今野敏・サスペンス2

烈火 警視庁強行犯 樋口顕

警視庁強行犯係長・樋口顕(内藤剛志)は娘・照美(逢沢りな)に就職を自分で決めると聞き妻・恵子(川上麻衣子)と送り、樋口と谷川(古原靖久)は事件で空きビルに行き芝浦署・佐伯(福本伸一)から焼死体が永沢一朗(やべきょうすけ)で人材派遣会社営業部長で両手両足に手錠をかけられ生きたまま火を放たれたと聞いた。
捜査会議が警視庁捜査1課管理官・天童隆一(榎木孝明)らで行われ、所轄署刑事・藤井麻奈(内山理名)が人材派遣会社が貧困な若者に融資し完済まで過酷な労働を強いて急成長の悪名高い会社で怨恨を疑がい、樋口は麻奈から生安課で被害者から相談を受けたと聞き、警務部監察官・井上真(井上高志)から親友の生活安全部・氏家譲(佐野史郎)について聞かれ警視庁に送られた写真に氏家が安達恭子(松山メアリ)とホテルに入る瞬間が映り恭子は3年前覚せい剤密売で氏家が検挙したと聞いた。
樋口と麻奈は融資を受けた者から話しを聞き永沢を恨む者は多いと聞き、派遣会社長・赤塚玲司(梶原善)から殺害予告メールを見せられ発信者・福田潔(六角慎司)が逮捕され脅迫だけ認めた、赤塚の娘・真理子(早咲心結)が誘拐され、赤塚は犯人から貸し付け債権の回収放棄と謝罪と身代金10億円を要求とタイムリミット24時間を告げられた。
警察が赤塚の部屋で待ち、赤塚は現副社長・落合浩貴(本宮泰風)から身代金10億円が不足で赤塚個人が補填と言い、樋口と麻奈は会社内部を調べ赤塚が出会い系サイトで金を貯え落合の会社を買収し社長に就任したと判り社内の確執があると伝えた、クラブの聞き込みで落合が指名したホステス・安達恭子が3月前に店を辞め連絡が取れなかった。
落合が行方不明になり、緊急事態に樋口は監察中の氏家に恭子との関係を尋ねると逆に一緒に捜査を望まれたが断り、樋口は照美から留年して希望の就職をしたいと聞き反対し、落合が殺害され樋口は氏家と抜けだし捜査し、恭子の弟・修平のバーに行き恭子から謝られ、落合が男と会っていたと聞き、氏家は恭子に売春させたと責め認めさせた。
樋口は氏家に落合が恭子に売春を持ち掛けたと言い、氏家は福田を見て記憶があり、麻奈が派遣会社で金を借り自殺した池田明(関口アナム)を調べ1年前で父親・池田裕作(泉谷しげる)に会い松岡初子(大島蓉子)と松岡大吉(三遊亭円楽)が一緒に働き、福田がロッカーから金を取り出し氏家が見つけ闇サイトで爆弾を売ったと聞き、メールから福田の相手・坂上哲雄(小野武彦)が判るが居なかった。
樋口と麻奈は恵子の差し入れを食べ、麻奈は漬け揚げと言った池田裕作が鹿児島でなく疑い坂上が鹿児島で勤務先を調べ写真で知り裕作に坂上哲雄(泉谷しげる)だと言い、名を取り替えたいきさつを聞き、池田裕作(小野武彦)が復讐を考えていたと言うと留守電を聞き背後に音があった。
<以下、隠し字>
刑事らは音で調べ周り、時間直前に赤塚に電話が掛かり金額不足を認めず真理子の処刑映像が送られ、捜査員に転送し映像で爆発したが音が聞こえず偽の映像と判り、赤塚が犯人からメールを受け会社から消え、池田が真理子を連れ赤塚にナイフで刺せと言うと、樋口と麻奈らが来て止め赤塚を殺人犯にする狙いと言い、樋口は池田から息子の借金に応ぜず責めたと後悔し、息子を自殺させた永沢と赤塚を狙い入れ替わりを知られた落合も殺したと聞き、許されないと答えた。


