内田康夫・サスペンス:6

原作は、竹村警部・岡部警部が登場する。
竹村警部は、中村梅雀と寺脇康文が演じる。
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長野県警捜査一課警部・竹村岩男（中村梅雀）は行方不明だった武田建設社長・武田喜助（守田比呂也）の死体が戸隠の毒の平で発見され、妻・陽子（原日出子）に送られ刑事・木下真司（末吉宏司）と吉井正義（加藤純平）と出動し、長野北警察署警部・安岡（木下ほうか）が武田の妻・武田佐知江（澤井孝子）と秘書と来て、ホテルのゴルフ場建設委員会で代議士・宍戸正文（穂積隆信）と広告会社社長・石原隆二（灰地順）が挨拶すると東洋文化大学名誉教授・立花智弘（細川俊之）が来るのを見て席を外し消えたと聞いた。
東洋文化大で立花は若い頃の多岐（神戸みゆき）と愛し合ったと思い出し、竹村らはホテルを調べ、立花は学生・野矢優子（神戸みゆき）と陽子らを紅葉狩り鑑賞で寺社にまいり伝説を説明した、捜査本部で長野北警察署長・大森修治（里見浩太朗）と竹村と安岡らに毒殺で家庭内不和と説明し、武田が立花を探偵に調査依頼していた。
立花は優子に多岐の面影を見つけた、竹村は東京で警視庁捜査一課警部・岡部和雄（松村雄基）に会い贈賄事件担当と聞き、立花に会い武田は知らないと聞き、青木リサーチで武田の調査内容を聞き尾行し戸隠の紅葉狩り鑑賞を聞き、戸隠で石原の毒殺死体が矢を後から刺され発見され、竹村は陽子から矢先神社の由来を聞き戸隠伝説の関連を考えた。
立花が戸隠で優子から母・天道タキ（三條美紀）の辞典で昭和19年に立花の名を見て祖父・野矢桂一（山田吾一）に育てられたと聞き、竹村が立花と会い陽子から剣は盗まれていると聞き、立花が桂一を訪ね優子がタキに似ていて孫で死んだと聞き戦後に戻るが消息不明だったと告げた。
竹村は石原の別荘で武田の髪が見付かったが血液は無かったと聞き、佐知江からは何も聞けず秘書から占いの巫女を聞き会った後に武田が変わったと聞き、巫女・タキに会い武田とは何も話さなかったと聞いた、竹村と大森は宍戸から捜査状況を聞かれ立花を取り調べろと言われたが逆に疑い、県庁で竹村が調べると贈賄で宍戸を調べる岡部と会い憲兵時代の前歴が隠されていると伝え石原も同じ所属で岡部が捜査中の長谷部を見つけた。
宍戸に脅迫状が届き、竹村と大森は宍戸が次のターゲットと考え、別所温泉で宍戸の殺害死体が見つかり竹村はホテルが殺害場所と判り、野矢クリーニングに洗濯依頼したと聞き武田の部屋を調べ現場と知り従業員用リフト使用と考えた、竹村は優子に桂一の業務を聞いた。
＜以下、隠し字＞
竹村は宍戸と石原らが兵役を逃れ様としたタキに恋した子爵家・立花を戸隠で武田の訴えで捕らえタキは宍戸らに犯され記憶喪失になり野矢で子を産んだと知り、優子は桂一から宿命と言われ立花に関係を尋ねた。
竹村は桂一を疑い巫女がタキで武田に会い復讐を考えたと言い、竹村は桂一を巫女の占い場所に追うと3名の殺害を自供を聞き、タキが武田に会い記憶を取り戻したと考え桂一とタキが共犯で殺害し移動したと言うが桂一が単独犯と主張し、優子が来て事情を尋ねると桂一が3人殺害と言い謝り、桂一は立花に優子がタキと立花の孫だと告げ愛したタキを隠したがタキの心は立花だけと言い、立花は自分のする事を桂一が全て行ったと答えた。

監督：江崎実生
脚本：佐伯俊道
原作：内田康夫
出演者：中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・末吉宏司・加藤純平・木下ほうか・神戸みゆき・守田比呂也・灰地順・澤井孝子・穂積隆信・三條美紀・山田吾一・細川俊之 制作年：2003年

