアパート前で須田夫婦の喧嘩を聞き込み、鬼貫は誠二に尋ね匿名の手紙で知り尾行して知り男を疑い口論になったと聞き、佐伯は誠二を疑い鬼貫は美和子の不倫相手を疑い、鬼貫と碓氷は佐伯らと浜松で誠二を探し、鬼貫は木堂から美和子のメモを大津が見て驚いたと聞き、大津にアリバイを尋ね犬吠崎に行き女子高生に会ったと聞き確認したが疑った。
<以下、隠し字>
鬼貫は美和子のメモが領収書でバッグ店のレシートで、大津を訪ね美和子の死亡時刻が翌日で当日は名古屋のホテル宿泊し、現場のインクが付着した赤いバッグが質屋に持ち込まれたがバッグが2つ有るとバッグ店で知り、犯人は大津だと言うが否認されるが説得し、偶然にアパートを見つけ城と聞き美和子の家庭の事情と限界と聞き同情し関係し、部屋が次第に変わり美和子が壊れたがっていると気づいたが遅く自分は壊れる訳に行かなかったと言った。


監督:田中登
脚本:坂上かつえ
原作:鮎川哲也「偽りの墳墓」
出演者:大地康雄・左時枝・安田芽衣子・羽場裕一・十貫寺梅軒・森本浩・天田俊明・渡辺いっけい・石丸謙二郎・永島暎子・掛田誠・平栗あつみ・住吉正博・河野洋一郎
制作年:2002年


感想:

刑事・鬼貫八郎15「愛の軌跡」

2002年夏に東中野署刑事・鬼貫八郎(大地康雄)は署で東和生命外務員・新関さつき(川上麻衣子)と木原二郎(平田満)の痴漢事件の言い争いを刑事・田代(森本浩)に聞き碓氷(羽場裕一)に会い、半年後にゴミ捨て場で死体が見つかり、鬼貫は自宅で妻・良子(左時枝)が風邪で寝込み娘・真奈美(安田芽衣子)が心配し、課長・黒川(天田俊明)から連絡で出動し遺体は捜索願いがあったプロダクション社長・伊吹忠生(天宮良)で死後1週で移動されていた。
鬼貫は所轄で男性社員と経理・中島雅子(あめくみちこ)から聴取し通話記録の洛旺書房企画室長・鏑木博文(河原崎建三)と東和生命・新関を知り、刑事・島田(十貫寺梅軒)が伊吹の車のトランクから血痕が見つかるが犯行場所は不明と言い、うなぎ店のレシートと解剖結果から死亡時間を推定した。
鬼貫と碓氷は新関さつきに会い伊吹と古い取引だが今は解約と聞き、通話は個人年金問い合わせで会わず同僚からアリバイを聞き鬼貫は痴漢事件のさつきを思い出し、雅子の自殺未遂で聴取し別れた筈の伊吹とさつきの関係が続くと知ったと聞き、さつきの痴漢事件がライバルの雑誌に掲載されたと聞き、旺書房・鏑木から伊吹を尋ね木原が記事で辞めたと聞き、鬼貫は木原を訪ね高円寺交通タクシー運転手で離婚したが罪は認めて居らず刑事に説得され示談したと聞いた。
碓氷は木原の事件で鏑木を押す伊吹が企てたと疑い、鬼貫はさつきに伊吹に頼まれたと尋ねると否定され、その夜にさつきが車に襲われ鬼貫と碓氷は木原のアリバイを調べると完璧で、喫茶店でさつきを見つけ話すと常連の木原が来て帰った。
鬼貫はさつきを訪ね同僚から最近変わり結婚可能性と昨年秋に仕事を休み、飲み会のアリバイは突然に押しかけと聞き、さつきが車に襲われた防犯映像に鏑木が見付かり鬼貫と碓氷が聴取し伊吹がさつきに痴漢事件を仕立て、匿名手紙が届き伊吹にさつきからだと聞き、鬼貫は喫茶店員からさつきがいつも木原を待ち今年からで良い雰囲気と聞いた。
<以下、隠し字>
鬼貫はうなぎ店で国産うなぎ使用と聞き、さつきに鏑木が襲ったと告げ鏑木と伊吹との3人のみ知り木原は無関係と言われ、うなぎ店のレシートがアリバイ工作でうなぎの種類が異なり犯行時間が違ったと告げると自分の犯行だと言い、鬼貫は木原とさつきの共犯でさつきの自白を待ったと言い2人に出来た絆を告げると、さつきは昨夏に伊吹に誘われ痴漢事件を行ったが子が出来認めて貰えず別れ流産し自殺を図り木原に助けられその後会い始め、木原はさつきの勘違いと許し復帰の手紙を送ると伊吹が現れ金を出し揉めると木原に見られ、真相を言い掛けた伊吹をさつきが刺したと言った。
鬼貫は木原から以降のアリバイ工作を聞き、皮肉な運命と感じた。