監督:松原信吾
脚本:大石哲也
原作:今野敏
出演者:内藤剛志・内山理名・梶原善・逢沢りな・古原靖久・泉谷しげる・本宮泰風・福本伸一・榎木孝明・大島蓉子・井上高志・三遊亭円楽・川上麻衣子・小野武彦・佐野史郎・やべきょうすけ・松山メアリ・早咲心結・六角慎司・関口アナム
制作年:2016年


感想: 樋口が理解し難い人間を理解しようと悩む。
そこから捜査上の人物の行動も理解出来る様になる。
強力斑と生活安全課との性質の違いが、視点を変える

警部補・碓氷弘一 殺しのエチュード

女性が刺殺され目撃者らが石狩(五十嵐健人)を捕らえた、警視庁総務部装備課主任・碓氷弘一(ユースケ・サンタマリア)は帰宅して別居中の妻・喜子(紺野まひる)から娘・春菜(畑芽育)の付き添いを頼まれ、翌日に同行し女性刺殺事件に遇い客が取り押さた被疑者・野間(渋谷謙人)を緊急逮捕した、碓氷は西川周作参事官(羽場裕一)から捜査を命じられた。
西川は捜査一課5係長・鈴木滋(佐野史郎)と高木隆一(滝藤賢一)と梨田洋太郎(三浦貴大)と碓氷にプロファイリング専門家の科学警察研究所研究員・藤森紗英(相武紗季)を紹介し、被疑者が否認し動機も不明と言い西川は碓氷と紗英を組ませた。
碓氷と紗英は調べ、紗英は碓氷に怪しい掲示板の書き込みを見せ、紗英は2人の被疑者は無実で2つの事件は同一犯で誤認逮捕の可能性を指摘して、目撃者が正義感から曖昧な記憶を断定する錯覚に陥る可能性を分析した。
碓氷は紗英の分析にも一理あると考えて、現場で最初に被疑者を捕まえて去った「善意の市民」がいたとを思い出し、紗英も真犯人は被疑者とすり替わった可能性が高いと言った、碓氷と紗英は2人で被害者の関係者を聞き込み偶然いたと判った。
第2の殺害現場で野間以外の真犯人の目撃者・福井が現れ刺殺を見たと言い、碓氷も犯人すり替わりを考え、紗英は犯人が似た服装の人ごみを選んだと言い、目撃者が碓氷の顔を憶えていたが犯人を憶えていないのは不自然と考えた。
碓氷と紗英は現場の駅を調べ、犯人の狙いが被疑者と考え斑目から野間は国会議員の親族で石狩はは痴漢目撃者歴があり「善意の市民」で3年前に痴漢を逮捕し本庁が調べたと聞いた、3年前の被害者・田丸裕子が野間の写真に反応した、高木らは福井が偽名と知り、碓氷は3年前の痴漢事件に圧力を疑い、偽福井が遺体で見つかり大竹優太と判りスマホに現場写真があった。
石狩と野間が釈放され、碓氷は紗英から田丸の証言の変化を聞き犯人・桐山渉はその証言で有罪で、碓氷は桐山を目撃したと思い出し、田丸から呼び出されて石狩と野間が3年前に犯人を捕らえ、野間の弁護士・緒方に頼まれ見ていないが証言し、先月に桐山に話したと聞いた。
<以下、隠し字>
碓氷は痴漢事件の犯人が野間で木佐貫議員が弁護士に捜査に圧力をかけたと考えた、圧力が西川と判り、碓氷は顔認証で桐山を探させまだ本番があると考え、斑目が大竹と緒方が会うと見つけ、碓氷は桐山が暴露を狙うと考えた。
選挙開票で選挙事務所を5係が張り、西川が木佐貫と会うと暴漢が現れ警備課に逮捕され、停電が起きて桐山が襲い木佐貫と警察と緒方を録音で告発した、碓氷が桐山を復讐が終わったと言い逮捕した。


監督:波多野貴文
脚本:池上純哉
原作:今野敏「エチュード」
出演者:ユースケサンタマリア・相武紗季・滝藤賢一・三浦貴大・畑芽育・紺野まひる・羽場裕一・佐野史郎・五十嵐健人・渋谷謙人
製作年:2017年


