東野圭吾・サスペンス1

白銀ジャック

安比高原スキー場のゲレンデ統括・倉田(渡辺謙)は暴走スノーボーダーを追い、1年前にスキー場北月エリアで女性客が禁止区域から出たスノーボーダーに激突・死亡事故が起き夫・入江(安田顕)と息子の姿は記憶に残り犯人は捕まらず北月エリアはクローズされていた。
北月町町長・増淵康英(ベンガル)と観光課・増淵英也(中尾明慶)は北月エリアのスキー客頼みで、ホテル社長・筧(國村隼)は倉田に北月エリアオープンのメリットを聞き、支配人・中垣(金田明夫)は会社のメリットを問題にし、本部長・松宮(渡辺哲)は集客が問題で、倉田はスノーボードイベントを北月エリアで行いたいと言った。
警備主任・辰巳(鈴木浩介)は根津(岡田将生)に脅迫メールを見せ倉田を呼び、内容は環境破壊の慰謝料の3千万円要求とゲレンデに爆弾物を仕掛けたもので、総務・宮内(近江谷太朗)はいたずらと言い、根津と藤崎絵留(広末涼子)は指定場所で手紙と起爆装置を見つけた。
倉田はスキー場の閉鎖と警察へ通報を言うが筧は犯人の要求に応じ、スキー場売却を噂される筧は思惑があり、入江がスキー場に来て倉田に声をかけ、根津と藤崎がスノーボーダー・瀬利千晶(山下リオ)を停止するが無視し、筧は犯人の指示で対応させ、倉田は日吉浩三(平泉成)と友恵(野際陽子)夫妻から北月エリアを聞かれた。
合図を見て犯人のメールが来て根津がリフトに乗り、瀬利が話しかけ、桐林(庄野崎謙)がパトロールで来て、金を置くと犯人が一部の全なエリアを知らせ、他の情報に追加の金を求めると筧は対応し、藤崎がゴンドラから金を落とし犯人がスノーボードで逃げ、追加の安全場所情報が届き、倉田と藤崎は北月エリアにスノーボード大会準備を始め、3度目の要求が届くが倉田はメールのフォントの差が気になるが筧は同様対応を指示し、藤崎の電話を瀬利が聞き、取引中連絡だが電話元は見えない所だった。
<以下、隠し字>
倉田は根津に入江と日吉友恵を北月エリアに受け渡し時に連れて行くと告げ、メールで運搬係が藤崎で、入江から倉田に北月エリアから連絡があり、犯人が中止と連絡したが、藤崎はスノーボーダー2人が金を持ち去り根津らが追い、倉田は根津と瀬利と犯人を捕らえると増淵英也と桐林で、社長が町長と災害保険を入手を企んだと言うが社長は答えず、増淵英也と桐林が入江の妻を殺したと言った。
倉田らは北月エリアに向かうが社長秘書はタイマーを入れた後で、日吉夫婦が負傷で見つかり根津が運び、倉田は入江親子を見つけたが、入江の息子と雪崩に巻き込まれた、しかし根津らに入江の息子を連れた倉田が現れた。
倉田と藤崎に日吉夫婦が売却相手の会長で北月エリアを含め買い取ると言い、筧が去り、倉田が社長になり・・・・。


監督:藤田明二
脚本:竹山洋
原作:東野圭吾「白銀ジャック」
出演者:渡辺謙・岡田将生・広末涼子・鈴木浩介・庄野崎謙・安田顕・中尾明慶・山下リオ・金田明夫・渡辺哲・ベンガル・近江谷太朗・平泉成・野際陽子・國村隼
制作年:2014年