感想：

講習していた竹村岩男（中村梅雀）は事件が発生し現場に行くと千曲中央署・度会（原田大二郎）が捜査妨害と言い、転落死者は信州フォレスト建設上田支店社員・手塚美香（竹中里美）で「落梅集」があり、上田支店課長を聴取し失恋と聞き家宅捜査で相手の信州フォレスト建設本社営業一課社員・沢田幸雄（金子賢）の写真を見つけた。
沢田は本社経理課主任・西津和久子（若林志穂）と遊び、竹村と度会が沢田を聴取し美香と親しいと聞き、沢田は課長・富井修司（中村有志）から代議士・滝口実吉（原田清人）の娘・滝口聖子（北川弘美）との縁談を聞き和久子と付き合うと答えたが将来を考えた、竹村は妻・陽子（原日出子）と話し、竹村と度会は電気屋・菊池（山口君）から沢田目撃を聞き聴取し殺害は否定しタクシー運転手がアリバイを証言した。
和久子が富井に借金返却を言われ、沢田と聖子が見合いし、聖子はルポライター・中山和夫（岩崎正寛）が結婚を止めろと言われた、竹村は滝口の唐松利権での信州フォレストとの絡みを考え、富井が沢田に和久子の強請を告げ、1週後に東京で岡部和雄（松村雄基）と川島（小島邦裕）は中山の毒死を見つけ竹村に電話し、竹村は刑事部長・大森修治（里見浩太朗）から和久子の毒死を聞き木下真司（萬雅之）と吉井正義（加藤純平）と調べ書き置きを見つけた。
竹村は岡部と中山の家を調べ中山が和久子を殺害し東京で自殺と考え、竹村は二課・小沼（井上高志）から信州フォレスト建設が唐松を買い占めたと聞き、竹村は和久子が小銭貸しで中山の強請を疑いで偽装心中を疑い、和久子が中山以外の子を妊娠してい、和久子の隣人・聡子（棟里佳）から沢田の目撃を聞き沢田が和久子から金を借りたと言うが竹村は否定したが、富井が家で声を聴いたとアリバイを証言した。
竹村は和久子の帳簿に富井を見つけ、聴取し沢田との犯行計画を聞くが遺書と遠隔操作の録音は否定された、沢田が部屋に居たアリバイを下階のホステス・万里子（西村うらら）が証言した、竹村は度会から美香事件での沢田のアリバイ成立を聞き、東京で岡部に中山の文字の差を調べたいと言い文芸太陽社編集者・柳原（山田アキラ）から怪我で時がいびつで遺書は怪我前で小説だと聞き、城南大学職員・落合（中田寛美）から小説を見せられ生原稿は作者に返したと聞いた。
＜以下、隠し字＞
竹村は真犯人が誤発信で沢田らの計画を知ったと考え、沢田の部屋で盗聴器を見つけ岡部から同人時代の交友者を知り、聖子と沢田を呼び出し、沢田の部屋で心中計画を練るが行わないが犯行は行われたと言い、聖子が盗聴器を仕掛け和久子と中山の殺害計画を聞き、同人時代に付き合い中山の生原稿を持ち使用し事件後に燃やしたと言うと、聖子は沢田が欲しかく和久子と中山が憎しみの対象で、沢田らの計画を実行したと言った。
竹村は女性の気持ちを無視し去る沢田に人間として罪があると伝えた。

監督：江崎実生
脚本：佐伯俊道
原作：内田康夫
出演者：中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・萬雅之・加藤純平・原田大二郎・吉田ウーロン太・小島邦裕・金子賢・北川弘美・岩崎正寛・山口君・井上高志・原田清人・棟里佳・山田アキラ・竹中里美・中田寛美・西村うらら・若林志穂・中村有志
制作年：2008年

感想：

8月15日岩手県遠野市で長野県警警部・竹村岩男（中村梅雀）は妻・陽子（原日出子）と観光し死体を発見し、遠野中央警察署警部補・吉田宗平（小野武彦）と野口（中村圭太）らが調べ被害者は森林整備機構長野支部管理課社員・河合貴代（悠木千帆）だった。
木曽福島で森林整備機構長野支部・宮城留理子（国分佐智子）は婚約者の主任・土橋剛（瀬川亮）の実家で吉田から電話で貴代の死を聞き、吉田と野口は竹村と長野県警刑事部長・大森修治（里見浩太朗）に合同捜査に来て留理子からアリバイを聞き、貴代の持つ写真が森林整備機構東京本部・松永貞子（中野若葉）と聞いた。
吉田と野口は竹村は東京で貞子が欠勤と知り、森林整備機構長野支部主任・若林圭吾（池内万作）と土橋と留理子は東京本部理事・夏目勇二（柴田侊彦）から反対された、竹村は森林整備機構東京本部経理課長・佐藤卓（布川敏和）から貞子の不正の疑いを聞き遠野で貞子の死体と手紙が見つかり自殺と判断されたが竹村と留理子が疑問と話した。
留理子は土橋と東京へ行き佐藤の12-14日の盛岡出張を知り疑い、竹村は刑事・木下真司（萬雅之）と吉井正義（加藤純平）と貞子の遺書が始末書の書き損じと話し佐藤を調べ同行の夏目から聞き、佐藤の妻（寺田志穂）から15日に帰ると聞き、留理子は父・宮城哲治郎（水島涼太）と母・美智子（立石凉子）に送られて土橋と白樺湖に行った。
東京で佐藤の死体が発見され服毒自殺と思われ、竹村と吉田は警視庁捜査一課警部・岡部和雄（松村雄基）から調べを聞き夏目を調べた、翌朝に留理子は若林の退職を知り、竹村はたれ込み電話で佐藤にアリバイを聞き確認し自殺動機が無いと知った。
竹村は吉田とは岡部から夏目がヤクザから金を脅されると聞き不正金を疑い、竹村はデジカメにメモリーカードを入れ替え偽の写真を残し同機種と考え、若林と土橋を疑い会いアリバイを聞き、留理子は土橋の靴に疑問を思い出し僧を調べ、竹村は土橋が夏目の共犯と考えレンタカー利用を考えて留理子から土橋に佐藤の不正疑いを話したと聞き、佐藤殺害場所は不明でアリバイは不明と言った。
＜以下、隠し字＞
竹村は土橋が借りた筈のレンタカーを山梨で見つけ、吉田が監視カメラ映像を見つけ、岡部が夏目の妻（鹿取洋子）から夏目が消えた連絡を聞き、竹村らは留理子と土橋と白樺湖で会い、竹村は「土橋が貞子と男女関係で不正経理させ、夏目と共に罪を被せて殺害したが、貴代に出会い殺害した」とカメラ映像を見せ、レンタカーの走行距離が長く、土橋の車で夏目が見つかり気が付き自供した。

