西村京太郎・サスペンス11

鉄道捜査官16 「富士河口湖・同窓会ツアー連続殺人!

鉄道捜査隊東京駅分駐所鉄道捜査官主任・花村乃里子(沢口靖子)は立花広太郎(金子昇)や内海早苗(大塚千弘)や望月春樹(長谷川朝晴)が追う窃盗犯を捕らえ、課長・野川一郎(筧利夫)は非番で旅行時間待ちの乃里子に呆れ、高校のテニス部仲間で河口湖へ日帰り旅行予定だ、メンバーの平山亜矢子(とよた真帆)は国会議員・平山義昭(竜雷太)の娘で女性支援でマスコミに注目で不審電話を受け、乃里子は企画の雑誌記者・立木由美(古村比呂)らと電話応答のなお亜矢子待たず出かけ大月で「富士急行線」に乗継ぎ河口湖駅で亜矢子のパスケースを発見したが電話には出なかった。
ロープウェイ天上山公園で由美に取材依頼が入り乃里子らは由美を残し帰京した、公園で係員が夕方にの謎の女と由美を目撃し由美を刺殺死体で発見し、夜に手塚真理絵(山村紅葉)らと居た乃里子は山梨県警・富樫刑事(阪田マサノブ)から電話を受け、翌日に東京駅分駐所で乃里子と野川は富樫らから事情と亜矢子の容疑を聞き、30年前の中学時代に養子に入ったと聞き、富樫と乃里子は亜矢子の自宅で義昭と後妻・みどり(高橋かおり)と兄・章一(川野太郎)と弁護士・三田村(中村ゆうじ)から亜矢子は連絡がつかず帽子にマスク姿で出かけたと聞いた。
乃里子は亜矢子を信じ、野川は乃里子と後輩捜査官を河口湖に向かわせたが富樫らは亜矢子を疑い、天上山公園で乃里子は脅迫電話を受け逃走ルートを探し駅のカメラで不審人物を見つけたが無理な時間で、ホテルで真理絵から聞いたマウンテンバイクを調べぎりぎり間に合い他の駅で不審人物を探し亜矢子を見つけ、乃里子は亜矢子から両親が30年前にボートで死に2月前に由美から両親の死の疑問を聞き当時の店員・松田雅子(辻沢杏子)を探し、乃里子はアリバイを調べ立花と早苗は雅子から30年前は聞けず、死体で発見され部屋から変装服が見つかり、野川は30年前の事件内容を県警から聞き出した。
由美が義昭のスキャンダルを調べ、乃里子と野川は義昭に会いアリバイを聞き冨士近辺にいたと判り、真理絵から次の選挙出馬で亜矢子とみどりが対立と聞き、三田村とみどりは噂と否定し由美時のアリバイはなく、雅子時は三田村は冨士近くにいた、乃里子らは三田村のアリバイを崩したが毒死体で発見されパソコンに遺書が残され、乃里子は遺書がでたらめと見つけ偽装自殺と考え由美の旅行目的を考え隠したメモリーを見つけ、河口湖を周辺の空き巣事件がイベント開催日に起こり義昭がイベント参加していた。
乃里子は亜矢子に義昭の関与を話し、義昭が両親を殺した電話で他に呼び出されたが誰も来ず松田雅子を探したと聞き、ナイフを持ちだせる人物を聞くと章一を疑い、由美が兄が泥棒と言ったと聞き、早苗が三田村の行動を調べ立花がマウンテンバイクを運ぶ女性の目撃を見つけ、富樫らが三田村毒殺容疑で亜矢子を逮捕した。
<以下、隠し字>
乃里子と早苗は義昭らを聴取し、章一が岳前電車に乗っていたアリバイを述べ静岡の岳前電車から河口湖に行く方法を探し、野川と真理絵が日本一の冨士が見える位置で揉め、真理絵が章一が岳前電車に乗っていた写真を冨士急行からだと言い乃里子と野川は岳前電車に乗り調べ、関係者を集め三田村の遺書が嘘で章一が30年前に空き巣目的でボートに細工し、由美が疑い調べ章一が三田村とみどりを利用し由美殺害したと証拠写真を見せ、章一が冨士急行に乗り岳前電車と偽り三田村を殺し冨士の形状は微妙に違うと言い富樫らが逮捕し、義昭が章一を疑ったが逃げたと亜矢子に謝った。


