今野敏・サスペンス:1

探偵

代表作の「ST]シリーズ
安積警部補シリーズ>ハンチョウ
竜崎シリーズ>隠蔽捜査
窃盗犯係>「確証」
らは連続ドラマ化されて入る。
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2時間サスペンスの ST警視庁科学特捜班。
樋口顕刑事。
遊軍記者・布施京一。

ST 警視庁科学特捜班

警視庁キャリア組の百合根友久(岡田将生)は科捜研の優秀な科学者集団「ST」の指揮官に三枝参事官(渡部篤郎)から任命されたが、5人の部下は頭脳は優秀だが個々に問題を抱えており、リーダーの赤城左門(藤原竜也)は対人恐怖症で「ひきこもり」だった。
百合根は菊川刑事(田中哲司)から「無差別銃乱射事件」へのSTの出動命令を受けた。
現場に秩序恐怖症のプロファイラー・青山翔(志田未来)と閉所恐怖症の物理担当で聴覚が発達した・結城翠(芦名星)と尖端恐怖症で臭覚が発達して武道に優れた毒物担当・黒崎勇治(窪田正孝)とひま恐怖症で僧侶の化学担当・山吹才蔵(三宅弘城)が来て殺害された上原まいこを見た。
池田管理官(林遣人)の元で捜査本部会議が行われたが犯人像も意見が異なり、STは情報が集まれば解析すると赤城から指示を受けており他の反感を受けた。
2件目が起きて清水あけみが殺された。
連続事件でプロの計画犯行と見るSTは上原の部屋を捜索し現場と特定し、外で車椅子の照谷礼子(音月桂)と会いヤクザ絡みと知った。
捜査本部はSTに情報を出さない指示を出し、STは2件目の現場・神社に行き腕時計から偽装と見抜き、菊川はSTを若松組に連れて行き組員と揉めるが黒崎が対応し、2つのヤクザが互いに報復を狙っていると知った。
青山が連続殺人で別の組織から第3の犠牲者を予測し、麻薬関係の尾崎かなが殺されるが現場の菊川らは不満を持った。
<以下、隠し字>
青山は来ない情報とその理由も推定して、全て偽装と見抜き外国人女性のプロの殺し屋と示し、黒崎は弾道から身長を示した。
結城は犯人の声に憶えがあり、赤城は動機は自分しか判らないと着ぐるみで外にでて空港を見張り、黒崎の活躍で逮捕した。
赤城はネットを通じた多数の一般市民から犯人は雇われ、その動機がヤクザ等の集団組織暴力に対するものと突き止めた。


監督:佐藤東弥
脚本:渡辺雄介
原作:今野敏「ST警視庁科学特捜班」
出演者:藤原竜也・岡田将生・志田未来・芦名星・窪田正孝・三宅弘城・林遣人・田中哲司・渡部篤郎・音月桂
制作年:2013年


感想: 原作は長編シリーズで濃厚な内容をかなり忠実に映像化した。
勿論、変えた部分もあるが映像作品としては本質でない。
変人・特殊能力集団だが、均等には描けないので、本作では青山が中心だ。
犯人像はテレビドラマで伏線があるものとしては、難解だろう。