感想: 犯人捜しもあるが、実は動機探し。
そして、登場人物の正体捜し
サスペンスと、雪上スポーツ好みだ。

眠りの森

警視庁捜査1課刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、バレエ「白鳥の湖」を観にいくが興味が無く徹夜明けで居眠りし、途中で目を覚まし浅岡未緒(石原さとみ)の黒鳥に魅了され、見合い相手(仲間由紀恵)から断われた。
ある日、バレエ団の演出家・梶田康成(平岳大)から浅岡未緒に電話で斎藤葉瑠子(木南晴夏)が人を殺したらしいと連絡があった。
加賀が現場の高柳バレエ団事務所に着き、石神井北署・太田大作刑事(柄本明)らは正当防衛かと話し、第1発見者が梶田で休日に来ると葉瑠子が見知らぬ男と倒れていたと証言し、高柳静子(大谷英子)は事務所出入りは限定と証言、娘でトップダンサー・高柳亜希子(音月桂)が来た、関係者は被害者を知ら無いと言い盗品なく、加賀はバレーの話しで未緒に気づいた。
太田刑事は葉瑠子を聴取し見知らぬ男を殴り気絶したが方法は憶えていなく、鍵を借りて未緒との自動車事故の怪我での遅れを取戻し中で白鳥を踊る予定だと言い、加賀は未緒と葉瑠子から亜希子は特別と聞き、亜希子から次の「眠りの森の美女」を聞き王子は紺野健彦(宮尾俊太郎)で柳生講介(益子矮)は青い鳥で、舞台は魔法と聞いた。
加賀は太田刑事らの捜査で葉瑠子のルームメイトの未緒の部屋を調べると柳生の写真があり葉瑠子と付合うがダンサーでは微妙で、演出助手・中野妙子(掘内敬子)は踊る未緒は別人と言い、亜希子は恋愛は梶田が反対と言い、未緒も同様に答えた。
太田刑事は被害者の恋人・宮本清美(映美くらら)の証言で被害者は画家・風間利之(内田朝陽)でニューヨークに行く予定だが部屋に高柳バレエ団のチケットがあり、その時は森井靖子(トリンドル玲奈)が黒鳥で中野は無理なダイエットで梶田に理想の体型がありダンサーは人形と言い、靖子は風間は知らないと言った。
加賀は亜希子からダイエットと腕の傷と4年前にニューヨーク研修に行ったと聞き、梶田と柳生のニューヨーク研修と風間が重なり、清美は絵で風間が先輩・青木一宏を目指すと言うが青木は3日前に病死していて、ニューヨークに捜査依頼した。
「眠りの森の美女」のゲネプロに加賀と太田刑事が行き、梶田がニコチン毒殺され、真野管理官(名高達男)・宮井主任(松尾貴史)ら捜査会議が開かれ、翌日のバレー団の稽古で加賀は倒れた未緒を病院に運び、加賀は中野と未緒と靖子と食事に行くと靖子が急に食べ始め、未緒がまた倒れ加賀は送り仕事とバレーを語った。
凶器がサンドアートの付属品と判り、加賀は父・隆正(山崎努)から留守電があるが断りの電話を入れ、加賀は太田刑事と父子が上手く行かない事が同じで、犠牲があるのはダンサーと刑事同じと言い、バレー団に行くと靖子から連絡く訪問すると注射して死に梶田殺害容疑がかかるが、隣室者が「靖子」「ニューヨーク」の男の声を聞き、加賀が自分でニューヨークへ行くと言い太田刑事が援護で出張が決まり、加賀はニューヨークで、梶田が3年前にもニューヨークへ来ていて、青木が刺されたが容疑者は見つかっていなかった。
太田刑事らは他の隣人から風間が靖子に謝っていた証言を得て、帰国した加賀と太田刑事は青木の靖子の絵を見つけ、加賀はまた倒れた未緒を訪問し部屋で剣道で殺気を感じた相手が後で病死し、似た殺気を未緒の黒鳥に感じたと言った。
<以下、隠し字>
加賀は父に電話で尋ね、絵を持ち亜希子に会いニューヨークの事件の主役は亜希子と絵のバレリーナは靖子ではなく亜希子で青木の恋人で刺した事件の犯人だが梶田と病院で気がついた青木が隠したと言った。
風間は死の間際の青木に会わせようと間違って靖子を訪問し、青木の恋人が亜希子だと風間と靖子が知り、風間は亜希子に断られ揉み合うと未緒が来た。
亜希子は舞台後に全て話すと言い、未緒も最後の踊りを見てと言い、加賀と太田刑事は舞台を見て加賀は、未緒が靖子から全てを聞き部屋からサンドアートの注射器を持ちだし、未緒が聴力を失いつつあり最後の舞台で、舞台を行うために亜希子を守り風間を殺し、未緒の最後の舞台の為に交通事故を起こした葉瑠子が未緒をかばったと言った。
舞い終わった未緒と加賀は屋上で会い人生の全てが出ていたというと、未緒は魔法が溶けたと言うが、加賀は記憶に残るというと未緒は聴覚を失っていた。