監督:村川透
脚本:深沢正樹
原作:西村京太郎「伊勢・志摩に消えた女」より
出演者:沢口靖子・筧利夫・金子昇・大塚千弘・長谷川朝晴・山村紅葉・とよた真帆・竜雷太・川野太郎・高橋かおり・古村比呂・中村ゆうじ・阪田マサノブ・山口竜央・辻沢杏子・阿部朋子・小林美江・法月輝美・高田弦
制作年:2016年


感想: 共犯が多すぎて何でも出来そうだ。
物証があり整理が付くが、発端がやや強引だ。
アリバイ偽造自滅ミステリーだ。

新・十津川警部シリーズ 「伊豆・下田殺人ルート」

十津川警部(内藤剛志)は原田みゆきが伊豆下田行きのチケットを持っていて列車・スーパービュー踊り子号に乗り伊豆下田に向かい、亀井刑事(石丸謙二郎)は西本刑事(高杉瑞穂)らとみゆきの部屋を調べスケジュールを見つけた、旅館をキャンセルした田中祐介(せんだみつお)が引越したと知り調べるが本人は否定した、十津川はプラン通り旅をして尾行して撮影する雑誌記者・渡辺ひろみ(中山忍)と会った。
十津川は亀井と安原警部補(前田美波里)と話し罠と考えた、ひろみはメールの指示で行き十津川と女を望遠で見つけ十津川は女を殺し去るのを見て下田西署に連絡して、十津川は逮捕され亀井は下田で下田西署・西田と阪口と会い写真を見せられた、亀井はひろみからメールの指示で尾行したと聞くが消えていた。
十津川は保有携帯電話の機能でアリバイが有り釈放されたが下田西署は疑い、警視庁刑事部長・三上(西岡德馬)と課長・本田(六平直政)は十津川の意見で事件と被害者似顔絵が公表され情報を求め小坂井めぐみと判り、東京・四谷の部屋を鑑識課・野中主任が調べ指紋が拭き取られていた、安原がメール元を見つけ亀井と村川刑事(齋藤めぐみ)と西本は倉内三郎(西田健)に会い調べた代議士・立花伸介の私設秘書だった。
下田で十津川は亀井と西本と村川から倉内はめぐみらを取り仕切る役で社長・仙堂(大石吾朗)と出会い、ひろみがスクープ記事を書き、十津川は組対・浦部(永島敏行)と会い、三上から発売を1週遅らせ事件解決を求められた、十津川は妻・直子(池上季実子)からめぐみの家具がレアな高級品と聞き、日下刑事(伊東孝明)と若林刑事(大迫茂生)は家具を追い見つからず、亀井は「黒転白」を調べ十津川はめぐみが中国人と考えた。
西本と村川はひろみを尾行し下田へ行き岬で偽十津川に襲われたが、来た十津川が助け偽十津川は海に落ち翌朝に死体が浮かびそっくりだった、十津川は容疑者として浦部が見つかり3年前に薬売人・赤峰が殺害され浦部がSと言うが十津川らは売人グループを捕らえ、浦部が違法捜査した、十津川は赤峰の母・真理子(遠山景織子)から浦部に洗脳され利用されたと聞き、浦部は懲戒免職になり十津川を恨んだ。
<以下、隠し字>
十津川は村川に不労中国人を調べさせ押収した監視カメラ映像を調べた偽十津川と浦部が会ていた、十津川は浦部に会うが否定された、浦部がひろみを誘い出すと村川で十津川らが取り囲み捕らえたが言い逃れたがやがて、浦部から自供して遺書を残し自殺した、十津川らはめぐみの家具を突き止めて倉内を逮捕し、十津川はひろみと話した。


監督:池澤辰也
脚本:佐伯俊道
原作:西村京太郎「伊豆・下田殺人ルート」
出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・中山忍・大石吾朗・池上季実子・永島敏行・六平直政・西岡德馬・前田美波里・遠山景織子・伊東孝明・高杉瑞穂・大迫茂生・齋藤めぐみ・せんだみつお
制作年:2017年