監督:山田大樹
脚本:坂上かつえ
原作:鮎川哲也「宛先不明」
出演者:大地康雄・左時枝・安田芽衣子・羽場裕一・十貫寺梅軒・森本浩・天田俊明・平田満・川上麻衣子・河原崎建三・あめくみちこ・天宮良
制作年:2003年


感想:

刑事・鬼貫八郎16「死のある風景」

東中野署刑事・鬼貫八郎(大地康雄)は妻・良子(左時枝)と娘・真奈美(安田芽衣子)の美顔器購入を反対し、課長・黒川(天田俊明)から桑原(藤井びん)の自宅での刺殺を聞き刑事・島田(十貫寺梅軒)や碓氷(羽場裕一)らから多額の借金と轢き逃げ事件の切り抜きを聞き被害者の食堂店員・石山智子(渡辺典子)との関係を考え、鬼貫と碓氷が両親から墓に花を供えた人物を聞いた。
鬼貫と碓氷は智子の搬送緑山総合病院で担当外科医・鳥居幸子(川島なお美)から話しを聞き、外科部長・佐伯(勝部演之)は事務長・岡田(半海一晃)から警察が来て三沢メディカル医療機器メーカーの営業マンの死を告げ、幸子から搬送時危険状態で営業マンは事務長が詳しいと聞き、島田が聞き込みで岡田が桑原に金を渡したと聞き、鬼貫と碓氷は事務長・岡田から金を貸したと聞き逆と疑いアリバイを聞いた。
鬼貫は岡田の援助交際を知り、同行聴取し桑原に強請られたがたえられず別のターゲットの幸子の夫の助教授・鳥居達彦(益岡徹)を教えたと聞き、達彦にだけ会うと桑原に脅されたが妻と離婚前提の別居状態で無意味で、幸子とは仕事がネックですれ違いになったと聞きアリバイを聞き交際相手は聞けなかった。
交際相手を探し、達彦が智子の墓に参り交際相手と考え、鬼貫と碓氷は達彦に聞き込み幸子には医師と患者の関係で秘密を頼まれ、トラブルを恐れ幸子に隠したが智子が事故に遇ったと聞いた、鬼貫は食堂店で智子を聞き込み以前に桑原が聞いたと知り、幸子に会い当日に智子が酔っていてアリバイは豊橋の学会出席と聞いた。
鬼貫は智子が幸子に会い行ったと考え、佐伯と看護師・長谷川千明(川俣しのぶ)からかき回すなと言われ千明から研修医立ち合いを聞き、幸子は達彦を訪ね離婚届けを渡し帰途に鬼貫に会い自宅で話し、幸子と智子が会い桑原がスキャンダルで強請ったと考え幸子の飯田線に乗ったアリバイを聞き、急患の知らせであわてて酒気を抜くのを見た。
鬼貫と碓氷は上諏訪駅で、新幹線ルートが早いが確証がいると飯田線に乗り車掌(深沢敦)に聞くが崩せず、迎えた大川に会い眼鏡作成依頼でホームで迎えたと聞き、翌日鬼貫と碓氷は車掌に確かめ忘れ物を聞き、天竜峡駅で録音器を受取り幸子が仕組んだと疑い、何が有ったか考えた。
<以下、隠し字>
鬼貫は幸子に忘れ物を届け、ICレコーダーを各車両に置き音情報を集めアリバイを作り、桑原を殺害し名古屋経由で豊橋から下りに乗り上りを待ちICレコーダーを回収したが1つを乗客が駅に届けたと言い、鬼貫は幸子の智子の墓参りの理由を考え智子の手術写真に子が写ると言うと、幸子は患者への行為は変わらず当日に智子から夫が隠した事を知り、事故の智子の手術で胎児をみて手が震え気づくとミスをして死なせたと言い、桑原は事故を知り殺害と脅され夫に知られるのが怖く殺害したと自供した。