廉恥 警視庁強行犯 樋口顕

警視庁強行犯係・樋口顕(内藤剛志)らが管理官・天童(榎木孝明)に報告し、生活安全部少年課で親友・氏家(佐野史郎)が連続爆破予告事件の4件目が樋口の娘・照美(逢沢りな)が通う大学で樋口家のパソコンから予告が書かかれ捜査員が調べると聞いた。
池尻のマンションで殺人事件が発生し、植村(小木茂光)刑事らと樋口が行くと被害者は部屋のホステス・南田麻里(三津谷葉子)で、第1発見者の美容師・石田真奈美(江口のりこ)は部屋で飲む約束をしたが鍵は掛からず中で既に死んでいたと話し、捜査会議で麻里が客・柳本(小林健)のストーカー被害の相談を警察にしていたと判明し、警察庁は刑事指導官・小泉蘭子(釈由美子)が参加し、樋口は天童から蘭子に付く指示を受けた。
樋口は家で妻・恵子(川上麻衣子)に照美が話さないと言い、氏家が調べると1年前に麻里は痴漢被害に遭うが相手は冤罪を主張し、任意同行の柳本の取り調べを樋口と蘭子が行うが柳本は麻里の家の押しかけは1回だけで犯行を否認し、樋口と氏家は麻里の店のホステス・ユカリ(岸明日香)から別のストーカー前科2犯・樫田臨(湯江健幸)がいて、ストーカー行為を調べるべきと蘭子は言い樋口も決めつけ捜査は危険と指摘した。
樋口と蘭子は美容師・真奈美の店へ行き、麻里は人を惹きつける天魅力があったと聞き、樋口は恵子から捜査員がきたが照美がパソコンの押収を拒んだと聞き照美に問うと人権侵害だと言い、樋口に樫田発見連絡が入り現場で樫田を追うが樋口は逃がした。
樋口は蘭子と痴漢事件で自身の写真で楢崎公平(宮川一朗太)が逮捕と聞き樋口は麻里が公開した事が疑問だった、樫田を逮捕したが麻里殺害は否定し別の犯行で逃げていたと言い、蘭子は麻里の訴えが疑問で樋口と楢崎と面会すると麻里が殺され汚名をそそぐ機会が無くなり殺した犯人を恨むと言いアリバイを述べた。
蘭子が麻里の人格に疑問を述べ樋口は周辺にも被害者がいると考え、樋口は氏家の紹介でサイバー班・伊勢原に会い照美の立会でパソコンを内密に調べると提案されるが断ると氏家との賭けに勝ったと言い、樋口は氏家とパソコン提出に来た照美と署で会い、蘭子と楢崎朋子に会い夫の浮気を痴漢証拠写真で判ったと言い、樋口は植村刑事に朋子を木田刑事(河合龍之介)が尾行と伝え、殺害現場を見た蘭子は不自然で男でないと考えた。
<以下、隠し字>
楢崎公平と朋子が会い、朋子が真奈美が元に居た美容院に行き、樋口と蘭子はバーで真奈美の証言が嘘と聞き、監視カメラで真奈美の変装を見つけ殺害と偽装を考え、真奈美と楢崎の不倫が判るが、真奈美が麻里に近づいた目的が疑問だった。
楢崎が消え樋口は弁護士が提供した別荘を思い出し、楢崎が真奈美に無理心中を仕掛けられ、樋口と木田が見つけ救い出し、真奈美が麻里殺害を自供し憎しみを忘れていたが楢崎の痴漢が誰でもよかったと言われ殺したと言った。


監督:松原信吾
脚本:窪田信介
原作:今野敏「廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕」
出演者:内藤剛志・佐野史郎・釈由美子・川上麻衣子・江口のりこ・逢沢りな・宮川一朗太・三津谷葉子・小林健・河合龍之介・湯江健幸・岸明日香・小木茂光・榎木孝明
製作年:2015年


