内田康夫・サスペンス:7

探偵

原作は、竹村警部・岡部警部・浅見光彦が登場する。
竹村警部は、中村梅雀と寺脇康文が演じる。

信濃のコロンボ・13「盲目のピアニスト」

長野県警捜査一課警部・竹村岩男(中村梅雀)と妻・陽子(原日出子)は盲目の戸津輝美(前田愛)と母・戸津さと子(水沢アキ)に会い、1月後に輝美はピアニスト・奥野百合子(鰐淵晴子)にピアノを習い始め、数月後に竹村は軽井沢で警視庁・岡部和雄(松村雄基)とコンサートに行きピアニスト・奥野司郎(大沢樹生)とヴィオラ・菅谷民雄(中嶋宏幸)とチェロ・山田信介(大竹周作)とコントラバス・中村茂樹(赤間浩一)が遅れているヴァイオリニスト・白鳥蘭子(斉藤林子)を待った。
竹村は会場で輝美に会い、白鳥の死体が見つかり柄谷警部(赤塚真人)ら所轄が来て調べ、ヒロタミュージック社長・広田伸次(松田洋治)と演奏者を聴取し白鳥を憎むと聞き、刑事部長・大森修治(里見浩太朗)と竹村が話した。
輝美は百合子を訪ね煙草の嗅いがして隣りから人が出た、柄谷と竹村は西軽井沢警察署刑事課長(横内正)は方針が違い、輝美は百合子を訪ね煙草を嗅ぎ司郎に話しかけられ百合子の甥で、司郎が百合子に話しかけ輝美はピアノを習い、柄谷は司郎を尾行すると輝美を車に乗せ住む別荘に連れ言い寄り断られた。
柄谷は司郎を疑い竹村は軽井沢の犯行が疑問で、百合子は司郎に金を貸し、広田は輝美の演奏を聴き話し、百合子の隣人・赤井義一(岡田太郎)が殺害され竹村は不動産屋から白鳥が部屋代を払いマネージャーと判り、百合子に面会出来ず、輝美とさと子から交通事故に遭い匿名手紙で百合子に習い始めたと聞き、百合子と司郎の関係を問い隣りからの人物を聞いた。
竹村は司郎を聴取し否定され、輝美は広田からリサイタル開催を聞き恩師・江島広康を話し犯人に会い百合子が見たと告げ、翌日に竹村らと輝美は百合子を訪ね死体で発見し、輝美は百合子が盲目だが隠していたと知り、岡部と大森と竹村は輝美の轢き逃げ事件を話し司郎は百合子が盲目と知り百合子殺害の動機は無いと告げた。
<以下、隠し字>
岡部と竹村は広田に「病気の母を車で運び輝美をはねた、後で被害者が輝美と知り匿名手紙を送り後援した、広田は父が江島でその夢の輝美の成長を願い、轢き逃げ車に白鳥が同乗し脅されていた」と告げ、広田は認め「白鳥と赤井に恐喝され、コンサート時に白鳥と赤井を殺害し、輝美に会うが逃げて百合子の目撃を知り殺害した」と自供した。


監督:江崎実生
脚本:佐伯俊道
原作:内田康夫「盲目のピアニスト」
出演者:中村梅雀・原日出子・松村雄基・里見浩太朗・前田愛・松田洋治・横内正・水沢アキ・鰐淵晴子・斉藤林子・大竹周作・赤間浩一・岡田太郎・大沢樹生・中嶋宏幸・石田聡・赤塚真人
制作年:2006年


感想:

新・浅見光彦シリーズ 漂泊の楽人

ルポライター・浅見光彦(平岡祐太)は角兵衛獅子取材で新潟県月潟を訪れ、大学同級生・漆原宏(永岡佑)に出会い「沼津が実家だが調べ物に来た」と聞いた、宏は沼津で母・漆原睦子(原日出子)と妹・漆原肇子(相楽樹)に浅見に会ったと告げた。
東京で光彦は母・浅見雪江(竹下景子)と兄の刑事局長・浅見陽一郎(石丸幹二)と兄嫁・加治子(魏涼子)とお手伝い・澄(浦まゆ)に冷やかされ、肇子が浅見家を訪ねてきて「宏が死に、自殺の警察判断に疑問で兄の言いつけで光彦の元へ来た」つ告げ、光彦と肇子は沼津へ行き肇子が勤める中部日本銀行沼津支店長・矢野隆一郎(村井國夫)と運転手・谷山に会った。
担当刑事・二宮次郎(岡田浩暉)は「宏が退職後に就職が決まらず苦にし無断借用のクルーザーで自殺した」と告げ、肇子は矢野の息子の課長・隆(永嶋柊吾)に好意を持たれたが嫌い、光彦と肇子は母・睦子が家で襲われ宏の部屋が荒らされPCを調べ「数字」と「越後の事件記事」を見つけた。
睦子と矢野が話し、光彦は木村不動産・木村達朗が毒死しクルーザーオーナーで、警部・畑山義之(上島竜兵)は自殺と考え光彦が異を言うと身元を調べ陽一郎の兄と知り光彦は名探偵と思い出した。
光彦は陽一郎に宏の会社・投資協会と「数字」を知らせ、光彦は沼津に戻り矢野に会い息子は反抗的と聞き、肇子から睦子が失踪したと聞き家を捜し月潟村・松井タケ(長谷川希世)からの手紙を見つけ、肇子と新潟へ行き二宮が本籍を調べタケに会い「幼い睦子に助けられ、睦子の父・曽根駐在にも助けられた」と聞いた。
二宮が調べ「曽根巡査が調べた窃盗犯が死に、仲間の復讐の噂で一家が消えた」と判り、光彦と肇子は雪江に会い神社に詣り「歴史では貧富の事件で、口減らしのこぜだろう」と聞き、陽一郎から電話で「投資協会は新潟出身の詐欺グループ」と聞いた。
矢野と隆が月潟でタケに会い、光彦と肇子は睦子から電話を受け刺殺体で見つけ、睦子が言い残した言葉から浜田炭鉱事件と角兵衛獅子を考えて、タケから「浜田の子の名は言えない」と聞き、陽一郎から電話で「投資協会に黒幕がいる」と聞いた。
<以下、隠し字>
光彦と肇子と二宮は矢野に「宏を社に加え金庫番をさせたが封印し、クルーザーで連れ出し殺害し、目撃した木村を殺し、新潟で人を探す睦子に会い浜田の息子と告げ「曽根巡査は仲間の罪を背負い家族と逃げた」「宏殺害を知られ、仲間が刺した」と告げた。
隆は矢野の思いを告げると、光彦は思いやる家族を愛すると告げ、矢野は光彦は格差を超えて自分を理解すると告げ、肇子は睦子の家族との生活を告げ、矢野は睦子は初恋相手だと告げた。


演出:鈴木浩介
脚本:石原武龍
原作:内田康夫「漂白の楽人」
出演者:平岡祐太・竹下景子・石丸幹二・相楽樹・原日出子・岡田浩輝・上島竜兵・村井國夫・永岡佑・長谷川希世・浦まゆ・魏涼子・永嶋柊吾
製作年:2017年


感想: 新キャストによる新シリーズの第1作。
浅見家の紹介を含めている。

信濃のコロンボ事件ファイル新5「「信濃の国」殺人事件」

「信濃のコロンボ」長野県警捜査一課警部・竹村岩男(寺脇康文)と妻・陽子(麻生祐未)と町医者・丸山亮介(温水洋一)は木曽へ旅行にきて、バスガイドの長野県歌「信濃の国」の説明を聞き、水内ダムで信濃毎朝新聞記者・牧田祐三(井上康)の死体が発見され竹村は長野西署署長・安岡和利警視正(山田純大)から不要と言われた。
牧田は絞殺で睡眠薬を飲み、キャリア組の安岡は県警本部の応援を断り県警捜査一課長・宮崎良雄(螢雪次朗)も言いなりで、安岡は牧田の部下・中嶋英俊(石垣佑磨)を重要参考人で連行した、長野県知事選で立候補者・平沼武太郎(山本圭)を丸山と陽子が手伝い、平沼は演説の最初に「信濃の国」を歌い秘書・入江紀子(平田薫)が支えた。
竹村は中嶋の妹・美佐子(原田佳奈)から無罪と言われ五輪誘致記事で揉めたと聞き、巡査部長・木下隼人(川村陽介)は竹村に暮白の滝の東京在住・谷口節男(舩坂裕貴)絞殺を連絡し睡眠薬を飲み牧田と手口が同じと告げ、竹村は警視庁捜査一課・岡部警部(高橋克典)に電話で連絡し木下と東京へ行き戸沢信夫(村松利史)から聞き込み東京で殺害を考え、連続殺人の可能性で牧田と谷口の共通点を調べることにした。
陽子と丸山は平沼を手伝い入江と遠山幸一(伊藤正之)と別れ、竹村は美佐子と新聞記者・青木建夫(須田邦裕)から知事選絡みと聞き、牧田と谷口の事件を伝え、青木と美佐子は独自に調べた、姥捨山長楽寺で甘利知美(わかばかなめ)がと同じ手口で殺され遺棄され、美佐子は牧田と谷口の父親が1980年代に長野県議会議員で長野オリンピックの招致に関わると知り青木は特ダネと告げた。
竹村は美佐子から牧田と谷口の父親の事を聞くが既に死に、自宅で陽子に事件を話すと「3つの死体遺棄場所が「信濃の国」の4番の歌詞に出てくると聞いた、数日後に中嶋が釈放され竹村は誘致反対派は「信濃の国」を唄い過激派が死の血判したと知り、3人と平沼と遠山光彦の名を知るが平沼は何も言わなかった。
竹村は岡部から青木殺害を知り東京で話し、遠山幸一の写真で平沼のスタッフと知り、平沼が消え見つかるが救急搬送され、安岡と宮崎は遠山幸一を探し、竹村は平沼の襲われた状況が疑問で、監禁されていると考えた。
<以下、隠し字>
竹村は入江に会い「遠山幸一は犯人でなく平沼は自殺の脳挫傷で死体遺棄が出来ず、平沼は裏切った仲間の子を殺し、知った青木を入江は東京で眠らせて殺害した」と告げ、病院で平沼が自供し、竹村は中嶋と美佐子を安岡に会わせ「飲酒運転を隠した」と謝った。