監督：江崎実生
脚本：佐伯俊道・入江信吾
原作：内田康夫「遠野殺人事件」
出演者：中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・萬雅之・加藤純平・国分佐智子・瀬川亮・悠木千帆・中野若葉・寺田志穂・中村圭太・鹿取洋子・立石凉子・水島涼太・柴田侊彦・池内万作・布川敏和・小野武彦
制作年：2008年

感想：

長野県警警部・竹村岩男（寺脇康文）と妻・竹村陽子（麻生祐未）は軽井沢の信濃追分駅で友人の町医者・丸山亮介（温水洋一）と待ち合わせ旅行した、雑貨店「オリーブ」で店主・丸岡一枝（北川弘美）と知らない人に必ず吠える番犬・コタローと会い手作り魔女人形を見た、島崎藤村ゆかりの宿・中棚荘に泊まった。
「オリーブ」前に死体が見つかり県警と竹村と丸山が調べ、死体は毒殺後に運ばれたが一枝は身元を知らずコタローがは吠えなかったと聞いた、県警1課長・宮崎良雄（螢雪次朗）と刑事・木下隼人（川村陽介）らが身元を調べ、油屋旅館で1年前に追分節大会に参加と聞き、竹村は「オリーブ」で人形作家・谷田恵美（須藤理彩）に会った。
警視庁捜査1課警部・岡部和雄（高橋克典）は東京・本郷追分で毒殺死体を調べ側に魔女人形が有った、岡部は竹村から電話で一枝の本郷の実家調査依頼を受け状況が類似と考えた、竹村と木下は東京に行き岡部と調べ、竹村と木下は一枝の父・丸岡武人（小野寺昭）に会い、東京駅で被害者の目撃を聞くが新幹線には乗っていなかった。
竹村は一枝に武人が店を覗いて居たと伝え、本郷追分の死体が安原耕三で江差生まれと判り近くからの情報で桑江仲男（三浦浩一）と聞き江差町に行き秋山徳二（おかやまはじめ）に確認して安原が桑江の仕事仲間と聞き、岡部から第3の殺人と麻取官が被害者の大工・小西和男を張ったと聞いた。
竹村と木下は桑江の妻が10年前に麻薬に犯さたと知り、江差追分節保存会・佐々木享（原田龍二）から聞き込み魔女人形を見つけ、岡部は麻薬取締官・林博之から聴取され永井満良（六平直政）を尾行し、竹村はコタローの元飼主が大工・小西と知り、岡部から東京の骨董店のオーナー・永井と聞き江差追分節保存会一員と知った。
＜以下、隠し字＞
竹村は「桑江が永井の仕事を断り毒殺され軽井沢に捨てられ、非難した安原も永井に殺害され、小西が永井を脅迫し殺害された」と言い、岡部らは永井らを逮捕し、恵美が一枝に北海道生まれで弟が谷田幸雄（八神蓮）と言い、幸雄の麻薬絡みを恵美が庇い、竹村と木下が自害を図る恵美を止めた。

監督：中前勇児
脚本：穴吹一朗
原作：内田康夫「追分殺人事件」
出演者：寺脇康文・麻生祐未・螢雪次朗・川村陽介・温水洋一・北川弘美・須藤理彩・八神蓮・小野寺昭・六平直政・原田龍二・三浦浩一・高橋克典・おかやまはじめ・諏訪太朗・氏家恵・岩橋道子・近江谷太朗・草野とおる・中村僚志
製作年：2017年

感想： 旅情性と地域性と地域文化をうまく取り込む。
ミステリ的には分散して無理が多い。
主人公３人の部分が目立つ事になった。