感想: メインの殺人は1つだが、真相は深く隠れる。
警察の地道な捜査で、動機が揺れ動く。
樋口自身の家庭の悩みも併行する。

スクープ 遊軍記者・布施京一

警視庁黒川刑事(松重豊)が住中建設部長・片桐の墜落現場で政党絡みで他殺を疑い、布施京一(上川隆也)が与党幹事長・山野辺(小野武彦)の会見で片桐を自殺か尋ね不正献金疑惑を聞きテレビに映りたくなく証拠を東亜新聞・持田(庄司智春)に渡し報道デスク・鳩村(吹越満)が布施を責め、報道局長・油井(大友康平)はTBNのニュースイレブンの新キャスターに香山恵理子(夏菜)を採用し、布施は連ドラ出演女優・沢野麗子(渋谷亜希)と会った。
報道局に麗子の交通事故情報が入り、島崎(相島一之)が麗子の母・楓(りりィ)にコメントを求め布施は楓を病院に避難させ、楓に2年前に麗子と亡き映画監督・榊との熱愛を報じたと話すと楓は麗子が誰にも理解されないと言い麗子は亡くなり、遠藤管理官(飯田基祐)が黒川に指示するが聞かず、楓は布施に麗子のメールを見せ榊と別れた事を後悔してたが、麗子がなぜ榊に会いたいか疑問と言った。
鳩村は恵理子に布施はスクープを引き寄せると言い、布施は恵理子に麗子と榊を聞き会話からひらめき、協力者の黒川と会い片桐の愛人・吉田和子を知らせ、他局の番組で麗子が母に送ったメール内容を伝える島崎が映るが入手方法が疑問で、布施は持田に片桐の内部告発を告げ携帯の情報盗みと非難し、布施と島崎と持田がヤクザに絡まれ布施が知らせた黒川が追い払い、布施が鳩村から山野辺出演予定を聞き、黒川は和子から片桐が当日初めての男性と居たと聞き、鳩村と恵理子と布施が山野辺から打合せは不要と言われ、布施が麗子を聞くと親しいと答えグループソウルを語った。
布施は法科学鑑定所で黒川と麗子の事故の分析と疑問を聞き、布施に島崎から電話でメールが仕組まれたと入り切れ部屋で殺害され、黒川はパソコンが盗まれ偽装自殺と言い、布施は楓に偽装メールを伝え才能がある新しい恋人が居ると聞き、布施と恵理子にバラエティプロデューサー・神崎(田村亮)が事故者がカースタント・南雲と言い、布施は妻から娘が心臓病で昔の仕事仲間・栗田がお金を出し一時山野辺の運転手だと聞いた。
黒川が秘書・栗田に南雲を聞き、布施はネットの事故映像を見て、黒川と恵理子と法科学鑑定所で麗子の車の不具合と南雲のあおりで他殺と知り布施は南雲の自殺目的を言い、持田が山野辺の息子・修の情報を告げ、布施が修に会い映画の夢と榊の最後の作品の脚本家と麗子との交際を告げると、山野辺の末期ガンを話し後を継ぐと答え、布施が黒川に調整し恵理子に生の映像を送るとスマホを渡した。
<以下、隠し字>
栗田に脅迫電話が入り小野田と辞職願いを修に出すと修は後悔を言い、栗田と小野田は布施を襲い黒川が尾行し、布施が栗田に山野辺の指示か聞くと自分の判断で麗子と南雲利用と脅した島崎殺害を言い、ニュースイレブンに山野辺が出演し恵理子が麗子を尋ね、黒川が布施らを助け鳩村が布施からの速報を流し山野辺事務所員の逮捕を伝え、恵理子が山野辺に質問し否定するが真実なら責任を取ると言い終えた。
修が山野辺に知っていただろうと聞き、布施が被害者の事を忘れないで欲しいと言い、警察が同行を求めた。


監督:山本剛義
脚本:安井国穂
原作:今野敏「スクープ」
出演者:上川隆也・夏菜・吹越満・庄司智春・相島一之・田村亮・大友康平・小野武彦・松重豊・渋谷亜希・りりィ・飯田基祐
製作年:2015年