感想: 途中から動機が犯行とバランスが取れなくなった。
目撃者のすり替えの謎が面白い。

今野敏サスペンス 確証・警視庁捜査三課

武田秋穂(内山理名)は警視庁捜査三課に転任し係長・猪野勝也(大杉漣)の指示でと盗犯専門刑事・萩尾秀一(吉田栄作)と組んだ。
渋谷で午後2時10分に高級時計店で強盗事件が起き、萩尾と秋穂は窃盗事件を調べ手口から犯人を見つけた、翌日深夜2時10分に時計店の側の宝飾店の窃盗事件で店長・中村から「犯人は暗証番号と指紋認証システム装備の金庫を開けて高価なネックレス一点だけを盗んだ」「偽警備会社員がシステムと金庫を調べた」と知った。
萩尾は秋穂と情報源・迫田鉄男(マイク眞木)に会い、迫田は元発明家の足を洗った盗犯で趣味で盗犯装置を作り、作った指紋転写装置の在処を問うた、午後2時10分に赤坂の宝石店で強盗事件が起き、手口は渋谷と同じで萩尾は現場を訪れ捜査一課・菅井健二郎(石黒賢)にプロの犯行と告げ、萩尾は秋穂と元錠前破りの鍵福こと福田大吉(螢雪次朗)に会い迫田に女弟子がいると聞いた。
萩尾は秋穂と昔の迫田の工場の写真で迫田と六郷文也(不破万作)と本多稔(林泰文)と文也の娘・六郷美由紀(森口瑤子)を見て、美由紀の喫茶店を訪ね秋穂は迫田との繋がりを知った。
萩尾と秋穂と猪野は捜査一課課長・田端守雄(佐野史郎)から捜査本部に呼ばれ萩尾は強盗犯と窃盗犯との繋がりを話した、菅井は迫田を同行して調べ、萩尾は迫田に美由紀の犯行を問い行方不明で再犯の可能性を告げた。
萩尾と秋穂は深夜2時10分に宝石店に押し込んだ美由紀と本多を捕らえ、「美由紀は迫田に弟子入りし文也と言い争い、文也は迫田に対抗して強盗を行い、美由紀は窃盗に入りメッセージを残した」と告げた。
午後2時10分に強盗事件が起こり店長・狩場摂夫(大谷亮介)が襲われ警備員・小寺が殺され、萩尾と秋穂は狩場を聴取し1億円盗難と聞き、捜査本部で金庫は余計で殺人は別と告げ、文也は確保されたが殺害は否定した。
<以下、隠し字>
萩尾は文也には犯行の時間が足りないと考えて秋穂と対立し別々に調べ、猪野が宥めた、秋穂は鍵福と話し「共犯・舘野は半年前に同じ店で盗みを働いた」と聞き、猪野は殺しに裏があると考えた。
萩尾と秋穂は鍵福の情報で盗品を売ろうちする舘野を捕らえ「殺害は見ず、金庫は開けない」と聞き、狩場に「半年前に保険金目当ての狂言強盗を舘野と小寺と行い、再度企て」「金庫は空き何も無く」「強請った小寺を狂言強盗の中で殺害した」と同行した。


演出:松田礼人
脚本:清水友佳子
原作:今野敏「確証」
出演者:吉田栄作・内山理名・石黒賢・森口瑤子・マイク眞木・不破万作・螢雪次朗・林泰文・大谷亮介・佐野史郎・大杉漣
製作年:2017年