監督:土井裕泰
脚本:桜井武晴
原作:東野圭吾
出演者:阿部寛・石原さとみ・柄本明・木南晴夏・音月桂・内田朝陽・トリンドル玲奈・掘内敬子・平岳大・大谷英子・宮尾俊太郎・益子矮・映美くらら・名高達男・加藤虎之助・仲間由紀恵・小須田康人・竹財輝之助・松尾貴史・
制作年:2012年


感想: 加賀は警視庁捜査一課だが、この後で練馬署>日本橋署と移動する。
原作では、第二作目になります。
父も生きている。

赤い指

青山亜美(黒木メイサ)は墓参りで加賀恭一郎(阿部寛)を父・加賀隆正(山崎努)の墓で死の2年後に会った。
闘病生活の加賀隆正に捜査1課に配属の甥・松宮脩平(溝端淳平)が見舞いに訪れ隆正は近況を聞くと叔母・勝子(宮下順子)と担当看護師・金森登紀子(田中麗奈)が来て登紀子と将棋を指し、将棋が出来ない松宮は驚き恭一郎は来ず不信を感じた。
サラリーマン・前原昭夫(杉本哲太)は郊外に妻・八重子(西田尚美)と認知症の母親・政恵(佐々木すみ江)と息子・直巳(泉澤祐希)暮らし、ある金曜の夜に昭夫は自宅の八重子から電話で妹・田島春美(富田靖子)とでなく1人で帰れと言われ、妻と母との揉め事と息子の不良化と母の認知症への妻と妹の対立に悩み、昭夫は自宅の庭で見知らぬ少女の遺体を見て八重子から死が室内で直巳が関わると聞き、八重子が警察への通報を拒否し昭夫に捨てろと言うと、自転車で公園のトイレに運び捨て変質者のせいに見せかけた。
松宮は小林主任(松重豊)らと翌日に練馬西署管轄の現場に行き、恭一郎が昭夫夫婦を訪ね少女の写真の確認を求め政恵に会い手袋を見て、昭夫から認知症と聞き芝生の種類を尋ね、恭一郎と松宮はコンビで被害者・優奈宅で父(滝藤憲一)と母(飯沼千恵子)に会い、捜査本部で芝と車を話した。
登紀子は隆正と将棋を指し頼みを言われ、恭一郎と松宮は近隣を聞き込み昭夫の芝を採取し政恵が暴れて居るが足が悪いと聞き泥の付いた自転車を見つけ、政恵の外出は春美の車と聞き、捜査本部で恭一郎は公園に捨てた理由が疑問で変質者は先入観で他に方法が無かったと告げ、春美が来て昭夫に政恵が化粧品で遊ぶと告げ植木鉢の下を見て、恭一郎と松宮は近隣住人(森永卓郎)から春美が車だが昨日は来なかったと聞き、春美に会い政恵の状態を聞き、昭夫に家族の帰宅時間と息子とアニメを尋ね、松宮は息子のアリバイが取れず、昭夫夫婦は偽装の準備をし帰ると恭一郎が靴紐の結び方が違い被害者の靴の左右が異なり複数犯と告げた。
翌日曜に恭一郎と松宮は被害者夫婦からパソコンを借り、昭夫に呼ばれ遺体廃棄と政恵が人形を壊した少女殺害と聞き政恵の指が口紅で赤く塗られ、恭一郎は嘘と気づき松宮は直巳から聴取しアリバイとパソコンとフィギュアを聞き、恭一郎は春美を政恵に連れ、小林らが外で待った。
<以下、隠し字>
恭一郎と松宮は昭夫夫婦に政恵の扱いは普通人と同じと告げ、春美が政恵を連れ赤い指を見て死体に赤い痕跡が無く昭夫に確認すると嘘だと自供し、春美が携帯電話で頼まれ口紅を預かり家に住みたい為に認知症を装い、昭夫自身に気づいて欲しく口紅を見せて訴えたと告げ、恭一郎は目で気づいたと言った。
叔母と松宮に看取られ隆正が死に、恭一郎は松宮から聞き母の孤独死を隆正が気にして恭一郎を遠ざけたと言い病室で会い登紀子が恭一郎とメールして将棋していたと告げた。