感想: スクープは真実かは疑問だ。
ただし、圧力で真実が隠される時には真実公表がスクープになる。
真実を追う人々の、記者にはスクープとなる。

ビート 警視庁強行犯・樋口 顕

捜査2課が粉飾決算疑惑で日和銀行を家宅捜索し、ある朝に警視庁強行犯係・樋口顕(内藤剛志)が妻・恵子(川上麻衣子)が娘・照美(逢沢りな)の朝帰りを問うが答えず、日和銀行本店勤務・富岡(比留間由哲)が自宅で遺体で発見され樋口は現場に行きゴルフクラブで殴られ絞殺さ、女性と酒を飲んだ痕跡があり、自宅前で茶髪の若い男(浅香航大)と言い争っていた。
警視・天童(榎木孝明)と山本(おかやまはじめ)が捜査本部で捜査2課の家宅捜索関連もあり、富岡と柔道部の先輩後輩の捜査2課・島崎洋平(柄本明)が加わり樋口とコンビを組み、家宅捜索は失敗で原因不明と言い、島崎の息子・丈太郎(小柳心)は自宅で柔道を止めようと考え、捜査で容疑者は女性と若い男に絞られ男の似顔絵が出来、銀行で樋口と谷川(斉藤慶太)は総務・根岸(斎藤歩)に会い、聞き込みで富岡と元部下・児島美智代(矢吹春奈)の仲を聞き、少年課・氏家譲(佐野史郎)と会い、島崎は単独捜査を言い、翌日に美智代の沖縄旅行が判るがそこから不明で、美智代の指紋と別人の指紋がゴルフクラブと一致し第3の人物が考えられ、島崎はタエ(西内ひろ)に会い、樋口は日和銀行課長・安斉(冨家規政)に指紋採取を拒まれ島崎に押収資料の閲覧を依頼した。
氏家は街で茶髪の若い男・エージ(浅香航大)を見つけ、逃走し美智代が現れ、照美はタエとダンスホールで話し、その夜に島崎は丈太郎と富岡の事を話し、島崎は美智代に電話で呼び出され「富岡から丈太郎から警察の内定を言われ大金を振り込まれ家宅捜索の日程を聞かれた」事を言われ、犯人を知っていて島崎が困ると金を要求され、翌日に美智代の死体が発見され、樋口は島崎に関係を聞き自首を勧めたが逃げられたと言い、氏家に茶髪の若い男を聞きダンス集団に行くと照美がいて男が逃げ、樋口は恵子と照美に事情を聞きエージに助けられたと話し、父と価値観が違うと言われた。
美智代と茶髪の若い男との目撃が有り、タエはエージに事情を聞き、樋口は島崎の息子が丈太郎とエージと知り、エージが島崎と丈太郎とを富岡の関係で非難し母・好子(宮田早苗)が止め島崎はエージを疑い、樋口は照美からエージといたアリバイを聞き恵子が信じろと言い、樋口はダンスホールでエージと会い氏家とタエが見守り、氏家は天童に知らせ美智代にもう一人男がいたと聞き、エージは樋口と氏家に証言し富岡の家にいた美智代が帰った後にサラリーマン風の男が来たと言った。
<以下、隠し字>
美智代の愛人が判り樋口と谷川が安斉を聴取し、島崎はエージを疑うと逆に犯人と言われ、安斉が否定し根岸の指紋があり手に傷を見つけ逮捕し、天童から島崎が拳銃を持ちだしたと聞き氏家がタエから連絡を受け、島崎はエージを信じず拳銃を向けると樋口と氏家が来て照美のアリバイを述べて止めた、樋口は照美はタエとエージらのイベントに行き、島崎が樋口と氏家に情報漏洩を言うと樋口が事案は進んでいると止め、交換条件を持ち掛け止めた。


監督:松原信吾
脚本:窪田信介
原作:今野敏「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」 出演者:内藤剛志・柄本明・佐野史郎・浅香航大・逢沢りな・西内ひろ・矢吹春奈・小柳心・榎木孝明・冨家規政・宮田早苗・比留間由哲・おかやまはじめ・斉藤慶太・斎藤歩・川上麻衣子
製作年:2015年


感想: 世代の価値観の違いと、誰を信じるかの選択の問題。
地道な捜査以上に、別のテーマが重い。
少年課は慣れているのか。

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