感想: 日本の刑事ドラマとしては、拳銃をかなり撃つ。
かなりフェィクもあり、スパイドラマかと間違える。
キャスト一新だが、ドラマの作りの方が変わった感がある。

十津川警部シリーズ42 九州ひなの国殺人ルート

十津川省三警部(渡瀬恒彦)は亀井定雄刑事(伊東四朗)の同郷のフリーライター・岩村妙子(藤谷美紀)と助手・中森ハナ子(森山愛子)の取材を受け、安原刑事(山村紅葉)から事件を聞き新宿歌舞伎町の現場に小西刑事(中西良太)と西本刑事(堤大二郎)と村川刑事(古川りか)と島田刑事(清野秀美)と山下刑事(山田アキラ)と小林刑事(内山翔人)らと行き全裸女性死体の刺青を調べさせた。
十津川は刺青の情報からコールガール・イヴ(野間れい)と知り、自宅は空で雛人形が残り、経済学者・中山英次(黒須洋壬)と揉めて目撃されると妙子が調べ、妙子は中山を訪れイヴの映像を見つけ監禁され、十津川と西本が妙子を助け、中山はアリバイがあり「イヴは大分県日田市出身」と思われた。
十津川と亀井は日田市へ行き、所轄・野崎警部補(的場浩司)はイヴは該当無しと言い、亀井は野崎と飲み諭し「イヴは日田市在住の元幹事長・首尾木大造(西岡德馬)の次女・咲子だが大造は認めない」と聞き、十津川はバーの女将にイヴを尋ね「大造の長女・首尾木美也子(原田佳奈)は家に居て、3年前に失踪の次女・咲子」と聞いた。
十津川と亀井は大造の懇親会で秘書・朝倉伸夫(猪野学)が美也子と婚約し後継と聞き、妙子が大造を詰問し無視され、十津川は美也子からイヴは咲子でないと言われ、亀井は咲子の高校恩師で祇園山鉾会館長・山本京平(藤田宗八)から咲子でないと言われた。
十津川と亀井は身元実証方法が難しいと考え、山本が身元確認に同行しイヴは咲子だと証言し「咲子が父に恋愛を邪魔された」と言い、妙子が咲子の荼毘を訪ねた美也子の記事を書き、三上刑事部長(小野武彦)が亀井に大造からのクレームを告げた。
十津川は中山に暴行したホステスがイヴと同じ刺青をすると聞き聴取して梅木史郎(RIKIYA)と聞くがイヴには触れない知り、梅木は行方不明で家宅捜索してイヴとの写真を見つけ、咲子がフランス語翻訳を行い辞めたと知った。
十津川は山本から電話で呼ばれ、十津川と亀井は山本が溺死体で発見され解剖で他殺の疑いが見つかり、翌日に大造に会うが全て否定され、美也子から雛人形を見せて貰い三人冠者が足りなく咲子の部屋の人形を返し、十津川と亀井は妙子から秘書・黒田正則(稲宮誠)が黒幕で、妙子の父が報じたと手帳を見せられ政権内の争いを聞いた。
十津川は山本の水が判り野崎と小鹿田に行き窯元・梅木を見つけ多い名字と聞き、中森から情報提供者に会いに行った妙子が行方不明と聞き探した、翌日に梅木が出頭し小西と西本と村川は聴取し全面否定された、十津川と亀井は祇園山鉾会館で梅木と朝倉の写真を見つけ、黙秘した梅木を釈放して尾行した。
十津川は中森から妙子の電話の背後の音を聞き亀井は小鹿田を調べ、十津川は梅木の母・梅木礼子(木村理恵)の3年前の死と子が出来たが相手は明かさないと聞き礼子の写真に刺青を見つけた、十津川は礼子の相手が大造と考え、礼子の死が圧力で捜査取りやめと知った。
日田祇園祭が始まり、梅木を山下と村川が尾行して日田に行くが車に轢かれて病院に運ばれ十津川が聴取して「梅木と咲子と付き合い、礼子が反対し大造を脅し別れさせ死体で見つかり、咲子と東京に出た」と聞いた。
<以下、隠し字>
亀井は見つけた妙子の携帯電話と手帳で小屋で妙子を助け情報提供者を聞きだした、十津川は梅木が逃げたと聞き、西本と小西と野崎は朝倉を見つけた、梅木が美也子を人質にして大造に礼子殺害を問い、十津川は大造に蒔いた種と言い自害を図る梅木を説得した。
十津川と野崎は朝倉から「黒田の命令で咲子を監視し行動が大造と自身の後継にも不利と思い殺害し、山本に不審を持たれ山鉾会館の桶で殺害し、梅木を襲った」「礼子は揉み合い事故で落ちた」「貧しさから這い上がり生活を守りたかった」と言い、十津川と亀井は大造に朝倉逮捕を告げて道義責任を問うた。