感想: プロ窃盗犯を調べる捜査三課。
捜査組織内と、刑事同士との対立と、窃盗犯間の対立を描く。

警部補・碓井弘一 マインド

午後11時頃に渋谷署巡査が拳銃で自殺し、警視庁捜査一課第5係刑事・碓氷弘一(ユースケ・サンタマリア)は妻・碓氷喜子(紺野まひる)と娘・碓氷春菜(畑芽育)と朝を過ごし、警視庁捜査一課第5係係長・鈴木滋(佐野史郎)から召集された。
碓氷は渋谷西署に行き梨田洋太郎(三浦貴大)と高木隆一(滝藤賢一)らと「管理職の男の刺殺と、高校教員の撲殺と、巡査と中学生の自殺がほぼ同時刻」と話し、捜査一課長・田端(石丸謙二郎)は4人がほぼ同時刻に死に不審を抱き共通点の有無の捜査を命じた。
高木は「管理職・峰村竜彦刺殺事件の容疑者・佐原順一(中村元気)の自宅から血のついた衣類と包丁が見つかり起訴はほぼ確実だが不審点もある」と告げ、「松本力也撲殺事件」「瀬川一巳巡査拳銃自殺は理由不明」「中学生・原田悟飛下り自殺は理由不明」で、碓氷と高木は佐原を取調べ「動機は認めたが、殺害記憶が抜け落ちた」「他の事件は知らない」と聞いた。
松本の教え子・白井稔(伊能佑之介)が確保され、科警研の心理捜査担当・篠宮梓(志田未来)が5係に来て、碓氷は科警研・藤森紗英(相武紗季)から「4件の事件と同時刻に3件の性犯罪事件が発生し3人の被疑者も犯行時の記憶が曖昧」と聞き、篠宮は鈴木らに説明し、鈴木や高木は篠宮を碓氷に押し付けた。
篠宮と碓氷は佐原を聴取し凶器の行動が無意識と感じ、白井を聴取し「寝た後の記憶が無いと聞き、篠宮は「犯行時の記憶が曖昧という証言は嘘ではない」と断言し、5係捜査員は自殺者が心療内科に通っていたと知った。
碓氷は渡辺(阿南敦子)に自殺者のパソコンの解析を頼み、事件に関わる7人全員が「ラメール・メンタルクリニック」心療内科に通う可能性を知り、ラメールは院長・水沢瞳(小雪)とシンガポール在住のIT系企業の社長・津本常典(北村有起哉)が1年前に創業していた。
碓氷と篠宮はラメールで受付・水沢奈緒子(中村ゆり)に面会を依頼し、水沢瞳から事情を聞き、7人全員がクライエントと認め」、篠宮は「心理的にクライエントをコントロールが可能か」と問うと、瞳は「人の心を操れず、催眠術で意思に反して殺人や自殺をさせられない」と否定した。
篠宮は「マインドコントロールは無理だが、欲求を高める事は可能で、効果は掛ける側の信頼関係で異なる」と告げ、翌日に碓氷と篠宮は藤森を訪ね「ラメールのクライエントが過去に数々の事件を引き起こしていた」と知った。
碓氷と篠宮は瞳を訪ねるが否定され、津本との関係を問うと妹・奈緒子に聞けと言われ、碓氷と篠宮は津本に会い瞳の関係を問い「瞳の催眠術」を問い無関係と言われた。
<以下、隠し字>
碓氷と篠宮は渡辺に奈緒子の調査を依頼し臨床心理士だったと知り、前の病院で聞き込み「患者の心を催眠療法した」と聞き、碓氷はラメールに行き奈緒子に家族の悩みを告げ、奈緒子が診察し、碓氷は署に戻るが家族が気になり電話し、篠宮は碓氷を止めて危険な方法だと告げ「奈緒子が睡眠を掛けた」が動機を疑った。
碓氷と篠宮は瞳と津本に奈緒子関与の疑いを告げ、津本は奈緒子のクライエントと知り、犠牲者が増え、瞳にクライエント情報を求めた。
碓氷と篠宮は渡辺と鈴木らの情報を送り、梨田らは自殺を図った奈緒子を見つけ、碓氷らと梨田らと高木らは被害者を防いだ、奈緒子が消え篠宮は偽装自殺と考え、奈緒子は瞳と津本に来て津本のカウンセリングすると告げ凶器を向け、碓氷と篠宮が来て制止した。


監督:波多野貴文
脚本:香坂隆史
原作:今野敏「マインド」
出演者:(ユースケ・サンタマリア)・志田未来・滝藤賢一・三浦貴大・畑芽育・小雪・中村ゆり・北村有起哉・紺野まひる・相武紗季・佐野史郎・石丸謙二郎・中村元気・伊能佑之介・野口かおる・八城嵩司・平原テツ・阿南敦子
制作年:2018年
102m


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