監督:田中登
脚本:坂上かつえ
原作:鮎川哲也「死のある風景」
出演者:大地康雄・左時枝・安田芽衣子・羽場裕一・十貫寺梅軒・天田俊明・川島なお美・益岡徹・渡辺典子・半海一晃・勝部演之・川俣しのぶ・藤井びん・深沢敦
制作年:2004年


感想:

刑事・鬼貫八郎17「炎の記憶」

東中野署刑事・鬼貫八郎(大地康雄)は男友人といる娘・真奈美(須藤温子)を見かけ妻・良子(左時枝)に言うが20だと言われ、刑事・碓氷(羽場裕一)に呼び出され現場で被害者の中央銀行融資担当・宇野(山本陽一)で発見者は部下・沢村ゆかり(松永玲子)で8所の刺し傷があり怨恨と考え、鬼貫はゆかりから1月前に暴力事件に巻き込まれたと聞き、課長・黒川(天田俊明)は傷害事件調査を言い島田(十貫寺梅軒)や田代(森本浩)が話し、1課・藤木警視(西川忠志)に声を掛けられた。
鬼貫と碓氷は傷害事件担当の本郷署刑事・下山剛(竜雷太)に会い、宇野の相手は自動車修理工場経営・原田和則(野村祐人)で社長の娘・千春(濱田万葉)と結婚し後を継ぐが経営不振だが銀行が助けず揉めたと聞き、訪ねると和則が身重の千春を置いて帰ったばかりで宇野が殺されたと聞き喜び友人だったが見下され殴っただけと聞いた。
鬼貫と碓氷は原田のアリバイは不明と言い、島田が宇野は上司の娘と縁談で前はゆかりと付き合うと聞き込み、鬼貫と碓氷はゆかりを訪ねると自殺を図り見つけ病院に運び愛し身籠もり子を堕ろしたが間違ったと聞き、藤木はゆかりを疑い鬼貫は犯人は計画的で他と考え、鬼貫と碓氷は原田を調べ下山と会いアパートで別れた妻でスナックママ・神保亜希子(山口果林)が息子の墓参りを咎めた。
黒川が碓氷に10年前に亜希子が親戚に行き息子を隣人に預け夜遅く下山が帰ると火事で助け様とし隣人の子だけ助かりその後に離婚と告げ、島田が宇野と旧友・原田が会った可能性を知り、鬼貫と碓氷は原田から宇野が来なかったと聞き何故会う約束としたか尋ね昔の恩を返して貰おうとし、幼時に宇野の放火を見たが頼まれ隠したと言い下山も知っていると聞いた。
鬼貫は下山に宇野と原田の接触と放火を見逃した事を告げ、宇野が大学時代に下山の側に暮らし、宇野殺害時のアリバイを尋ね息子の墓参りに行き亜希子の妹と会いその後犬吠崎に行ったと聞き当日の写真を見せられ、警視庁技官・佐藤(朝倉伸二)にネガの解析を頼み細工は無く、放火事件の資料を調べ写真に宇野を見つけた。
鬼貫は黒川に下山の捜査を告げ、犯行可能時刻に下山の当日のアリバイを辿り夕刻に犬吠崎に着き、売店員(片岡明日香)に写真に写る女性が4時で帰ると聞き、鬼貫は亜希子を訪ねアリバイを聞き、犯行方法を考えページを開けとくと考えた。
<以下、隠し字>
鬼貫は下山にアリバイ不成立で宇野殺害と告げ、放火が宇野犯人の証拠は不明だが自首を勧め、写真撮影順序が異なり中央が空撮りし翌日撮影されたと言うと証拠を求められ、碓氷が亜希子を連れると鬼貫は卑怯だと言われたが亜希子に知って貰いたかったと言い、下山は宇野を疑い会い様子で確信し、写真トリックを仕掛け宇野に会い聞き出し殺害し、亜希子に仇を討ったと告げ、刑事の道を最後まで全うしたかったと言った。


監督:吉本潤
脚本:坂上かつえ
原作:鮎川哲也「準急ながら」
出演者:大地康雄・左時枝・須藤温子・羽場裕一・十貫寺梅軒・天田俊明・森本浩・竜雷太・山口果林・野村祐人・濱田万葉・山本陽一・松永玲子・朝倉伸二・西川忠志・片岡明日香
制作年:2004年


感想:

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