監督:土井裕泰
脚本:櫻井武晴・牧野圭祐
原作:東野圭吾「赤い指」
出演者:阿部寛・黒木メイサ・溝端淳平・杉本哲太・西田尚美・富田靖子・松重豊・佐々木すみ江・田中麗奈・山崎努・泉澤祐希・滝藤憲一・飯沼千恵子・宮下順子・森永卓郎
製作年:2011年


感想: 登場人物のそれぞれの家族の問題を背景に進む。
真実から目を背けると、何も知らないことを忘れる。
倒叙形式に近く進む。

ガリレオXX内海薫最後の事件 愚弄ぶ

内海薫(柴咲コウ)は夢を見た30歳を過ぎ男社会で怪事件担当にされアメリカ・オクラホマでの1年間の研修を勧められた。
薫は介護士・上念研一(ユースケ・サンタマリア)の身柄を拘束したが上念は死亡老婆・ふみと一緒にいて、老婆の介護士の上念は介護先の娘・岩見千加子を殺害し老婆と東京に出てきたと薫は自供させた。
草薙(北村一輝)から長野への移送を指示されたが、移送先の署長・高崎依子(余喜美子)らは横取りと考え、上念は移送後に異なる供述で容疑を完全否定し、東京の供述は事実と異なっていた。
薫は管理官(永嶋敏行)の指示で長野の捜査に参加し、後方支援の当摩健斗(柳楽優弥)と現場に行くが状況と合わず、評判は真面目で娘の指名で、部屋と介護日誌からは東京での上念と異なっていた。
上念は薫を呼び、家に着いた時に千賀子は死んでいて、見た自分は意識を失っていたと語りふみを連れていたのは約束と言い、高崎は薫を連れて女は普通の刑事は反発を産みしたたかに結果を作るだけで敗北宣言が早いと言った。
東京の電話で猿渡事件の冤罪騒ぎを聞き、長野新報の甲本記者から警察への怪文書を知らされ、岩見記者の死と上念の事件との関係を聞き、怪文書は多数からで事件前日に警察に千加子からも来ていた。
高崎は記者発表し、結果が必要で薫を信じると責任を押しつけ、薫は上念を取り調べふみが夫が悪くなく警察にはめられ、薫は当摩から自分の為の捜査は迷惑で、甲本から岩見記者が生前に調べていたのは猿渡事件だと聞いた。
甲本が自殺を装い死体で見つかり、当摩と関岡警部(伊武雅刀)と語ろうとするが高崎の抗議で東京に戻された。
薫は、刑事(品川祐)から上念の足取りが見つからないと聞き、上念の異常さを聞いた。
<以下、隠し字>
薫が刑事を続けるか相談に行くと、湯川(福山雅治)と助手・栗林(渡辺いっけい)は蛍光灯が外部の影響で光る実験をし湯川はわずかな工夫で変わると言った。
薫は長野の当摩を訪ね、母(石野真子)と会い偽怪文書を送り、当摩が上念のゲームの難解さのファンと知り、上念の作った介護センターのホームページにパソコン出張修理を見つけ、怪文書が上念が送ったと知った。
薫は関岡に署長の監視を頼むが、関岡は当摩を襲い薫を呼び出し襲おうとすると、薫は甲本記者の情報が漏れているのは関岡しかいなく、警視庁に通報したと言った。
警視庁と管理官は高崎と関岡を9年前の事件と共に取り調べ、上念を犯人に仕立てた事を自白させた。
薫は上念の無罪に疑問を持ち未来宅配便を見つけ、呼び出した当摩と上念の講演会に行き2人だけで何故わざと逮捕されたかと3年後の未来宅配便の中身の話をした、・・・。


監督:西谷弘
脚本:池上純哉
原案:東野圭吾
出演者:柴咲コウ・ユースケ/サンタマリア・柳楽優弥・北村一輝・伊武雅刀・品川祐・福山雅治・渡辺いっけい・永嶋敏明・吉高由里子・澤部佑
製作年:2013年


感想: スピンオフのオリジナル台本だ。
ゲスト出演も多いが、女の勘が多発する。
サスペンスとコメディの合体とも言える。

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