監督:中前勇児
脚本:穴吹一朗
原作:内田康夫「「信濃の国」殺人事件」
出演者:寺脇康文・麻生祐未・螢雪次朗・川村陽介・温水洋一・高橋克典・石垣佑磨・須田邦裕・原田佳奈・村松利史・伊藤正之・山田純大・井上康・舩坂裕貴・山本圭・平田薫・わかばかなめ
製作年:2017年


感想:

警視庁岡部班事件ファイル1「警視庁岡部班-倉敷殺人事件」

刑事・坂口隆太郎(田口浩正)は警視庁岡部班に転任し神谷幸助(佐野史郎)と巡査部長・松岡千秋(中村静香)に会い、巡査長・佐藤俊(鈴木貴之)が事件を伝え警部・岡部和雄(高橋克典)と西銀座強盗殺人事件に出動し強盗犯(原田龍二)を確保した。
警視庁で清掃員・中谷雅子(濱田マリ)と班員に坂口が挨拶し、佐藤は押収パソコンを調べ長野隠し場所を見つけ岡部は電話し、松岡は友人・山路郁子(新田祐里子)に宝石発見を話した。
東京新宿でデート中の銀行員・草西英(朝倉あき)と勝浦修二(伊藤毅)に男が「タカハシのヤツ」と告げ死に2人は立ち去り、岡部班が西新宿路上殺人事件現場に来て被害者は富山在住の滝沢武彦(中丸新将)でナイフ刺殺で養護施設・望岳寮長代理と判明し、岡部は長野県警・竹村岩男(寺脇康文)から電話で宝石押収を聞いた。
郁子は倉敷旅行に向かう東京駅で「トモ君」と偶然会い、滝沢が死んだと知った英は警視庁に電話したが切った、倉敷で郁子は友人らと別れその後にアイビースクエアで毒入り缶ジュースを飲み死亡し、松岡は友人・郁子の死亡を聞きショックを受けた。
佐藤と神谷は望岳寮・田口茂(斉藤暁)から滝沢が帳簿を持ち出したと聞き、英は再度警視庁に電話し岡部警部に匿名で滝沢のダイイング・メッセージを伝え、岡部の電話番号を聞いた、岡部は1課長・宮島昌矢(近江谷太郎)に厚労省の不正帳簿を報告し、岡部は倉敷中央署から資料を借り松岡に「トモ君」の捜査を指示した。
岡部は「タカハシ」という人物は見つからず、神谷は望岳寮を創設者の息子・白神康隆(利重剛)が運営を手伝い今は越光開発社長と告げ、岡部と坂口は上京した竹村と会い、岡部は電話で英から「タカハシ」は地名で銀行員からスキャンダルで口止めされたと聞き、岡部は「ヤツ」は康と考え、佐藤と神谷は富山で白神康隆に会いアリバイを聞いた。
松岡は「トモ君」を思い出し、英は勝浦の婚約を知り目撃を通報したと勝浦に告げ、松岡は郁子が小学時代に富山の望岳寮に居てそこにいた安倉智彦(高崎翔太)は現在高梁在住と知り、岡部は滝沢を殺害して郁子に東京で会い殺害したと考えた。
岡部と坂口は英に会い滝沢の墓参りを望まれて富山に同行し、康隆から滝沢の不正を聞き、田口から話しを聞いた、松岡は高梁を調べ安倉の勤務先を調べ、岡部は英から元彼と聞き別れた、高梁で安倉の死体が見つかった。
<以下、隠し字>
英は電話で呼び出され、岡部らは安倉殺害の黒幕を考え完璧すぎる康隆のアリバイを疑い、岡部は倉敷に到着した英から電話を受け、英は男に連れ去られ松岡らが追跡したが襲われ、岡部は近くの廃墟の車から松岡を見つけ男を捕らえて英を助けた。
岡部は英の持っている情報が狙われたと考え、神谷は男・藤井幸一(河相我聞)から黒幕は不明と聞き、坂口は安倉殺害兇器の石が富山南部産と知り、岡部は英から安倉と望岳寮で会ったと聞き、岡部と班員は康隆を安倉殺害容疑で同行を求め、車から安倉の血が見つかり康隆は他の犯行を否認したが帳簿が康隆の自宅で見つかった。


監督:中前勇児
脚本:穴吹一朗
原作:内田康夫「倉敷殺人事件」
出演者:高橋克典・田口浩正・佐野史郎・中村静香・鈴木貴之・濱田マリ・近江谷太郎・新田祐里子・中丸新将・斉藤暁・久保晶・高崎翔太・朝倉あき・利重剛・河相我聞・原田龍二・寺脇康文・伊藤毅
製作年:2017年


感想:

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