監督:池澤辰也
脚本:安本莞二
原作:西村京太郎「イヴが死んだ夜」
出演者:渡瀬恒彦・伊東四朗・藤谷美紀・原田佳奈・堤大二郎・小野武彦・山村紅葉・中西良太・古川りか・清野秀美・山田アキラ・内山翔人・的場浩司・西岡德馬・野間れい・猪野学・藤田宗八・RIKIYA・木村理恵・黒須洋壬・稲宮誠・森山愛子
製作年:2009年


感想: 日田祇園祭と祇園山鉾をクライマックスに事件を描く。
東京刑事が大分で捜査するが、所轄刑事と最後は協力する。
大きな力が背景だが、どこまで絡むかは微妙だ。

新・十津川警部シリーズ2 伊香保温泉殺人事件

新宿でパトロール警察官が顔と衣服に血がついた男(阿部亮平)を保護し、警視庁1課・十津川省三警部(内藤剛志)と亀井定雄刑事(石丸謙二郎)と日下刑事(伊東孝明)と西本刑事(高杉瑞穂)と若林刑事(大迫茂生)と村川刑事(齋藤めぐみ)は血液型が男と異なる衣服に「山路明」と記されるが記憶を失い、伊香保神社のお守りを持つと知った。

安原警部補(前田美波里)が十津川に伊香保温泉近辺で原田あかり(西原亜希)の刺殺死体発見され血液型が男の衣服と一致と告げた、群馬県警・平田警部(徳井優)と渋川西署・加納みずき刑事(紫吹淳)が上京し本多1課長(六平直政)が迎え十津川班に合流した、免許証で部屋を捜索し部屋が荒らされ高沢とあかりの写真があった。 高沢が病院から抜け出し、加納刑事が反対したが現場を捜査の為に十津川と亀井は伊香保へ行き、遺体の側に竹久夢二の短歌を書いた便箋が落ちていたと知り、宿で高沢とあかりが目撃された、日下と村川が高沢の部屋を調べ、十津川は西本と若林から高沢の車を聞き所有の牧場で盗難と判った。
西本と若林はあかりが勤めるバーで聞き込み、十津川らは夢二記念館でブックデザイナー・橋本ひろ子(笛木優子)と会い、十津川と亀井は宿泊し高沢を探すひろ子と会い「伊香保へ行くという高沢からのメール」を見せられ、ひろ子は高沢の恋人で高沢はカメラマンで伊香保の景色や祭りを撮影し、モデルになったと言い、あかりと知り合い高沢の言動が変わったと言い、高沢は「誰かにつけ狙われている気がする」と言ったと告げた。
翌朝に十津川らは榛名湖畔のコテージで山路信正の遺体発見を聞き、首を絞めようとして逆に殺されたと考えられ新聞が残されていた、十津川らは新聞をしらべ五十嵐轢き逃げ死亡記事だった、東京で黒田2課長(篠塚勝)が本多に探す相手と言い日下と村川が複雑な隠蔽と疑った。
十津川とみずきは捜査方針で対立し、十津川はひろ子に協力を求めた、十津川は東京で三上刑事部長(西岡德馬)から黒田を紹介され山路は詐欺師で地面師と聞き土地を持ち老人が連続して轢き逃げ殺害と聞き、目撃した山路があかりに呼び出されたと考え、あかりが詐欺仲間と聞いた。
<以下、隠し字>
日下と村川らは写真を調べ、安原は遺書を調べた、十津川と亀井は伊香保へ行き平田らとひろ子と高沢を探し会うと記憶喪失だが徐々に思い出し崖から落ち車を盗んだと思い出し、安原は文章が加えられたと掴み虹の文字に注目した、高沢の目撃写真に澤井卓造(モロ師岡)を見つけ、あかり現場の便箋付着DNAが一致し澤井事務所を捜索し逮捕した。


監督:村田忍
脚本:佐伯俊道
原作:西村京太郎「会津高原殺人事件」
出演者:内藤剛志・石丸謙二郎・笛木優子・紫吹淳・徳井優・阿部亮平・西原亜希・前田美波里・伊東孝明・高杉瑞穂・大迫茂生・齋藤めぐみ・モロ師岡・六平直政・西岡德馬・篠塚勝
製作年:2017年


感想: 7割くらいまでと、それからが大きく変わる。
ミステリー的には大味だが、警察小説的には面白い。
安原の仕事が確定してゆく。

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